満足度★★★★★
説明文が
内容をとてもよく表してるな、と、思ったりしました。
地底人たちの舞台は、何故かとても素敵なのです。
その魅力をうまく伝えることはなかなか難しいようにも思います。
一見全然違うところに向かっているようで、最後に予想もしなかったところに徐々におさまってきたりします。
内容を頭の中でまとめてみると、よくありそうな話でありながら、
自分の心の中では大きく違った感覚が残ってたりします。
途中から話の流れがある程度予想できるのに、
それで素晴らしいと感じる気持ちが減るわけではないようにも思います。
不思議な舞台だと思います。
そしてまた、凄くシンプルな舞台だとも思います。
でも、舞台と言うのは、技巧を披露するのではなく、
素直な気持ちを、想像力を、そして愛を、伝えるものであるように思うので、
シンプルなほうがいいと思います。
多くの舞台は、頭でっかちではないかと思ったりもするのです。
僕は、この物語を観る中で、
台詞よりも役者の目の動きが強く印象に残りました。
登場する役者はたった3人。
「母親」役以外の二人の役者は、
ほぼサングラスなどを掛けたり、観客からは後ろ向きになったりして、
あまり「目」が観客の視野のなかで目立つことはありません。
・・・だからでしょうか。
その「母親」の目の瞬きや、瞼のひくひくしたりする動きが、
強烈に印象に残るのです。
まるで、その母親の・・(以下、ネタバレへ)