
君がいなくても
ピンク地底人
アトリエ劇研(京都府)
2012/04/23 (月) ~ 2012/04/24 (火)公演終了
満足度★★★★★
説明文が
内容をとてもよく表してるな、と、思ったりしました。
地底人たちの舞台は、何故かとても素敵なのです。
その魅力をうまく伝えることはなかなか難しいようにも思います。
一見全然違うところに向かっているようで、最後に予想もしなかったところに徐々におさまってきたりします。
内容を頭の中でまとめてみると、よくありそうな話でありながら、
自分の心の中では大きく違った感覚が残ってたりします。
途中から話の流れがある程度予想できるのに、
それで素晴らしいと感じる気持ちが減るわけではないようにも思います。
不思議な舞台だと思います。
そしてまた、凄くシンプルな舞台だとも思います。
でも、舞台と言うのは、技巧を披露するのではなく、
素直な気持ちを、想像力を、そして愛を、伝えるものであるように思うので、
シンプルなほうがいいと思います。
多くの舞台は、頭でっかちではないかと思ったりもするのです。
僕は、この物語を観る中で、
台詞よりも役者の目の動きが強く印象に残りました。
登場する役者はたった3人。
「母親」役以外の二人の役者は、
ほぼサングラスなどを掛けたり、観客からは後ろ向きになったりして、
あまり「目」が観客の視野のなかで目立つことはありません。
・・・だからでしょうか。
その「母親」の目の瞬きや、瞼のひくひくしたりする動きが、
強烈に印象に残るのです。
まるで、その母親の・・(以下、ネタバレへ)

自慢の息子
サンプル
こまばアゴラ劇場(東京都)
2012/04/20 (金) ~ 2012/05/06 (日)公演終了
満足度★★★★
宮西計三?
なんだか高校生のころだったか、
はじめて
宮西計三の「バルザムとエーテル」を見て、
そのあまりに救いようもなくも美しい話に
「な・・なんなんだコレは?」と思って、
音楽好きの同級生と話した記憶を思い出してました・・(高校生のときはみんな脳天気なので、音楽を好きな子供たちは、こんな極彩色の絶望に憧れるようにも思うのです・・(苦笑
アフタートークで作品づくりのイメージを聴いて、
やっぱり宮西計三の世界とかぶる気もして、
ただぼんやりと、作品を純粋に伝えたときの質感としては、
宮西計三の方が上なんじゃないかなぁ・・と思ったりもしました(何となくですけど
宮西計三の世界は絶望しながらも筆舌に尽くしがたい位美しいので、
共感とかそういうのではなしに「凄い」から目が離せないので、
単純な好みから言うと、自分は
鈴木翁二とかそういう宮沢賢治や足穂とフェリーニをあわせたような
独特の少年世界が中学からずっと好きだったので(まぁどっちもニッチですけど
宮西計三と似た雰囲気の
「自慢の息子」も、凄いとは思いながらも、
自分の好みとしては、ちょっと一歩引いたところから観てしまうのかも・・。
最近になって特に思うのは、
完全に独創的な作品というのは存在しないのかな、ということで、
完全ではないにしても
(自分にとって)どこか似た質感をもつ世界というのは
この世にあるもので・・。
だからどうというのではないけれど、
作品単独だけだと、
その凄さがなかなか分からないこと、
自分の好みか確信できないものでも、
そうした世界と照らし合わせることで、
自分なりの評価がしやすくなるし、
また、舞台だけに精通した批評家の意見が当てにならないことも
良く分かる気がする・・。
趣味の作品としてはまったく問題ないのだけれど、
賞を取る作品としては、偏りすぎている気がする・・。
受賞作としては、オタク的でアートな作品ではなくて、
もう少し真っ直ぐな視野を持った(トルストイとかのような・・)
作品の方が、ほかの作家の進路になって良かったのではないかなとか・・。
こういうのって、地方の観客の方が
逆にクールに捉えるだろうから、
率直な感想が返ってきそうだなぁ・・。

いちご大福姫
DRY BONES
ウイングフィールド(大阪府)
2012/04/20 (金) ~ 2012/04/23 (月)公演終了

ミラかな姉妹
Limited_Spice
自由表現空間 シアターカフェNyan(大阪府)
2012/04/21 (土) ~ 2012/04/21 (土)公演終了
満足度★★★★
彗星観測の前に
日本橋で猫を撫でてから行こうかと思ってたら、
その前に1時間ちょい時間があったので、
ファンのかたの書き込みを見て興味をひかれて観てきました・(笑
アイドルイベントには一度も行ったことはなかったのですが、
大阪のアイドルということで、
どんなんだろ?
と思って観てきました(面白そうなものにはつい惹かれてしまう
久々でNYANの道に迷って30分遅れてしまい(汗
ほかのファンの人たちにはなんかちょっと場違いな感じでしたが、
(怪しいものではありません)
でもなかなか面白く楽しめました。
カレーもあって、美味しかったですし、量もあるところがまた大阪らしいというか・・(サービス満点?(笑
なんかハカセさんの名前がわかれば、
「こりっち見て東京から来ました〜〜」
とか、勢いでバカ丸出しでうさん臭い発言をして、怪しまれたりもしそうでしたが、そのような機会もなく(苦笑
物販とかは、ちょっと僕の大阪のアイドルのおじいちゃん猫に会いに会場のNYANの外に出てしまったので(苦笑
でかいサイン入りのポスターを丸め、膝から下が猫の毛まみれで(どう考えても怪しい・・(新種の妖怪のたぐい?(汗
彗星マジックに入ることもなかったのですが、
なかなかアットホームな感じで面白かったです。

人の気も知らないで
Aripe
Cafe Slow Osaka(大阪府)
2012/04/20 (金) ~ 2012/04/22 (日)公演終了
満足度★★★★★
なかなかの力作でした・・
東京公演もするようなのだけれど
自分は逆にそっちが難しそうだったので・・。
でも、こちらの大阪公演の方が
場所が舞台にあってる気も・・。
奥にジェーン・バーキンの古いポスターなんかあったりして、
誰のなんだろう?
とか思ったりするのも楽しくて(笑
隣のオバチャンたちが舞台の間にひそひそ話をするのも、
東京の時ほどは気にならなくて・・(それだけふわっとした空間だったとういうことで
その中で割と重めな話が徐々に展開しだすのも大阪らしいという気もして(笑
ちなみに名古屋でも公演するらしいです。
こういった旅公演をする劇団が増えると良いな・・今度箱庭もダルのように大阪公演するみたいですし・・。
あとでもう少し書き足せれば・・。

現代空想戯曲短篇集
彗星マジック
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2012/04/21 (土) ~ 2012/04/22 (日)公演終了

桃源郷のスペクター
化石オートバイ
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2012/04/20 (金) ~ 2012/04/22 (日)公演終了
満足度★★★★★
NONAME
石原正一ショーなどもそうなのですが、
この山浦氏の舞台も、
いろんな漫画などへのオマージュが溢れていて、
カオスでいながらもまっすぐな愛が満ちていて
素晴らしい!
終演後に投稿タイトルの言葉の出てくる自分も大好きな漫画のことなどを
思い出したりしてました。
・・・自分はこの漫画がとても好きなのですが、
なるべくなら特別な空気の場所で読みたいと思っていて、
この本が京都の加茂川の端のカフェにあるのを発見してからは、
夕暮れから夜にかけて
空の色が変わる頃、
その店に出かけては
窓際で珈琲を飲みながら
その本の頁を捲るのを
楽しみにしているのです・・(苦笑
あとでその理由も不埋めてもう少し書き足します。

『宙の色 -sora no iro- 』
ポかリン記憶舎
ギャラリーKINGYO(東京都)
2012/04/17 (火) ~ 2012/04/22 (日)公演終了
満足度★★★★★
10年くらい前に何度か来た場所だったので
その当時のことなどを思い出したり・・。
場所もそうですが、器も素晴らしい(笑
初日に行ったのですが、ああ、良いな、と思ったのはもう売れてたのかな・・?値札がなかったり。でも死んだ親父も器とかが好きで、自分用に器を作らせてたりして、死んだ後もしょっちゅうお袋が文句言ってたのを思い出して、素敵だけど、ちょっと今日は控えておこうかな・・などと思ったり(苦笑
主水書房で先日一人芝居があったようですけど、
器の似合うあのような場所での、
ライブとかではなく、
芝居、というのは、
なかなか新しい風景が見えてきそうな感じがしたりなどもして・・・。
あとでもう少し書き足します(汗

月下人魚~リトルマーメイド~
劇団ショウダウン
船場サザンシアター(大阪府)
2012/04/21 (土) ~ 2012/04/22 (日)公演終了
満足度★★★★★
まさか
1時間半を一人でやり切るとは・・(汗
正直、1時間くらいで終わると思って
次1時からの舞台も余裕かと思ってたのですが、
わりと開演間近になってしまい、
5時の回にずらしました(当日券だったので。ちなみにそれで急遽ねじ込んだ2時開演の花園町(いい名前(笑)でのリーディングも素晴らしかった
でも、終焉後にお客さん一人ひとりに見送りの挨拶をしているのを見て、
よくこの小さい体で1時間半舞台の上を駆け回れたなぁと思った。
1人芝居2人芝居とかというと
短い時間のものが普通だけれど、
この前の石原正一氏のロングランを見てもわかるけれど、
無茶を承知で1時間半、1週間やりきれれば、
大人数の舞台で数年間やっても伝わらない役者一人の熱量が
観客にも伝わるんじゃないかな、と思ったりしました(笑
1ヶ月半ぶりくらいに関西に来て見ましたが、
観るものすべてが熱意にあふれていて、やはり素晴らしいな、と思ったりしました。
もう少しあとで書き足します・・。

深海のカンパネルラ
空想組曲
赤坂RED/THEATER(東京都)
2012/04/15 (日) ~ 2012/04/22 (日)公演終了

だだこねるハル
ひよどり山
アトリエ春風舎(東京都)
2012/04/13 (金) ~ 2012/04/19 (木)公演終了
満足度★★★★★
入場料からはちょっと想像できない
簡素で抽象的な舞台美術ながら、
東京の公演では珍しい?
細部まで物語の時間軸が練られた、洗練された舞台でした。
・・最近ずっと、ぼんやりとは感じていたのです。
それは、どうもこれが日本の最先端と言って良いのかは分からないけれど、
とにかく、「静かな演劇」から派生したと見られる
画面の細部まで巧妙に手入れされた、
小さく、一見地味ではあるのだけれど、
極めて高性能な一連の流れの作品が、
どうも春風舎近辺を中心に興隆しつつあるという感覚。
ちなみに今回の舞台も、観ていてなんだか「変」だな、とは、思っていたのです。
・・まるで映画のように自然に頭の中に物語が入ってきて話の流れは理解できる。
ただ、よくよく考えてみると、
舞台を観ている自分たちに流れる一定の時間(当たり前です
とは別に、舞台の中で30分から数十日の時間の流れが、
まるで自在に伸縮するかのように、
伸び縮みしながら流れていくのです。
その際、物語の時間の流れが不自然に途切れたりなどはしません。
物語は物語へと、実に自然に次の場面へと連なっていくのです。
その中で、役者たちは大げさに飛び回りなどしません。
せいぜいゆったりと歩いたり立ち止まったりする程度。
照明だって、音響だって、まったく特殊な使い方はしていません。
あくまで淡々と。
その中で本当に巧妙に、自然に、
時間の流れが伸びたり縮んだりしているのです。
アフタートークで、この作品の完成に二年間を掛けたとうのを聴いて納得しました。
別に時間を掛ければいいというものでもないですが、
この作品は、時間をかけることで無駄を極限まで省き、
役者さんたちの立ち位置も最短距離で結ばれている印象です。
ちなみにこのトークでの、難解な役柄に挑戦したかったという主宰の言葉で
この作品の中で最も難しいと思われる役を、
主宰が完全にこなしていたこともまた、納得できました。
自分が石原正一氏の舞台が好きな理由として、
彼が舞台上で踊ってコントロールし、
どんな時も顔が見える作品に仕上げていることがありますが、
もし、石原正一が柱谷だとすれば(ここではあえてブラジル人とは言わない(苦笑
今回の主宰は、まるでベッケンバウアーがオランダ代表を率いていたように(笑
今回の少数の役者・スタッフを舞台上からコントロールしていたように見えた。
その結果として、
東京の公演では珍しい(苦笑
お金よりは、遥かに時間と頭(才能)を注ぎ込んだ、
極めて洗練された意欲的な作品に仕上がっていた。
自分としては、今回の作品は、
平田オリザ氏と以前新国立で上演された岡田利規氏の「タトゥー」の中間のような
映像的な舞台作品に(あくまでイメージ上です)
仕上がっていたように思います。
入場料からは想像もできない
血と汗の詰まった作品に仕上がっていて、
情報過多の東京では珍しい?
非常に舞台作品に対して真摯な態度で向かい合った末の作品であることがよく分かりました。
(通常であれば、これだけの作品であれば、多少は自分たちの
作品的な技巧を際立たせ、印象付けようと(別に悪いことではないです
各所を配置してしまいがちなのですが、この作品にはそういうところが無く、
あくまで淡々と進んでいくのです・・それは品の良さと言ってもいいかもしれません・・)
やっぱり今は、春風舎からはちょっと目が離せないなぁ・・(笑

エドワード8世
宝塚歌劇団
東京宝塚劇場(東京都)
2012/03/23 (金) ~ 2012/04/22 (日)公演終了
満足度★★★★★
もう一度観てきました・・
やっぱり素晴らしい!
何度観ても新しい発見がありますし。
スミマセン、普段は宝塚で2回書き込んだりはしないんですが・・
でも、モダンで力強く、戦争の世紀のなか、
自分の力で運命を切り開いていくエドワード八世の生き方は
素直にカッコいいと思うし、素晴らしい(笑
それと、劇中に出てくるチャーチルの人生も考えると、
物語はさらに深みを増す。
なるほど、チャーチルを主人公にして宝塚、というのはちょっと厳しいかもしれないけど、
華のあるエドワード八世が主人公なら、ぴったりだと思う(笑
今現在の世界だけ考えるなら、生き方の手本にしたくなる大人の男を探すのにはなかなか骨が折れるけれど、
ちょっとさかのぼれば、目の醒めるようなカッコいい男共が
大勢いるものだ(苦笑
政治家や薄っぺらな芸能界だけを見て世の中を判断する前に、
歴史の中の埋もれた物語から、人間の魂の光を探すことに専心したほうが、
より有意義な人生を送れるように思います。

HIDE AND SEEK
パラドックス定数
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2012/04/13 (金) ~ 2012/04/22 (日)公演終了
満足度★★★★★
初演のザムザに比べると・・
今回は会場が圧倒的に広くなっていて、
それを上手に使って奥行きのある舞台に仕上げていて、
それでいながら、前世紀の表現主義的な映画でも観るかのような
絵画的とも思える視覚的な効果をたびたび目にする事も出来て、
舞台美術として、非常に洗練されているところが特に印象に残りました。
演技が素晴らしいのはパラ定では当たり前のことなのですが、
今回は特に、人間味あふれる軽やかなところと
人間がまるで人形か何かになってしまうかのような非人間的なところとが
自在に行き来しているようでもあって、
メリハリがついていて鮮やかでした。
初演のころの会場のザムザは、
カナリア派が頻繁に公演を行っていたこともあり、
雰囲気として今回の演目に最適の会場であり時期でもあったようにも
今となっては感じられるのだけれど、
その会場の空気の差を、
完成された舞台美術と役者の演技で十分に補ったと思います。
あと、それから、帰りに受付で傘を売ってくれたのが良かった。
このサービスも以前は無かった(笑

俺以上の無駄はない
MCR
駅前劇場(東京都)
2012/04/12 (木) ~ 2012/04/17 (火)公演終了
満足度★★★★★
観に行こうかどうしようか
日程が見えず、前日まで迷っていたところ、
電車の中でこの公演のチラシを広げて迷っている自分に電車内の視線が
集中していることに気が付いた。
・・・どうも、みんな意外とヒマらしいということに気が付いた(苦笑
そこで、なんとなく自分も見に行くことにした(実話
そしたら、不思議と笑えて、ちょっと皮肉で、実は悲劇でしかないようなのだけれど、なんだか明るい、奇妙な舞台だった(笑
・・実は愛のハナシであることもよく分かった。
あとでもう少し書き足します。
ちなみに、自分はチケプレではないので、もしチケプレで観て面白かったけど、
それが原因で高評価をここに記入するのを躊躇している方がいらっしゃったら、
自分の後にこそっと書いてみてください・・。
自分もとても面白かったので、大丈夫だと思います。

平田オリザ・演劇展vol.2
青年団
こまばアゴラ劇場(東京都)
2012/04/05 (木) ~ 2012/04/16 (月)公演終了
満足度★★★★★
思い出せない夢から覚めて阿房列車に飛び乗る
なんとなく別々にではなく、1日にまとめて観てみました。
そのせいか、2つの作品の面白さが引き立って、
観ながら比べて楽しめて良かったように思います・・。
内田百閒は自分も大好きな作家なんですが、
阿房列車には、作家のひょうひょうとした雰囲気が思いがけない形で描かれてるようでもあり、
また、狐にでもつままれてるような(笑
不思議な味わいの残る作品であると同時に、
同じセットを使った「思い出せない夢のいくつか」と比べて楽しめるパーツが
物語の中にたくさん組み込まれていて、
二作品に横溢する遊び心を楽しみながら観れました(笑
「ソウル市民」と「サンパウロ市民」のように、
別々の話でありながら、
微妙にゆったりと物語が
星の話などですこしずつリンクしつつ、
物語の構造が組みあがっていくようにして
姿を現してくるのを見るのは、
なかなか楽しい経験でした(笑
これからこれらの作品を観る人は、
土曜日など、同じ日に二作品を続けて観られる日程を考慮した方が
良いかもしれない、などとぼんやり感じたりもしました。

もしも、シ【ご来場いただいた皆様ありがとうございます!!】
空間交合〈アサンブラージュ〉リジッター企画
インディペンデントシアターOji(東京都)
2012/04/04 (水) ~ 2012/04/15 (日)公演終了

青色文庫
青☆組
ゆうど(東京都)
2012/04/07 (土) ~ 2012/04/14 (土)公演終了
満足度★★★★★
幸福な王子
自分も大好きなワイルドの物語を
なかなか素敵にリメイクしていて、聞きごたえがありました。
・・そういえばこの作品、トルストイの「復活」に似てる気もする
(発表された年代を見ると、トルストイが似たというべきなのか
10年の時を挟んだ、上演された3作品。
聴いていると、
どうも、34歳のときに書いたという「幸福な王子」、
これは23歳の時から13歳に戻ってきたみたいな・・
童話チックという意味で(笑
・・なんかそんな気がしてしまった(根拠は特にないけど
王子は・・幸せだな(笑
だって、自分の馬鹿に命がけで付き合ってくれるツバメ(友達)がいるから。
男子というものは、真っ直ぐなバカと、それに付き合ってくれるバカな友達がもう一人いれば、
無敵みたく(いや、実際にはそんなことは全然ないんだけど、心のハナシで(苦笑
強くいられる、シンプルな(残念なことに女子はも少し複雑であるようだ)生き物で、
そのことは、女子には容易には理解しがたいんじゃないかと、ずっと思ってきたけど・・
この美しすぎる童話(美しすぎるがゆえに、自分はトルストイを好むのだけれど)
を、こんなにも優しく柔らかに具現化するところを見ると、
どうやら自分も考えを改めないといけない、とか思ってしまう(苦笑
どちらが先に死ぬかなど、二人にとっては関係ないのだろうな。
「墓場で会おう」とでも、王子とツバメは命を失う前に約束していたのかな?

【ご来場ありがとうございました!】死と再生とテクノに【次回本公演は6月です!】
ロ字ック
ギャラリーLE DECO(東京都)
2012/04/03 (火) ~ 2012/04/08 (日)公演終了

喪服団
オクスリ
新宿眼科画廊(東京都)
2012/04/05 (木) ~ 2012/04/09 (月)公演終了
満足度★★★★
当日券
・・で観に行ったら、一人だけ立ち見になった(・・疲れた・・(苦笑
朝のボヴェ太郎氏が立ち見でなくて、
こっちが立ち見だったのはちょっと計算外でもあったり。
・・でもまぁ、ガラガラよりは良いか。
先日の石原氏の舞台なんかはもうちょいパンパンでも良いのにな、と思ったりもした(苦笑
眼科画廊は、昨年ムック(赤澤)氏の舞台で観に行って以来だったのですが、
こういう変わりものの舞台には、片側鏡だし、なんかあってるな、と思ったり。
なかなか不思議なネタが多く、しかも矢継ぎ早に繰り出されるので、
なんだか唐突にネタが繰り出されて思わず声に出して笑ってしまったり。
この劇団の舞台は初見でしたが、
もう少し慣れてくれば、もっともっと楽しめそうだな、とも思いました。
今回は、エイプリルフールにあった、
不思議な・・夏の地底人の王子侵攻の発表もあって、
自分も、北朝鮮ばりに地底人の動向を探る意味合いもあり、
当日券でこっそり地下に(眼科画廊に)潜入したものでした(笑
ピンクな地底人2号氏による不思議な昆虫類などの
形態模写の様子も演技に組み込まれている?せいもあって、
地底の不思議な生き物たちのの生態にも
この公演を通して若干の知識が得られた(笑
最近、中高生のときに読み耽った、
地底人に関する書物
(昭和50年代に大陸書房などから発行された(古本屋で見つけた)ものであったり、昭和30年代の黒沼健氏の著作であったり)
に再び目を通し、
地底人に関する知識を深めている(苦笑
夏の王子侵攻に備えて、
今回の新宿偵察以外にも、
彼らの準本拠になりつつある京都の劇研にも今月下旬に
足を伸ばしてみるつもりです。
もう少し地底人の生態に熟知したら、
またここに書き込みます。
もし何も書かなければ、地底人に粛清されたのかもしれません(苦笑
・・皆さんもぜひ、地底人の活動について、
舞台上で何か観察したら、さりげなく?
ここで報告するとよいかもしれません(笑

貴方と私の演劇革命
月刊「根本宗子」
新宿ゴールデン街劇場(東京都)
2012/04/02 (月) ~ 2012/04/09 (月)公演終了
満足度★★★★
そういえば
あだ名のネタで思い出したんですが、
以前同僚が眼鏡をかけていて修士を持っていたので
「ハカセ」と呼ばれることになった時嫌がってたのを
自分が「自分も修士あるからハカセのあだ名もらって良い?
俺結構勉強家だよ?」
と言ったら、即座に周囲に却下されたのを思い出しました(苦笑
・・結局みんな見た目?
あだ名って難しいッスね(笑
・・なかなか面白かったです。
金曜夜の回は余裕あったけど、この回だけだったのかな・・?
あとでも少し書きます・・(汗