日本語を読む Eプログラム「不思議の国のアリス」
世田谷パブリックシアター
シアタートラム(東京都)
2008/05/15 (木) ~ 2008/05/17 (土)公演終了
当日券でうっかり最前列。
近ぇー。瞬きや目線の動きまでよく見える。ここまで見えると全体よりも一点集中で観てしまいます。たまにはそういうのもいいか。あのシアタートラムの広い空間にそうまで張らない役者の声が木霊しているのを意識すると、その瞬間は日常とちょっと違う時間を過ごしているのだなぁと思いました。
どちらかと言えば脇役をひょっとこメンツで固めていました。中心はそれ以外の人達だからそれぞれの演じるスタイルに違いがあったものの、大きく見た型枠はひょっとこワールドになっていた気がします。そんな中、割と中心に近い役柄だった根岸絵美さん。若くして既に相当な安定感がある印象です。
3場が好きだったかな。ともさと衣さんがとても可愛らしく思えました。三村聡さんの虎も好きだったけど。
TAKE OFF
KKP
本多劇場(東京都)
2006/05/31 (水) ~ 2006/06/18 (日)公演終了
今となれば
そもそものキャストで観たかった気持ちも薄れています。相当別のものになっていただろう事は予想出来ますし、小林さんにしては渋めな雰囲気になってたんじゃないかなとも思います。それこそ「LENDS」の次で、2%くらいは受け継ぐ様な。再演が適ってようやく成就したはず。さて、次は?
フォボス
SPIN-OFF THEATER
タイニイアリス(東京都)
2006/06/02 (金) ~ 2006/06/04 (日)公演終了
Deep impression
劇団黒虹
阿佐ヶ谷アートスペース・プロット(東京都)
2006/05/26 (金) ~ 2006/05/28 (日)公演終了
大部屋女優 浜子
危婦人
サンモールスタジオ(東京都)
2006/05/19 (金) ~ 2006/05/28 (日)公演終了
らっかせい。
開店花火のぴろこさんが出るという事で、お知り合いになった直後くらいだったので行ってみました。自然な芝居に興味が向き始めていた時期だったのですが、「あぁ、ここまでやったらそれはそれでアリか」と思いました。落花生の歌で踊っていました。楽しいのは良いですね。
鏡の中の迷宮
劇団正宗
早稲田大学学生会館(東京都)
2006/05/19 (金) ~ 2006/05/21 (日)公演終了
他人の不幸
柿喰う客
王子小劇場(東京都)
2006/05/18 (木) ~ 2006/05/22 (月)公演終了
身内の不幸は、むしろただの面倒事。
【未亡人編】2都市&2ヴァージョン公演をどっちも観に行く。芝居を始めようとしていた知人にもとりあえず今の内に観とけってゴリ押しで行かせました。自分が人に芝居を勧めるとその時に限ってなんかつまらない時で顰蹙買うんですが、この時はそうじゃなかったです。久保村さん・餌利奈さん・おじいちゃんが好き。
サマンサ
アイサツ
早稲田小劇場どらま館(東京都)
2006/05/12 (金) ~ 2006/05/15 (月)公演終了
鬼とか出てた。
その後にsmartballやら富士見のロミジュリやらで役者としてお姿を拝見する事になる尾倉ケントさんの主催団体。の、旗揚げ公演だったみたいです。当時はこういう暴力描写のある芝居を見慣れていなかったので、「作ったのは怖い人なのかなぁ」と思いました。お面を被った人達の姿が印象的でした。
billet-doux
夢幻舞台
明治大学和泉校舎第二学生会館地下アトリエ(東京都)
2006/05/11 (木) ~ 2006/05/14 (日)公演終了
ビレドゥ、と読みます。
記憶が曖昧になっているのですが、なんだか恋愛絡みな内容だった様な。気が向いたのかパンフレットの脇に自分が記したメモを発見。それによると、セットのベンチに役者の稼動範囲が狭められていたのが気になったらしいです。
他人の不幸
柿喰う客
早稲田大学学生会館(東京都)
2006/05/09 (火) ~ 2006/05/14 (日)公演終了
人が死ぬと大変だ。
【弔問客編】暴力団組長・韮崎次郎の死によって揺れ動いたりそうでもなかったりする人々の話。色んなヤクザとか売春する人とかニートとかがわーってなってました。柏崎辰夫・徒決木・りす☆ぼんとかが好き。
その後の「女体カーニバル」での再演では【未亡人編】のほうが主体になっていましたね。こっちは未見の方、残念でしたね。
恋愛戯曲
劇団螺船
アートスタジオ(明治大学猿楽町第2校舎1F) (東京都)
2008/05/08 (木) ~ 2008/05/10 (土)公演終了
Never, Neverland
負味
王子小劇場(東京都)
2008/05/09 (金) ~ 2008/05/11 (日)公演終了
負けの味!
あひるなんちゃらとかに通ずるゆる~い感じ。ぶっちゃけ演技は壊滅的でした。本人達にしても観てもらいたいのはそこじゃないんだろうなとも思います。とはいえかなりやりっ放しな内容。深夜枠のコントっぽい。サラリーマンNEOっぽい。これを観るのに100分は長過ぎたかなーというのが正直な感想です。ネタを減らすか段取りをちゃんとするかして、75分程度にするのが妥当かも。それ以外の手段を使うにしても、まだまだ面白くなれそうな予感はします。
帰りに待ち列を作る要因になったけど、階段中腹で一人一人から傘を預かっていたのには好感。
ゆんぼーさんが来る
play unit-fullfull
サンモールスタジオ(東京都)
2008/05/09 (金) ~ 2008/05/18 (日)公演終了
振る振る!
初のfullfullを初日に。キャストを改めてパンフで見ると実は結構豪華な顔触れ。あ、この人はあれで観た。お、この人も観たぞ。えー、この人は次にあれに出るんだ。みたいな。そんな人々が起こす物語は結構あくの強いドタバタ劇でした。ちょっとわざとらしく見える部分もあります。よくよく考えると「あれ、あの人物とこの人物っていつからの知人なんだっけ?」とか気になる点も。しかし嫌悪感は沸かず。基本的には優しさで出来ています。そして最後は優し過ぎる故の切なさに到達しました。最後の最後で後味を変えられて、してやられた気分です。
WALTZ MACBETH→神戸公演は「3人いる!」に演目変更
東京デスロック
吉祥寺シアター(東京都)
2008/05/09 (金) ~ 2008/05/11 (日)公演終了
もはやブランドなのです。
だから初心者には手が伸ばし辛いという印象が沸き始めました。始まってしばらくはこの演目のルール確認の作業になります。それさえ消化出来れば後は流れに身を任せましょう。ただ、消化出来ない可能性もある。unlockの名の如く、演劇という型枠で観るとそうなる危険性高し。なんだこれ?くらいの観方でいいと思います。一瞬ふと、reset-Nの「繭」に似た空気感を得たりしました。あれも演劇として観ないほうが楽に受け入れられましたね。そういう類です、これ。
プール
タカハ劇団
王子小劇場(東京都)
2008/05/02 (金) ~ 2008/05/06 (火)公演終了
第一のコース、死体。
根底に謎を孕んだままでのスタート。そして合間にちょこちょこ笑い。緊張するべき部分はそうあり、解れるべき部分はそうある。なので重かったり暗かったりのほうが物語の主軸なのに、観易い。バランスでしょうね。
個人的に芝居は脚本こそが全てではないと思っているし、だったら読書でいいじゃないかと思っています。とはいえつまらないよりは面白い脚本のほうがいいに決まってます。彼女の脚本なら読むだけでも充分に面白そうです。終始僅かにもほころびの様なものが見えませんでした。戯曲集とか出せばいいのに。結局の所、高羽さんの最たる得意路線ってどういうのなんでしょうか。前回公演との相違点を挙げるほど、まだ別の引き出しを隠し持っている様な気がします。
アタシだけ怒られた
バナナ学園純情乙女組
桜美林大学・町田キャンパス 徳望館小劇場(東京都)
2008/05/02 (金) ~ 2008/05/05 (月)公演終了
柿じゃなく、バナナだった。
柿喰う客・中屋敷さんの脚本をどう料理するのかを楽しみに行った訳ですが、演出も中屋敷さんにかなり近い味付けとなっていました。他、配役などに関してもそう。なんだか小室哲哉氏に対する浅倉大介氏な印象。分かる人にしか分からないだろうけれど、分かる人にはこれ以上にない例えです。この公演の意味合い的には別にあえて奇を衒う必要はなかったのだし、結果的な選択としては正しかったと思います。とはいえ劇中でダラっとして冗長に感じる場面もありました。それに対しては「柿だったら直後に再加速してメリハリのある場面になっていたのかもなぁ」とか。笑わせてもらったし興味の沸く役者もいたし、行った価値は充分にありました。
太陽と月とアクシズに背いて
東京ディスティニーランド
タナトス6(東京都)
2008/05/03 (土) ~ 2008/05/03 (土)公演終了
手に負えません。
お行儀の良さを重んじる人は近付かないでください。集まれ、ろくでなし!
客は上演中に飲食するし、連れがいれば喋る。入退場も好き勝手。それでいいという空間なのです。本来あるべき娯楽としての身近な芝居がここにあります。危な気のないものに飽きている人にはオススメ。むしろ殆どが危な気で構成されています。目を離すな。
三人姉妹
時間堂
王子小劇場(東京都)
2008/03/13 (木) ~ 2008/03/23 (日)公演終了
三人姉妹
時間堂
王子小劇場(東京都)
2008/03/13 (木) ~ 2008/03/23 (日)公演終了
Little Women
JMS
アイピット目白(東京都)
2008/05/01 (木) ~ 2008/05/06 (火)公演終了
そんなに踊りはしない。歌は結構歌う。
【はちみつ組】普段ミュージカルを観慣れない自分が、谷賢一の演出ならばと観に行きました。序盤は表現が大きく見えて「あぁ、所謂ミュージカルっぽいなぁ」と思っていたものの、やがて慣れました。芝居部分をしっかり作っている分、そこに見入って温度が上がっていった結果でしょうか。起承転結の「起」の部分を結構慎重に作っていて、「承」から上昇していった感じ。その辺りからいい意味での悪ふざけも入ってきます。
「お勧め!」の選択はしていませんが、ミュージカル慣れしていない人の導入としては悪くないと思います。歌わずして「上手い!」と思わせる役者が多数いるので純粋にそれだけ観ても充分に楽しめるはず。個人的にはジョー・ベス・ママ・ローレンスさんが好き。