たからの観てきた!クチコミ一覧

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否定されたくてする質問

否定されたくてする質問

箱庭円舞曲

駅前劇場(東京都)

2012/11/01 (木) ~ 2012/11/11 (日)公演終了

満足度★★★★

ときわ荘のような
マンガ家が暮らす家での出来事。タイトルの否定されたくて、、、はマンガ家と担当編集者との会話で表現される。物語としてはマンガ家の苦悩のようなものは想定内でした。大きな動きや、チャート的ブレはなかったけれど、不思議に惹かれる舞台でした。

ネムノキノシタニ

ネムノキノシタニ

サンハロンシアター

Geki地下Liberty(東京都)

2012/10/31 (水) ~ 2012/11/04 (日)公演終了

満足度★★★★

それぞれの都合
平均年齢40代という大人な役者が演じるに相応しい内容。個々の事情が浮き彫りにされお墓を巡る問題は入る本人もさながら、遺族の問題でもあることを描いていました。一見、樹林墓地を題材にしたものですが、墓地ツアー見学に参加された方達の家族や生き様を描いた物語でした。

 新譚サロメ   (改訂版) 

 新譚サロメ   (改訂版) 

ウンプテンプ・カンパニー

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2012/10/29 (月) ~ 2012/11/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

イザヨイの穴
「イザヨイの穴」に漂着した者から伝説の得は刻まれ、受け継がれた記憶と神話を元に小さな島で起こるファンタジーだった。美しい音楽と歌声が繊細で非現実的な舞台に相応しく、異空間に引きづり込まれたような感覚に陥りました。

あの海の向こうから

あの海の向こうから

劇団ジャムジャムプレイヤーズ

アドリブ小劇場(東京都)

2012/10/25 (木) ~ 2012/10/28 (日)公演終了

満足度★★★★

安心して観られる
役者のお葬式を題材に、人生の最後を迎える役者と縁のある人々との別れを描く内容は、作り手や演者の理想のお別れを描いているような気がしました。幽霊になっても、最後の思いを伝えられたら、心残りなく旅立てると思います。非常にユニークな着眼点で、興味深く見ました。

船虫口説(ふなむしくどき)―オチョロ船・まぼろし画帖―

船虫口説(ふなむしくどき)―オチョロ船・まぼろし画帖―

あくたーず工房

テアトルBONBON(東京都)

2012/10/25 (木) ~ 2012/10/28 (日)公演終了

満足度★★★★

おもしろい
脚本、演出ともに良かったと思います。

ネタバレBOX

時代の中で懸命に生きる女と、理想は高いのにいざとなると逃げだす男の姿は、現代にも通じるものがあると思います。場面ごとに決まる形も良い演出だと思いました。
女郎を巡る物語のため、女優陣の活躍が光りました。女郎役の中で、特に活き活きとしていたのは小笛役だと思います。笹船や浮花を超える勢いで、本当に楽しそうでした。花里の最後の表情も良かったと思います。やり手婆や女将も渋い演技で舞台を引き締めていました。笹船、浮花は見せ場で一工夫欲しかったです。
俳優陣は話の内容から宗助が情けないのは仕方ないのですが、他の皆さんも精彩に欠けていたように感じました。今ひとつ存在意義が分からず、特にタカモリとコゴロウはよく分かりませんでした。他の俳優陣も、もうちょっと活かし所があれば良かったのですが、演技も画一的で区別がつきにくかった点が残念です。唯一、薬屋が個性豊かな演技を見せてくれました。

あと、角造のチノパンとベルトは世界観を台無しにする程の違和感でした。手作り感タップリの包丁も、緊迫感が削げてしまい、残念です。いくつかの台詞もそうですが、時代考証が甘い気がします。
全般を通じて、前半は演出で作り込み、後半は演技で魅せて頂きましたが、ギャップを感じました。女郎の墓場や宗助の卒塔婆のシーンは特に無くてもいいような気がします。深い意図があったらすみません。導入部はもう少しスムーズにしてもいいように思いました。また、胡弓が気になりました。最後も女郎陣の演技で締めた後に蛇足に感じました。

題材や話の流れは良かったです。楽しく拝見しました。
星屑の町

星屑の町

劇団だるま座

アトリエだるま座(東京都)

2012/10/20 (土) ~ 2012/10/28 (日)公演終了

満足度★★★★

ハローナイツも歌も知らないけれど
軸となる歌い手以外はあまり必要ないような5人。懐メロでもこういった場面は見た事がありますが軸の歌手にしてみれば、気持ちも解らなくはないです。笑
むしろワワワワーだけで成り立っていたその時代が素敵。

内容は凄く解りやすくて楽しかった。

高襟大運動会

高襟大運動会

高襟〜HAIKARA〜

Dance Studio UNO(東京都)

2012/10/20 (土) ~ 2012/10/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

面白かった
6畳間くらいの床に一重のラインだけ引いた狭い演技場、客席が30席未満、手作り弁当…とても温かくアットホームな空間で、やりきった演技を見させてもらいました。



ネタバレBOX

内容は、女4人で文字通り組んずほぐれつな、怒涛の運動会でした。運動会といっても4人が戦うのではなく、「開会式」「国旗掲揚」「グラウンド整備」など本当に運動会そのものを、エンターテイメントに、モダンダンス・身体表現で表すといったプログラムが、次から次へと展開していく形で痛快です。

4人とも物凄く動きにキレがあって、とても清々しい。キュートな外見なのに、時針のように、拍ごとにコケティッシユなポーズを変えて、動きを揃えてまとまりを出していました。基本的にストップモーションの連打なので、コマ送りアニメーションを見ているようなダンスです。

セクシーさも多々あり、シルエット着替えシーン、ノーブラ、キスなどの露出はあるものの、非常に体当たりでキビキビした演技なのでグロテスクさはなく、好感が持てました。

「国旗掲揚」では口から糸に繋がった国旗が。

「ラジオ体操」は分かりやすくて凄く笑えました。2人が通常のラジオ体操を、他2人が行きすぎたラジオ体操を音楽に合わせて踊りました。

「タマ入れ」は役者に乗せた箱に、観客がボールを投げ入れてご褒美に飴を貰いました。

「昭和のバレエ」では、バレエの基本のアラベスクの合間に「カトチャンペ」「髭ダンス」等当時の流行語をさりげなく織り混ぜていき、最終的に一通りのバレエの流れのように完成させてしまいました。一番笑いが起こりました(昭和生まれが多いとも言う)。頭良いなぁ。

で、魅惑のお弁当は、な、なんと…!開けてビックリ、セクシーな上半身を撮った今回のチラシのコピーが、写真部分を内側に向けて包み紙のように巻いてあり、その 胸部分にくるように、おっぱい型チャーハンが設置してありました。チャーハンの乳房には、ハムで乳輪が作ってあり、その中心に、乳首に見立てた細切りのソーセージが真っ直ぐ突き立ててあります。おっぱいチョコならぬ見事なおっぱい弁当。なかなかのインパクトでした。美味しかったです。

「リレー」では10メール未満トラックを、走って走って、音楽に合わせて人数が増えたり減ったりしながらバトンパスしてました。

「オンナのかけっこ」では、実況解説によって、勝ち組負け組み結婚浮気ホスト借金など、オンナの戦いを魅せてきました。

最後、蛍の光が流れた時は淋しくなってしまうくらい、不思議と引き込まれる1時間強でした。
こい!ここぞというとき!(2012年サンモールスタジオ最優秀演出賞、受賞)

こい!ここぞというとき!(2012年サンモールスタジオ最優秀演出賞、受賞)

ポップンマッシュルームチキン野郎

サンモールスタジオ(東京都)

2012/10/18 (木) ~ 2012/10/29 (月)公演終了

満足度★★★★

ゆる~い演劇
全体的にゆるゆるでおふざけ丸出しの公演でした。SMプレイあり、オカマいる、ついでに幽霊も居るで、とんでもなく漫画的。何も考えずに楽しめる。

『往復書簡』

『往復書簡』

BASEプロデュース

BAR BASE(東京都)

2012/10/23 (火) ~ 2012/10/28 (日)公演終了

満足度★★★★

小さな劇場での密な空間
おもしろい!

ネタバレBOX


バーでの朗読劇で、こじんまりとしたアットホームな雰囲気を楽しめました。外から聞こえる足音や話し声も良い効果になったと思います。
原作も良く、演者の雰囲気と合っていました。中学時代の事件が二転三転しながら解決するのは面白かったです。ジュンイチさんがラス前の手紙でついた優しい嘘が泣かせます。他のニ編と併せて、原作を読んでみたくなりました。かなりカットしたそうですが、ソファーの座り心地も良かったし、もう少しノロケてくれても良かったです。

最後もハッピーエンドを予想させる演技で、幸せな気持ちになりました。
ただ、客が少なかったためか、コンディションが悪かったのか、朗読、演奏共にミスが目立った点が残念です。手紙のめくりが後半は時々ズレてしまった点も気になりました。

とはいえ、今までで一番小さな劇場だったので、貴重な体験になりました。演者と観客が近いのも面白いですね。次は演劇とのこと、健闘を祈ります。

カミが目立った点で-1としました。
45Av(フォーティフィフスアベニュー)の悲劇

45Av(フォーティフィフスアベニュー)の悲劇

メガバックスコレクション

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2012/10/20 (土) ~ 2012/10/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

妄想の末に
物語は時空を超えて捻じ曲がったかのように見えた。しかし列車に飛び込んだ妻の死に様が発端となって残された男の鬱の末路を見たような思い。物語は二重にも三重にも構成され、繰り返し行われる描写はまるで予想外のミステリー映画を観ているようだった。素晴らしい舞台で満足。

『Fという記号』ありがとうございました。又来年新たな獏天をお楽しみに

『Fという記号』ありがとうございました。又来年新たな獏天をお楽しみに

獏天

Geki地下Liberty(東京都)

2012/10/21 (日) ~ 2012/10/28 (日)公演終了

満足度★★★★

初日だったせいか・・
あかないはずのドアが開いたり、垂れ幕が外れたりしたがそれも笑いのうちで消化された。ちょっとコミカルで重みのある舞台。幕開け後、公安警察、雑誌社、地下アイドル、心療内科医、大家など様々な人間が一人ずつ登場し、拡散された」伏線を後半で収束させていた。

由紀夫の最後が衝撃的。

NERO/ネロ

NERO/ネロ

Oi-SCALE

サイスタジオコモネAスタジオ(東京都)

2012/10/17 (水) ~ 2012/10/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

将来について
なんか、とても身につまされた。将来の自分を見ているようで、あまりにもリアル。音楽もとても静かな曲で、ヒーリング効果は抜群だった。心にズシン!と響く舞台だった。

夢の星

夢の星

玉田企画

アトリエ春風舎(東京都)

2012/10/17 (水) ~ 2012/10/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

リアル風景
リアルなのか演出なのかの境界がはっきりしないだけに興味深く拝見した。企画としては愉快に感じた。どちらかというとキャストたちが演出家を支えていたように見えた。演出家の草食系さが斬新!

ミュージカル「Do Not!!」

ミュージカル「Do Not!!」

翠組 midori-gumi

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2012/10/16 (火) ~ 2012/10/21 (日)公演終了

満足度★★★

ミュージカルなのに
歌がちょっと・・。女子のダンスは良かったけれど、もうちょっと演技力が欲しかった。全体的に学芸会のような感じ。次回に期待。

「EYES」もつれた視線の彼方の夢は?

「EYES」もつれた視線の彼方の夢は?

島田スタジオ

d-倉庫(東京都)

2012/10/12 (金) ~ 2012/10/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

感動もの
演目「夏の夜の夢」を演じる役者たちの物語。演出家と役者たちが稽古を通して役を貰うまでを表現した舞台。観に来ていた小劇場の役者に言わせると「リアルだったよね」との声があったので、たぶん、そうなのだろうと。私自身は役者の経験はないので、このへんはよく解らないが、役者たちの情熱やスペシャルさは十分すぎるほど伝わり、感動した舞台だった。本当に観て良かったと心から思う。

夢のあとさき

夢のあとさき

劇団キンダースペース

劇団キンダースペース アトリエ(埼玉県)

2012/10/10 (水) ~ 2012/10/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

秀逸な演技力
物語も面白く、役者さん達の素晴らしい演技力に酔いしれました。好みは芝浜。夫婦の心の機微が絶妙に二人の表情に映し出され心温まるお芝居でした。

夫婦Gipsプログラム「無事に終了!ありがとうございました!」

夫婦Gipsプログラム「無事に終了!ありがとうございました!」

ジャイアント・キリング

ザ・ポケット(東京都)

2012/10/11 (木) ~ 2012/10/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

やたら可笑しかった!
コメディとしての要素が充分に生かされており、すごく楽しめた。特に夫達の教師である女性が軍隊式の教示でその描き方が絶妙。また夫婦の問題点が妙にリアルで説得力があった。この説得の仕方も絶妙。多いに笑って楽しんだ。

ミュージカル「マリオネット」

ミュージカル「マリオネット」

ミュージカル座

六行会ホール(東京都)

2012/10/12 (金) ~ 2012/10/16 (火)公演終了

満足度★★★★★

笑いと涙と感動
素敵な舞台を観ると心が洗われるような感覚に陥ってまた、明日からまた頑張ろうって元気を貰える。そんな公演でした。
お互い思いやる気持ちって大切。素晴らしい舞台でした。

ムサ×コジ ハイパー【舞台写真UPしました!】

ムサ×コジ ハイパー【舞台写真UPしました!】

X-QUEST

シアター1010稽古場1(ミニシアター)(東京都)

2012/10/02 (火) ~ 2012/10/08 (月)公演終了

満足度★★★★★

高速ソードの乱舞
殺陣ありオクラホマあり笑いありのパフォーマンスエンタメ舞台。巌流島の決闘を四角い特設リングの上で、死闘!独特なキャラ設定が斬新な舞台でもあった。特に宮本武蔵が凄艶なバトルを繰り返しながらも魅せる。

アクションが特に素晴らしかった。

小さなエール

小さなエール

643ノゲッツー

OFF OFFシアター(東京都)

2012/10/02 (火) ~ 2012/10/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

好みの問題と思うが
面白かった。人間が本来持ち合わせている二面性や躁鬱。これらの表現が巧に表裏されており、ぞくぞくした。また育った環境がゆえの対立する個々の感情のもつれ具合も面白かった。

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