みさの観てきた!クチコミ一覧

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トカトントン ―唄を忘れた純友は―

トカトントン ―唄を忘れた純友は―

劇団地上3mm

小劇場 楽園(東京都)

2007/12/21 (金) ~ 2007/12/28 (金)公演終了

満足度

お笑い?
全体的に何を言いたかったのでしょう?

お笑いのようだがそうでない。
だって、笑えない。笑えるところは2箇所くらい。。
それでも2~3人位しか笑ってない。

最後まで理解出来なかった。

スティ★ジ~ザッス!!!

スティ★ジ~ザッス!!!

劇団コスモル

OFF OFFシアター(東京都)

2007/12/22 (土) ~ 2007/12/29 (土)公演終了

満足度★★

学芸会レベル
このくらいの芝居なら今時、高校生の学芸会でも観られる。

こういう言い方をすると、高校生をなめてるかも?

芝居の途中、アキバ系のメイド服で(めいど☆ぷるとにうむ+)歌をお披露目するシーンがあるわけさ。

マニアはきっと嬉しいのだろう。前列に陣取り目をサラのようにして振り付けも一緒にしている所を観ると・・・・そりゃあ、一般人はひきますって!wwキモィ。

こういう芝居を観る度に言いたい!

『本気で勝負しろよ!』

観客をなめてます。

客席は半分くらい埋まってた。

ただ一つ、感激した事はこの世のまりあを演じた砂糖マキ!

彼女の演技は素晴らしかった!ここに来て良かった!と思えたのはこれだけです。

ごんべい (初演)

ごんべい (初演)

ゲキバカ

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2007/12/13 (木) ~ 2007/12/16 (日)公演終了

満足度★★★★

仰け反って笑った!
オープニングのショーがいい。
これがあるのとないのとでは随分と印象が変わる。


火事と喧嘩は江戸の華、そのまた火消しは江戸の華。

つーだけあって、勢いとテンポのあるお茶目なストーリーでした!


赤穂狸と吉良狐、天下分けめの騙試合をネタにしたようで、狐が夜な夜な火付けをし、ごんべい(狸)とごんべい衆(火消し)がそれを対峙するという設定。


その中でお笑いあり、ごんべいとまといの恋のゆくえあり、ごんべい衆の親衛隊あり、結構、バカバカしい。

バカバカしいが、その中にちょっぴり真面目な展開も混ざって中々いい。

いあ、上々いい。

いあいあ、すんごくいい!(^0^)


お凛を狐達が追いかけるシーン。

笑った!笑った!仰け反って笑ってしまったっ!
もっと笑ったら、転がってしまったかも。
笑いのセンスはワタクシ好みでしたねー。
狐の渡る仕草がとにかくおもろい。


お台場も行かなくちゃ!(^-^)



お台場SHOW-GEKI城「happiness!!!」

お台場SHOW-GEKI城「happiness!!!」

猫☆魂

フジテレビメディアタワー マルチシアター(東京都)

2007/12/15 (土) ~ 2007/12/21 (金)公演終了

満足度★★

なんでしょか?どれもこれも。
初見。

まあね・・・『お台場SHOW-GEKI城』ですってーー!!、ガチンコバトルですってーーー!!

っつーて、期待に胸をぽんぽこりんに膨らませながらはるばるお台場まで乗り込んで行くわけですわ。
戦国時代なら旗をひるがえし駿馬に乗って颯爽と強風の中、敵陣の舞台に鼻息を荒くして乗り込むわけですわ。

ところがですよ、あまりに期待が大きすぎて「こんなはずじゃあなかったーー!」と鎧ごとコケル。
って、経験はおありですか?

期待がそれ程大きくなくても駿馬もコケル。
って、経験はおありですか?

えっと・・・推薦された劇団なのよね?
確か、79劇団の中から。。
推薦!
推薦の意味が理解できない芝居でした。

推薦でしょ?推薦???

世が世なら・・・無駄足という言葉をご存知か?!


観劇結果、解った事は、やはり今までの様に90~120分の芝居を小屋まで通って観るのが一番!と思い知らされたのでした。

お台場SHOW-GEKI城「センチメンタル☆草津」

お台場SHOW-GEKI城「センチメンタル☆草津」

ブラジル

フジテレビメディアタワー マルチシアター(東京都)

2007/12/15 (土) ~ 2007/12/19 (水)公演終了

満足度★★

ガチンコの割には
初見の劇団。

のっけからババル状況登場!
まあ、バタバタ劇で内容は大したものではない。
だから、書かない。

笑えるシーンはあったものの、ワタクシの芝居に対するパッションは内容・ファンタジー・笑い・感動・涙、が基本なのです。

だから・・・この劇団の芝居が非常にいいと、感激に打ち震えて涙する輩もいらっさるはず。

評価というのは感性の問題です。なので、気を悪くしないで。

『お台場SHOW-GEKI城』って、ガチンコバトルなんでしょ?
で、ここに残った12組は勝ち残った劇団と推薦された劇団なのよね?
確か、79劇団の中から。。


そしたら、このレベルはナニ?何ですの?
本日、3つの芝居を観劇したけれど、どれも普通だった。

はっきり言って、もっと素晴らしい劇団は沢山あるのに、どうしてそういう作品が残らなかったか?

それとも応募をしなかったのか?


観劇結果、解った事は、やはり今までの様に90~120分の芝居を小屋まで通って観るのが一番!と思い知らされたのでした。

ネタバレBOX

のっけからオトコ盛りで裸族に生野菜を乗っけて登場してました。
笑いを、ストーリーで笑わせるのではなく、裸族で笑わせようとしてる様、ベタな演芸を観てるよう。
お台場SHOW-GEKI城『親兄弟にバレる』

お台場SHOW-GEKI城『親兄弟にバレる』

柿喰う客

フジテレビメディアタワー マルチシアター(東京都)

2007/12/15 (土) ~ 2007/12/20 (木)公演終了

満足度★★

今回は・・・
どうしても、『傷は浅いぞ』と比較してしまうというのは、どの劇団でも背負ってる宿命だと思う。

前回の作品以上に、今回の作品に期待してしまうのは世の常で、だからこそ、脚本家はそれなりのプレッシャーの強風をモロに受けて倒れまいとばかり、踏ん張るのである。

それにしても・・・4人で芝居をした『傷は浅いぞ』は膨大なセリフをハイテンションでしゃべりまくり、転げ周り!という圧倒的ミドルパンチを喰らった気がしていた。

今回は役者の数が何倍も増えた事により、1役者が吐くセリフは少なく、笑いを取る為にシモネタ連発で、内容も希薄だった。

しかも、最前列。非常に見辛いのでした。
舞台が近すぎて見上げる感じ。


役者うんぬんというより、60分の設定がそもそも無理なのだろうか?


『お台場SHOW-GEKI城』って、ガチンコバトルなんでしょ?
で、ここに残った12組は勝ち残った劇団と推薦された劇団なのよね?
確か、79劇団の中から。。


そしたら、普通の出来じゃあ、駄目でしょ?もっと、レベルは高いと思ってた。
本日、3つの芝居を観劇したけれど、どれも普通だった。

はっきり言って、もっと素晴らしい劇団は沢山あるのに、どうしてそういう作品が残らなかったか?

それとも応募をしなかったのか?


観劇結果、解った事は、やはり今までの様に90~120分の芝居を小屋まで通って観るのが一番!と思い知らされたのでした。

ネバーランドの瞳

ネバーランドの瞳

劇団ひろぽん

早稲田小劇場どらま館(東京都)

2007/12/07 (金) ~ 2007/12/10 (月)公演終了

満足度★★★

正当なファンタジー
誰もが子供の頃に夢見た世界。ファンタジーもの。


ワタクシ、「ひろぽん」は初見だったけれど・・・

いあいあ、侮れません。
素晴らしいです。しかも・・・学生なんでしょ?殆どが。

まず、セットが素敵です。
お城の城壁を上手に演出してます。

もうそれだけで、パラダイスな事を想像しちゃって、むくむくと膨れる好奇心を抑えきれず、ニタリ。と不気味に笑いがこぼれるのでした。


そして両サイドには、蔦の絡まった長い梯子を空に向かって渡してありますから、それだけでジャックと豆の木を思わせるような風景です。

黒幕を中央に張って舞台を二つの物語に巧みに分ける演出は見事でした。

妖精パックを演じる茶木嵩文はそのベビーフェイスなマスクがぴったりで、全てのキャストが濃い面々でした。

ホントに学生?と感服せざるを得ない笑いの落としどころは、プロ顔負けで、何を隠そう!笑い転げたのでした。

これだけでも夢見がちな物語ですが、優雅な王国と敵対する貧しい洞穴の住人達とのストーリー仕立てはきちんと悪の王国と王女が最後には滅びるという設定になっていますので、これぞ、ファンタジーの王道というものです。


社会人になるらしい吉田武寛、次回も書いてくれるのでしょね?(・・)



なつかしの学童疎開

なつかしの学童疎開

劇団演奏舞台

門仲天井ホール<アート・キッチン>(東京都)

2007/12/07 (金) ~ 2007/12/09 (日)公演終了

満足度★★★★

反戦
この劇団は本当に頑固なまでの一貫主義です。
前回の『テンマ船のゆくえ』から、変わらず、戦争を取り上げ、反戦を訴えてきました。

そう・・原爆投下の被害国である日本が声を大にして訴えるべきなのだと。


昭和19~20年にかけて大戦下、大都市の当時国民学校3年生から6年生までの児童が国の命令で強制的に集団疎開させられました。

これはその学童達の60年後の視点を軸にした作品です。


この劇団は非常にプロ意識の強い素晴らしい劇団です。
発声や演技が格段と他の劇団と違います。


劇団独自の背骨と腰と丹田を軸とする呼吸法により鍛錬した役者を媒介して、 演技者からも観客からも自立した「共有の表現」を展開しています。

また、毎回舞台にライブ演奏のロックバンドを導入し、 芝居と臨場感溢れるサウンドとの相乗効果を生み出しています。


相変わらず、柳原和音が劇中、泣いていました。
彼女は広島出身ですから、戦争に対する想いが他の人達と明らかに違う。

その想いが劇中、感情のうねりとなって涙が溢れてくるのでしょうね。


勿論、ワタクシも泣きました。


原爆の体験談を聞かせますから、おどろおどろした悲惨な様子も語ります。


芝居とは、芸術であったりファンタジーであったり希望に充ち満ちた物語であったり、時にはお笑いであったり。と常に夢見がちに考えてるワタクシですから、何故、このような戦争の語り部の観劇を?

と、自問自答してみる。


たぶん、それは柳原和音の人間性に惚れたのかと。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

この部分は長くなるのでネタバレBOXに。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


↑この文章を見たときから柳原和音に会いにいくのです。






ネタバレBOX

「紙飛行機の行方」柳原和音



ある大作家はひとつの作品を書くのに原稿用紙3枚しか書き損じなかったとか。私はこの二時間あまりの作品を書くのに何百何千という紙を無駄にしました。
せめてもの償いに私はその反古で紙飛行機を折りました。何百何千という紙飛行機ができました。それらは文字にならなかった言葉を乗せて飛んでいきました。
途中、雨に打たれて路上でペシャンコになったり、風に煽られて屋根に引っかかったり、ブルドーザーで土に埋められてしまったり・・・。
ある日、そのまま朽ち果ててしまうしかなかったその紙飛行機を救い出し、また飛ばしてくれたのは劇団のみんなでした。それはもはや私が毎晩折っていたあの紙飛行機ではなく、いろんな色をしたほんものの紙飛行機になりました。
あるものは空に曲線を描き、あるものは森の中を飛んでいきました。高く低く遠くへ遠くへ。時には迷い、ぶつかりながら。
そんな時、気流を作ってさりげなく道を教えてくださったのは久保田さんでした。自由に飛び回る飛行機が一機でもはぐれないようにと、いつも見守っていてくれました。
紙飛行機にならなかった紙は無事に台本になりました。
でもそれはただの紙切れでした。みんなの飛行機だけが気流に乗って広い空をゆっくり旋回しています。
私は紙飛行機を折るためにせっせと台本を書いていたんだなあ、と思いました。

関ヶ原BOOGIE★WOOGIE

関ヶ原BOOGIE★WOOGIE

劇団BOOGIE★WOOGIE

シアターVアカサカ(東京都)

2007/12/07 (金) ~ 2007/12/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

魅せる舞台
チャラチャラ♪、チャラチャラッ!
チャラチャラ♪、チャチャチャラッ!


いあーー、今回のブギウギ、満点に近いでしょう。

レッドラインの時は、はっきり言って、
『ふ?前情報は評判良かったのに?・・・のに?』(´-ノo-`)ボソッ...


と、期待以上の期待をしちゃったから、一つの部屋で繰り広げられるこじんまりとした設定に身震いするほど、こじんまりとした戦争ものだった訳だけれど。



いあーー、今回のブギウギ、始まりから最後まで非常に素晴らしかったです。
天下分け目の関ヶ原の戦いと、御題は物々しいけれど、

しかしながら・・・ブギウギの事だから、何かオモシロオカシイことがてんこ盛りなはず!
と、ワクワクしながら全身全霊を傾けたのでした。


弁士が時代の説明をしながら筋立てていく手法は上手い!

「後世名高い鶴翼の陣を敷く西軍大将代理・石田三成と、10万以上の兵を率い西軍武将を取込む東軍・徳川家康の間で、勝敗の鍵を握っていたのは、なんと優柔不断なわがままボーイ・小早川秀秋だった! 松尾山の頂上に1万5,000もの陣を置きながら、どちらに付くかなかなか決断を下せない弱冠18歳の秀秋。」

と、所々に説明を加えてく。



最初と最後に魅せるショーも良かった!


舞台の上段ステージ(城)と下段(関が原)を上手く組み合わせて演出された舞台効果は抜群でした!

小早川が西軍に付くと下段の動きも変わり、小早川が東軍に付くとまたまた、下段の動きが逆転するという、設定が素晴らしかった!


それから、衣装もいい。。


平岡演じる、佐藤も相変わらず素晴らしい。。


でもって・・・SPのネタ振り・・・どんなオモチロイことが?(期待で大きな胸が膨らみました!)

したら、佐藤!毎日同じSPネタ、振られてるのに・・。


『さとう、ピンチ』って。( ´;゜;ё;゜).;'.、.;'.、ゴフッ!




ナニソレ!(しらけ鳥、降臨)

さぶッ!(きッたかぜー、こーぞうォーの、かんたろー)



ワタクシ・・くわぱっと口を開いて勢いのある火炎を噴出したかった!
『焼きつくせー、なぎ払えーーー!』




で・・相変わらず、前列で観劇しておりました!

そしたらさ、そしたらよ?!



アワワワ((((゜ □ ゜ ) ゜ □ ゜))))アワワワ


足元に刀が振ってきたーーーー!

『うっげあおう!なんじゃこりゃーー!』ばばり全開!


役者が刀を滑らせたっ!



えっと・・・これがオモチロイことでっか?

Σ(゜□´(┗┐ヽ(.◇.´)ノ





息の根に根付く

息の根に根付く

地球割project

アドリブ小劇場(東京都)

2007/12/06 (木) ~ 2007/12/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

期待通りの芝居
会場入りすると、そこはもう白の世界。

そう・・、壁一面が白い布で覆われ、床には同様の無味透明を思わせる同色の白い布が一本の雲のように横たわっているのでした。

以下はネタばれBOXに収めました。

ネタバレBOX

神秘的な世界を思わせるその白は

赤ん坊の白であり、白痴の白であり、病院の白であり、人生を染める前のキャンパスの白なのでした。


今にも神が降臨してきそうな、そのオブジェの前で、同様の白を纏った役者が現れます。


ワタクシ、どんな芝居を観せてくれるのかとむくむくと綿菓子の如く膨れる好奇心でいっぱいになるあまり、そこでぱちんと弾けそうになりました。



痴呆老人の世界はどんなふうにみえるのか?
その世界を完全肯定したお話で、その老人は自分の過去と現在を行ったり来たりします。

目に見えるどの世界も本当だけれど、目に見えない世界も本当だったりする・・。



老人の若かりし頃の日中戦争から現在の院内での生活を丁寧に書き下ろした作品でした。


「赤ん坊の事を白いキャンパスにたとえるけれど、老人はもう何色かもわからない位に染みついていると思う。 だとしたら白痴というのは、それがもう一度白くなる事かもしれません。 もしそうだとしたら、痴呆とは生きてるウチから、生まれ変わる準備をしているのかもしれないと思うのです。 」

と高橋。


相変わらず、高橋の芝居は芸術的センスで不思議な世界を表現します。

それでいて、


生きるって事を一生かけて考える

生きている意味を一生かけて探す


という、老人を知る事で命の意味を深く追求しています。




人はみな、生まれたときから一つずつ、一つずつ何かを失って生きてきたんだ。

何故生まれてきたかを知る為に生きる。


劇中で感受性豊かな言葉のシャワーがあります。

この感覚は他の劇団ではまず味わう事ができない。




そうして・・・

戦時中に自害せず『生きる』事を選択した青年(現在の老人)は

廊下のある家に住もう。
自分達の部屋がある家に住もう。
母と暮らそう。
あの娘と暮らそう。
父を許そう。
母にはいつまでも笑っていて欲しい。
そうして、僕の家からはまっすぐに虹が伸びているんだ。



終わり方も素晴らしい!


本当に・・・

どんな才能なんでしょう。

芸術、感覚、言葉、心、希望、優しさ。

そのパンドラの箱には素敵なものがギュッと詰まっていたのでした。



ああ、なんて優しい、そしてなんて素敵な芝居を作るんでしょ。




ワタクシ、そこに跪いてひれ伏したくなりました。



夜光星ディスコルーム

夜光星ディスコルーム

エムキチビート

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2007/11/29 (木) ~ 2007/12/03 (月)公演終了

満足度★★★

感動!そして脱帽!
時は幕末、1860年代の洛陽動乱こと池田屋騒動をモチーフに廻る巡る花火屋のお話。

それぞれが思っていた正義が本当の意味での正義なのか・・。

それぞれの立場での正義が終盤になって気付く。

幕末の動乱の悲しい結末を描いた物語なのに、観劇後、この手の物語特有のどんよりした曇り空を眺めるような暗いイメージがない。

たぶんそれは、ディスコルームというタイトルだけあって、音楽といい、照明といい、ディスコ感をほんのちょっぴり演出し、時代劇を現代風にアレンジした劇だったからではないだろうか。

まず、衣装が素敵でした。


そして和風衝立を上手く使って物語の展開に一躍かってました!


全員のキャストが素晴らしい!
個性的で主張してる。全員が存在感がある。


どっから集めてきたのだろうか・・。


でもって客席が満杯で座布団を出してました。


どっから集めてきたのだろうか・・。


子供が観劇してました、2~3歳位?
静かに見てた。本当に静かに。。
寝てるのか?と思いきや、頭は左右に動いてる。
子供ながら集中して観てる!

非常に感心して、その仕草に感動して、その集中力に感服しました。


脱帽でしたっ!(子供に)ワタクシより静か。



ジャンキー・チエの木人犯

ジャンキー・チエの木人犯

モノヅクリズム ソラトビヨリ。

ART THEATER かもめ座(東京都)

2007/11/28 (水) ~ 2007/12/03 (月)公演終了

満足度★★★★

聞きしに勝る魅せる舞台!
隣町に吸収統合される小さな小さな田舎町で、今宵、大きな演会が始まる。

その演会に出演する劇団は一つのはずなのに、勘違いから二つの劇団が神楽町にやってきてしまうところから物語りは始まる。

大きな演会では時間の制限もあり、二つの劇団の芝居を上演するのは難しいので、二つの劇団の芝居を観てからどちらかに決めることになる。

交互に芝居を上演するのだが・・・

ライト級梅田のあのバカバカしさが堪らない。


結局薬局、お互い譲歩しながら二つの劇団は一つの物語を独自に手探りで作っていくあたり、絶妙です。


とにかく笑った!笑い転げた!更に観客の笑い声が可笑しくて、沸騰するくらい笑ったっ!(^0^)

しかし、笑いだけの軽い芝居ではない。お勧め。


最後に劇団員をきちんと時間をかけて紹介するのは、いいね。観ていて微笑ましい。

東京FLC 小劇場第六世代演劇祭でも、鈴木さやか・直江真梨奈・田口勝久らが出演してたから、なんか・・・懐かしかった。

楽しませてもらったっ!ありがと。


14.√1.90

14.√1.90

toi

ギャラリーLE DECO(東京都)

2007/11/27 (火) ~ 2007/12/02 (日)公演終了

満足度★★

うーーん?!
この劇は正直言って嗜好が分かれるでしょうねぇ。笑える要素も確かにあるのだけれど、訴えるものが弱い。


ある画廊での一日の出来事を綴った作品。
言葉遊びを表現しながら2つの恋の行方や本当に好きな人には中々告白できない要素も織り交ぜての劇。


う~~ん?!

中々進展がないどころか・・・


例えば、本丸へ突入して撃退されるのが恐くて、外堀をせっせこせっせこ埋め立てて、その埋め立てた外堀で満足してぷか~っ!ぷか~っ! _机_┗┐(-c_,-。)y-~ ふぅ
と・・・暢気にふかしてる状態。


弱い。ストーリーにパンチがないから、飽きる。

実際、日常の何処にでも転がってるようなストーリーでした・・。




わざわざ足を運んでまで行きたい内容ではなかったかな~、残念だけれど。

ライン

ライン

サスペンデッズ

OFF OFFシアター(東京都)

2007/11/20 (火) ~ 2007/11/25 (日)公演終了

満足度★★★

大人になっても
二人の姉妹が近親相姦という重い過去を背負って、そこから中々抜け出せず苦悩しながらも生きていくという物語。


こういう小さい頃の性的虐待を扱った作品はあまりにもデリケートな問題だから、姉妹が抱える心理的なものを表現するのは難しかったと思うが上手く表現していたと思う。


秀子が自らの過去を告白するまでは物語りは可笑しく楽しく進んでいったりする。

その後、急激な展開があり、場内はシーンと静まり返り緊張感が漂った。


秀子が「私が一番大切に思ってるのは秋子(妹)だよ。」と吐くセリフ。

ここ、泣ける。


父親から秋子だけは守ってやりたかった。という秀子の思いが痛い。

「秋子はちっさくて、ふわふわっとしてて温かくて柔らかい存在だった。秋子だけは守ってあげたかった!」


生きるって事はどんな意味があるのか、それとも本当は意味なんかないのじゃないか。

出口のないトンネルをずっとずっと掘り続けて、それでも暗闇から逃れられない・・・。

だけど、実は生きると言う事は掘り続ける行為そのものなのではないか?


・・・・と妙に深く考えさせられる内容でした。。



イ・イカン! こういうナイーブな劇に弱いから、カミュになっちまってる?!(^^;)


催眠術

催眠術

劇団フルタ丸

しもきた空間リバティ(東京都)

2007/11/23 (金) ~ 2007/11/25 (日)公演終了

満足度★★★

友情の再認識
この劇団、初めて観たけれど、片岡役がフルタジュンなのね?
でもって、脚本も演出もフルタジュンだったりするから、何役もこなしてたけれど結果的に片岡のキャラが一番面白かったね☆
何だか・・ツボにはまって笑い転げました!

ストーリーとしては、観劇前はもっとサスペンス的な要素が大なのかな?と思っていたけれど、違う。

もっと単純に昔の仲間が集まって催眠術をかけてみる。という状況の中、結果的に、主人公の周りの友情を再確認するというもの。

ベタな内容だけれど、お笑いの要素はあったと思う。

会場で大受けしていたのは紛れも無くワタクシでっす!(^0^)



ただね~・・暴れるシーンがあって実際にコップや瓶が粉々になって床に散らばった。

役者が踏んで怪我をするのではないか?と心配でそれから劇に集中出来なかったんだよね。
欠けたガラスの破片を拾ったり集めたり・・・。

ああいうの、ヤメテ欲しい!

暴力的なシーンは苦手なのよね。
女性はひくでしょう?ああいうの。



最後はちょっと切ない感じで終わるのかな~と思いきや、その後、主人公がビールを浴びたり壊れた携帯で受けを狙ったり・・・あれ、イランわ!ww


「ANYBODY and EVERYBODY」

「ANYBODY and EVERYBODY」

super Actors team The funny face of a pirate ship 快賊船

ブディストホール(東京都)

2007/11/22 (木) ~ 2007/11/26 (月)公演終了

満足度★★★

動物園に行きました!
ギャングの抗争の物語なんだけれどね、全然、暗くないです。笑える!(^0^)直ぐに発砲するヤツとか、常に傷を負ってるヤツとか、オカマとか・・・ハゲとか・・・(^^;)ギャングなのにみんな、底抜けです。お笑い系に分類していいよね?お気楽に観れる。ドンドン人が消されていくのだけれど、悲壮感がそれ程ナイ。娯楽的な作品。次回も観たい!劇団員はバケモノ揃いで、ある意味、動物園です!はい。

漂流裁判

漂流裁判

劇団あおきりみかん

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2007/11/23 (金) ~ 2007/11/25 (日)公演終了

満足度★★★★

笑った笑った!(^0^)
劇団員が登場する仕方が面白い。それにあわせての音楽のセンスも抜群です!大竹役の木村仁美がいい!凄くいい!!前の方に座って、表情を見たほうが笑える!ただ、じーーーっと見てるだけで笑える。あんな役者、いたんだね~(^0^)以前、役者をしてた知り合いが、関東に「あおきりみかん」が来たら、是非、また観たい!とべた褒めしていたから、ワタクシも一度、観たい。とずっと密かに思ってました。まるで片思いのように・・・・。いあいあ、非常に良かった!結構仕草が大げさでバカらしいのだけれど、楽しい舞台!お勧め(^0^)

relate

relate

E♭【e-flat】

シアター風姿花伝(東京都)

2007/11/16 (金) ~ 2007/11/18 (日)公演終了

満足度★★★

青春ですわね
大人になると、多くの友人がいつの間にか離れていき、ビジネスライクな人間関係に移行して行くのは当然のことだよね?

そういう人間関係に空しさを感じているジンは、以前のあの頃の友情が真の友情であると、今も固く信じている。


そんな友情を思い出させてくれるモノ、それはSNSサイトのコミュ二ティだった。

文字だけの付き合いとはいえ、出会った人たちはあの頃の仲間と同じように思えるのだ。

「会ってみたいよな」その一言が彼らの運命を変えてしまった...。


SNSで出会った4人はいつの間にかSNSの電子空間に入ってしまって、抜け出せない。

抜け出して現実の世界に戻ろうとするが戻れないのだ。

SNSの管理人に「『ウマ』を見つけたら元の世界に戻れる。」と教えられるが、『ウマ』が中々、見つからない。


いったい、『ウマ』とは?


SNSの中で新たな人間関係でモガキながら4人とも、真の友情が芽生えてくる。


お互いを思いやり、信じあう心。


そうして・・管理人から「君達はやっと『ウマ』を見つけることが出来たから元の世界に戻れる。戻りなさい。」と聞かされるが、何故かジンだけが体が動かない。



そう・・まだやり残した事があったのです。


ここで、物語は終わってしまうのだけれど・・・


過去に親友から裏切られて汚名をきせられ、すっかりひねくれてしまったSNSの住人ドロップに、「relate」を信じる心を持たせることではないか?


・・・と観客に思わせようとする意図が見え隠れしながら、幕は閉じます。


途中、画像では哲学的な『友情』の言葉が映し出されます。


クサイって言えばクサイのだけれど・・

たぶん、友情について考えるお年頃なのかと。(脚本家)


たまにはこんな青春を振り返ってみるのもいいかも。(って語ってる自分はどんなお年頃?・・;)



はっきり言ってワタクシ、どーでもいいような友達100人作るより、たった一人の信頼できる人が欲しいタイプです。

故に、多くの友人はイランのです。


傷は浅いぞ

傷は浅いぞ

柿喰う客

王子小劇場(東京都)

2007/11/14 (水) ~ 2007/11/26 (月)公演終了

満足度★★★★

ばけもの度
初めて、柿喰う客に出会ったのは、「15minutes made」観劇の際。

たった15分だけの上演だったが、物凄いパワーに圧倒されて本編も観なきゃ!
・・・って思った次第。


本編の75分間、本当にこのパワー全開でやるのか?!

本当に?!


・・・と疑心暗鬼だったが・・・



何コレ?!  w(゜ロ゜;w(゜ロ゜)w;゜ロ゜)w オォォーーー!!


上演75分、走りっぱなし!


しかも・・決して上品ではない。アクが強い。そんでもって、はしたない・・。


深谷由梨香は今にもゴングが響きそうな舞台上で大股開いて半パンの中のピンクパンツまで見せちゃってるしww。


コロはその上品な顔立ちから想像し難いほど、やる事がエゲツない。


玉置玲央はそのハンパナイキャラで早口でしゃべりまくり、耳をダンボにして聞いてないと置いて行かれる。


七味まゆ味はちょっとは大人しい役と思いきや・・・やっぱりクサリガマを振り回す始末。



一体全体、この劇団・・・。(゜ロ゜)



そんなバカな!絶対ないやろ、そんな事!(ー△ー;)



要はアニメの世界を劇を通して観るような感覚!



折角だから・・・『キューピー』とか上演してくれないかなー。


馬鹿らしいけれど、おもろい!


おもろいけれど、馬鹿らしい!



コギャグがソートー、おもろい。
良く聞いてないと理解不能になる舞台!...ヾ(。 ̄□ ̄)ツ ギャァ!!



この劇団、はっきり言って、苦手な人もいるはず。
その位のバケモノ度。

一度、試しに観てみたら?

はまればはまる・・・そんな劇団。




ワタクシはすっかり、はまりました!
内容はソートー、シビアだけれど、陰険さも暗さも感じさせない。
むしろ、精神はハイで観ていて爽快感すら感じる不思議な感覚!お勧め。




この日はふるまい酒がありました。中味は赤ワインだったけれど。。


作・演出の中屋敷法仁 が観客より先にワインを貰ってました!(何だよソレ!先にお客様に差し出すだろ、普通!一般社会で通用するか?ソレ!どんだけなんよ!(・・))




『Midnight Callin'』

『Midnight Callin'』

ミスタースリムカンパニー

SPACE107(東京都)

2007/11/16 (金) ~ 2007/11/18 (日)公演終了

満足度★★

最悪なスタッフ達
芝居はミュージカル仕立てでストーリーもきちんと練られていて充分に楽しめるはずだった。

舞台上では殊勝にも演劇人達がいい仕事をしようとしていたのが、解り、汗を流しながら一生懸命演じてる姿には感銘すら受けました。

しかしながら、客席では5歳くらいの女の子が後半、ずっと場内で走り回っていました。
他にも赤ちゃんがぐずって声を出してましたが親は退場しようとしません。

ワタクシの横の観客は呆れて二人、帰ってしまいましたが、それでもスタッフは全く無関心で注意すらしてなかった。

運営側が注意も何もしないって事は他の観客に対して誠意がないって事です。軽視しています。

MYMYの時のスタッフもそうでしたが、
ここのところ、劇団スタッフの対応を見てるとスタッフ自体にも常識がないです。

舞台にまで子供の声は渡ってたはずだから、演じる側は集中できたのだろうか?
観客はドン引きです!


そこにいくと『しびれものがたり』のスタッフは飽きて声を出してる4歳くらいの女の子とその母親を場内から出しました。

素晴らしいですね。全体の場の雰囲気を敏感に察知し、ソレを行動に瞬時に移す事が出来る。という事です。


今後、このミスカンとMYMYは二度と観たくないですね。
気分が削がれる。

ジョー・山中(ワタクシは知らない)の歌と芝居の繋ぎが全く離れてました。
突然、現れて歌ってました。(何コレ?・・??)
意味が解りません。カラオケに行ってる気分でした。




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