めぐるひかり
BASEプロデュース
BAR BASE(東京都)
2018/06/26 (火) ~ 2018/07/10 (火)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/06/26 (火) 20:00
価格2,000円
米内山さん作品としては異色?(私見)
ストレートに辛辣なやり取りで始まり雨降って地固まる、みたいな。初演未見につき、当時のエビス駅前バーの使い方や店名などを想像しつつ楽しむ。それぞれに○○する落としどころはいかにも、かも。
俺なんだよ戦記
劇想からまわりえっちゃん
アトリエファンファーレ東新宿(東京都)
2018/06/21 (木) ~ 2018/06/30 (土)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/06/24 (日) 14:00
価格3,000円
学園ものとしてはありがちなダメなクラスとその教師と……なプロット。
やはり暑苦しく(冷房が強目だったのも頷ける(爆))バカバカしく終盤の一部など無駄にスケールがデカい。(笑)
が、暑苦しさとバカバカしさは昭和の少年ジャンプのノリを思わせ、宇宙規模のズームアウトやいくつかの表現は惑星ピスタチオ(むしろカプセル兵団?)を思わせて楽しいのなんの。
また、効果音とマイムによる卓球の見せ方がイイ。何なら「ピンポン」の舞台化もできるのでは?(笑)
跳 JUMP
劇団うるとら2B団
萬劇場(東京都)
2018/06/20 (水) ~ 2018/06/24 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/06/22 (金) 19:30
座席I列7番
価格3,500円
完成した時間航行システムの試運転中に研究チームが幕末に飛ばされてしまい……な和製時間もの。
このテの物語が好きでよく見ている身には先が読めたり「そこは“そっち派”」なのね」だったりで楽しめたし、ラストは「そう来ましたかぁ!」な意外性も。
また、本編にちりばめられたさまざまなアソビや装置のギミック(途中の転換もさることながらラストの見せ方がイイ)、それにスタッフワークなどはベテラン団体の味がにじみ出てお見事。
雲をたぐって天まで飛ばそう。
perrot
王子小劇場(東京都)
2018/06/20 (水) ~ 2018/06/24 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/06/22 (金) 14:00
価格2,300円
【先入観なしにご覧になりたい方にはスルー推奨】
人名・地名などは日本神話っぽいし展開や台詞回しはシェイクスピアっぽい(確かにロミオとジュリエットよりもマクベスだ)し一部はギリシア悲劇っぽくもあってクラシカルで重厚なのに何故か未来の物語のように感じてしまったのはイマジネーションの暴走か?(笑)
それはマイナス×マイナスがプラスになるというより、クロノス・ジョウンターのように、ある方向に行った反動で逆方向に飛ばされる作用なのかも。いずれにしても脳の誤動作的な感覚が面白い。
また、登場する最終兵器にしても具体的な特徴が挙げられて特定は容易だが、どこかジブリ的(炎の7日間をもたらすもの、みたいな)なイメージが広がってしまった。これもやはり暴走?
そう言えばナウシカやラピュタなど、ジブリ作品も時代が過去のような未来のような特定不能の別世界感があるもんなぁ。
さらに、時代が特定不能ということではNODA・MAPもそうで、過去や現在の出来事の寓話化という手法が本作に通ずる気も。言葉遊びや内容のアソビを附加したらNODA・MAP風にもなるのでは?(私見)
ところで本作のような作品は、当日パンフレットに人物相関図(あるいは勢力図?)があるとありがたい。ネタバレとの関係もあろうが、その旨注釈を付ければ見ないという選択も可能だし。
あと、ステージ真ん中上方の装置のギミック、某人気ミュージカルの「大階段」を連想。(笑)
真夜中ガール
劇団癖者
小劇場B1(東京都)
2018/06/20 (水) ~ 2018/06/24 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/06/20 (水) 14:00
価格3,200円
3年ぶり2度目の癖者は以前と比べてかなり進化。
かつて大阪で芝居をしていた3人の仲間がそれぞれに上京して直面するあれこれ。題材が題材だけに「そんな苦労をしているんだなぁ」感がひとしお。終演後、下城主宰に「体験談ですか?」と聞いてしまったくらいありそうなハナシで……(笑)
また、アイドルデュオそれぞれの立場も「さもありなん♪」なネタで、これがラストで活きる(通快?)んだな。
そう言えば、地方から上京した戸惑い・驚き的な序盤は「ひよっこ」「半分、青い。」などの朝ドラを、その後の日常のあれこれは単館レイト上映の映画や深夜ドラマを、夢に関する部分は劇団ズッキュン娘「夢で逢いま笑」を想起。
なお、、「体験談?」との問いの回答は「一部の体験を元にしたフィクション」とのこと。そらそーだ。(笑)
ナイゲン
ILLUMINUS
浅草九劇(東京都)
2018/06/12 (火) ~ 2018/06/17 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2018/06/15 (金) 19:00
価格4,000円
アガリスク(2012年1回、2013年2回、2015年試演会+本番2回)、feblabo(2016年、2017年各1回)に次いで3団体目で、もちろん味わいの違いはありつつ、「この座組のナイゲン」として見事なまでに成立しており、時には過去の演者を思い起こしたりもしながら堪能。
どさまさりの背後あたりにしようと思いながらもそのあたりが非推奨席(という名の誘導席?)だったために東ブロックの南端にしたが、アガリスクメンバー4人や「おばか屋敷の右腕(謎)」がよく見えて結果オーライ。
また、内容をよく把握しているゆえメインで進行している会話や面々から眼を逸らせて別の会話(のマイム)をしている演技を観たり終盤での「孤高のどさまわり」に注目したりも。これもその心境を推し測れたりして良かった♪
で、「この2時間弱」の間に大きく成長したのは3148と議長だと思う。なので最後のヤマ場での3148の2つの言動と議長のあの台詞が好きなんだろうな、と。
沼田宏の場合。
グワィニャオン
シアター1010稽古場1(ミニシアター)(東京都)
2018/06/15 (金) ~ 2018/06/17 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2018/06/15 (金) 15:00
価格3,500円
ある特殊な陪審員たちの会議劇。このテの芝居の原点とも言える「12人の怒れる男」の形式・展開を踏襲しつつも基本はコメディである上に後半であちらにはない新たな(そして個人的に好きなパターンの1つでもある)テーマを盛り込むのがさすが。まさしく「既存のものに新しい価値を附加した」(←この日の夜に観た「ナイゲン」でも出たフレーズだ)と言えよう。
ソラトビヨリによる初演(2007年7月)・再演(2008年8月)を思い出したりして大いに懐かしくもあった。
ラフカット2018
プラチナ・ペーパーズ
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)
2018/06/06 (水) ~ 2018/06/10 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/06/07 (木) 19:00
座席2列12番
価格3,800円
2011年以来、久しぶりに観るラフカットは「ああ、このサイズ感と台詞の響き方……」な懐かしさ♪
前半の2編は30分という半端な(?)尺を使いきれない感なきにしも非ずか? 対して後半2編は流石。
第一話「僕らの力で世界があと何回救えたか」(脚本:高羽彩)
同窓会の会場である体育館を抜け出して共同で使っていた部室に集まったアマチュア無線部OBと演劇部OG……知った上で観ているせいか随所に高羽彩さんっぽさがあるような?
第二話「僕の妻にはタトゥーがある」(脚本:大野敏哉)
スーパー銭湯のサウナ前でのエピソード、女性のタトゥーということで「未開の議場」を思い出したりも。
前半のこの2本がどちらも「これで……終わり……なのかな?」な印象なのは大きな山場的なものがないからか?
第三話「パーはチョキより弱いのか」(脚本:佐藤二朗)
11年前の提供作品の再演とのこと。いくつかの台詞がいかにも佐藤二朗さんっぽいと言うか、脳内で勝手に「あの口調」で再生されてしまう。(笑)
終盤に山場もあり、きちんと安定して終わる感覚。
第四話「フェスでゴミを拾う」(脚本:堤泰之)
地方都市での町興し的な音楽フェスティバル(2回目)実行委員たちの打ち合わせ。初回に「あること」をしたため今回は出場を自粛するバンドがあり……な物語。
「正義の反対はもう一つの正義」というのは有名だが、「正義(正論/正しいとされること)を振りかざすのは絶対的なイイことなの?」「行き過ぎた(あるいは独善的な)正義は時として悪になるのでは?」という疑問をなげかけるものが「映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ ~拉麺大乱」以降ちょくちょく芝居に出てくるが、本作のある人物と「爆盛!カンフーボーイズ」のヒロインの言動の近いこととと言ったら!
フランケンシュタインー現代のプロメテウス
演劇企画集団THE・ガジラ
ウエストエンドスタジオ(東京都)
2018/06/07 (木) ~ 2018/06/13 (水)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/06/09 (土) 18:00
価格3,500円
北極海で衰弱しているところを救われた男が語る「生命を創った」科学者の話……。
200年ほど前の夜はかくや、な薄暗さと、炎・反射光・影などを巧く使った明かりがクラシカルな趣きを醸し出してステキ。
途中、ヴィクターが精神科医の診断を受ける場面あたりから大得意な誤読をして(ほぼ誤読と自覚しながら)「ヴィクター・呉・フランケンシュタイン・一郎」の物語で、怪物や科学者は北極海の男の別人格なのではないか?と考えてしまったのは前年の「ドグラ・マグラ」の後遺症か?(笑)(なお、装置における鏡の使い方も踏襲していると思う)
なお、副題部分が原作まんまであることを……と言うよりそんな副題が付いていたことを今回初めて知った。
Paranoia Papers〜偏執狂短編集Ⅳ〜
劇団パラノワール(旧Voyantroupe)
サンモールスタジオ(東京都)
2018/06/09 (土) ~ 2018/06/18 (月)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/06/13 (水) 13:00
価格3,500円
【赩の章】
歴史に(罪人としてではなく)名を残す女性を中心に描き健全な印象だった黈の章に対してこちらは犯罪者が主人公なためインモラルかつグロ気味。その意味で前年の「血糊を使わない虚飾集団廻天百眼」に近いノリ。
1編目の「俺はアンドレイ・チカチーロ」はお得意の(爆)シリアルキラーもの。一部のスプラッタシーンを映像で見せていたが、そこを舞台で見せたらまるで虚飾集団廻天百眼?(笑)
2編目の「切り裂きジャックたるために」も血や臓物が出るスプラッタバイオレンスだが、どこかユーモラスでもあるのは常川さんのキャラか?(笑)
「ウェスト夫妻の偏り尽くした愛情(闇)」は初演のバイオレンスコメディを踏襲した黈に対し奇妙で妖しいフェティシズムバージョン?アガリスクで言えば時かけと2.0どころではなく紅白と卒業式以上に異なる(台詞も)。宇野主宰によれば口だてで作ったとのこと。
そう言えば台詞で「自動小銃」と言いながら、手にしているのはリボルバー、というシーンがあった。「そんな大口径の銃、当時はまだないだろ」というレベルなら「記号としての拳銃」としてとらえれば許容範囲内だが、リボルバーを自動小銃と呼称するのは自転車をオートバイと呼称するようで抵抗がある。
Paranoia Papers〜偏執狂短編集Ⅳ〜
劇団パラノワール(旧Voyantroupe)
サンモールスタジオ(東京都)
2018/06/09 (土) ~ 2018/06/18 (月)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/06/12 (火) 13:00
価格3,500円
【黈の章】
昨年の「血糊を使わない虚飾集団廻天百眼」に対して今年(再演作品除く)は「歴史的事実のVoyantroupe流解釈(あるいはアレンジ)」的にしてかなり健全(笑)な印象。
前半の「レディ・ゴダイヴァとピーピングトム」は大岡裁き……というより一休さん的?なアイデアによって権力者に一杯喰わせるのがユーモラスで痛快。
前半と後半に分割された「毒妃クレオパトラとアルシノエ」は多少の残虐場面はあるものの史劇の薫りすら漂う。
考えてみるとクレオパトラについては虫プロの「セクシーアニメラマ クレオパトラ」で得た知識くらいたったので帰宅後にwikiで調べてあれこれ確認&納得。
再演の「ウェスト夫妻の偏り尽くした愛情(風)」は昨年のキャストを思い出したり赩の配役を想像したり(当日パンフレットにはあったがきちんと覚えていなかったので)しながら楽しんだ。
3編の中ではこれが一番過激ではあるものの、コメディ仕立てになっているしエロでもなければグロでもないのでホント穏やか。(笑)
ゲイシャパラソル
あやめ十八番
座・高円寺1(東京都)
2018/06/09 (土) ~ 2018/06/17 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/06/11 (月) 19:00
座席LA列4番
【墨バージョン】
初演が記憶の片隅に残っている身からすると、初演メンバーも多い紅は「基本形」、それに対して墨は「新版」あるいは「応用編」な印象。
そして、前日某有名戯曲との共通点(?)に気付いたために「アレ」について序盤からもちょくちょく触れていたのだな、と気付いたりも。
ということで二夜続けてダブルキャスト両編を観たのは正解、より面白く感じた。
ピース
SPIRAL MOON
「劇」小劇場(東京都)
2018/06/13 (水) ~ 2018/06/17 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/06/13 (水) 19:30
価格3,500円
まず最初に大事なことを。空きっ腹で観てはいけない、最低限コンビニのおにぎり1個くらいは食べてから臨むべし。
国家プロジェクトで21日間の船上生活をすることになった6人の男女(と関係者)。
前半は「あること」の羅列にも見えまとまりに欠ける感が無きにしもあらずだし「どこへ向かうの?(←劇中の船でなく物語自体が)」な疑問も生ずるが、それらが次第にまとまって行きSPIRAL MOONど真ん中な世界に仕上がるのはさすが。
笑いあり緊張あり優しさありと盛り沢山なのも良かったし、珍しく抽象だがなるほど船だわ(仕掛けもアリ)、な装置もイイ。
ところで、序盤の状況説明から近未来の話かと思ったが、その後の台詞からイマであると判明してビックリ。うん、きっとパラレルワールドなのだろう。(笑)
ゲイシャパラソル
あやめ十八番
座・高円寺1(東京都)
2018/06/09 (土) ~ 2018/06/17 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/06/10 (日) 19:00
座席G列18番
【紅バージョン】
「あるもの」が売買されるようになっている30年後の日本を舞台にした物語。
2年前にはこれがサンモールスタジオに収まっていたの?と思うほどに見事なスケールアップ。黒い床が印象的な美術は踏襲しているけれど。
美術と言えば、舞台上方の「アレ」が「外国映画に出てくるアジア全般ごちゃ混ぜで時代錯誤的なヘンな日本」に通ずる感覚で、内容的にも合っているような。
また、ラストが「ある有名戯曲」の裏返し的にも感じられてニヤリ。
レイニーレディー
ことのはbox
シアター風姿花伝(東京都)
2018/06/06 (水) ~ 2018/06/12 (火)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2018/06/09 (土) 14:00
価格4,000円
葉チームを観劇。
2年前の雨の日の交通事故によって人生が変わってしまった2人(加害者・被害者)の女性を中心とした物語。
最終的な落とし所を筆頭としたストーリーテリングや会話の端々など随所に「藤吉みわイズム(笑)」が感じられてよくできているが、序盤の1つの場において台詞のやりとりに現実の会話なら生ずるであろう間がないため「会話」ではなく単なる「台詞の音読」になり(その場が)白々しくなってしまったのが珠に瑕。
なぜそんなに先を急ぐのか?(※) それさえなければほぼ満点なのに惜しい。
脚本に関しては、ある人物の身勝手さが諸悪の根元(笑)のように思えるが、脳内で設定を補うことで納得。
また、終盤の「夕暮れの屋上」場面の照明表現がステキ。
あと、加藤大騎さんのダンスって貴重では?
※ 会話というのは相手の発言を聞いて、自分なりに咀嚼して、考えをまとめて返事をするので大半の場合は「間」が生ずる筈。
尺を気にするのか、早口になるのはまだ良いとしても、この「間」をなくしてしまうと薄っぺらく白々しい虚構丸出しの単なる台詞の音読になるのでやめていただきたい。
芝居において序盤の前振り、人物や状況の説明、伏線などの場面は早めに済ませて本筋に入りたい、という心理はワカらないでもないが、そういう「マクラ」をおろそかにすると、後がどんなに良かろうと大なり小なり「虚構」っぽさが尾をひいてしまうんだな。頼むよ。
ねぇ、聞いてよ、ウォンバット!
カミグセ
くすのき荘(東京都)
2018/06/08 (金) ~ 2018/06/10 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/06/08 (金) 16:00
価格2,500円
引っ込み思案気味のねむみのもとに(自称)ウォンバットが現れて……というシュール系な状況から始まる45分の中編。
つくに主宰によると会場の窓(と小さなベランダ)と柱に惹かれて書きたくなったそうで、確かに会場の機構(?)を活かしていたな、と。
で、「くだらないもの」にしたかったそうだが「あと一歩で飛べなかった主人公が一歩踏み出す」的なキチンとした小品になってしまったのは作家のサガか?(笑)
がしかし、その旨を伝えたら「必ずしもそういう結末ではない」と返され、そういえば異なる解釈もできるな、と思ったのだった。
また、窓の外が夜だと最後の場の意味合いが違って見えるとも言われてなるほど納得。
ところで質問し損ねてしまったが「トイレの壁」のエピソードは創作?それともつくにさんの実体験?
ツヤマジケン
日本のラジオ
こまばアゴラ劇場(東京都)
2018/06/05 (火) ~ 2018/06/10 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2018/06/07 (木) 14:00
価格2,500円
初演はこんなに笑えたっけ?と思うほどにコミカル(この回は特に客席の笑いが多かったらしい)な女子校文化部合宿あるある。その中の「ちょっとヘン」な部分が次第に拡がってのあの結末。うん、ムツオは○○だね。
また、あるあるをあるあるたらしめる各人物(男性含む)の「いそー♪」感も見事。今回のキャストに合わせて演出(キャラ設定?)もアレンジしたのではなかろうか?
あと、初演時の自分の「観てきた!」コメントには「ダークな櫻の園」とあったが、正確には「裏・櫻の園」かもなぁ。(笑)
氷雨丸 -常花の青年遊廓-
レティクル東京座
新宿村LIVE(東京都)
2018/06/06 (水) ~ 2018/06/10 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2018/06/06 (水) 19:00
座席C列7番
価格4,500円
第三次世界大戦終結から時を経た未来の日本(?)を舞台とした伝奇アクション。
30人を超えるキャストがいながらも単に話を進めるためだけの駒=モブキャラがいず、それぞれに大なり小なりのドラマ(=劇中での人生)を背負い、物語での役割を担っている作劇が見事。
ストーリー的には劇団☆新感線、台詞回し的にはX-QUESTを想起させるも似て非なる作劇、白塗りや時に字幕を伴った歌の使い方を筆頭とした様式美さえ感じさせるそのスタイルは確立された、どころか絶好調と言えるのではあるまいか?
また、クライマックスの氷雨丸(たち)の殺陣の1対1なのに「そうでない」見せ方も妙案。
寿
やまだのむら
スタジオ空洞(東京都)
2018/06/02 (土) ~ 2018/06/09 (土)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/06/03 (日) 17:00
Aチーム「サーディン」
中学教師たちと1人の生徒によるドラマはどこか懐かしい感覚もあり、中盤では昨今の実在の事件なども想起してヒヤリとしたりも。
また終盤に思わせ振りな部分が2つあったが本筋とさほど密接ではないような……(読み取れなかっただけか?)
あと、ダンス練習場面の各人の個性の出し方(巧かったり見よう見真似であったり)が秀逸!
寿
やまだのむら
スタジオ空洞(東京都)
2018/06/02 (土) ~ 2018/06/09 (土)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/06/03 (日) 13:00
Bチーム「ふじみちゃん」
アクションあるいはファンタジー系の作品でサブテーマとして時々出る、そしてσ(^-^)の好きな「アレ」を中心に据えるとはお見事。コミカルに始まりやがてシリアスに転じる流れや途中でイイなと思った台詞を伏線としての幕切れも巧み。
で、アレが食べたくなりこらえきれずソワレまでの間に某コンビニで3個200円のアレを買ってイートインコーナーで食したり。(笑)