
劇団劇場 ~Act In Rule~ vol.5
劇団劇場製作委員会
Glad(東京都)
2012/09/01 (土) ~ 2012/09/02 (日)公演終了
満足度★★★★
ランチョンfeat.木皮成「BOOGIE BACK!!」
Vol.3のコンテンポラリーダンス系(発電NOTE)に続くダンスパフォーマンス系「刺客」。
芝居のためのルールでもこのテの演目に適用可能というのがミソ。
また、時間表示がカラフルなのも内容に適合して◎。

劇団劇場 ~Act In Rule~ vol.5
劇団劇場製作委員会
Glad(東京都)
2012/09/01 (土) ~ 2012/09/02 (日)公演終了
満足度★★★★
演劇集団声を出すと気持ちいいの会「A Watcher by the Dead」
全体はメタフィクション(←好きなんだなぁ)で、演技エリアをドリンクカウンターの前にも広げ、ルールを逆手にとって劇中の超常現象として応用するなどのアイデア(奇策?(笑))が見事。

劇団劇場 ~Act In Rule~ vol.5
劇団劇場製作委員会
Glad(東京都)
2012/09/01 (土) ~ 2012/09/02 (日)公演終了
満足度★★★★
劇団鋼鉄村松「crpuscule〜俺とアイツの千秋楽〜」
先頭打者として出塁するという役割をきっちり果たすべく中編コント風の笑いをテンコ盛りにした作品で会場を温めた(どころかアツくした?)のはさすが(笑)。
それにしても前週に続き尻出し気味…まぁ、お祭りだしね。(爆)

【初ツアー公演終幕致しました!】都道府県パズル
北京蝶々
インディペンデントシアターOji(東京都)
2012/08/30 (木) ~ 2012/09/05 (水)公演終了
満足度★★★★
ん、12人的?
客席に入り舞台美術(これもステキ)を目にして「ん、12人?」と思ったのが的中。
前半は優しい日本人風で笑えるが、次第にシリアスに転じて問題を提起、それに対する希望を示して幕を引く構成が心地良い。
70分程度の上演時間も程よく、後味爽やか。

【ご来場ありがとうございました】諍わなければならないいくつかのこと
劇団パラノワール(旧Voyantroupe)
pit北/区域(東京都)
2012/08/30 (木) ~ 2012/09/03 (月)公演終了
満足度★★★★
持ち味はキープしてのコメディ
林間学校で起きた「覗き事件」に端を発する騒動記にして無骨で硬派な持ち味をそのまま活かしてのコメディ。(=アンビバレンツ?)
針小棒大的(?)に殊更に堅い言葉を使う「台詞遊び」から「論理・思想遊び」に変容して行くのが独特。

ペルソナ・サークル
たすいち
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2012/09/02 (日) ~ 2012/09/02 (日)公演終了
満足度★★★★
画一化・没個性への皮肉も
鬼FES.2012版よりも10分ほど長いディレクターズ・カット。
事情聴取シーン(←鬼FES.2012の「観てきた!」に詳述)はもちろん、アイテムを身に付けないと誰だかワカらないという没個性・画一化に対する皮肉もイイ。
さらにメタフィクション的な落とし方も好き。

しんや、にじ、くらくらと
sora-note
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2012/08/30 (木) ~ 2012/09/01 (土)公演終了
満足度★★★★
「幻想第4次」系
恋人の事故死に責任を感じ、後を追おうとした主人公が気付くと列車の中にいて…という「幻想第4次」系(笑)。
大好きなタイプなので早い段階で「ある人物」の正体に気付き、以降はその目線で観て大いに共感。
また、主人公とその恋人の人物造形や彼らが知り合い親しくなって行く過程を丁寧に描いて後半の展開に説得力を持たせるのも巧み。

富裕
monophonic orchestra
新宿眼科画廊(東京都)
2012/08/10 (金) ~ 2012/08/15 (水)公演終了
満足度★★★★
「フリーフォール」
一方の主人公の重力から解放される自由落下への憧れは須貝さん自身の高校時代の気持ちだそうだが、それ以外の女子高生丸出し(笑)な気持ちについても生々しく描かれていてビックリ。
中でも活発で人気のあるコ(演:安川まり)と友達でいるだけで嬉しい、と思うやや目立たないコ(演:佐賀モトキ)、なんて状況設定にはもう「キュンっ!」♪♪♪

Watson
演劇人*ゆーぎりす
参宮橋TRANCE MISSION(東京都)
2012/08/31 (金) ~ 2012/09/02 (日)公演終了
満足度★★★★
凝ったサスペンス
謎解きサスペンス系として凝って創られているのはひしひしと伝わってきたが、熟知している作家と違いボケッと観ている身には細部まで伝わりきれないのが惜しい、的な。(台本を買わせる策略なら大成功!(笑))
あと、キャスティングならびに使用する銃の選択も的確で感心。
がしかし、欲を言えば「あのお馴染みの台詞」が1回でイイから聞きたかった…。

ブルッシャー
激団リジョロ
Geki地下Liberty(東京都)
2012/08/30 (木) ~ 2012/09/03 (月)公演終了
満足度★★★★
哀しい話だなぁ
大阪市内の公園で暮らすホームレスたちと退去させようとする市職員の「攻防」。
両者それぞれに理と非があり互いに譲らないために(仲介しようとする者がいにもかかわらず)事態が悪化するのが哀しい。
また、現状に甘えてそこから脱しようとしないホームレスたちに自分を見るような気がしたりも…(爆)

浮遊
monophonic orchestra
新宿眼科画廊(東京都)
2012/08/24 (金) ~ 2012/08/25 (土)公演終了
満足度★★★★
設計図から立体へ
リーディング版が「三面図に透視図法を加えた設計図面」的なものだったのに対してこちらはそれの完成品(=立体)といったオモムキ。
内容がわかっているだけに各人の演技に集中もでき、より深く作品世界を味わう。

富裕
monophonic orchestra
新宿眼科画廊(東京都)
2012/08/10 (金) ~ 2012/08/15 (水)公演終了
満足度★★★★
「僕の兄の幸福な結婚」
以前一人語り版を観たが今回は二人版。
会話シーンはもちろんのこと、台詞と地の分を振り分けたり、さらには一人語りの一部分をユニゾンにするなど、まさに独奏曲を二重奏に編曲したようで面白い。

富裕
monophonic orchestra
新宿眼科画廊(東京都)
2012/08/10 (金) ~ 2012/08/15 (水)公演終了
満足度★★★★
「浮遊」
序盤はしばらく関係(の一部)が掴めず探っていたが、途中でそれがクリアになると以降は各人物の気持ちがスッと飲み込めるというか、まるでテレパスになったかのように心境が読めてくる。
切ない感じが好きだなぁ。

SUMMERTIME
TOKYO PLAYERS COLLECTION
LIFT(東京都)
2012/08/30 (木) ~ 2012/09/02 (日)公演終了
満足度★★★★★
胸キュン系・50分
15年ぶりに従姉・愛のいる佐賀で過ごす夏、陽子は小学生時代の佐賀の夏を思い出す…な胸キュン系。
子供時代にいかにもありそうな挿話と、「面影があるかも?」なレベルの2女優二組を少女期と現在に配したキャスティングが特にステキ。
なお、この作品が気に入った方は、ジョン・ウイリアムズ監督の映画『いちばん美しい夏』(2001年作品・日本映画)も気に入るのではあるまいか?

【全日程終了!!!】鬼FES.2012【ご来場有難う御座いました】
ロ字ック
APOCシアター(東京都)
2012/08/24 (金) ~ 2012/08/26 (日)公演終了
満足度★★★★
20歳の国「鬼探偵FES〜恋はスリルショックサスペンス&ミステリー〜」
某人気コミックの舞台化、な前半とそれを劇中劇としての学園祭裏話、な後半という二段構えの構成で「一粒で二度オイシイ」感じ。
前半での「あれ、噛んだ?」な部分が実はそういう演技だったと後半で明かすのもニクい(笑)。

おるんと高麗犬
PandASSH!!!
笹塚ファクトリー(東京都)
2012/08/29 (水) ~ 2012/09/02 (日)公演終了
満足度★★★
チームB初日
昭和中期の地方都市での「メロドラマ」(劇中「昼ドラみたいな展開ね」なんて台詞もある)、舞台には登場しない人物も含めて男性キャラの大半が情けなく、男性客としてはどうにも居心地が悪い(笑)。
まぁその分は(元)アイドリング!!!一期生・二期生の対決やASSHメンバーのサポートぶりで帳消しか?(爆)
ただ、高麗犬役さん、特に序盤が早口過ぎて殆ど台詞が聞き取れないのはいただけない。

【全日程終了!!!】鬼FES.2012【ご来場有難う御座いました】
ロ字ック
APOCシアター(東京都)
2012/08/24 (金) ~ 2012/08/26 (日)公演終了
満足度★★★★
劇団エリザベス「雨、稀に晴れ2。」
「まさかそんなモノに!?」なものに姿を変えた神様が登場するシュールな状況ではあるが、哲学的な奥深さをも感じさせる(←ホントか!?(爆))ストーリー展開がいかにもエリザベス、的な?(笑)

師匠の部屋(上演終了しました。ご来場、誠にありがとうございました。)
アリー・エンターテイメント
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2012/08/15 (水) ~ 2012/08/20 (月)公演終了
満足度★★★★★
Mrs.fictions「花柄八景」
古典落語からのネタや「ニューウエーブ落語」なども交えて近未来に訪れるかもしれない落語界の危機(笑)を大笑いの中に描いた快作にして大傑作。
まさにこの日(18日)の3本中のトリを飾るに相応しい。

師匠の部屋(上演終了しました。ご来場、誠にありがとうございました。)
アリー・エンターテイメント
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2012/08/15 (水) ~ 2012/08/20 (月)公演終了
満足度★★
水素74%「人間バラ屋敷」
確かに「師匠の部屋」のハナシではあるが、「落語」という共通課題があまり感じられず、アフタートークで「言い訳」を聞いても腑に落ちない。
同じ土俵で勝負しないのは反則…ところか失格では?

【全日程終了!!!】鬼FES.2012【ご来場有難う御座いました】
ロ字ック
APOCシアター(東京都)
2012/08/24 (金) ~ 2012/08/26 (日)公演終了
満足度★★★★
拘束ピエロ「so complex AB-normal」
30分の短編のためか今までに観た拘束ピエロの作品中ではどちらかと言えばワカり易いか?
で、過去のイジメを思い出したヒロインがRPG風にリセットを繰り返す中、3度目(=最後)は本人でなくその友人を選択するのが意外性もあって上手い。