僕らの力で世界があと何回救えたか
タカハ劇団
小劇場B1(東京都)
2019/02/08 (金) ~ 2019/02/14 (木)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2019/02/08 (金) 19:00
価格4,000円
かつての高校無線部の面々が市のイベントで「科学に親しむ」展示をするよう依頼され出し物を検討している最中、以前使っていた無線機から失踪した友の声らしきものが流れて……な物語。
事前告知の通りラフカットに書き下ろした中編とはごく基本的な設定は共通だが全くの別作品。長編ゆえに(?)スケールも大きく扱うテーマも複数になったことで多少のとっちらかった感が無きにしも非ずだが、ミステリー要素とファンタジー要素により往年のNHK少年ドラマシリーズのオトナ版(あるいはオトナ向けジュヴナイル)なオモムキがあり、楽しめた。
で、ネタ的に「オーロラの彼方へ」(グレゴリー・ホブリット監督:2000年)も思い出したり……。
SHOOTING PAIN
ピヨピヨレボリューション
スタジオ空洞(東京都)
2019/02/01 (金) ~ 2019/02/10 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2019/02/07 (木) 19:30
価格3,000円
精神科医・有川が赴任した病院は患者・スタッフとも個性的な人物が多く、中でも患者のマツリは……な物語。
好きな題材の1つだしこのテの話では定番的なパターンもあって早い段階で真相に気付く……って6年前にコロブチカによる初演も観ていたのだった。
が、さすがに間に2千本も観ているのでこの「気付き」が記憶によるものなのか純粋な推測によるものなのか自分でも判別不明。(爆)
いずれにしても前半での伏線が終盤で回収されてゆくのが小気味良く、巧みにして鮮やか。
なお、観た回の終演後にはアフタートークがあり、衣装デザインに関する話が聞けたり物語の中心となる女優トリオのLINEグループの話に「イイ座組だこと」とホロリとしたりも。
4月のライブスタイル演劇版もまた新たな魅力がありそうで観るのが待ち遠しい。
ちなみにコロブチカ版の主要な配役をネットで見つけてそちらも納得。(前述のようにすっかり忘れていた(爆))
卒業制作
しあわせ学級崩壊
王子小劇場(東京都)
2019/02/06 (水) ~ 2019/02/10 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2019/02/07 (木) 14:30
価格2,500円
対面客席の間に設営された金属の柵(?)で囲まれた檻のような演技スペースで繰り広げられるのは卒業式を目前にしたとある高等学校での出来事……?
大音量のビートに会話やモノローグを乗せるお馴染みにして独特なスタイル、ビートのカンバスを言葉のコラージュで埋めてゆくような感覚……と思ったところでハタと思い当たったのは70年代前半のマイルス・デイヴィスの来日ステージ。
リズムセクションの繰り返しの中、「次、ギターね」「今度はサックス」などとその場でミュージシャンにソロの指示を出し時には自分でも演奏するマイルスが弟子に指示を出しながら壁画のような大きな絵を描いている職人の親方のイメージだったことを思い出し、リズムのカンバスを即興演奏で埋めてゆくところがこの団体の手法に通ずるのではないかと。
そしてそのような独特の「リーディング・オン・ビート(あるいはラップ系リーディング?)」スタイルゆえ、ストーリーの要とも言える「アレ」や「ソレ」を終盤まで隠し通せるのかも?
そうして迎えるラストもまたσ(^-^)の好きなパターンの1つで、往年の人気特撮ドラマの最終話も連想。
考えようによっては「金網デスマッチ・バトルロイヤル演劇」かもなぁ?(笑)
この海のそばに
えにし
「劇」小劇場(東京都)
2019/02/05 (火) ~ 2019/02/10 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2019/02/06 (水) 14:00
価格3,000円
変わった生い立ちの俳優がいるということでテレビの女性ディレクターから取材依頼を受けた前田勝はその取材を通して亡くなった母のことを調べようと思い……な物語。
前々回公演「クラゲ図鑑」(2017年7月)と同じ題材で、その時は自らの特異な体験を演劇化し観客と共有するということ(とその内容)に衝撃を受け、芝居本体もかなり重くしんどく感じたが、今回は演劇として昇華させた印象で「クラゲ図鑑」を観たことにより内容をある程度把握していたこともあって「演劇として」観ることができた。
「もしもあの時、ああすることができたら良かったのに」な事柄を過去に遡って実行する、というのは時間ものフィクションの定番の一つだが、現実世界に於いてそれを少し違った形で実現するとはお見事、というか恐れ入る。そして亡き母の供養であり鎮魂歌的なものでもあると受け取った。
緋色、凍レル刻ノ世界、永遠
三栄町LIVE
ザ・ポケット(東京都)
2019/01/30 (水) ~ 2019/02/03 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2019/01/31 (木) 19:00
座席G列3番
2015年11月のSPACE雑遊での初演を「劇場版」にグレードアップ。空間が広くなったことで早口の台詞が聞き取りにくくなった憾みはあるが、その空間を活かした高低差もある装置や客席通路前方も使う演出で相殺か?
また、この少し前に観た芝居・映画に共通していた「死を選ぶ自由」的なものも感じられたが、最終的には「生きろ!」なメッセージで胸をなでおろす。
これ、三演目もありそうだな。また観たい。
わが家の最終的解決(再演)
Aga-risk Entertainment
恵比寿・エコー劇場(東京都)
2019/01/25 (金) ~ 2019/01/29 (火)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2019/01/25 (金) 19:00
座席G列10番
台詞の7~8割(だっけ?)を書き直したそうで、そのためか配役の違いからか初演時(2016年5月)には感じなかったが、井上ひさしの「きらめく星座」に通ずるように思えた。
戦争の愚かさやオカしなところを笑いの中で指摘するという基本的な骨組みもさることながら、主人公にとっては脅威である人物がコワい役職なのに間の抜けたところもあり、最後に粋な計らいをするというのが重なる、みたいな。
ハンスの上司・ゲルトナーってドイツ版の憲兵伍長・権堂さんと言えよう。(笑)
また、クライマックスでは緊張感、愛の強さ、大岡裁き、など様々な要素が絡み合った怒涛の展開となるが、その感覚はさながらジェットコースター?
ホント巧いわ。(一家が脱出に成功することに「サウンド・オブ・ミュージック」も連想)
そして「新たな騒動」を予見させて幕を引く最終場(終戦直後)では戦中と戦後で態度をガラリと変える一般民衆を描いてシニカル。まさに画竜点睛を打つ、だね。
怪童
劇団献身
OFF OFFシアター(東京都)
2019/02/06 (水) ~ 2019/02/13 (水)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2019/02/06 (水) 19:30
価格2,700円
終演後、奥村主宰に最初にかけた言葉は「いい絵、描いたなぁ」だった。
出だしこそ従来の破天荒な献身調だが、本編は破天荒などとは程遠く、普通より少しだけ振れ幅が広いが決して稀有ではない生き方をした女性二人の生きて、生きて、生きて、老いて、な人生を抜粋しユーモアとペーソスも交えて見せて鮮やか。
「わび・さび」、「枯山水」なども思わせる新境地か?
ラスト二場の構成も巧い。
『天国への登り方』
アマヤドリ
あうるすぽっと(東京都)
2019/01/24 (木) ~ 2019/01/27 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2019/01/27 (日) 15:00
座席H列11番
【千穐楽:通算3度目】
今回は4日間6ステージという短期間だったこともあってか初日から楽日まで大きく変わった部分はないように思えたが、初日と楽前日の座席の違い(下手・上手のそれぞれ前方)による印象の違いが大きかった……ので千穐楽は後方ほぼ中央で観劇。位置的にも客観的に観ることができて総復習的な感覚で満足。
なお、初日を観た翌日、冲方丁原作・堤幸彦監督「十二人の死にたい子どもたち」を観たら「死を選ぶ自由」「他人の世話になってまで生きていたくない」など通ずる台詞がいくつかあり既視感。
また、映画の惹句にある「安楽死」は本作での定義からすれば単なる集団自殺にすぎないとも気付き、相乗効果アリ。
「幸福の黄色い放課後」
オフィス上の空
萬劇場(東京都)
2019/01/23 (水) ~ 2019/01/27 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2019/01/27 (日) 12:00
座席I列2番
【3-A・千穐楽】
3-B初日に当日パンフレット知り「なるほど」と思ったキャストはもちろん、意外に思ったキャストもいざ観てみれば当然の如くピタリとハマっており、配役を知ってから時間を空けて観るというのも面白いものだと改めて思った。
また、先に各パーツを個別に示しておいてから最後にそれらを組み上げた「完成品」を提示するという構造、何かに似ていると思ったがブリテンの「青少年のための管弦楽入門」だ、アレの演劇版だ!(笑)
『十二夜』
RoMT.
WAKABACHO WHARF 若葉町ウォーフ(神奈川県)
2019/01/26 (土) ~ 2019/02/03 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2019/02/01 (金)
語呂合わせなどの言葉遊びが多々あり、それでいて爵位を持つ人とそのお付きの人々らしい品のある言葉遣いが印象的で「巧い翻訳だなぁ」と思い、終演後に確認したところ、2015年に春風舎で上演した時と同じ訳(河合祥一郎)であった。さらに当時の自分のツイートを見直したらやはり同様のことに触れていて、単に記憶から抜け落ちていたのだったという……(爆)
もちろんそれだけでなく、瞳がハートになっている「恋する乙女」のマンガ表現を演技で具現化したようなオリヴィア(演・小瀧万梨子)や作品内を(ってか開演前や休憩中も)飄々と動き回るフェステ(演・菊池佳南)を筆頭とした演者たちにより4年前より更に愉しさが増した感じで非常に楽しかった。
ちなみに2015年版の上演時間は155分(休憩有無の記録無し)だが長さを感じなかったのはよく覚えており、今回の170分(実測値にして休憩15分を含む)もやはり体感時間は2時間程度。
あ、マルヴォーリオが幽閉された場所を上方のオペブースなどがある「2階部分」(?)で表現したのも良かった。
モルディブの星 モルディブの月
劇団東京イボンヌ
cafe&bar 木星劇場(東京都)
2019/01/29 (火) ~ 2019/02/05 (火)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2019/01/30 (水) 19:30
価格3,800円
【月・初日】
マチネの「星」のヒロインは結婚後が「感情が死にかけている(が、時々爆発する)=鬱的」な印象だったのに対してこちらは「終始イラついていてトゲトゲしい」みたいな。
また、序盤に「間違い探し」的な小さな違いがあり、福島さんと話してみたらマチソワ間で修正した由。この修正によってワカり易くなり、ツッ込みどころも解消されたと思う。
【余談】
音楽は台詞で名前も出てくるラヴェルを中心にデイヴ・グルーシン(「黄昏」だよ♪)、ジョージ・ウィンストン(そして最後はバッハ?)のピアノ曲にアレはポリス?
「マ・メール・ロワ」というのはマザーグースがモチーフのビアノ曲集で、タイトルもほぼ直訳。(綴りは古式)
モルディブの星 モルディブの月
劇団東京イボンヌ
cafe&bar 木星劇場(東京都)
2019/01/29 (火) ~ 2019/02/05 (火)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2019/01/30 (水) 14:00
価格3,800円
【星・2日目】
内容がクラシック音楽とさほど密接ではないのはこの団体を初めて観た第2回公演「ブレス」(2008年11月)に近いか。
そして連続ドラマに喩えればプロローグのモルディブの場面は月9っぽかったが、ヒロインが結婚して5年経ち夫との関係に悩む本編は水10のような感覚?(私見)
ある憎まれキャラの行動原理が澤村伊智原作・中島哲也監督「来る」の妻夫木聡が演じた役と通ずる気がしたり、そんな理由で結婚するとそういう末路かと思ったりも。
また、イイ人二人とヤなヤツの人物造形がリアルで「いそー!」みたいな。
ちなみにヤなヤツを演じた方はカーテンコールで全く別キャラだったので一安心。(笑)
小道具は使わずすべてマイムで表現されるが、バーのマスター堀が拭いているグラスやヒロイン布美の夫・田中が冷蔵庫から出して呑む缶ビールなどを筆頭に、あたかもそれらが見えるようだったのもお見事。
授業
アンフィニの会
サラヴァ東京(東京都)
2019/01/25 (金) ~ 2019/01/27 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2019/01/26 (土) 20:00
価格3,000円
開演前、舞台上の2脚の椅子の一方には女性ものの麦わら帽子(?)が掛けられており、机の上にはポシェットが。
そして開演すると木を叩くような音(この時点ではドアを叩く音かと思った)に続いて玄関ベルの音がし、女中がその帽子とポシェットを片付けてから女生徒を導き入れる……。(以下、結末に触れるので念のためにネタバレBOXへ)
最後の晩餐
劇団天動虫
サラヴァ東京(東京都)
2019/01/29 (火) ~ 2019/03/03 (日)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2019/01/29 (火) 19:30
ツアー(?)初日、サラヴァ東京での「喧嘩仲裁屋」(25分)と15分強の休憩を挟んでの「最後の晩餐」(90分)を観劇。
「喧嘩仲裁屋」
10年近く(?)演を重ねているという十八番の短編。仲裁される2人はいろんなキャストが演じたそうだが仲裁屋だけは変わらずジョニーさんとのこと。
あの軽妙洒脱な味わいは余人を以て代え難いのか?いや、いつか「新・仲裁屋」も観てみたい。
「最後の晩餐」
人気マンガ家に担当編集者が告げた事から始まる騒動。
メインの3人が「いかにも天動虫キャラ」だったり、ゲストが演じる役が「それは、もしや?」だったりで面白いが、常にコトは起こるものの大きなヤマがないような気がしたりしなかったり。
『死が二人を分かつまで愛し続けると誓います』 『二度目の蝶々は遠回りして帰る』
ポップンマッシュルームチキン野郎
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2019/01/17 (木) ~ 2019/01/29 (火)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2019/01/28 (月) 19:00
価格4,000円
【二度目の蝶々は遠回りして帰る・楽前日】
母を亡くした日本の少年のその後の半生とバンコクの青年が見る幻覚の関係は?な物語。
交互上演のもう一方である「死が二人を分かつまで愛し続けると誓います」と対を成す内容な気がする。
「死が二人を……」は「その時」が来ても現代版の「御来迎」があるなら怖くない、「二度目の蝶々は……」は大切な人を喪っても姿を変えてそばにいるので必要以上に哀しむことはない、みたいな。
そうしてこの2つの考え方は宗教(特に仏教?)にあるものではないか=「死が二人を……」は逝く者、「二度目の蝶々は……」は遺された者のそれぞれの心のケアではないかと。
不安を抱く人々の気持ちを和らげるのはかつては宗教だったが、今は演劇もその役目の一端を担っているのではないか?などと思った。
『死が二人を分かつまで愛し続けると誓います』 『二度目の蝶々は遠回りして帰る』
ポップンマッシュルームチキン野郎
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2019/01/17 (木) ~ 2019/01/29 (火)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2019/01/28 (月) 14:00
価格4,000円
【死が二人を分かつまで愛し続けると誓います・千穐楽】
コメフェスでの初演ならびにテレビ放映版も観ているが、記憶が薄れかけていたこともあってか、「水増し感」はおろか「ここが追加部分か」などと気付くこともなく初めからこのサイズであったかのような印象。
そしてドタバタやナンセンスな笑いもふんだんにありつつあのラストで粋な掌編を観たように錯覚させる(爆)のが巧い。
あんなお迎えがあれば死も怖くないか、などと思い、前日千穐楽を迎えたアマヤドリ「天国への登り方」と一脈通ずるか?とも感じた。なお、従来の #PMC野郎 の衣装……いや仮装(爆)って本来は小さいもの(家電製品とか)を人間サイズに拡大するパターンなところ、今回の「築地市場の霊」のミニチュアは逆発想。具現化した美術さんもお見事!
『天国への登り方』
アマヤドリ
あうるすぽっと(東京都)
2019/01/24 (木) ~ 2019/01/27 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2019/01/26 (土) 14:00
座席F列18番
【楽前日マチネ】
初日は下手前方で観たがこの回は上手前方を選択した結果、見え方が全く違う場面があって愕然。
蜂ヶ谷と里砂と「送り出す」場面が2度あり、彼女らは舞台の上手手前から下手奥に向かって伸びる「白い帯」上の「通路(?)」を通ってハケる。
この場面、下手からだと目の前を横切る形なので「客観的」に観ることになるのだが、上手からだと自分の見ている側から奥に去って行く形になり、それは「送る者」の目線であり「主観的」に観ざるを得ないという……。
観る角度によって見え方が違うことは少なからずあったが、ここまで心情的に異なるのは初めてで、本当に驚いた。
『天国への登り方』
アマヤドリ
あうるすぽっと(東京都)
2019/01/24 (木) ~ 2019/01/27 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2019/01/24 (木) 19:30
座席D列5番
【初日】
終活の次にある(かもしれない)もの・近い将来現実問題になる(かもしれない)こと、というテーマにしても、その見せ方・語り口にしてもアマヤドリど真ん中。
また、年齢が年齢だけにぼんやりと考えたり考えなかったりだった「その時」についてのガイド(ヒント?)を貰った感覚もアリ。
人生の幕の引き方について「こういうのもあるのではないか?」と提示し、「こんな風に考えてはどうか?」と提案して「だから死は怖くないしそのためにはどうすれば良いか?」と考えさせる……ってアマヤドリという宗教?広田淳一という教祖?(笑)
……ということで、予約していた千穐楽に加えてスケジュールを空けていた26日マチネを帰ってから予約。
「幸福の黄色い放課後」
オフィス上の空
萬劇場(東京都)
2019/01/23 (水) ~ 2019/01/27 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2019/01/23 (水) 19:00
座席I列4番
【3-B・初日】
キ上の空論での初演・再演を観て内容は「だいたい」覚えていたが「そうだったっけ?」な部分やもしかすると今回初めて気付いた(またはすっかり忘れていた)部分があるし、何より國吉さんによる新演出で「そうきましたか!」だし、存分に楽しんだ。
楽日に観る別キャストの【3-A】も楽しみ♪←当日パンフレットの配役を見て納得したり意外に思ったりしたのだった。
「幸福の黄色い放課後」/「幸福の黄色い10日後」
キ上の空論
サンモールスタジオ(東京都)
2017/03/23 (木) ~ 2017/04/02 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2017/03/25 (土) 19:00
価格3,300円
【10日後】
マイルドな「放課後」に対してハードな「10日後」、ドラマっぽい「放課後」に対して映画っぽい「10日後」、と対照的。
こちらも見せ方と言うか構成と言うかに工夫があって……(ネタバレBOXへ) また、S.E.について思ったこともネタバレBOXへ。