sbunshunの観てきた!クチコミ一覧

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スター誕生

スター誕生

ミュージカル座

中目黒キンケロ・シアター(東京都)

2019/01/17 (木) ~ 2019/01/21 (月)公演終了

満足度★★★★

楽しいミュージカルです。1970年代の歌謡界。見たことのあるようなスター、聴いたことがあるような曲が流れます。ネタバレはしませんが、この時代を知っている人なら泣いて喜びます。制作側はもっと、もっと「遊んで」欲しい。笑いはもっと取れますよ。でも、これはコメディーというよりミュージカルですから、そこは抑えないと。最後のオチ、安心できる結末でした。

こちらなかまがり署特捜一係3

こちらなかまがり署特捜一係3

劇団カンタービレ

ウッディシアター中目黒(東京都)

2019/01/23 (水) ~ 2019/01/27 (日)公演終了

満足度★★★★

初めて見る舞台。これまでの「なかまがり署」を知らないので、コメディの部分の雰囲気が今ひとつ分からない。実は、シリアスなサスペンス。そのギャップに、ちょっとついて行けない所がありました。10周年おめでとうございます。このシリーズ、次回ならもっと楽しめるかも知れません。

台所太平記~KITCHEN  WARS~

台所太平記~KITCHEN WARS~

劇団ドガドガプラス

浅草東洋館(浅草フランス座演芸場)(東京都)

2019/02/16 (土) ~ 2019/02/25 (月)公演終了

満足度★★★★

とても良い雰囲気、前説から観客と一体化して盛り上げ、歌あり踊りありの大衆演劇風。名作、谷崎潤一郎『台所太平記』を下敷きに、見方のよってはいろいろ考えられる作品。単純に観ても楽しめる作品でした。ただ台詞を噛んだ俳優さんがいたのは若干残念。終演後は、劇団員全員でお見送り。温かい。受付の対応のきちんとしてとても好感が持てました。「目指せ。浅草公会堂!」、期待していますよ。

コマギレ

コマギレ

ラビット番長

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2019/02/28 (木) ~ 2019/03/04 (月)公演終了

満足度★★★★

『コマギレ』(Aキャスト)、ラビット番長十八番ネタの「将棋」。前説から、将棋の世界に入れる初心者講座。しかしながら私の後ろのペアの女性客、雑談が止まりません。ついに「注意」しました。ここで集中力が切れたまま本編に突入。これが敗因でした。最近、映画館でもこの種のトラブルに見舞われています。さまざまなキャラの登場人物、魅力的な俳優陣。セットの造りも上手い。小さな舞台を大きく作り替えています。なかなかのアイデア。唯、出だしの「不運」のため、私には、今ひとつ感動が生まれませんでした。申し訳ありません。

見よ、飛行機の高く飛べるを

見よ、飛行機の高く飛べるを

ことのはbox

中目黒キンケロ・シアター(東京都)

2019/03/13 (水) ~ 2019/03/17 (日)公演終了

満足度★★★★

ことのはboxが2015年(旗揚げ公演)、2018年(第6回公演)に上演し、好評を博した名作の再々演。私は本家の青年座の舞台を2公演(2014年、2017年)、高校演劇、芸術大学の学生公演など、そしてことのはboxは3公演とも観ました。3時間に及ぶ芝居ですが、どのカンパニーが演じても客を満足させる良い脚本なのです。また若い女優が等身大で演じられることも取り上げられやすい芝居なのかも知れません。

会場のせいか、私の耳のせいか分かりませんが、台詞が聴き取りにくかったこと、夜の場面をもう少し見やすくして欲しかったことが残念な点。それ以外は良い芝居でした。時代も場所も限定されているので、どの芝居を観てもほぼ同じ舞台セット。違いがあるのは、教師陣のキャラの濃さがその1つ。でも今日はやり過ぎ、マンガのようでした。優等生の光島延ぶと変わり者の杉坂初江は、いつも同じような雰囲気は仕方ないところ。一番の山場、杉坂が「飛行機が見える!」と叫ぶ場面、これはカンパニーによって色々と演出が異なります。杉坂には飛行機の飛ぶ音も聞こえますが、光島には聞こえません。そこをどう舞台で描くのか、演出の腕です。私は今日のその場面、とても良いと感じました。

数人の女子学生もそれぞれ個性があって興味深い。1年生でありながら、ストに参加する北川操の心情。その彼女に対する先輩の光島と杉坂の心遣いが嬉しい。そして気が強いと思われた初江が語ります。心変わりする前の光島への最後の台詞「うち、あんたさえおったら、何も怖くはないんだ!」本音、真っ直ぐな心が表れています。終演の挨拶後、主演の2人、光島は階段を上って2階へ、そこに新庄先生の手が。杉坂は1階の廊下を歩いて去りました。光島と杉坂は別々の道に、今後再会することはあるのでしょうか。

殺し屋ジョー

殺し屋ジョー

劇団俳小

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2019/03/20 (水) ~ 2019/03/24 (日)公演終了

満足度★★★★

面白い作品というのは、最初の15分ぐらいの間にインパクトがあるかどうかで決まるものです。正に、その展開、いや驚きました、舞台に釘付けになりました。話の流れは分かりやすい。そして、どういう展開になるかがとても興味深く、楽しみました。ただ終盤の大事な場面、笑い声が聞こえたのは戸惑いました。笑える話ではありません。俳優陣は皆、熱演していたので、やや残念でした。

クラカチット

クラカチット

東京演劇アンサンブル

ブレヒトの芝居小屋(東京都)

2019/03/20 (水) ~ 2019/03/31 (日)公演終了

満足度★★★★

「ブレヒトの芝居小屋」での最終公演ということで、西武新宿線 武蔵関駅まで出かけました。早く来ても会場ロビーに椅子があり、寛げます。会場もゆったりとした席、傾斜があって観やすい。舞台は白を基調とした抽象的な造り。映像を多用しながら展開していきました。話の筋を含め、もっと述べたいのですが、前半が終了すると帰らせて頂いたので後半が分からない。最後まで観ると、終演が10時を大きく超すのです。せめて6:30開演なら10:00前に終わることが出来きます。帰り道が遠い。残念。前半を見た限り、真面目な舞台作り、渾身の作品、これからも頑張って欲しい団体です。

YESTERDAY ONCE MORE

YESTERDAY ONCE MORE

劇団アルファー

武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)

2019/04/11 (木) ~ 2019/04/15 (月)公演終了

満足度★★★★

演劇ではよくあるタイムスリップもの。舞台が居酒屋というのも、スナック、喫茶店、旅館のロビーと同様に、やはりよくある。話の内容は人情劇に近いか。悪い話では無いですよ。私はちょっと別な角度からこの芝居を観ていました。30年前にタイムスリップといっても、60歳の主人公の2人はそのまま。青年時代の自分たちが存在しています。と言うことは、この芝居、主人公2人の居酒屋での酔った勢いの昔話なのですね。30年前のことを振り返り、ああすれば良かった、こうすれば良かったと思い出しながら、今を感じているように思いました。そう、久々に古い友達に会うと、確かに「タイムスリップ」しますよね。

演劇♡顧問

演劇♡顧問

神保町花月

神保町花月(東京都)

2019/04/26 (金) ~ 2019/05/06 (月)公演終了

満足度★★★★

『演劇・顧問』というタイトルでしたが、多少その匂いはするものの、演劇部顧問でなくても良いように思いました。逆に「演劇部顧問」という眼で見てしまうと、とても「変な奴」の集まりです。この舞台、話も演技も良かったと思います。パワーもあり理屈もある。演劇の面白さを感じます。後は、この話が好きか嫌いかの違いでしょうか。

昭和歌謡コメディVol.17〜バック・トゥ・ザ 築地!~

昭和歌謡コメディVol.17〜バック・トゥ・ザ 築地!~

昭和歌謡コメディ事務局

ブディストホール(東京都)

2023/01/12 (木) ~ 2023/01/15 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

第1部はお芝居。ストーリーもギャグも完全に昭和コメディを楽しみました。第2部は歌謡バラエティショー。「完全無欠のロックンローラー」から始まり、「ギザギザハートの子守唄」「やさしい悪魔」など。リンリン・ランラン、レッツゴー三匹、かしまし娘も登場、勿論モノマネ。次に「恋」「なごり雪」「時代」「母に捧げるバラード」「白い色は恋人の色」「我が良き友よ」「学生街の喫茶店」など。そして「悲しい色やね -OSAKA BAY BLUES-」、聴かせますね。紙テープと光るうちわで大盛り上がり。来年は創立10周年になります。素晴らしい。そして何よりも会場の雰囲気が温かいのが嬉しい。

天狗ON THE RADIO

天狗ON THE RADIO

ものづくり計画

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2019/05/02 (木) ~ 2019/05/06 (月)公演終了

満足度★★★★

最初のDJの場面から舞台に集中させる演出、俳優陣の演技も良く楽しい。舞台セットも本格的で、ふつうの演劇と比べると、一段上の出来でした。温かい結末で終わるので、明るい気持ちで帰途につくことができるのですが、今ひとつ感動が欲しいというのが私の希望です。不自然なエピソードを整理して、より人物模様を浮きだたせれば、もっともっと面白い話になると思うのですが。

「ダルマdeシアター2019」

「ダルマdeシアター2019」

チームホッシーナ

西新宿きさらぎクリニック(東京都)

2019/05/18 (土) ~ 2019/06/02 (日)公演終了

満足度★★★★

カフェ公演「ダルマdeシアター」が、「クリニックdeダルマ」です。まさか、お医者さんでの公演、やはり俳優さんって「病人」なんですね。最近、レストランでの公演もあり、このような舞台も違和感はありません。明るい話、予定調和の結末。良いと思います。直ぐ隣で、目の前で演じられる芝居、身近に感じました。楽しかったです。

A Piece Of Courage

A Piece Of Courage

安蘭けいチャリティーコンサートAPOC実行委員会

サントリーホール ブルーローズ(小ホール)(東京都)

2019/05/22 (水) ~ 2019/05/23 (木)公演終了

満足度★★★★

サントリーホールでミュージカルの歌が聴けました。東京文化会館でもそのようなことがあり、ミュージカル曲が広まるのはファンとして嬉しいものです。それにしてもゲストのヤン・ジュンモの迫力には圧倒されました。安蘭さんがチャリティーコンサートをするのはアーティストとして立派な活動、尊敬できます。良いコンサートでしたね。

『尾米コントフェア』

『尾米コントフェア』

尾米タケル之一座

しもきた空間リバティ(東京都)

2019/07/25 (木) ~ 2019/07/30 (火)公演終了

満足度★★★★

面白かった。コントは好きだけれど、笑えないものもありました。私自身のセンスの問題かなあ。自分に合わないものがあるのも事実。私は動作や見た目で笑わせるものより、台詞や話の展開の面白さで笑えるものが好きです。やはり最後の「おにぎりの話」は、よく練られた脚本でした。 演技も良かったのは言うまでもありません。

肉体だもん・改

肉体だもん・改

劇団ドガドガプラス

浅草東洋館(浅草フランス座演芸場)(東京都)

2019/08/17 (土) ~ 2019/08/26 (月)公演終了

満足度★★★★

戦後の貧しい時代、この時代を知っている俳優さんは舞台にいないでしょう。でも、皆、精一杯演じていましたね。開演前からサービス精神旺盛、勿論物販が目的でしょうが、明るい雰囲気が楽しい。そして終演後の〆の一言、「目指せ!浅草公会堂!!」、頑張って下さい!

人生のおまけ~Collateral Beauty~

人生のおまけ~Collateral Beauty~

演劇企画イロトリドリノハナ

シアターKASSAI(東京都)

2019/09/05 (木) ~ 2019/09/09 (月)公演終了

満足度★★★★

初日の芝居というのは難しい。ちょっとバタバタしてしまいましたが。でも話としてはテンポ良く楽しい。構成も狭い舞台を上手に使っていました。マジックや歌も入り、エンターテインメントとして変化もありました。悪人は出てこない。でも、「小島ゆかり」ちょっと行動が極端で、高学歴の割には礼儀が出来ていないのでは。耕平の姉、どこにもいそうなキャラが楽しい。それにしても、作・演出の森下さんへのお客の温かな拍手が良い雰囲気を作っていました。

8人の女たち

8人の女たち

T-PROJECT

あうるすぽっと(東京都)

2019/11/13 (水) ~ 2019/11/17 (日)公演終了

満足度★★★★

ミステリー。謎解きが楽しい。素敵な8人の女優陣なのですが、その緊張感が今ひとつ。原作の問題なのか、演出の問題かは分からないのですが、もっと面白くなって良いはず。もうちょっとテンポを速くして、コメディ色を強めれば良いのかなあ。素人の感想ですが。。。

最後の伝令 菊谷栄物語

最後の伝令 菊谷栄物語

劇団扉座

紀伊國屋ホール(東京都)

2019/11/27 (水) ~ 2019/12/01 (日)公演終了

満足度★★★★

浅草のレビュー小屋。座付き作家の菊谷栄の人生。私の知らない昔の話でしたが、浅草には馴染みがあります。楽しく、哀しく、懐かしく観劇できました。演劇ファンにも、ミュージカルファンにも視野に入れた舞台。客演の柳瀬亮輔も大活躍。華やかなダンスシーンがあり、エンターテインメントとして十分楽しめたのですが、それがストレートの芝居としての深みに多少影響したようにも感じました。

なにをシェアするハウスター

なにをシェアするハウスター

チームホッシーナ

赤坂RED/THEATER(東京都)

2020/01/22 (水) ~ 2020/01/26 (日)公演終了

満足度★★★★

「常識とは?」、「普通って何?」、「男と女の違いは?」など、現代性のあるテーマ。名前を見れば分かるように、皆さん、歌が上手い。従って十分楽しめます。話の内容、会話の展開、女性だからこそ書ける作品ですね。

ダンシング・アット・ルーナサ

ダンシング・アット・ルーナサ

劇団俳小

d-倉庫(東京都)

2020/03/01 (日) ~ 2020/03/09 (月)公演終了

満足度★★★★

8月の収穫祭(ルーナサ)でダンスを踊ったことを、5人の姉妹がなつかしく語り合っています。そんな過去を当時幼い子供だったその末娘の息子が回想する話。アフリカで布教活動をしていた神父の兄が帰国、でも精神が病んでいます、息子の父親が訪ねてきますが、家族とは調和できません。5人の姉妹の誰もが重荷を抱えています。この暗さは何なのだろう。アイルランドの歴史から来るのか、時代に乗り遅れた家族だからなのか、不安な時代を感じさせるのは、今現在の日本に私が住んでいるからなのでしょうか。

忘れてはいけないのは音楽。ストレートの芝居で音楽の使い方は難しい。テレビや映画のBGM風にしては、台詞が台無しになってしまうことがあります。上田亨の音楽は今日の舞台に相応しい余韻のある調べでした。

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