1
そろそろセカンドバッグ
フロム・ニューヨーク
グダグダしたネタの目立った前回公演と違い、今作はどのネタにもしっかりとした芯があった。芯のあるデタラメを見せてくれた。
2
スーパーストライク
月刊「根本宗子」
根本宗子も一人の人間として日々まじめに、心細く生きている。そのことがひしひしと伝わってくる好作でした。
3
こしらえる
こまばアゴラ演劇学校“無隣館”
洒落たレストランで食事を楽しむ恵まれた人々がいるかと思えば、心を病んでいる人やホームレスもいて・・。この世界が色んな相から成ることを演劇の形で分かりやすく示した傑作。
4
銀河鉄道の夜
百景社
演劇的な象徴表現の高度な運用、あふれる遊び心・・。見惚れた。
5
墓掘り人と無駄骨
MCR
結成から二十余年を経ながらも不断の深化を続けるMCR。一体どこまで行くのだろう。
6
短編集「ふたり、目玉焼き、その他のささいな日常」
空宙空地
神目線から俯瞰で描いた日常スケッチ集、という印象。こういうのは人間をちっぽけに見せてくれて、いくぶん心をラクにしてくれる。
7
わたしが悲しくないのはあなたが遠いから
フェスティバル/トーキョー実行委員会
最後の最後に示されたメッセージが胸にズシンと来た。
8
ダークマスター東京公演
庭劇団ペニノ
チラシの文から本作が資本主義についての劇なのだと観客は知らされるが、単なる奇譚の姿をしたこの劇の何がどう資本主義的なのか、それを考えつつ鑑賞するのは刺激的な体験でした。
9
サマデーナイトフィーバー
20歳の国
自然のもたらした閉鎖状況の中に青春のきらめきを濃縮パック! ときめいた!
10
仕事の前にシンナーを吸うな、
シティボーイズ
シティボーイズライブの作・演出はやっぱり三木聡でなきゃあ!!