『孤独の惑星 (コドクのホシ)』ご来場ありがとうございました。
演劇ユニットG.com
劇場HOPE(東京都)
2012/07/20 (金) ~ 2012/07/29 (日)公演終了
満足度★★★★
記憶の中の美女に会いたい方にぜひ☆
なぜ私にとって忘れがたい愛の記憶の相手だけが何度も蘇るのか。。。
「永遠の愛」は実在するのか否か。二人の間に起きた、取り返しのつかない事柄をやり直し続けることはできるのか。
私が惑星ソラリスを観察しているのか、知的生命体である惑星ソラリスが私という人間を観察しているのか。。。
人が自らの存在を越えるものを観察する、矛盾を体現する物語になっていました。
惑星ソラリスに現れた恋人の幻影はニュートリノでできている、と科学的に解明されてもなお残るのは、実際に科学者全員に声が聞こえ、触ることのできる女、のようなもの。それも自分という人間を理解し、認めてくれる存在である。
否定しようとすればするほど、どつぼにはまっていく姿がおかしくもあり、哀しくもあり…。
答えの出ない疑問を考えたくなる、エキサイティングな作品でした。
セットがだんだん宇宙に見えて来るのが不思議☆
荷
東京演劇アンサンブル
ブレヒトの芝居小屋(東京都)
2012/02/24 (金) ~ 2012/03/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
海をはさんで
舞台上手側は日本を
下手側は韓国を表し
間には、水をたたえた大きなカメ。
その上に浮かぶ、荷物。
送っては送り返されを繰り返す荷物のように
歴史にちゅうぶらりんにされた人々を
力強く
ときに哀しく
美しく描いていました。
コンテンポラリーのような前衛的な踊りも
物語とよくあっていまして、見応えありました。
雪の中見に行ったかいがありました。
死刑執行人 〜山田浅右衛門とサンソン〜
世の中と演劇するオフィスプロジェクトM
テアトルBONBON(東京都)
2011/03/09 (水) ~ 2011/03/15 (火)公演終了
満足度★★★
熱気のある語り芝居でした
熱気のある語り芝居でした。
ただ、身内に法務教官のいる身としては世間からそういうふうに見られる職業なのかと改めて知ることがショックでもありました。
受け手と発信側のキャッチボールミスかもしれませんが、
穢れた感じっていったい何なのでしょう。なぜ、どこから沸いてきてしまうのでしょう。
難しいですね。
牡丹江非恋歌
ウンプテンプ・カンパニー
d-倉庫(東京都)
2010/11/11 (木) ~ 2010/11/16 (火)公演終了
満足度★★★★★
見ないともったいない。(お席とれます!)
「そこはかとなく哀しい」
「歴史と幻想が入り交じった独特な世界」
などなど、いらしてくださったお客様に好評を博しております、本舞台、
公演日程が残りわずかとなって参りました。
まだまだ座席がございますので、ぜひいらしてくださいませ。
血の婚礼
ウンプテンプ・カンパニー
シアターX(東京都)
2010/01/22 (金) ~ 2010/01/25 (月)公演終了
満足度★★★★★
切なくて
音楽劇と銘打っったとおり、
ピアノ演奏に
バイオリン、コントラバスの三重奏。
そして見終わったあと、
いつも身を焦がすように切なくなります。
胸が苦しいのに、離れることのできない、
恋のような、
大事な誰かを亡くしたような、
いろんな思いがないまぜになり、くせになっちゃう、素敵な公演です。
お時間ある方はぜひ。
チケットまだとれるんです!
書物の私生児
演劇実験室◎万有引力
シアターブラッツ(東京都)
2009/11/18 (水) ~ 2009/11/23 (月)公演終了
ふらっと当日券で
シアターブラッツに
「血の婚礼」のチラシとポスターを置いてもらうため、
ふらっと行ったら千秋楽。
受付の方に小屋付きさんの部屋を教えて頂きました。
なんだか気になってしまって…。
そのまま当日券を購入!
文章を書く「僕」は書いた「言葉」を追い越すことができるのか否か。
シンプルな命題が伝わってきました。
三日月のセレナーデ
ウンプテンプ・カンパニー
シアター風姿花伝(東京都)
2009/01/08 (木) ~ 2009/01/11 (日)公演終了
幕が開くと
舞台セットは
いくつもの幕があり、
その幕が開くたびにより深い層にもぐっていくような…。
素敵な構造をしています。
そこで繰り広げられる、めくるめく物語に
うっとりと見とれてしまう私がいます。
ひとりでも多くの人が観に来て下さりますように…。
『小栗判官・照手姫』(その1)
シアターX(カイ)
シアターX(東京都)
2008/09/13 (土) ~ 2008/09/15 (月)公演終了
「小栗判官・照手姫」(その1)
「一引き引いたは千両供養、二引き引いたは万僧供養」
と、
かけ声をかけて
大勢の踊り子たちが
いざり車に乗った、動けない小栗を運んでいくと、
わたしも一緒に、車を引いて見たいって思ってしまうのが不思議です。
物語としては、地獄から蘇ったものの、醜い姿となり、目も見えず口もきけない小栗の載ったいざり車を、人から人へ、多くの手を経て熊野に運び、熊野本宮湯の峰の湯につけてあげるまでの過程を描いていました。
新譚サロメ
ウンプテンプ・カンパニー
麻布DIE PRATZE(ディ・プラッツ)(東京都)
2007/12/06 (木) ~ 2007/12/11 (火)公演終了
満足度★★★★★
座布団
本日、はじめて客席にて観劇できました。
新品の座布団がふかふかで、ちょっと感動しました。
男と女が出会いそうで、出会えない食いちがいの
繊細な部分がもどかしく、また抱き合うだびに増すそらぞらしさがひしと伝わってきました。
わたくしは関係者なので、内容を知っているのですが、ぼろぼろ泣いてしまいました。
そして、最後に舞踏をする蜂谷眞美さんの身体はとても綺麗でした。
蛹が脱皮するように肌が露わになる瞬間はぞくっと来ました。
皆様、お願いです。
どうか観に来て下さい。