第一のコース、死体。
根底に謎を孕んだままでのスタート。そして合間にちょこちょこ笑い。緊張するべき部分はそうあり、解れるべき部分はそうある。なので重かったり暗かったりのほうが物語の主軸なのに、観易い。バランスでしょうね。
個人的に芝居は脚本こそが全てではないと思っているし、だったら読書でいいじゃないかと思っています。とはいえつまらないよりは面白い脚本のほうがいいに決まってます。彼女の脚本なら読むだけでも充分に面白そうです。終始僅かにもほころびの様なものが見えませんでした。戯曲集とか出せばいいのに。結局の所、高羽さんの最たる得意路線ってどういうのなんでしょうか。前回公演との相違点を挙げるほど、まだ別の引き出しを隠し持っている様な気がします。
2008/05/06 01:40
2008/05/06 00:28
次回はまた今回と同じ王子小劇場ですよ。