城井の観てきた!クチコミ一覧

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TRUSH!

TRUSH!

劇団6番シード

六行会ホール(東京都)

2018/05/30 (水) ~ 2018/06/03 (日)公演終了

満足度★★★★

前楽観劇。
あー楽しい!まさにお祭り!
25周年の幕開けとして最高の作品。

ダンスはキレッキレだし、ジャグリング等のパフォーマンスも見物。
セットも特殊演出(笑)も力入れてて本気度が伝わる。
一緒に手拍子出来るのも一体感出るよね。
6C大好きだー!

キャガプシー

キャガプシー

おぼんろ

キャガプシーシアター(東京都)

2018/05/16 (水) ~ 2018/05/27 (日)公演終了

満足度★★★

前楽観劇。
初演は夜に見たから、どうしても昼に見たくて。
綺麗な水色に消えていく二人が見られてよかった。

初演のほうが好きな部分も、今回のほうが好きな部分もある。
ただ、語り部とスタッフへの尊敬と感謝は変わらないね。

図書館的人生Vol.4 襲ってくるもの

図書館的人生Vol.4 襲ってくるもの

イキウメ

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2018/05/15 (火) ~ 2018/06/03 (日)公演終了

満足度★★★

当日券にてイキウメ。
なのに、前方席を付与されるっていうね。

芸術のピラミッドの上層部を見上げていた。
私はまだそこには登れないけれど、見上げて知ることはできる。
いつかそこまで登れる時が来るだろうか。
照明というか、光と影が計算されていて美しい。
私は私の人生に向き合う。

無伴奏ソナタ

無伴奏ソナタ

演劇集団キャラメルボックス

サンシャイン劇場(東京都)

2018/05/16 (水) ~ 2018/05/20 (日)公演終了

満足度★★★★

東京千秋楽に滑り込んで、無伴奏ソナタ観劇。サンシャイン劇場で見ないと、キャラメルボックス見た!って言えない気がしてたから、やっと達成!
拍手をすることが、こんなに素敵なことで、自然に涙が出ることだったなんて、すっかり忘れてたなぁ。
劇団員の安定感とゲストの味の出し方が見事だった。

火遊び公演「焔の命--女優の卵がテロリストになった理由」

火遊び公演「焔の命--女優の卵がテロリストになった理由」

オフィス上の空

恵比寿・エコー劇場(東京都)

2018/05/09 (水) ~ 2018/05/13 (日)公演終了

満足度★★★

千秋楽観劇。
フィクションとノンフィクションと創作と現実の狭間みたいなものをたゆたってる気がした。
目の前にあるリアル、ではないけれど、自分にもある意識、を見せ付けられる。
くれはさんは、この“自分にもある”を掬い上げるのが上手いのかも。

DRESSING ROOM

DRESSING ROOM

劇団スパイスガーデン

OFF OFFシアター(東京都)

2018/05/08 (火) ~ 2018/05/13 (日)公演終了

満足度★★★★

好きです。愛してます。(本編風に)

バクステ話なのは題名通り。私の好きな“SHOW MUST GO ON”だったよ。あるある~!と、そりゃねぇぜ!の両方含んでて、舞台と劇団への愛が詰まってて、何度も泣いた。

劇中劇の原作を知っていたら、もっと深くまで理解出来たのかな?無知なのを悔やむ。
山中さんの役が『止める』と決心するのも、松尾さんの役が『続ける』と主張するのも、胸が張り裂けそうだった。山中さん小西さんの、お互いの本心の吐露も良かっ………えっ、いや、そっちじゃなくて!

小西さんの役、キラキラ感出てたなぁ。
個人的にツボったのは山本さんの役。佇まいが既に好みのキャラなんですけど!職人に徹してるんだけど、アクシデントに対応しきれなかったりして情けないのも味がある。頭部にも注目。
栗原さんの兼ね役の振り幅が大きすぎてびっくり(笑)。みなさん開演5分前にはちゃんと席に着いてましょうね。白い方の役、どういう風に物語の鍵なのかが分かってくるにつれて、切なかったなぁ。
佐藤さんの役の変化も面白い。彼のこの先のストーリーがあるなら見てみたい。
これまでに見た作品だと #バク袖 の感じも近いかも?ちゃんと袖も舞台上も表現されてるしね。
あるポジションの描写に関しては、一ヶ所だけ”そりゃねぇぜ!(大爆笑)”ってなったけど。出来ない理由としては、そうしたいのも分かるからいいけども〜(笑)

演出的な話でいうと、誰が言い出したのか分からないけど、白の光を照明じゃなく作ってて「そう来たか!」と。あのシーン自体が異質である事が明白になるし、柔軟性があるなぁ。
劇団として10年やって来て、客演も色々やって、積み上げて来たものがしっかりと活かされてる芝居だなぁ。
あ、でも↑、私はスパガー初見です(笑)。

いろんな意味で体を張ってるので、その辺りも見どころ。そこまでやっちゃう〜〜〜!?
しょうもないんだけど、”第10回公演”って書いてあるのがジワジワ笑える。
今回は劇団員だけだったけど、客演加わったのもみたいな。

ブログもたまに読んでたけど、稽古場の様子からするに脚本と演出の軸は松尾さんなのかな?(教えて詳しい人!)どうしてこういう物語になったのか凄く気になるので、語れる範囲で創作の裏話が知りたい。
既知は山中さんと松尾さんだけだったけど、全員信用できる役者だね。

上演時間90分らしいんだけど、信じられない。それ以上のボリュームを感じたぞ。泣いて笑って驚いて、ハンカチ握り締めながら楽しめました。

正直、この公演でチケット代が3500円なのは破格。赤字出ないか心配になるわ(笑)。

Brand new OZAWA mermaid!

Brand new OZAWA mermaid!

EPOCH MAN〈エポックマン〉

APOCシアター(東京都)

2018/05/05 (土) ~ 2018/05/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

THEおもちゃ箱。一人芝居なんだけど総勢何人出てきた!?その全員に愛嬌がある。物語は現代人魚姫なんだけど、
Coccoの強く儚い者たちを思い出したり。○△□の美術と照明が素敵。何よりドラムとjamってたのが最高にかっこいい。あと、パンフ買わないと損。

愛なき世界のスイート・ツイート

愛なき世界のスイート・ツイート

鯛プロジェクト

シアターブラッツ(東京都)

2018/05/02 (水) ~ 2018/05/06 (日)公演終了

満足度★★★★

西永さん作演、サミーかちょさんと宮島さゆりん出演。
若干ブラックめ、だけどそれが人間らしかったりする。
根底に西永さんのじんわりとした愛情があって、揺れ動く登場人物達にも正義があるのが見えてくるから面白い。
最後のシーン綺麗だったな

ゲームブレイカー

ゲームブレイカー

ピウス

ザ・ポケット(東京都)

2018/04/25 (水) ~ 2018/04/29 (日)公演終了

満足度★★★★

やっぱり広瀬さんの脚本はテッパン。どきどきひゃぁぁ。役者勢の技術が高くないとダレる。
この人が生き残っちゃうんだ!?とか、やっぱりそこが訳アリだよねぇ(ニヤニヤ)とか、終止楽しませてくれるのが好き。
出来ることならリピしたかったな~
ウチクリさんの久賀と良子さんの早穂子の連携がハンパないなぁ…って思って見てたけど、
マクベス夫妻の絆だもの、そりゃ強いわ。

アリスの愛はどこにある

アリスの愛はどこにある

sp/ace=project

新宿シアターモリエール(東京都)

2018/04/25 (水) ~ 2018/04/29 (日)公演終了

満足度★★★★

♠︎チーム観劇。ファンタジーで肌触りが良くて、色もカラフルなのに、ちょっと裏をめくったら計算高さやドス黒いものが見え隠れする。そのバランスが面白い。そして、人を信じてる。そんな、ほさかさんの脚本のテイストや良さが、ひとりでも多くの人に伝わりますように。
♦チーム。逆班との違い、面白かったな。やっぱりグレイス周辺の人達が好き。
ハメルンのくるくる変わる表情もいい。うさぎが実は黒いのもいい。
オープニングのダンス、目が足りない。
みんなの表情も追いたいし、みんなの動きも手先も追いたい。
シングルキャストだった方々の技量と人気を考えると、仮に再演があっても、もう2度と今回のような劇場では見れないことは確実なので、貴重な時間だった。

今回のキャスティング、全方位的に輪を広げたい意思を感じて面白かった。
安定と安心のスペプロ常連以外で、山本屋、プリステ、東京小劇場の猛者、アイドル。どんな縁で出演依頼したのか気になる。脚本はほさかさんだし。

R老人の終末の御予定

R老人の終末の御予定

ポップンマッシュルームチキン野郎

シアターKASSAI(東京都)

2018/04/18 (水) ~ 2018/04/23 (月)公演終了

満足度★★★★

脚本が素敵。ロミジュリっぽさがあって優しくなれる。
ジジイとババアと電化製品の話なのに。ジジイとババアと電化製品の話なのに!(大事なことなので2回)
劇団員を筆頭に芸達者な人ばかりで、毎度のことながら才能の無駄遣い感が最高に楽しい!

素敵なジジイがたくさん出てきて、こんなふうに歳を取りたいものだと思う。私がなるのはババアだけども。手足の衰えの表現が細くていいねぇ。

電化製品というか電子機器が好きなので、人間の原型を留めない着ぐるみ達も好き。どうしてわざわざアクティング範囲を狭める形で作るかな(笑)!

PMC野郎の良いところは、全力でバカらしいこと(白塗りとか肌色とか)を出来ることで、悪いところは役者の素顔が分からなくて、客出しで判別付かないこと(笑)。客演先での芝居を見ないと、脳内で一致しないっていう……

忘却論

忘却論

華凛

ワーサルシアター(東京都)

2018/04/18 (水) ~ 2018/04/22 (日)公演終了

満足度★★★★

①初日観劇。ネタバレなしの感想が難しい。
まるでアトラクションのようだった。色んな要素が散りばめてあって、スプラッシュマウンテンみたいな効果と勢いもある。
刺さる人にはザクザクくるヤァツ。

好きな登場人物は、北斗。全部まるっと好きにはなれないけども。金里もけっこう好み。
表現は、みんな大変(笑)。

照明と美術と、劇伴セレクトセンスが、私の好みに突き刺さる。

すっごいどうでもいいけど、時代設定は今から10〜15年前なのかな、と勝手に思った。根拠は、Satelite Jシリーズだったこと。アホみたいな理由だから、本当のところは知らないよ。

音では、カンカンカンとバシィィィィッ、が良かった。
細か過ぎて伝わらない。

②千秋楽観劇。
終盤の一瞬だけのシーンで、水槽の水が天井と繋がったように見えたシーンがあって、
一瞬すぎて、初日は見落としてたというか意識出来なかったんだけど、めっちゃかっこいい。
一瞬だから表現できてるんだけど。

水は水であり、血あり、血肉であり、生命でもあったのかな。

登場人物全員の、悲しみと諦めと執着と憎悪が、とても難しい表現。だけど、みんなその技術があるのがすごい。

ラスボス感満載の東香/椎名亜音の憎悪が1から100に跳ね上がって表に出てくるシーンがたまらない。
他の人物の憎悪の増加を段階的に見た/知った上で訪れる100だから、受け入れられる展開だという点を差し引いても、100を100で伝えきるのは技術がないと出来ない。

さようなら

さようなら

オパンポン創造社

王子小劇場(東京都)

2018/04/19 (木) ~ 2018/04/22 (日)公演終了

満足度★★★★

前楽観劇。
アフタートークのゲスト・アガリスクの冨坂さんが話題に出したように、泥臭さと人間の荒々しさが芯にあって、東京ではあんまり見れないタイプ。

笑いどころもたくさんあるし、80分でさくっと見られる(これ結構大事)。
平凡な日常を繰り返し描く展開が、吉本新喜劇みたいだなって思ったり、客入れ時から鳴ってる雨音の表現力がすごかったり、明かりの作り方が綺麗だったり。
6人しか出てこないけれど、凄く濃厚で、キャラが立つ。
ラストのアハ体験は楽しかったなぁ。

クジカンの時には正装じゃなかったので、野村さんのオパンポンパンツ姿、やっと見れたぞー!(笑)
でも、色物ではなく技量のある役者さんでした。
PARAMUSHIRに出ていたKING&HEAVYの伊藤さんが演じるチェンが面白かった!

また東京に来る時は、見に行こうかな。

ネタバレBOX

ラストのアハ体験。
変わりたがった地味な女子社員、彼女が結局戻ってきたと見せかけて、彼女と一緒に逃走したチェン(男)が”女子社員”と同じ顔に整形して帰って来た。という驚愕のワンシーン。
見た瞬間は、うぇぇぇぇぇ!?って驚く。
でも、チェンも彼女も獲ったお金で”変わる”ことが出来た、という情報が一瞬で手渡されてるんだよね。
それがすごい。

義経ギャラクシー ─銀河鉄道と五条大橋の999─

義経ギャラクシー ─銀河鉄道と五条大橋の999─

X-QUEST

北とぴあ つつじホール(東京都)

2018/03/08 (木) ~ 2018/03/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

義経ギャラクシー初日観劇!
再演はハイパーになる、でお馴染みのX-QUESTです(キリッ)
殺陣が容赦なくてカッコいい!殺陣が好きな人はぜひ観て!ダンスもスタイリッシュ!役者の体力が千秋楽まで持つことを祈るしかない!
萩野さんが出演してて芝居も殺陣も色気もめちゃめちゃカッコいい!その中で一瞬「龍よ、狼と踊れ」がよぎる瞬間があって、私はどの世界線に居るのかな?って分からなくなった(笑)
「龍よ、」で言えば弁慶も。高下駄は履かないけど、銀河鉄道の弁慶は文武両道でラップまで歌うんでソコんとこ四露死苦。勧進帳手拭いもあるよ。序~中盤の仲良し主従も可愛いけど終盤の義経との関係性が胸に来るね。
岩手の弁慶も物語を明確にするのに必要でなるほどのキャスティング。

初演みてる人はキャスティング出た時点で分かる筈ですが、巴御前がハイパーすぎてヤバいです。想像より三段階くらい上を行きます。ぜひお楽しみに。
そういう意味では、那須与一も然り。ズルいでしょ、あれ(笑)。
あと、静御前のわけわからんくらいブッ飛んだ(なのに演技力に裏打ちされてる)芝居も、ぜひ浴びて欲しい。キャストの無駄使いかと思いきや、話が進むとそーでもない場面も!?!?

X-QUESTは、音響照明をクオリティ高いスタッフさんが担当していて外れがなく、今回も素敵だったし、そこに神林さんの映像が追い討ちかけるから、テクニカル半端ねぇんですよ。衣装も毎回素敵だし、制作チーム心強いし、最強の布陣だなぁと毎回思う。
HEADS UPの後だから余計に。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

2回目観劇!
2度目目線で楽しみつつ、弁慶ロックオンしてオフ芝居も堪能。
やっぱり銀河鉄道の夜をモチーフにした作品は好きだなぁ。最後にキュッと心を締め付ける。
X-QUESTは殺陣もいいけどダンスもね!なので、バレエもフラメンコも盛り込んだ多彩なダンスがたのしー!
初演よりも舞台面積が広いので、殺陣も動きが大きくて迫力がある。
アンサンブルもちゃんと見る余裕が出来たな。踏切もあれば線路分岐器もある。ヤン車もスクーターもいれば、ノーヘルもちゃんと被ってる子もいる。カメラ担いで監督?と打ち合わせしてる。セリフないところも楽しいねぇ。

X-QUESTは、殺陣アクションがすごくて、ダンスがかっこよくて、笑えるシーンもお色気シーンもあって、音響も照明も映像も素敵で、エンタメ作品として良作なのでぜひ!
ネタバレをあまり気にしない人は、この動画を最後まで見てから劇場行って欲しいなぁ。
舞台裏がどんなにワクワクで、過酷なのか。
https://twitter.com/aptokiko/status/971750953941479426

ネタバレBOX

ごめんけど、忠信登場だけは、初演の隼斗さんの赤いキツネが愛くるし過ぎて脳内で駆け回って止まらない。尚くんに罪は無いんだ・・・。距離延びてめちゃめちゃ頑張ってくれてるんだ・・・。隼斗さんの愛くるしさが罪。
ゼロヨンヨンの終電車

ゼロヨンヨンの終電車

アリスインプロジェクト

新宿村LIVE(東京都)

2018/01/10 (水) ~ 2018/01/14 (日)公演終了

満足度★★★

バッサバッサとシーンが変わる100幕劇。この終電車、各駅停車なのに特急列車だわ。運転手のトムさんの脳内どうなってんの!?
6Cver.がどうだったか気になる!って思わせるほど、しっかり物語を見せてくれてた。主演のあすぴー&梅ちゃんはやっぱり良いね
ダブルキャストの若手役者も頑張ってたし、そこに手練れの先輩が手加減なく迫っていくのがいい。美樹さんはリアルに迫られたい(ぇ)。
個人的には、中塚さんのキャラがすごいツボった(笑)。土台がないと遊べないから、さすがよね。
ボーダーズのリーダーもいい。
稽古ちゃんが振り付けるダンスは毎回素敵。人数いるから難しいけど、ばっちり揃ったらもっとキレイ。久々に栗生ちゃん見たけど相変わらず芝居が透き通ってる。亜音さんver.も見たかったけど、ある場面で「出演」してたからまぁ良し。

そこのこと

そこのこと

空間交合〈アサンブラージュ〉リジッター企画

CBGKシブゲキ!!(東京都)

2018/01/17 (水) ~ 2018/01/21 (日)公演終了

満足度★★★★

あっという間の140分だった。全然長くないじゃん!
一足の靴を通して、いろんな人生を描く。喜怒哀楽いろいろ詰まって、言葉だけじゃない表現もあって、演劇ってカッコいいなって思う。

阪神淡路大震災から23年の今日、初日を観れたのは何の縁かなぁ

クツ。すごい。身体演出ってそういうことだったんだ!というAHA感。キ上は見たけどリジッターは初だったから。すごい。
ソコノ。中盤から後半へ持ってくエネルギーが見事。キ上の時も圧倒されたけど。
カグラ。強さと弱さ、華やかさと儚さ。ダンスシーンも目を引く。
寅三。前しか見てない。未来しか見てない。希望と生きてる。その純粋さと、それが故に傷つく周囲と。加減が難しそうな役。衣装が好き。ムネトさん、やっと見れた!
ウシガワ。動ける塩様はすごいけど、動かない塩様も素敵。最小限の言葉と動きで役の人生を見せられる技術、半端ないなぁ。
野口。後半でソコノに語りかけるシーンの優しい顔が好き。前半からフラグは立ってたけど、軽くじゃなくてしっかりと回収してくのいいよね。全5役で、裏で一番忙しかったのでは説。
あと、塩崎さんと野口オリジナルさんが体を張った別役やってて、振り幅すごっ!パンチ力高い。
シュウ。最初、ハヤトの父かと思ってた。兄だった。ごめん。兄弟の会話が説得力ないのに重みがあって、男の子ってそういう生物なのかな、なんて。
スーパーホームレス。衣装がかわいい。いや、かわいくっちゃいけないんだけど、手の掛け方がすごい。素の沼さんに近い柔らかさが好き。

他にも言及しだすとキリがないので、この辺で。
スタッフ。
美術と照明がすごい。美術は、どこまで集めてきてどこから作ったのかわからないけど、あっぱれ。劇伴も作り込んであるから、集中が途切れないんだよね。

あの子の宿題

あの子の宿題

犀の穴プロデュース

犀の穴(東京都)

2018/01/18 (木) ~ 2018/01/21 (日)公演終了

満足度★★★★

面白い。青春のあるあるを見事に切り取って、それマジ!?も盛り込んで、感情がグシャってなるやつ。勿論、笑える場面もたくさん。“国民的活動”をフルでやっただけでも笑えたけど、第二もガチでツボった。テーマ曲、ついこの間聞いてた曲でタイムリーでビビった。みんな歌上手い!
1人だったり2人だったりで紡ぐ場面も多いから、かなりの技量を求められる脚本だったはず。それがちゃんとハマるんだから、やっぱりすごいんだよなぁ。みんなそれぞれに好きなポイント挙げられるもん。
中学生のみんなも好きだったけど、現在のみんなも好きだなぁ。
私は誰に近かったかなぁ?

ホチキス20周年記念公演第4弾「妻らない極道たち」

ホチキス20周年記念公演第4弾「妻らない極道たち」

ホチキス

あうるすぽっと(東京都)

2018/01/25 (木) ~ 2018/02/04 (日)公演終了

満足度★★★★

小玉さんが極妻すぎて眩しい!富翔さんかっけぇ!
ミカシュンさんとずんさんの使い方、オカシイ・オイシイ・イトシイ。
いいシーンの後にだめ押しで視覚情報で攻めてくるのズルい(笑)!
まず今日は日替りゲストが、磯貝龍虎くんでして…。破壊力抜群でして…。うん、知ってた…。こいつアカンヤツって知ってた…。たぶん昨日の太郎さんなんて、かわいいだけだったと思うよ、今日と比べたら…。
日曜は塩様。どうなる!?
ずんさん。視界がウルサイ(笑)!視覚情報を押し売りしてくる、まさかの師匠ポジション!アクションしない四天王って、振り切った役ばかりで見てて飽きないし、客演も逃せない。おっそろしいなー(棒読み)。ミュージカルだから、歌って踊るんだけども、クエストじゃない体の使い方するのズルいなぁ。
ミカシュンさん。ふんわりとした違和感が解決した瞬間の衝撃⚡!演劇って、何でもアリだから面白い。だけど、その役なのにかっこいいからほんとズルい。当然細いし、ダンス上手いし、アクションあるし、映えること映えること。

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妻らない極道たち 2回目。
細かいことに気付けた回。
自分の役で遊べる人ばっかりだから、目が足りない!
ジジイのmgmgが止まらない姿、めっっっっっっっっっっっっっっっちゃかわいいかよ()
パパの小技効きすぎてオフ芝居でツボる。

ネタバレBOX

ご本人のツイートを保存用として。

高田 淳(X-QUEST)@takadajunnosuke
パパの日替り名付け

「つるべ」
「レレレ」
「35億」
「初号機」
「正露丸」
「バファリン」
「ユニクロ」
「an・an」
「運子」
「OKグーグル」
「恵方巻」
「バルス」
「う◯こ」
ノコッタカンカク

ノコッタカンカク

ツツシニウム

ワーサルシアター(東京都)

2018/02/08 (木) ~ 2018/02/12 (月)公演終了

満足度★★★★


『ノコッタカンカク』のタイトルに負けず、感覚に訴えるものが大きくて、言論の場ではないから言葉にならない。とても感想に困る。敢えて云うと「やべぇ」になる(当パン参照)。
誰ひとりハズレの演者が居ないので、貴方の「やべぇ」を掴まえに八幡山へどうぞ。

綾ちゃんもあさちゃんも見てるだけで溜め息が出る美人な上に演技うまいし、カワウソ兄妹(かどしょー、あだつ)がとてもいいフックになってる。しょーりくんは見る度に色が違ってて今回は水墨画みたいだ。図師さんはもう!もう!もう!好きだコノヤロー!ってなる。極上の図シリアス。

神林さんの4Kで殴ってくるクレイジーな戦法(笑)は、演劇作品として違和感無くて、必要なのが分かった。
そして、黒同意。

ネタバレBOX

冒頭で図師さんが演じている”男性俳優”が「マクベス」の稽古をしていて、長ゼリフを語り始めた。
あれ、これ知ってる・・・ここはCasualMeetsShakespeareだっけ、ウチクリさんに続いて図師さんがマクベスだっけ、
という、困惑と期待の入り混じった時間が、結構長く流れる。
あのまま「マクベス」も観てみたかったな。
鵺的トライアルvol.2『天はすべて許し給う』

鵺的トライアルvol.2『天はすべて許し給う』

鵺的(ぬえてき)

コフレリオ新宿シアター(東京都)

2018/02/07 (水) ~ 2018/02/13 (火)公演終了

満足度★★★★

鵺的トライアル、気持ち悪かった。うわぁとかひぇぇとか言葉にすると陳腐なくらい。これでいてタイトルが『天はすべて赦し給う』なんだから虫酸が走る。とても愛に満ちていて、マーブルマーブルしていて、心にべっとりと貼りつく。このクオリティを保てることに感服する。(賛辞なの、伝わるだろうか)

緊迫した空間だから、周囲の人の小さく笑う瞬間も聞こえてきて、
えっそこで笑うの…
って思ったり。悪いってことじゃなくて、感じかたがこんなにも違うのかと知るの。この題材だから尚更。

個人的には、弁護士さんが好き。真っ直ぐで、まっすぐで、痛いくらいにまっすぐな愛が。

元々アングラ的要素が好きだったから、鵺的にはまった点は否めないんだけど、それだけに終始しない高木さんの脚本が好きで、音や明かりの作り方が好きで、袴田さんの美術が好きなんだよね。今回ドラマターグで中田さん付いてるし。

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