満足度★★★★
①初日観劇。ネタバレなしの感想が難しい。
まるでアトラクションのようだった。色んな要素が散りばめてあって、スプラッシュマウンテンみたいな効果と勢いもある。
刺さる人にはザクザクくるヤァツ。
好きな登場人物は、北斗。全部まるっと好きにはなれないけども。金里もけっこう好み。
表現は、みんな大変(笑)。
照明と美術と、劇伴セレクトセンスが、私の好みに突き刺さる。
すっごいどうでもいいけど、時代設定は今から10〜15年前なのかな、と勝手に思った。根拠は、Satelite Jシリーズだったこと。アホみたいな理由だから、本当のところは知らないよ。
音では、カンカンカンとバシィィィィッ、が良かった。
細か過ぎて伝わらない。
②千秋楽観劇。
終盤の一瞬だけのシーンで、水槽の水が天井と繋がったように見えたシーンがあって、
一瞬すぎて、初日は見落としてたというか意識出来なかったんだけど、めっちゃかっこいい。
一瞬だから表現できてるんだけど。
水は水であり、血あり、血肉であり、生命でもあったのかな。
登場人物全員の、悲しみと諦めと執着と憎悪が、とても難しい表現。だけど、みんなその技術があるのがすごい。
ラスボス感満載の東香/椎名亜音の憎悪が1から100に跳ね上がって表に出てくるシーンがたまらない。
他の人物の憎悪の増加を段階的に見た/知った上で訪れる100だから、受け入れられる展開だという点を差し引いても、100を100で伝えきるのは技術がないと出来ない。