三十郎の観てきた!クチコミ一覧

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愛さずにはいられない

愛さずにはいられない

猫のホテル

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2014/07/29 (火) ~ 2014/08/03 (日)公演終了

満足度★★★★

「猫のホテル」は、楽しめた。
やっぱり、何を楽しみの来てるのかで、感想は変わるのかなぁ。
猫のホテルは初めてで、単純に猫のホテルを楽しみたい!
……っていう気持ちだけできたから、自分はかなり楽しめた。

いや、舞台装置含めて、みょうに哀愁漂う
全体の雰囲気も今の自分に合ってて好きだったのかも…。

あと、客演さんたちが、猫のホテルっていう海の中で、
水を得た魚のように生き生きと演技されてたのが印象的でした。

たくましく存在感のあった七味まゆ味さんと、
無理やり抑えた演技をさせられてた(笑)市川しんぺーさんが
かなりのツボでしたぁ。

いや、みんな良かったぁ。

これで、広島で 千葉雅子×土井英生
「姐さん女房の裏切り」を観れます…。たぶん。

わたしの焦げた眼球/遠視

わたしの焦げた眼球/遠視

下鴨車窓

JMSアステールプラザ 多目的スタジオ(広島県)

2014/07/09 (水) ~ 2014/07/10 (木)公演終了

満足度★★★★

日常と夢幻の狭間で…。
「建築家M」で感じた、不条理性の強い物語なんだろうな…
と、身構えて行ったら、出だしは然にあらず…。

緊張感を後ろに無意識に感じながらも、
意外にカップルの和やかな雰囲気で、
リラックスしながら楽しく見ていると…。

手のひらにじんわり汗でもかくような、
なんか良くわからない
日常と夢幻の狭間の世界に入り込んでるというかぁ。

いやぁ、これは面白かった。

ネタバレBOX

アフタートークで作家のひとが固定はしてない…
と言われてたけど、
あの「ともだち」をどう捉えるかで、
この舞台の見え方も変わってくるのだろうし、
見てる方も、どっちなんだろう?
と揺れ動きながら見てるので、
その分からなさ、不安定さが楽しかったかなぁ。
原田薫ソロ公演「モノクローム」

原田薫ソロ公演「モノクローム」

原田薫

JMSアステールプラザ 中ホール(広島県)

2014/07/04 (金) ~ 2014/07/04 (金)公演終了

満足度★★★★

モノクロの世界に揺れる女性の色つきの心
このタイプの舞台は、ほぼはじめてです……多分。
正直、何を見て何を楽しんだら良いのか、
良く分かんなかったので、
ただひたすら何かを感じることにつとめましたぁ。

舞台上のモノクロの世界の中に
ときにリズミカルに、ときにしなやかに踊り揺れる
女性の色つきの心を見たぁ ……っていう感じですかね。

とても新鮮でしたぁ。

ネタバレBOX

女性の恋心が、可愛かったです。

青い鳥のネタのあとの、
バラードによるダンスが特に素敵でした。
テングリのうた

テングリのうた

劇団小豆組

広島市青少年センター ホール(広島県)

2014/06/28 (土) ~ 2014/06/29 (日)公演終了

満足度★★★★

小豆組らしい雰囲気も感じたし楽しめたのだが…。
以前観た時の劇団小豆組らしい雰囲気も感じたし楽しめたのですが…。
個人的には、やはりエンターテイメントなので、
もう少し大袈裟なくらい流れや芝居にメリハリをつけて欲しかったかなぁ。
エンターテイメントだから…。
芝居の雰囲気とか色とかラストとかは好きなんだけどなぁ。

あと、着物だからなのか、女の子たちの動作、しぐさがなんとも可愛かったです。

ネタバレBOX

さやが亡くなった場面をさらっと流しすぎた感じがしたんですよね…。
けっきょく、あの場面がその後の加藤に影響を与えてるわけで…。
もっとしつこく大袈裟にためて強調して欲しかったかなあぁ、個人的には…。

まあ、あとは全体の芝居の流れもアクションのようにメリハリをつけて欲しかったかなぁ。
地下室

地下室

サンプル

西鉄ホール(福岡県)

2014/06/14 (土) ~ 2014/06/15 (日)公演終了

満足度★★★★

コミュニティーにおける息苦しさ
D列ですけど、最前列です…(苦笑)

この舞台については、消化しきれてないところが多いです。
ただ頭じゃなく体では消化しきれてるのかもしれないけど…。

町村・都市・地方……生産・自治・風俗・習慣……での結び付き。
そして、今も昔もどんな時代も、そしてかなり特殊な環境においても…。

誰しも決してそれは遠いものではなく…、
発生するコミュニティーにおける息苦しさ、難しさかな…。

けっこう、インパクトはありました。


ダブリンの鐘つきカビ人間

ダブリンの鐘つきカビ人間

劇団Tempa

広島市東区民文化センター・ホール(広島県)

2014/05/17 (土) ~ 2014/05/18 (日)公演終了

満足度★★★★

古さを感じさせない再演
2005年版と比べると、舞台装置はほぼ似た感じで再現、
音楽は同じものを使用(多分)、衣装は本家とそんなに遜色なかったと思う。
演出は異なるところもあるけど大筋同じ流れ…。
本家がアドリブにも似た役者それぞれの個人プレイで楽しませてくれるなら、Tempaの場合は、それプラス役者たちのチームプレイで楽しませてくれた感じ。
最近、久々に2005年版のDVDを観たときの古さは、Tempaには感じなかったなぁ。
普通に観ていて楽しかったし、芝居に興味がある若い子が観たら、 必ず舞台をやりたくなると思う。

ただ、この演目
もともとが小劇場、ミュージカル、テレビ、歌手と…
異なるバックボーンですでに活躍している役者達の大人な学芸会的な舞台とするなら、
今回出演している役者さんの過去作品を知ってる私が、
”あの役をやってた人があんなことやってる!こんなことやってる!”
的な楽しみ方を、ほかの観客さんは出来なかったのかなぁ…
とふと思ったりする。

あと、ほんの短時間だけど、音声で少し雑音が入ったのが気になったぁ。
この手の別の世界へ連れて行ってくれる芝居の場合、
その雑音の瞬間、現実に引き戻されちゃうことがあるからなぁ…。

それぐらいかなぁ。

2日で終わらすのには、ほんと勿体ない舞台でした。

ネタバレBOX

ここからは、個人的に感じたこと~。

雄大くんは、役柄的に声が綺麗すぎたかな…。まあ、ここはしょうがない。
  なぜか一度、抹茶ウーロンとのコラボを観たくなったぁ。
しまさんは、やっぱ若干声が足りないのかなと思ったけど、役柄的にそれが切なさを感じさせたのでOKかぁ。あと、動きが可愛かった。
久保さんと原さんの演技は、安心して観れたぁ。特に原さんのハレルヤを繰り返す下りのところは楽しかった。
ヤット君は良かった。なんか役にぴったりかも。
油野さんの役柄としての空回りな感じは最初ウザかったけど、最後の方は、それが狂気を感じさせてくれたので良かった。
シュン君は姿勢が少し気になったかなぁ。気のせいか…。
池田さんと新宅さんは、もう広島では無くてはならないキャラになっちゃった感じで……楽しかった。
恵南さんは、”ひげよ…”の印象が強かったのもあるのか、少し周りと浮いて見えてしまったぁ。少し肩の力を抜いても良かったような気も…。
鍋島さんは、スラッっとしてて立ち回りがカッコ良かった。
岩本さんと若野さん?…ふたりの動きはほんと好きだったけどなぁ。生き生きとして良かったと思う。
有田さんは、セリフ的なものより、全体のヴィジュアル的に、かなり目立つ役だったと思うので、大変そうだったけど良かった。

あとは、記憶に残ってない…すいません(汗)
クリームソーダ

クリームソーダ

こちらスーパーうさぎ帝国

広島市南区民文化センター スタジオ(広島県)

2014/05/14 (水) ~ 2014/05/15 (木)公演終了

満足度★★★★

良く笑い、少ししんみり…。
良く笑い、少ししんみり…。  

物語、演出とも、やっぱり定番の面白さですかね…。

好きなタイプの舞台だし、
ひろしまの人は、なんとなく好きそうな感じがしましたぁ。

初の4都市公演ということで、
何年かやってきての中での、これが「コチウサ」なんだよ!
っていう演目を持って来られたのだと思うし、
面白くない……はずがないですよねぇ。

まあ問題は、これを見たあとの次なんでしょうね…。
人って、どうしても、それと同じくらいか、
それ以上を求めてしまうからぁ。

惜しむらくは、もっと少しでも宣伝して、
幅広い観客を呼んで欲しかった…。
それでも、かなりお客さんいたけどね。

ネタバレBOX

それぞれ個性的で、見た目のタイプが違う
4人の女性の役者さんの配役がぴったり(あくまで見た目)で、
役的にもそれぞれの役割がしっかりしてて、
そのためか、お芝居そのものは、見易かったです…。

どうしても、男目線になっちゃいますけど…。
とんちんかんちん

とんちんかんちん

有門正太郎プレゼンツ

J:COM北九州芸術劇場 小劇場(福岡県)

2014/05/09 (金) ~ 2014/05/11 (日)公演終了

満足度★★★★

笑う有門には福来たる…。
笑う有門(ありかど)には福来たる…。

【注釈】 いつも笑い声が溢れる有門プレゼンツには、
自然に幸運が訪れる。
舞台を観て明るく朗らかにいれば幸せがやってくるという意味。

……じゃなくて…(笑)

久しぶりに大笑いしましたぁ。、面白かったですぅ。
入場してからの、舞台装置、環境も
郷愁を誘う雰囲気で素敵でしたぁ。
舞台は、ただ芝居を観るだけではなく、
役者たちの生き様を見届ける場所なのだと
改めて感じましたぁあ… ……いや、マジで…(笑)

有門正太郎、ここにあり!っていう感じですか。

ただ、ここだけですが、
ちょっとヂブンの性分には合わない
ネタもあったのですが…… (笑)

全体に勢いがあったので、結果オーライ!

ネタバレBOX

「有門」は、有門正太郎の意。

「笑う北九州芸術劇場 小劇場に福来る」とも。

【注意】 「有門」を「ありもん」と読むのは誤り。
「ありかど」を「有角」と書くのは誤り。

松本未来さんは、やっぱ良いですね。
たまのたまに、表情が固いときがあったけど、
それを補って余りある、雰囲気と生き生きとしたときの表情…かな。

あと、阿比留氏の一生懸命な汗。

舞台が始まるまえに、舞台から離れた場所で
真田丸のごとく、孤軍奮闘で頑張ってた藤松さんの
立ち姿が頭から離れません…(笑)

電車もおかしかったなぁ…。

あと段ボール、段ボール、段ボール!

話と関係ないところ、ばっかりやな(笑)
交互に光る動物

交互に光る動物

ブルーエゴナク

枝光本町商店街アイアンシアター(福岡県)

2014/05/07 (水) ~ 2014/05/11 (日)公演終了

満足度★★★★

2回観ても面白い男と女の交わり。
10日と千秋楽11日の2回観ました。

男と女の交わりが半端なかったですね。

見る場所の違いは当然のこと、
男と女じゃ興味を持つところ、興味を持つひとは全然違うし、
どの役に感情移入するかで、また見え方は変わるし……
観客全員が同じ場所、同じ時間に、
まったく異なる風景、舞台を観てたかもしれません…
そんな舞台。

裏テーマは、 ’80年だったかなぁ。

1回目は、少し分かりにくい部分もあったけど雰囲気に魅了され、
2回目は、それぞれの関係性が良く分かって1回目とはまた
違った面白さを味わいました。 
選曲、照明も好きです。

すべての、役者さんが素敵でした。

穴迫さんには、もっと良い舞台を魅せて欲しいので、
ここは、とりあえず満足度4.

アイアンシアターは素敵な箱でした。

ネタバレBOX

1回目、気になったのは堤君とボヘミアの女。

2回目の千秋楽は、
随分と溜めたあとの、美津のボヘミアンに心を揺さぶられました。

モノレール公演でも、多分観たと思う、
美津役の高山実花さんの存在感が個人的にはツボです(笑)
人間そっくり 広島・金沢ツアー

人間そっくり 広島・金沢ツアー

このしたPosition!!

広島市東区民文化センター・ホール(広島県)

2014/05/02 (金) ~ 2014/05/03 (土)公演終了

満足度★★★★

リスニング・ハイ?(笑)
リーディング公演が苦手なはずが…

この、「人間そっくり」は滅茶苦茶ハマりました。

最初は、少しとっつきにくかったのですが、
ある瞬間、ある世界に迷い込んでしまい、
(この瞬間は、自分でも自覚してます…)
そのまま抜け出せないまま、
頭の中の言葉を理解する場所が、
勝手にぐるぐると暴走して楽しんでたぁ
……っていう今まで味わったことのない感触でしたぁ……。

ほんと、不思議な感覚、不思議な後味なんですよね…。

いわゆる、ランナーズ・ハイじゃなく、
リスニング・ハイ?(笑)…っていうか…
途中から3人の言葉の応酬が無性に楽しくなっちゃって
かなり、気分が高揚しちゃってたのは確かです。

面白かった。

ネタバレBOX

舞台装置の中の
火星?がひっついた 地球儀が、かわいかったですぅ(笑)
ムサシ ロンドン・NYバージョン

ムサシ ロンドン・NYバージョン

こまつ座

JMSアステールプラザ 大ホール(広島県)

2014/04/12 (土) ~ 2014/04/13 (日)公演終了

満足度★★★★

大きなテーマを楽しく分かりやすく。
「命の尊さ大切さ」、「憎しみの連鎖を断ち切る慈愛」など‥。  
日本人が海外に向けて伝えられるメッセージ、
いや、日本人だからこそ伝えていかないといけないメッセージを込めた舞台を分かりやすくエンターテイメントとして昇華した楽しい舞台でした。  

でも、蜷川マジックっていうほどでもないよ‥‥多分。

藤原竜也さんの台詞というか声は、ほんと抜けが良くて、どんな舞台も完璧以上こなすし凄いとしか言えない。  
吉田鋼太郎さんは特に好きな役者さんなんですよね~。キャリアをかなり積んでるけれど、我を出しすぎず役を大切にし、舞台上もほっこり和ませる‥、今回も良かったです。

ネタバレBOX

溝端淳平くん
軽く喉がつぶれてたのか、
声質が舞台に向いてないのか、
台詞がたまに聴き取りにくいところがあったのでね‥‥
全体を通しては良かったのだけど、そういうのがあると気になって舞台にすぐに入って行けないし‥‥そのあたりが残念な点。

しかし、蜷川氏演出作品を観るのなら
和の心っていうより、海外の古典作品の方が良いのかなぁ。
そんな気がしました‥‥。
『末式-suesiki-5』『藤一色FUJI ISSHIKI』

『末式-suesiki-5』『藤一色FUJI ISSHIKI』

広島市南区民文化センター

広島市南区民文化センター スタジオ(広島県)

2014/03/13 (木) ~ 2014/03/20 (木)公演終了

満足度★★★★

突き抜けた面白さ。
『末式-suesiki-5』は、3月14日、
『藤一色』は、3月20日に観劇しました。

観劇前は、
『末式-suesiki-5』の方は、映像を駆使した突き抜けた面白さ。  
『藤一色』の方は、和風の落ち着いた感じの面白さ‥‥
を思い描いてたのですけど、全然違ってましたね。  

『末式-suesiki-5』の方は、劇作家5人を迎えた
オーソドックスなアプローチ。  
「さる」は、予測不能の面白さ。  
「NATSUKO」は、瞬発力の面白さ。  
「盆地に暮らす」(これが、折り紙のかなぁ)が、一番面白くて、少し膨らませたのを、もう一度観たい感じ。

『藤一色』は、Skypeを利用した意外なスタートから、最初はスローにはじまり、途中から怒涛の展開で、力づくでお客を独特の世界に引き込む荒業。  
一部映像を駆使し、途中テンポも変え、モダンな突き抜けた面白さはこちらの方でした。
分からない部分も残しつつ、それがまた魅力になるという‥‥これが、芝居のだいご味かぁ。

ネタバレBOX

『末式-suesiki-5』  
面白かったのだけど、「映像と演劇を融合させたLiveパフォーマンス」とは感じなかったなぁ。  
あと、末武さんが器用すぎて、小手先でも受けたり笑いが取れたりするものだから、そのあたりで少し内容が浅くなるのかなぁ。
なんか、もっと上辺でないところで、好き勝手な芝居をやって欲しかったなぁ‥‥といった感じ。 

『藤一色』  
色々スタッフは関わってるのだろうけど、独特な世界観に対して、テリーさんっていう良き理解者を得たのが大きかったのかなぁ。  
藤井さんの芝居は、今年しか観てないのだけど、今まで内面にのみ向かって少し詰まり気味のエネルギーというかパワーが
(それも独特で良いのだけど‥)、
良い感じで内にも外にも、色んなところに発散されてた感じ。

色違いの靴下と掃除機の動きには笑った。

自分の場合、勝手な感覚的感想ばかりで、すいません。
Paco~パコと魔法の絵本~

Paco~パコと魔法の絵本~

東宝

JMSアステールプラザ 大ホール(広島県)

2014/03/12 (水) ~ 2014/03/12 (水)公演終了

満足度★★★★

とても楽しめましたぁ‥‥が
とても楽しめました。  
はじめてのひとなら、それ以上に面白かったと思います‥。  

でも、2回目だとやっぱ、流れが分かってるしな‥。  

ただ、一番良くないのは、どうしても前回の役者さん達と比較してしまうこと。  
吉田鋼太郎、新妻聖子、中山祐一朗、戸次重幸、楠見薫、春風亭昇太らが加わった前回のメンバーと比較すると、どうしても今回はそれぞれのキャラが薄く感じてしまう。 
山内圭哉さんが時々浮いてるようにも見えたし‥。 

安倍なつみさんは、良く頑張ってると思うのだけど‥。 

まぁ、でも面白かったですよ。

ネタバレBOX

室町の役が、最初から外面も内面もナヨナヨしてたから、ザリガニになったとき、あんまり意外性を感じなかったんだよなぁ。  
自分の持ってるイメージのせいなんだろうけど、光岡役の安倍なつみが、タメ口で話してもさほど違和感がないから、意外性に欠けちゃったんだよなぁ。 
(なので、ギャップ萌にならない‥)
 
大貫役の西岡徳馬さんのラストの方の演技が、なんかくどいように感じちゃった。

あと、変わるネタが無いのだろうけど 「北斗の拳」のケンシロウのネタってもう古くないかねぇ。あれって、G2さん、あえて使ってるんだろうかぁ?
もっと泣いてよフラッパー

もっと泣いてよフラッパー

Bunkamura

シアターBRAVA!(大阪府)

2014/03/14 (金) ~ 2014/03/16 (日)公演終了

満足度★★★★

嘘のような楽しいショー
観ていてほんと楽しかったです。  
嘘のように楽しい、夢のようなショーの連続でした。  
音楽も良かったです。  

松たか子さんは可愛くて、松尾スズキは好き勝手やってましたぁ。

2階でしたが、歌も含めて聞こえてくるサウンドのバランスは、とても良かったです。  

最後も盛り上がりました。

まあ、ただ、ストーリーをきちんと追いながら楽しもうとする人は良く分からなくて、面白くなかった‥‥という人もいるのかもしれないけど、
それは、アプローチの仕方の間違い。

幾度と訪れる楽しいショーを、
断片的でも、そのつど観て感じて楽しむ舞台だと思う。

のぞき穴、哀愁

のぞき穴、哀愁

MONO

J:COM北九州芸術劇場 小劇場(福岡県)

2014/03/01 (土) ~ 2014/03/02 (日)公演終了

満足度★★★★

寂しさを感じられる幸せ。。
とにかく笑いました‥。  
でも、終わったあとに少し寂しさも感じました。  

明日には、良いことがあるかも‥‥  
って思えるのなら、  
その寂しさを感じられることも、  
ささやかな幸せなのかも。  

‥って、そんなことを思いました。

ネタバレBOX

男性陣に比べて、
女性陣は、可愛くて綺麗なかたばかりでしたぁ。

それも、観劇するときの、
ささやかな幸せです‥(苦笑)
デンキ島~松田リカ篇~ 広島版

デンキ島~松田リカ篇~ 広島版

公益財団法人広島市文化財団 アステールプラザ

JMSアステールプラザ 多目的スタジオ(広島県)

2014/02/20 (木) ~ 2014/02/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

創り手の思いを超えた舞台
「創り手の思いを超えた舞台」  
‥‥って、勝手に思ってます‥(苦笑)  

アフタートークで演出家が、
「ぶっちゃけ、新作が出来なかったので‥」とは、言われてましたが‥。  
やはり、広島からこの話があったときから、この「デンキ島」で、もう一度、劇作家・演出家としての、自分のバックボーンを再確認したい思いの方が強かったんじゃないですかね‥。主役の松田リカと演出家が、なんとなくダブって見えたような気もするし‥。なんとなく、そんな感じがする。  

松田リカ役に、初舞台の女性を持って来たのは良かったですね‥。ポジション的には経験で全体を引っ張るというより、周りの役者さんの演技・思いを、時には反射する鏡のように、時に吸収するスポンジのように、彼女を中心に周りが動いていくという感じだったから‥。  

広島組・東京組、異なるバックボーンで生きてる人たちのキャスティングも絶妙だったし、それぞれのぎこちない関係から、徐々に近づいていくという感じも、この舞台と合ってたんじゃないかと思う。  

音楽は、シンプルだったけど良かったです。あの音楽との相乗効果で、けっこう気持ちを持って行かれた人が多かった。  

楽日は、すべての役者さんたちもノッてたけど、お客さんも演劇だからと変に斜に構えず、シンプルに感じ笑い泣き楽しんでるひとたちが多かったので、一緒に観ててほんと楽しかったです。  

妙にノスタルジックで、
胸チクチクや……ダラ。

ネタバレBOX

松田リカの役って、この世界で生きる人たちの中に、わずかに残る無垢というかピュアな部分の象徴みたいなものだから、それで、やっぱり主役は彼女じゃなきゃダメだったんだろうなぁ。あとは、観て芯の強さを感じ取れるところか…。ちょと個性的な声やけど、張らなくても不思議と良く通る声やったなぁ。
あと、楽日のリカの一本背負いはすごかった。  

今回の古山さんは特に良かった、ここまで出来る人とは‥。  

三宅さんは、以前観てたのが、あつかましい役ばっからだったからか、こんな可愛らしい役が上手くできるとは思わなかったぁ。  

中井・象の親子は、情けないくらい羨ましかった‥。  

本土から来た怖い人たち(笑)が、突然登場したときの、テレビゲームの演出は良かったなぁ。  

役者さんの書き込みが、地元の人たち偏重になって申し訳ないのですが、全ての役者さん、チームワーク ほんと素晴らしかったです。
頭痛肩こり樋口一葉

頭痛肩こり樋口一葉

演劇企画室ベクトル

広島市東区民文化センター・ホール(広島県)

2014/02/08 (土) ~ 2014/02/11 (火)公演終了

満足度★★★★

山口氏の演出は安心して観れる。
戯曲が良くて、演出が山口氏なら、安心して舞台が観れます。  
今回は、そこへB-LUCKS♪さんたち他、若いスタッフ(多分‥)が加わり、ひじょうにバランスの良いチームになってたと思います。  
これが井上ひさしの世界なのでしょうね。
展開も面白かったし、ほんと良かったです。  

役者さんは、6人すべて良かったですが、
今回は、花蛍を演じてた川井さんのなめらかな台詞としなやかな動き、  
八重役山川さんのからだを張った熱演  
に好感が持てました。

果てしなく5に近い満足度4.

ネタバレBOX

終わったのち、出演者の正座による挨拶は、
泣きそうで、まともに観れなかったです。

派手ではないけど、井上さんの芝居、役は今回の舞台には不可欠。  
ラストで、なんでこの役が立花さんなのか、分かったような気がする。
最初は緊張気味だったようにも思うが、ラストが近づくにつれてひじょうに良くなっていった森木さん。  
もう嫌になるくらい、むかしの母親ってこういう感じだよな‥‥って思いながら観てた志賀さん。

6人の組み合わせが、ほんとよかったぁ。
「梨の礫の梨」

「梨の礫の梨」

ライトアイ

ふらんす座(広島県)

2014/02/01 (土) ~ 2014/02/01 (土)公演終了

満足度★★★★

もう一度観たい‥。
もう一度観たい‥。  
と思ったから、帰りについDVD買っちゃったぁ‥(汗)  

面白かったです。
不意をつかれたかな。

何も先入観なしで観に行った方が良いかも。

満足度5もあげたら、
「まだ役者として修業中やから、そんなんまだええわ~。
まだ上を目指すから、4でええわぁ~」
って言われそうなので4。

ネタバレBOX

母親ものは弱いです。

途中から、なんか感情がおかしくなっちゃって‥‥。

可笑しいところで、泣きそうになったり、
泣きそうなところで、可笑しくなったり‥。

急に、目の前の世界が変わっちゃうんだもん。
こういうのって反則。
『 誰も知らない庭 』

『 誰も知らない庭 』

ART COMPLEX HIROSHIMA

広島市東区民文化センター・ホール(広島県)

2014/01/18 (土) ~ 2014/01/19 (日)公演終了

満足度★★★★

分かりやすくて楽しいダンス企画
コンテンポラリーダンス企画ということで、少し構えて観に行ったのだが、意外に分かりやすく楽しかった。  

『光を超えて』
舞台上がカラフルで、みんな楽しそうに踊ってるのが印象的だった。  
傘の裏地に配色‥っていうのも良いアイデアだなぁ。  
山下達郎の「アトムの子」とB・J・トーマスの「雨にぬれても」が、あんなにもダンスに向いてる曲だとは思わなかったぁ。  
今聞いても、思いだしてぞくぞくする。  

ここから、客席位置を観客席から舞台上に移動。  

『ため息』
全然関係ないのだけど、観ていて濱口竜介監督の「親密さ」っていう映画を思い出した。  
舞台上でじゅんじゅんさんのダンスを見ることによって、現実と虚構の境を垣間見たというか‥‥なんとも、なめらかで魅力的なダンスだった。  

『誰も知らない庭』
とにかくアイデアが面白くて、分かりやすいコンテンポラリーダンス。楽しめた。

ネタバレBOX

『誰も知らない庭』
全員で踊るところもあり、分かれて踊るところもあり‥。

二人で行う、ダンスで会話するようなコンテンポラリーダンスが良かった。

あと、自分の喋り言葉に乗せてのダンスも良かった。
この女性のダンスが特に好きだったかなぁ。
THEASTAR★HIROSHIMAオリジナルミュージカル『ひろしまお好み焼き物語』

THEASTAR★HIROSHIMAオリジナルミュージカル『ひろしまお好み焼き物語』

THEASTAR★HIROSHIMA

JMSアステールプラザ 中ホール(広島県)

2013/12/21 (土) ~ 2013/12/22 (日)公演終了

満足度★★★★

師走に観たい定番のミュージカル
休憩1回の2幕もの舞台。  

歌あり、ダンスあり、笑いあり(これ、ちょっと足りなかったか‥)、涙ありの定番の面白さだけど、かなり良かった。  
音楽も良いし、振り付けもカッコ良かった。  

展開は読めるし、少しベタなんだけど、この時期、この感じなら反対に合うと思うし、ひろしまの師走のこの時期、定番のミュージカルとして、来年も再来年も観たい‥‥そんな感じ。

寅さん、第九みたいにね。

舞台上に出てくる女の子たちも、
いかにも広島の子って感じで、共感を覚えましたぁ。

来年も観たいな‥ということで、満足度4。

席は自由席だったけど、だいたい座ったところねん!

ネタバレBOX

お好み焼きをコテ(ヘラ)で食べる時、
もう少し口元で熱そうに ハフハフ
して欲しかったかなぁ………。

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