こわくないこわくない
クロムモリブデン
赤坂RED/THEATER(東京都)
2014/08/30 (土) ~ 2014/09/15 (月)公演終了
満足度★★★★★
音響最高
帰りに座席から出ようとして足ガクガクのふらっふらになるくらい、音がすごかったーーー本編前の暗転で既にふわふわクラクラしてしまって危なかったーーーだいすきーーーー。
ロボ・ロボ
キティエンターテインメント
サンシャイン劇場(東京都)
2014/08/29 (金) ~ 2014/09/01 (月)公演終了
満足度★★★★★
一途なロボットたちが愛しい
どれがどの役柄なのか、一目でハッキリ分かる衣裳をつけてるって重要だと実感!
お陰でオペラグラスの出番は数回でお話を味わえました。
どのロボットたちも自分の役割に一途で、ひとつのことをがんばるばかりにすれ違ったり。
大きな見せ場でドーンと感情を持っていかれる、というよりは、はじめからおしまいまでずっとどこかしらを揺さぶられているような感覚。その波が大きくなったり小さくなったり、じんわりしみる素敵な舞台でした。
Lenz~桜の中に隠れた烏~
RayNet
青山円形劇場(東京都)
2014/08/20 (水) ~ 2014/08/24 (日)公演終了
満足度★★
座長が美麗…!
加納幸和さん(花組芝居)が主な目当てですが、鳥越裕貴さん進藤学さんがいたので見ることにしました。
脚本演出の斎藤栄作さんも、「矢崎広主演 MACBETH」脚本、LEMON LIVE「植本潤出演 Woo!!man」 脚本演出と拝見して、しっかりしたお芝居を作られる印象でしたので、そちらも気になっていました。
ところが、こういうジャンルのお話は得意ではないのか、説明のセリフが長かったりと、かなり集中力が必要になるので力尽きてしまいました。
また、メインステージ脇の照明や、役者向けのスポットが客席に直撃し、まぶしくて目を開けていられず。円形劇場にも不慣れなのかしら…と不安になってしまいました。
進藤学さんのイケボにノックアウト。鳥越裕貴さんのアクションも健在でしたが、もっと見たかった!
加納幸和さんの存在感に、ようやっと見に来てよかったーと安堵。
大竹浩一さん(劇団SET)がイキイキしていて、とても楽しかったので、コメディがお得意なのでしょうか。今度は得意分野のお話を拝見したいです。
舞台『ガラスの仮面』
松竹
青山劇場(東京都)
2014/08/15 (金) ~ 2014/08/31 (日)公演終了
満足度★★★
青山劇場はこれが最後かな…
青山劇場の舞台装置をフルに使った演出が見ごたえありました。
舞台全面にある24基の小セリをフル活用したパズルのような転換が、冒頭にある怒涛のダイジェストにスピード感を持たせていました。
また、舞台がスライドすると、今度は盆が登場。配置されたシーンセットを回転木馬のように転換して物語が進行するので見飽きません。
青山劇場へ来る度に、これが最後かな……と思いながら拝見していますが、ほんとうに迫力のあるいい劇場だなと改めて感じました。
なくなってしまうのが惜しいです。
お目当ての小林大介さんは兼ね役が多く、ちょこちょこ登場していたので探す楽しみがありました。いいお役も務めてらっしゃって、うっとり。
行くのを渋っていたことが嘘みたいに満足しました。
マクベス
NPO法人アートネットワーク・ジャパン(ANJ)
あうるすぽっと(東京都)
2014/08/16 (土) ~ 2014/08/24 (日)公演終了
満足度★★★★★
「見せたい」舞台
今回は「子どもに見せたい舞台」とのことで、どんなお芝居になるのか楽しみでしたが、子どもがいるからといって決して甘やかしたりしない、本格的な舞台が用意されていました。
マクベスは元より、たくさん人が死に、とても笑って見ていられるようなお話ではありません。「子どもに見せたい舞台」という冠がついたところで、ストーリーは変わりませんでした。
子どもに本格的な観劇体験をさせたいと考えていても、小さなお子さんは入場できない舞台もたくさんあります。きれいな日本語のセリフで、本格的な芝居とダンスを見せたいと思う親御さんがいたら、間違いなく貴重な機会だと思います。
そしてもちろん子どもだけでなく、普段はお子さん連れでの観劇が出来ないとお悩みの方にも、有難い舞台なのではと思います。
こんなに本格的で、子どもは大丈夫なの?と心配しましたが、面白いシーンではしっかり笑っていましたし、自分なりに分かるところを味わっている様子でした。
特に驚いたのは、いよいよクライマックスといったシーンで、前列の子どもが「もう終わりなの?」と発したこと。
古典名作なのでストーリーを知っている観客も多い中、初見である子どもまで、同じような体感で拝見できる工夫がされているのかと大変驚きました。
初日を観劇し、二日目も当日券で拝見しました。
セリフは坪内逍遥訳を使っているそうで、大人であっても耳馴染みのない言葉が出てきます。しかしその都度説明が入ったり、身振りで意味を表すなどの演出が分かりやすく、不安なく見ることが出来ました。
マクベスといえば、重たく苦しく、沈んだ気持ちで劇場を出ることが定番ですが、これは「楽しかった!」と弾んだ気持ちで出てこられるのでとっても不思議でした。
イージーオーダー The Musical
四獣×玉造小劇店
シアター711(東京都)
2014/08/06 (水) ~ 2014/08/17 (日)公演終了
満足度★★★★
ゆるゆるミュージコー
C列なので3列目かなーと思ってましたが、XAとかXBとかも並べてありました。
最前列は「四獣シート」と呼んでもいいくらいサービス満点なので、四獣ファンはしなないように気をつけてね!(さわやかに)
構成がきちんとミュージカルしてるじゃん!といった感触。
ゆるーっとお芝居楽しんで、歌やダンスにニヤニヤして。たのしかったですー。
肥後系 新水色獅子
あやめ十八番
小劇場B1(東京都)
2014/07/23 (水) ~ 2014/07/27 (日)公演終了
小玉久仁子一人芝居
ホチキス
こった創作空間(東京都)
2014/07/24 (木) ~ 2014/07/27 (日)公演終了
満足度★★★★★
色んな小玉さんを味わえる贅沢!
雷雨の初日観劇。
地下の劇場だから、最悪の場合、豪雨による死を覚悟したけど見に行ってよかったー!楽しかったあああ!!
短編の構成が心地よくて、世界は緩やかに繋がっているなぁーと。笑ったり、じんわりしたり笑ったり。色んな小玉さんの表情が見られて贅沢しちゃった!
フランダースの負け犬
なかやざき
シアターサンモール(東京都)
2014/07/10 (木) ~ 2014/07/21 (月)公演終了
満足度★★★★★
相思相愛を堪能
グッズ何も買わないつもりで来たのに、見終わった瞬間にダッシュでパンフレット買いに行くくらい、実に良かったです。(お布施)
なかやざき第一回公演という開演前アナウンスを思い出し、早くも第二回を期待してしまう。
南北オペラ~水下きよしの歌声が蘇る!~
花組芝居
セーヌ・フルリ(東京都)
2014/06/21 (土) ~ 2014/06/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
「本読み」じゃなかったー!
確かに手に台本は持っているけど、やっぱりじっと座って読むわけがなくて……「開演致します」と前説が終わると、役者全員立ち上がっての重厚な男声合唱!空間一杯が歌声で満たされる大迫力。
安珍清姫の道成寺伝説や藤原純友の反逆の要素を取り入れた、鶴屋南北「金幣猿嶋郡(きんのざいさるしまだいり)」を元に作られたお話で、殆どミュージカルといってもいいくらい、たくさんの歌を堪能しました。
読み上げられるセリフやト書きは昔の言葉遣いなので、なかなかすんなり頭に入ってきませんが、くだけた表現の歌詞や役者の身振りやツッコミで、なんとなく状況が把握できたので置いていかれることもなく。
"水下きよし追悼公演"とのことでしたが、会場に入った瞬間からたくさんの水下さん(のイラスト調の写真)に迎えられてなんだか楽しくなってしまった他、劇中での登場も予想外の連続でひたすら笑ってしまいました。
水下さんが劇団での時間を過ごしてきた稽古場で、共に歩んできた座員たちが演じ、そして大勢の贔屓が見守り、舞台を共有することで思い出を分かち合えるだなんて、とってもあたたかくて、幸せでした。
Fight Alone 4th
エムキチビート
エビス駅前バー(東京都)
2014/06/05 (木) ~ 2014/06/30 (月)公演終了
満足度★★★★
【Fチーム観劇】
見に行こうと決めたきっかけはシャトナーさんがお芝居すると分かったからですが、やっぱりMrs.fictionsが好きで……中嶋さん分かってらっしゃる………!
拝見できたのはFチームだけですが、4名ともそれぞれずば抜けてすごいところがあって、その方向も全部違うので投票かなり迷いました。見てよかった。
#16 Requiem
進戯団 夢命クラシックス
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2014/06/18 (水) ~ 2014/06/22 (日)公演終了
満足度★★
アクションたっぷり!
初日観劇。
入り口向かって右側が入場列、左側が物販列でした。物販は開演20分前でもそれほど並んでおらず、サクサク買える印象でした。
冷房がそれなりに効いてるので、冷えるのが苦手な方はストールなど持参すると安心。冷え方は座席位置によるかもしれませんが。
お手洗いは1階と2階にあるので、下が混んでたらさっさと上がりましょう。
椅子の座面がクッションほぼゼロなので、2時間半はしんどかったです。
大谷吉継のファンがいたら泣きながら歓喜するんじゃっていうくらい大活躍で。
一番ずるかったのは間違いなく千利休ですけども!大穴すぎる!
玉城裕規さん目的でチケ取ったのに、結局アクションとキャラもえで楽しんでしまいました。
進戯団夢命クラシックスを劇場で見るのは#12「花音~Canon~」以来2度目。
その際に#8「Equal」、#9「雅貴とクダンの奇妙な夜」を購入したので、作品としては4作品目でした。
「Equal」には花組芝居の美斉津恵友さんがちらっと客演してて、「雅貴とクダンの奇妙な夜」は同じく二瓶拓也さんが主演なんだけど、雅クダDVDは見た感じ物販に並んでなかったなー。見て欲しいのになー!
岡本綺堂『半七捕物帳異聞』
江戸糸あやつり人形 結城座
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2014/06/05 (木) ~ 2014/06/09 (月)公演終了
満足度★★★★★
加納幸和、初の外部書下ろし!
6/6(金)19:00、6/7(土)14:00。
金曜に拝見して、どうしてももう一度見たい!と翌日の当日券へ。
目の当たりに出来て、満足感でいっぱいです。
演じているのは人形たちですが、そこには確かに加納さんの世界が宿っていて。人形劇を見るのは初めてでしたが、こんなにもよく動くものなのかと驚きました。
旦那er’s High!!
タンバリンステージ
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2014/06/04 (水) ~ 2014/06/08 (日)公演終了
満足度★★★★
楽しく拝見しましたが…
お芝居はとっても楽しかったです。満足度はお芝居のみの評価です。
公演準備関係の不備が非常に気になったので、そちらはネタバレBOXへ。
名探偵コナン 殺意の開演ベル
小学館集英社プロダクション
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2014/06/04 (水) ~ 2014/06/15 (日)公演終了
満足度★★★★
ミステリーステージ初体験!
初日観劇しました……というよりは、解決してきました!
趣向を凝らした舞台はそれなりに拝見してきましたが、ミステリーステージというジャンルは初体験。公式HPの案内を見るに、どうやら本格的に謎を解かなくてはいけないようで、一人きりでの参加は少々不安でしたが、しっかり楽しんでしまいました!
成績は16問中14問正解。1問違いなら準名探偵名簿に載れたのに!載れなかった!とても惜しい。
犯人も凶器もトリックも当たってたからいいんだ……ちょっとタイミングを間違えただけだもん…!
消しゴム必須。
アンケート記入用の簡易鉛筆もらえるけど、消しゴムは持参しないと間違えた時に消せない。
気になったことは即メモ。
入場時に配布される「探偵ファイル」にメモ欄があるので、メモっていいってことだと思います。重要なことは5j回くらい教えてくれるし、後で資料も配布されるけど。最優秀名探偵になるための手がかりは1回しかなかったりするので、逃さないで!
蘭ちゃんもコナンくんも、思っていたより喋ってたので満足しましたし。コナンファン的にも、また新しい世界への進出を見届けられてよかったです!
シスター・アクト~天使にラブソングを~
東宝
帝国劇場(東京都)
2014/06/01 (日) ~ 2014/07/08 (火)公演終了
満足度★★★★★
歌のパワーに震える!
初日観劇。まだ余韻で胸がいっぱいです!大きな劇場での初日ってあまり見る機会がないのですが、こんなに手拍子たくさん大盛り上がりできるなんて!とっても楽しかったーーー!!!
カーテンコールの拍手が鳴り止まず、最後は観客総立ちの中、森久美子さんがご挨拶。帝劇に30年立ってきてセンターでの挨拶は初めてで。神様がご褒美をくれたんだと思うって感極まっていてもうもう…!
全然お涙頂戴とかそういうシーンじゃないのに、まだ歌にもなっていない声を聞いていて涙が出ちゃいました。なんだろう、不思議だなぁ。頭で考えなくても、声が直接こころを揺さぶってくる感じなのかな。
お芝居とは関係ないけど、ロビーで販売してるスティック状のチーズケーキがすっごい美味しかったので猛烈にオススメしたいです。ブルーベリーしっかり感じるし。きっと他の味とか、シフォンケーキも美味しいんだろうなぁ…
大きい劇場だと、こういうところも楽しめちゃうので大好き!
小林賢太郎演劇作品『ノケモノノケモノ』
KKP
天王洲 銀河劇場(東京都)
2014/05/21 (水) ~ 2014/05/29 (木)公演終了
満足度★★★★
チラシに大興奮(恒例行事)
小林賢太郎を生で観るっていうのは長年の憧れだったので、今もその感覚のままです。鮮やかな水の描写にハッとしたり、映像の使い方が進化し続けてたり。猫くらいの心地よい重みと温度がお腹に残りました。
幻想音楽劇 リア王 ―月と影の遠近法―
演劇実験室◎万有引力
座・高円寺1(東京都)
2014/05/16 (金) ~ 2014/05/25 (日)公演終了
満足度★★★★
初リア王
海外古典作品が苦手で、リア王を観るのは初めてでした。カタカナの名前がうまく覚えられないことは変わりませんでしたが、観劇後はふわふわととても心地よくて。他では見られない肉体表現や、座席や心がふるえる音楽の効果でしょうか。物語は苦しく悲しいものであるのに、なんとも不思議です。
ガチゲキ2(最優秀賞決定!公式HPへGO!!)
『ガチゲキ!!』実行委員会
王子小劇場(東京都)
2014/04/09 (水) ~ 2014/04/20 (日)公演終了
満足度★★★★
Mrs.fictions×日本のラジオ
4/13(日)16:00
Mrs.fictions「毒を飲むより苦しいなんて」(原作:ロミオとジュリエット)×日本のラジオ「アラッテモオチナイ」(原作:マクベス)を拝見。
最初に照明が当たった瞬間からしばらく笑いが止まらなかったMrs.fictionsが、今回のお目当てでした。じわじわ盛り上がってくるのをとめられないおかしみと、ハズしながらもぎゅっと掴んで離さないので、私はここから逃れられないようです。どうしたって、いとしい。
初めて拝見した日本のラジオ。真正面から真面目に丁寧に作っているのだろうなぁと感じられる、すっきりした筋道が心地よかった。バーナムの黒い森の冷ややかなざわめきや、マクベス夫人の絹色に澄んだ狂気が清々しい。狂うほどに純化された想いは、こんなにも透明なものなのか。きれいはきたない。きたないは、きれい。
パン屋文六の思案~続・岸田國士一幕劇コレクション~
ナイロン100℃
青山円形劇場(東京都)
2014/04/10 (木) ~ 2014/05/03 (土)公演終了
満足度★★★★★
初ナイロン100℃
そして初めての岸田國士。
特に気に入った「恋愛恐怖病」の戯曲を軽く読んでみたのですが、違いが見付けられないくらいそのままで、驚きました。それでこんなに面白いのか!と。
てっきりもっとアレンジして、見やすいものにしてあるのだと思っていました。戯曲が面白いだけでなく、見せ方もすごくうまいってことなんだろう、くらいのことしか分かりません!すごい!
あと気に入ったところは、和装をアレンジした衣裳。
誰を見ても、ずっと見ていたいくらい可愛くて。おまけに衣裳替えも多いので、ダンスで一度に出てくるシーンなどは、とても目が足りません!
目当ては花組芝居の植本潤さんでしたが、他の役者さんも素晴らしい方ばっかりで、目移りしまくりでした。楽しかったー!