茶トラの観てきた!クチコミ一覧

221-240件 / 278件中
『太平洋食堂』

『太平洋食堂』

メメントC+『太平洋食堂』を上演する会

座・高円寺1(東京都)

2015/07/01 (水) ~ 2015/07/05 (日)公演終了

満足度★★★

間違いを繰り返さないために
第二次世界大戦を舞台にした戯曲はいくつも観てきましたが、日露戦争というのは初めてで、興味を持ちました。先日観た三好十郎氏の「廃墟」の中に日本の間違いは、明治維新にまでさかのぼらないと駄目だ・・・という意味の台詞がありましたが、本当に納得しました。
国民が考える力をどんどん奪っていく政府・・・・今に通じるものを感じ、恐ろしくなりました。
役者さんたちの熱演が素晴らしかったです。特に印象に残るのは語り部的役割をした清原達之さんです。清原さんの語り口、たたずまいがあの怒涛の時代の中で、押し流された人たちを鎮魂しているようにも思いました。

ポンコツ大学探険部

ポンコツ大学探険部

ラッパ屋

紀伊國屋ホール(東京都)

2015/06/27 (土) ~ 2015/07/05 (日)公演終了

満足度★★★

懐かしくて、ほろ苦くて、そして楽しくて。
自分の学生時代を思い出し、OBたちの姿に今の自分を重ねて、なんだか久しぶりに客観的に自分世代の姿を観ました。
自分では変わっていないつもりだけど、ずいぶんと探検したんだなぁ・・・と、ちょっとセンチメンタルになりました(笑)
おかやまさんがいい味ですね~。そして、松村さんのちょっとピントのずれたギャグがなんかつぼにはまってしまって。
人生の探検はその最後まで、楽しもうと思いました。

俺の白飯を超えてゆけ!!

俺の白飯を超えてゆけ!!

ヨーロッパ企画

駅前劇場(東京都)

2015/06/25 (木) ~ 2015/06/28 (日)公演終了

満足度★★★

笑った、笑った!
落語のようなバカバカしさと人情味があって、面白かったです。
違う方向から見ると、流行に踊らされ、B級グルメ好きをからかってるのか、面白がっているのか、ある意味自虐的なのか・・・・。
久しぶりに大笑いしました。

コロッセオ・ミュージカル’80

コロッセオ・ミュージカル’80

とくお組

座・高円寺1(東京都)

2015/06/24 (水) ~ 2015/06/28 (日)公演終了

満足度★★★

ほんとに、ミュージカルだぁ。
笑いの要素がいっぱいで、一生懸命もいっぱいで、とても楽しみました。
古川さんの悪役のこずるい雰囲気がとても良かったです。
そして、なんと言っても無言の皇帝でしょうか、なかなか気品があり、存在感がありました。
個性豊かな奴隷たち、とても面白いです。

東海道四谷怪談

東海道四谷怪談

新国立劇場

新国立劇場 中劇場(東京都)

2015/06/10 (水) ~ 2015/06/28 (日)公演終了

満足度★★★★

女優さんは秋山さんだけ!
舞台の闇が心の闇か・・・・。
乙女の祈りにのせて化粧するお岩さんが、とてもせつない。秋山菜津子さんが素晴らしいです。
そして、内野聖陽さんの伊右衛門は、どこまでもどうしようもない悪人でした。
キャスティングがとても面白くて、台詞の言い回し、音楽の使い方など惹き込まれました。

やぶれた虹のなおしかた

やぶれた虹のなおしかた

こゆび侍

駅前劇場(東京都)

2015/06/17 (水) ~ 2015/06/21 (日)公演終了

満足度★★★

大熱演!
ちょっとメルヘンチックな物語かなと思って行ったのですが、がっつリ人間ドラマでした。
主人公二人の葛藤や違和感を抱いて生きてきた時間が、とてもよく描けていたと思います。

ネタバレBOX

ただ、事実を知ってからの家族の反応と言うか、夫の反応が何じゃそれ!と、思ってしまいました。
ラストは入れ替わることに時間を使わないで、彼女の築いてきた家族との人間関係の深さや絆が感じられたら良かったのに・・・・と、それが残念でした。
まあ、でも夫が狭い心の持ち主設定なのかもですが(笑)
楽園

楽園

南河内万歳一座

ザ・スズナリ(東京都)

2015/06/17 (水) ~ 2015/06/21 (日)公演終了

満足度★★

あの日は楽園だったのか?
賑やかに始まる居酒屋「楽園」の夜・・・道に迷った青年は駅に向かおうとするが止められ、客たちの騒ぎに巻き込まれる。
来るはずの無い人を待つ人たち、その日はとても意味を持つ日だった。

ネタバレBOX

騒がしい居酒屋の雰囲気とそこにいる人々の関係が上手く繋がらなくて、ちょっと戸惑いました。最後まで、わかったような、わからないような・・・。何となく言いたいことはわかるんですが、もうちょっと物語として整理したり、思わせぶりな設定や台詞は避けたほうが、わかりやすかったと思います

とても面白い題材なのに、なんだか残念で消化不良な気持です。
廃墟

廃墟

劇団東演

東演パラータ(東京都)

2015/06/12 (金) ~ 2015/06/23 (火)公演終了

満足度★★★★★

日本人が、日本人であること、人間であること
終戦後一年のある一家のお話・・・・歴史学の教授の父は、配給の食べ物しか口にしない。だんだんやせ衰えていく・・・戦争前、戦争中から、公然と戦争を反対していた彼だが、戦争への責任を痛切に感じていた。
家族は、それぞれに戦争の深い傷と格闘している・・・・父と反発し、議論を戦わせる。それを傍観している者もいるし、心を痛めている者もいる・・・。
廃墟に住む、彼らの心もまた廃墟だ。
鋭い言葉が飛び交い、深い洞察を持った言葉が飛び交い、それぞれの心情が劇場中に響き渡り、あふれていく・・・・。
その舞台は、すごく生々しく、リアルな息遣いを持っていた。
すごかった。
休憩を15分を挟んでの2時間50分は、あっという間だった。

父親役の能登さんが、役作りのために減量し、面代わりしていて、びっくりしました。そして、素晴らしかったです。

白鳥の湖

白鳥の湖

新国立劇場

新国立劇場 オペラ劇場(東京都)

2015/06/10 (水) ~ 2015/06/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

千秋楽でした。
ダンサーさんたちのクォリティがものすごく高くて、このバージョンでありながら、とても楽しめました。
ベテランから若手まで、個性に富み、女性ダンサーは勿論のこと、男性ダンサーさんたちが充実しています。これからの公演もとても楽しみです。

今回の小さな4羽の白鳥は、今迄観たあまたのバレエ公演の中でも一番でした。

活躍どころの少ないこのバージョンのロットバルトを、古川さんは見事に浮かび上がらせてくれました。ブラボ~!!!

白鳥の湖

白鳥の湖

新国立劇場

新国立劇場 オペラ劇場(東京都)

2015/06/10 (水) ~ 2015/06/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

初日と同じキャストで
王子様のワディムくんのシーズンゲスト最後の出演でした。
彼のノーブルな王子は、とても貴重な存在だと思います。
今年は夏の世界バレエフェス、9月のサンクトペテルブルグバレエ団にゲストで来日します。

ここの白鳥の湖は、牧阿佐美バージョンです。正直、あまり好きではありません。ストーリー性に欠け、単調だからです。
新国立劇場バレエ団のダンサーさんたちのクォリティは、この物語を補って余りあり・・・・しかし、バージョン変更は出来ないものでしょうか。もっと演劇性のあるバージョンが、このバレエ団にはあっていると思います。

蜜柑とユウウツ~茨木のり子異聞~

蜜柑とユウウツ~茨木のり子異聞~

グループる・ばる

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2015/06/12 (金) ~ 2015/06/21 (日)公演終了

満足度★★★★

真摯に生きた女性。
茨木のり子さんの詩は始めてこの舞台で知ったのですが、とても心に直接響いてくるものばかりでした。
亡くなった彼女の気がかりとは・・・・・。
魂になった3人の女性がかわるがわるにのり子を演ずる演出が面白く、のり子さんのイメージを固定させずに、観客に自由に彼女を想像させたと思います。
ラストが、とても素敵です。

「ラ・バヤデール」 全3幕

「ラ・バヤデール」 全3幕

東京バレエ団

東京文化会館 大ホール(東京都)

2015/06/11 (木) ~ 2015/06/11 (木)公演終了

満足度★★★

マカロワ版です。
ソロル役のウラジミール・シュクラローフさんが、ものすごくかっこいいし、ダンスのクオリティも高いのです。

ですが、東京バレエ団の方々には今は、頑張れ!の言葉しかないです。
女性ダンサーさんたちは、群舞は良いのですが、一人、一人の踊りになると、いま一つ華やかさが足りなかったり、バタバタしたりしてしまいます。
男性ダンサーさんたちは・・・・、今は修行の時期なのでしょうか・・・・。
高橋さん、松下さん、長瀬さんがいたころの、クオリティを取り戻して欲しいです。

正直、かなり物足りない公演でした。
これから、もっとダンスも表現力を磨いて欲しいし、なによりスターが出て欲しいです。

白鳥の湖

白鳥の湖

新国立劇場

新国立劇場 オペラ劇場(東京都)

2015/06/10 (水) ~ 2015/06/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

テレビ放送あります。
ワディム&米沢ペアは、完璧でした。
いるだけで、気品ただよう王子のワディムくんが踊ると、優雅で、その高貴さに周りを圧倒します。米沢唯ちゃんの可憐なオデット、したたかなオディールこの演じ分、踊りわけが素晴らしい!!!
どのダンサーさんたちも素晴らしくて、見所満載なんですが、あえてお勧めはパ・ド・トロワの池田武志くん、道化の八幡さん、2幕のハンガリーのマイレン&大和ペアです。
ブラボ~!!な舞台でした。

ふっくら!人間関係

ふっくら!人間関係

動物電気

駅前劇場(東京都)

2015/06/06 (土) ~ 2015/06/14 (日)公演終了

満足度★★★

カムバック青春だね。
一番辛い時期は、一番楽しかった時代に戻りたいと思う・・・そんな中年男たちの中学時代のマドンナへの初恋再燃は、ある意味逃避。
だけど、気持は良くわかるわ~。
40代は若さもまだあって、だけど下からの突き上げ、上からのごり押しなどなど・・・結構辛い時期だよね。開き直るには早いけど、もう先がどんどん見えてきてる・・・・。がんばれ~!と、思って観てました。
しかし、小林さんの潔さ!あそこまでやられちゃうと、もう笑うしかないでしょ。
楽しかったです。

≪不思議の国のアリスの≫帽子屋さんのお茶の会

≪不思議の国のアリスの≫帽子屋さんのお茶の会

劇団俳協

TACCS1179(東京都)

2015/06/04 (木) ~ 2015/06/07 (日)公演終了

満足度★★★★

楽しいお茶会でした。
言葉遊びのように、色んな味で、色んなフレーバーで言葉が飛び交います。
言葉というのは、面白いし、怖い・・・・投げ方、受け方で、色々変わるのですから。別役氏のこの本は、「さあ、料理してみろ!食べてみろ!」と言ってるような気がしました。
この舞台は、悪趣味ぎりぎりの衣装(ほめてます)や演出と個性的でしっかりと語れる役者さんたちの力で、とてもいいバランスを持っていたと思います。
とても楽しかったです。
カテコは、一人、一人に拍手したかったんですが、周りに遠慮しちゃいました。拍手すればよかったなぁ・・・・。
楽しい時間をすごしました。ありがとうございました!!!

戯作者銘々伝

戯作者銘々伝

こまつ座

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2015/05/24 (日) ~ 2015/06/14 (日)公演終了

満足度★★★

がんばったな。
ちょっと長いな・・・と、思いました。
盛りだくさんの内容、言いたいことがいっぱいな内容で、伝わるものがたくさんありましたが、なんかちょっと冗長な気がしました。

黄表紙を使った演出、花火の演出はとても面白いし、役者さんたちもかなり見ごたえがありました。

山猫からの手紙<前売完売/当日券若干あり>

山猫からの手紙<前売完売/当日券若干あり>

劇団青年座

青年座劇場(東京都)

2015/05/29 (金) ~ 2015/06/07 (日)公演終了

満足度★★★★

光と影・・・・。
一つの悪が、次々と悪を呼び、不幸の連鎖は起こっていく・・・・。
追い詰められた人々のやむおえない行為だけど、そんな時代は日本に存在していたのです。
宮沢賢治氏の世界を、大人にさあよく見ろ!と、別役氏は言っている気がしました。天才が二人・・・・そして、その世界を表現する素晴らしい役者さんたちと演出家さんがいました。

リア

リア

座・高円寺

座・高円寺1(東京都)

2015/05/22 (金) ~ 2015/05/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

シンプルだからこそ、浮かび上がる
暗い荒野を彷徨うリア王、道化、そして影の三人・・・・リア王の姿、あり様がくっきりと浮かび上がる演出と3人の役者さんの存在感が見事です。
あれだけ色んな人物の思惑やら、策略やらが絡み合う物語も、リア王ひとりにしぼると、この状況を招いたのはまさに彼自身と言うことが、よくわかります。
リア王を演じた渡辺美佐子さんの呆けた王様、その心に一番理解と哀れみを持った道化の田中壮太郎氏、影の植村潤さんはリアの心にいる姫たちになったり、リア王の心の闇でしょうか・・・不気味について回ります。
3人のバランスも面白い舞台でした。

『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』

『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』

ロズギル上演委員会

OFF OFFシアター(東京都)

2015/05/04 (月) ~ 2015/05/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

マイ楽でした。
20日ぶりに劇場に入ったら、舞台セットに使われていたハムレットや王様、女王、オフェーリアの衣装や額縁にくもの巣がかかっていて、上に張られている布なんかも汚されていました。面白いなぁと思いました。
この劇場で、彼らの時間は繰り返されていました。でも、外の世界の時間は流れていた・・・・。
ハムレットの脇役に焦点を当てた物語ですが、ふっと思ったのは、私たちがこの世にいること自体、彼らと同じようにどうしてこの場所で、この状況で、この人生なんだろう・・・・と言うこと。
「退場するということは、どこかに登場するということ」という台詞がありましたが、死ぬということはこの世からの退場で、またどこかに登場するのかもしれないですね。それは、誰にもわからないけど。
こんなことを考えた今日の舞台でした。

海の夫人

海の夫人

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2015/05/13 (水) ~ 2015/05/31 (日)公演終了

満足度★★★★

彼女はどっちの道を選ぶのか。
客席中央につくられたウッドデッキのような舞台、ベージュを基調にしたシンプルだけど、登場人物の個性に合わせた衣装がとても素敵で、麻実れいさんの魅力にどんどん舞台にひきつけられました。
彼女の悩み、不安は、大きさの違いはあれども、誰でも持っているものではないかしら・・・・・と、思いました。現代だって、女性にとってはなかなか生きにくい世の中です。
イプセンは苦手意識があって、これが多分はじめてかな・・・・これからは観てみようかなと思います。

このページのQRコードです。

拡大