たからの観てきた!クチコミ一覧

1-20件 / 367件中
タニンノカオ~人命救助法2012

タニンノカオ~人命救助法2012

シンクロナイズ・プロデュース

東京アポロシアター(東京都)

2012/08/09 (木) ~ 2012/08/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

不条理劇
どっちも面白かったが、原作ともに好みはタニンノカオ。演出も絶妙でかつ役者の演技力にも大絶賛でした。

ノビ師

ノビ師

チャリカルキ

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2012/08/23 (木) ~ 2012/08/28 (火)公演終了

満足度★★★★★

ヒンドゥー五千回の扇田拓也氏演出
演出も脚本も秀逸!ノビ師とは盗賊という意味らしい。登場キャラクターはぴったりの配役でそれなりの年齢の役者で構成されていたのは見応えがあった。また物語も情景も外国のおしゃれな映画を観ているような場面が随所に見られ、初見の劇団だったが相当、実力のある劇団と感じた。

ネタバレBOX

また、主役のノビ師が恩師の娘を父親として立派に育て、娘の結婚式前に姿を消すという場面に感動。久しぶりに素敵な舞台に出会えた。
皆さんに是非、観て欲しい舞台。
今夜此処での一と殷盛り

今夜此処での一と殷盛り

風雷紡

サンモールスタジオ(東京都)

2012/08/11 (土) ~ 2012/08/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

サスペンス因習劇
練り込まれたストーリーと演出が素敵でした。そしてセットも。上の方ではコメディのような展開で転がし、下の方ではシリアスに運ぶという企画が絶妙!

バイオハザードカフェで朝食を

バイオハザードカフェで朝食を

(株)エクセリング

俳優座劇場(東京都)

2013/02/05 (火) ~ 2013/02/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

TEAM HAZARD 版を観劇
最後に誰か殺されてお涙頂戴で終わちゃうこともなく、裏切りもなく、意外にほのぼのしたところがあるのが良かったです。
気楽に楽しむのが良い感じです。
現実だったとしたらファルコンの負担が余りに大きすぎますね…ファルコンの有能っぷりはあまりに凄かったです。

ネタバレBOX

子供も来ていて、長老がスケベなところ以外は子供も恐がらず平気です。

バイオハザードの世界観の説明、昭明と音楽に期待が高まりました。
Tウィルスへの感染が拡大し、人間は死ななくなったがアンデッド(ゾンビ)と化し、記憶と理性を失ってしまう。その為生き残った人間はゾンビと見るや銃撃して身を守っている。

主人公は、体はアンデッド化したのに人間としての意識があるハンテッドであり、アンデッドと人間両方に襲われる存在。だがある日ハンテッドが集まり暮らしている「バイオハザードカフェ」に歓迎される。いつ誰がゾンビ化するかという不安の中、皆で無事ワクチンを開発することができるのか!?ついでに主人公の過去は一体?という大筋でした。

リーダーの中路さんはとてもリーダーらしく、仕事ぶりが論理的で優しくて素敵でした。タナカの韋駄天さんは、お笑い芸人を目指してる役で、小柄な体つきでぴょんぴょん跳ね回っていて元気があって良かったです。

スチールがカメラ小僧で常に皆の写真を撮っているので、もしもスパイとか記録係とかだったら嫌だなぁと思っていたけど、大丈夫でほっとしました。ミク役の佐久弥さんの歌がとても綺麗でした。ファルコンは、天才的ハッカーで機械工学にも精通していて、薬学の科学配列もわかって、本当に万能な学生で熱かったです。洋画でスイーパー役で出てくるような、アリスとカルロスのコンビもかっこ良かったです。

人語を介するパンダが出てくる意味が全く分からなかったけど、よく見張りを交代してくれる良いやつでした。パンダもハンデットなのでしょうか、信号機を確かめる云々の話をしていた時、パンダについてモヤモヤしました。

長老がアンデッド化したのは、主人公が心残りを取り除いたからだよなぁと思うと切なかったです。その調子で、父を失ったリーダー、再会を知ったマタニティ、ワクチンの謎を解いた先生とファルコンが、ほっとしたあまりアンデッド化するんじゃないかと心配しましたが、ハッピーエンドで良かったです。



めくるめくセックス 発酵版

めくるめくセックス 発酵版

シンクロ少女

王子小劇場(東京都)

2013/01/17 (木) ~ 2013/01/21 (月)公演終了

満足度★★★★★

夫の不倫を殴って消化する
本当に面白い舞台でした。俺達なんで一緒にいるんだろ?と熟年夫婦、職場の先輩後輩、恋人たちが呟く場面から始まります。どの関係性も壊れそうになる一歩手前でなんとか納まりますが、眠るという妻の反乱が面白い。体の大きい男性(座高が隣の男性の倍)がセンター前列に座っていたので舞台が観づらかったです。気が利かない大男でした。

空に哭く【満員御礼!ご来場誠にありがとうございました!】

空に哭く【満員御礼!ご来場誠にありがとうございました!】

ポムカンパニー

OFF OFFシアター(東京都)

2012/08/09 (木) ~ 2012/08/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

超満員!
終盤で相当、泣かされた。他の観客も同様にすすり泣きが木魂する会場。とあるきっかけで姉妹が仲たがいし、姉が死ぬ間際でお互いのしこりが氷解する物語。観て良かったと心から思う。

へちゃむくれと台風

へちゃむくれと台風

テアトル・エコー

恵比寿・エコー劇場(東京都)

2012/11/22 (木) ~ 2012/11/29 (木)公演終了

満足度★★★★★

全てが秀逸
脚本、役者、音響・・・全ての音律が一つになって素晴らしい作品に仕上がっていました。素晴らしい箇所を何をどう説明しても適切な言葉が見つからないほど美しい物語でした。人間の奥底に眠るちょっとした闇を表現したような舞台でもあり、また人の優しさをしみじみと感じることも出来ました。

僕から見れば僕が正しい、君から見れば君が正しい

僕から見れば僕が正しい、君から見れば君が正しい

MacGuffins

シアターKASSAI(東京都)

2012/11/07 (水) ~ 2012/11/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

90分6本勝負
1本目と6本目が繋がった物語でした。
2本目から5本目までは、ハイテンションで駆け抜けたようなスピード感があり、とても面白カッタ!それぞれのキャラクターの立ち上がりも見せ場があり、楽しく観られました。好みでした。

ばばあめし

ばばあめし

cineman

ワーサルシアター(東京都)

2012/04/04 (水) ~ 2012/04/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

しっとりと
定食屋「ばばあめし」を営む家族の物語。バラバラだった家族が心から一つになれるまでを綴った物語だった。一人ひとりが抱えている膿をとあるきっかけで消化されていく仕組みが絶妙。キャスト全員のバランスもよく、個人が押し出ることもなく物語の空気を乱さない演技力が秀逸。

さぶ

さぶ

劇団俳小

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2012/12/05 (水) ~ 2012/12/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

確かなトップレベル
金襴の布切れを盗んだという無実の罪で栄二が人足寄場に送られた場面が舞台の殆どでした。ヤケになり、自分の殻に閉じこもろうとする栄二を支える人足たちや、栄二を慕い精神的に支えるさぶとおすえ。まるで映画を観ているような感覚になりました。役者さんたちのきっちりとした秀逸な演技力に見せられた素晴らしい舞台でした。

客席は超満員で、階段と最前列に補助席が出ていましたが、それでも収まらないほどの繁盛ぶり。

「さぶ」の原作者・山本周五郎の描く人情の世界を堪能しました。

Sloth -スロウス[怠惰]-

Sloth -スロウス[怠惰]-

演劇レーベルBo″-tanz

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2012/09/20 (木) ~ 2012/09/25 (火)公演終了

満足度★★★★★

シリーズだが1本でも
充分に見応えがあった。内容は相当、難しいが映像を流すことによって、その世界観が広がり、映画を観ているような感覚があった。役者の語るセリフの多さに、同情してしまいそうな作品でもあった。

『(諸事情により)よろず相談始めました。人間科学隙間研究所』~お陰さまで全日程終了致しました。次回作も御期待下さい。

『(諸事情により)よろず相談始めました。人間科学隙間研究所』~お陰さまで全日程終了致しました。次回作も御期待下さい。

劇団夢現舎

新高円寺アトラクターズ・スタヂオ(東京都)

2012/06/29 (金) ~ 2012/07/16 (月)公演終了

満足度★★★★★

まあ、いいか。の精神
教授は本来の研究職が立ち行かなくなり、隙間産業である「よろず相談」を始める。しかし相談にくる者は教授の過去を知ってる者ばかり。その重荷に耐えかねた教授が決断したものは・・。

すごく面白かった。人間の底に渦巻く心理を他人のせいにすることで安堵する他人本願な気持ちの描写がお見事!

星の結び目

星の結び目

時間堂

こまばアゴラ劇場(東京都)

2011/12/22 (木) ~ 2012/01/02 (月)公演終了

満足度★★★★★

氷屋を舞台にした家族の物語
移りゆく時代の中で繁盛した氷屋が落ちぶれていく情景の中での人間模様を描いた作品だったと思う。懐かしさを感じたと共に美しい描き方は芸術だと思った。出演した役者さんたちの演技が素晴らしくて見応えがあった。

七人のオカマ

七人のオカマ

昭和芸能舎

笹塚ファクトリー(東京都)

2012/12/18 (火) ~ 2012/12/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

すごい好み
とても面白かったです。笑って泣けて、舞台の醍醐味が詰まった作品でした。

ネタバレBOX

新宿二丁目を舞台に、悩みながら生きるオカマさん達と、周りの人々の群像劇でしたが、核となるピンキーさんの死を巡り、オカマや周囲の人々の生き様がテンポよく描かれていました。少し散文的な感じは否めませんが、展開がスマートで気になりませんでした。選曲、ダンスも素晴らしく、とても楽しい作品でした。

律子のエピソードはとてもハードでしたが、知念さんなら、しっかり支えてくれると思います。前半にヘリコプターの音が不思議でしたが、このエピソードで謎が解けました。素晴らしい演出だと思いました。後半の波音も房総をイメージ出来て良かったです。

オカマさんはそれぞれに個性豊かに演じていました。特に店長のレッドさんは素晴らしかったです。ピンキーに起きろと怒るシーンが素晴らしかったです。泣かされました。ピンキーさんも、死んでからの演技が良かったです。お母さんの横で踊るシーンは涙が止まりませんでした。ブルーさんはNo.2に相応しい抑えた演技が良かったです。イエローさんはデブキャラの要望にしっかり応えていました。前説も楽しかったです。グリーンさんは、要所要所のツッコミが良かったです。シルバーさんは芸達者振りが面白かったです。少し、内輪受けっぽい所もありましたが…。団長さんは難しい役所をしっかり演じていたと思います。

ジヨンとドンは、力強いカップルを好演していました。ドンの仕事が決まった時のガッツポーズが可愛かったです。ジヨンもお店と家のキャラの切り替えが見事でした。夏子は終始謎のキャラでしたが、昭和な雰囲気が好きです。

律子は重い過去を背負って、頑張っている女性を好演していました。独白のシーンでは、迫真の演技で、本当に米兵が憎くなり涙が出ました。知念さんは一見頼りないのですが、律子を守る強さを感じさせる演技でした。ピヨーンと飛ぶ跳躍力はすごかったです。秋元は、小憎らしい感じがピッタリでした。

前田は飄々とした演技が印象的でした。沢村の悪役ぶりも良かったと思います。ジヨンに振られたシーンでスッキリできたのは、登場からの憎々しい演技の賜物だと思います。
ピンキーの弟は、元レスラー役がよく合ってました。受け身は流石の迫力で、下手だけでなく上手でもやってくれたのが、素晴らしい配慮でした。母は、抑えた演技が素晴らしかったです。最後、ピンキーの棺にすがって号泣するシーンは涙なしに見られませんでした。

少し気になったのは次の点です。グリーンさんの衣装が寂しかったです。あとレッドさんの靴ひもが赤だったら嬉しいです。ダンスの小物からゴミ?が飛ぶのが嫌でした。最前列で、そのタイミングで目にゴミが入ったので、原因は分かりませんが気になりました。ポンポン、羽飾り、要注意です。でも、ハンカチ出したおかげで、後半に涙を拭くのに役立ったので良かったです。ダンスは、客席が目一杯だったので縦ラインは魅力が半減でした。モニター入れるとか、映像で壁に写すとか、工夫があれば嬉しかったです。ピンキーの家から戻ったシーンでディズニーグッズがあれば面白かったと思います。

人気の劇団にありがちですが、スタッフワークはイマイチでした。早めに着いたのですが、劇場には後から来た人が先に案内されました。指定席だから良かったものの、気分は良くないし、スタッフのフォローがなかったのは残念です。また複数のスタッフが、上演予定時間は知っていましたが、終演時間は曖昧でした。

劇自体は申し分なく、アッという間の1時間45分+αでした。
コンチェルト ご来場ありがとうございました♪

コンチェルト ご来場ありがとうございました♪

ミュージカル座

シアター1010稽古場1(ミニシアター)(東京都)

2013/02/06 (水) ~ 2013/02/11 (月)公演終了

満足度★★★★★

スゴク感動しました。
ミニシアターでの客席と身近な公演。こんな贅沢なミュージカルは他にはあまりないと思います。
役者さん達の声を充分に堪能し、幸せな気持ちになれました。
若者達の夢を叶える物語。

夢の星

夢の星

玉田企画

アトリエ春風舎(東京都)

2012/10/17 (水) ~ 2012/10/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

リアル風景
リアルなのか演出なのかの境界がはっきりしないだけに興味深く拝見した。企画としては愉快に感じた。どちらかというとキャストたちが演出家を支えていたように見えた。演出家の草食系さが斬新!

花園

花園

20歳の国

王子小劇場(東京都)

2013/01/10 (木) ~ 2013/01/14 (月)公演終了

満足度★★★★★

熱い男子校での
ラグビーマッチ3日前、2日前、1日前、当日・・と綴った物語でした。体育会系の部活に入っていた方なら、登場人物のキャラクターに同化してハマると思います。同時に懐かしさも込み上げてきました。舞台スペースは狭いけれど、これだけの濃密な構成力に驚かされました。感動しました。

【全日程終了!ありがとうございました】小田急VSプレデター(東京)

【全日程終了!ありがとうございました】小田急VSプレデター(東京)

劇団東京ペンギン

明石スタジオ(東京都)

2012/08/23 (木) ~ 2012/08/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

すごく好み!
実はプレデターのほうが正義で人間のほうがプレデターのような存在という社会を風刺したような物語。舞台の中には笑いを誘い出す言葉の仕掛けが多く、センスもいい。

OMOTENASHI’13

OMOTENASHI’13

FRANK AGE company

Geki地下Liberty(東京都)

2013/02/19 (火) ~ 2013/02/26 (火)公演終了

満足度★★★★★

お見事!5点[花丸]満点
初見の劇団でまったく期待していなかったけれど、素晴らしい脚本でした。

ネタバレBOX

20年を経て笑いを産める作品は稀だと思います。夏祭のゲストのおもてなしをテーマに、頼りない役場職員、幼なじみのチンピラ、料理が出来ない料理人、元下宿人の外国人、老舗旅館の孫のドタバタがテンポ良く描かれ、最後の大オチまで良く練れていると思いました。

キャストの設定も魅力があり、背景もしっかりしているので、展開に説得力があり、時間を忘れて見入りました。ただ、荒瀬が野口にキレるシーンは唐突な印象がありました。野口の印象が、物腰柔らかな今時の気の弱い草食系男子で、自らの境遇に不満があるように見えなかったのが一因だと思います。
序盤から不満がある面を出すか、荒瀬の怒りが八つ当たりであるような流れがあれば分かりやすかったと思います。

演出は、最後の中西金の登場から、おもてなしがフラッシュで見えるのが秀逸でした。ゲストの登場として上手いと思いましたし、バックアタッカーズも面白かったです。舞台上の動きもスムーズで、大柄な役者さんが多いのに、舞台の狭さを感じさせないのが見事でした。民宿の古びた感じやチープな飾り付けも良かったです。

役者さんは演技派揃いで、個人技も良かったですが、チームとしても見事に調和がとれていました。志賀役は、安定した演技でヒゲメイクも面白かったです。元伝説の料理人で元アル中で前科者でホモのフリーターという複雑な役回りをさらりと演じていたのが見事でした。

マリネンコ役は舞台のスパイス役で、変な言い回しやとぼけた動きが楽しかったです。荒瀬役は、人情味のあるチンピラ役がぴったりでした。ただ、序盤で、野口と話す時と、志賀と話す時の差が大きすぎて違和感がありました。急にサラリーマンぽかったので、もう少しチンピラ風味を残して欲しかったです。その後は舞台のキーマンとして見事でした。特に山之内の曲がフォークだと突っ込んだ時は、すっきりしました。素晴らしいツッコミでした。

野口は誠実な感じが役場職員ぽかったです。噛みが目立ちましたが、先輩役者に囲まれて一生懸命な感じが良かったです。山之内は少ない台詞で上手くキャラを出していたと思います。歌も上手すぎないところが売れないバンドマンらしく、趣味に生きるお坊ちゃんらしくて良かったです。

前説と付き人役のバックアタッカーズも面白かったです。オイシい出方でし
たが、フラッシュの場面では主演陣を越える面白さでした。見事でした。ゲストの大林さんも、華やかで、高身長の役者さんと並んでも見栄えが良かったです。楽しんでいる様子が客席にも伝わりました。

とても楽しい舞台でしたが、上演中、寒風が背後から吹いてくるのが気になりました。上手く空気が循環すれば良かったのですが、極端な頭寒足熱だったのが残念です。とは言うものの、とても楽しめました。

浮遊するfitしない者達

浮遊するfitしない者達

劇団TEAM-ODAC

紀伊國屋ホール(東京都)

2012/07/26 (木) ~ 2012/07/30 (月)公演終了

満足度★★★★★

楽しかった
とっても好みの作品。死神と悪魔と天使の3匹のやり取りがサイコー。

このページのQRコードです。

拡大