新説・とりかへばや物語 公演情報 新説・とりかへばや物語」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.4
1-20件 / 22件中
  • 満足度★★★★★

    落語芝居
    落語芝居。
    どうらく息子 という漫画が好きと北川さんに伝えると『僕も』と言われ、にやりとなる。
    素敵大流血サービス(笑)

    物語の基点が面白い。
    新説
    とあるが、
    新説とは思え難いほどの完成度を誇る。
    また出る役者のキャスティングが絶妙に上手い。


    後、
    過去と現在のユニゾンが二箇所あるが、
    ここの掛け合いも見事で素敵。
    時間は違えど、
    言葉の意味すら男女の垣根を越える素晴らしいシーンだ!
    心地よい。
    笠井里美(アマヤドリ) さんの、キップのよさは秀逸だし、
    男の師匠の役の方も良かった!!
    放出型の演技を見せて頂いた。
    ありがたや。

  • 満足度★★★★

    個性と性
    舞台のつくりが非常に斬新。芸術的な格子を巧みに使った場展、出はけ、演出には脱帽。とりかえばや物語がベースという時点で好きな感じだろうとは思っていたけど案の定でした。はなとよし乃の女対決(?)が胸にグッサリと刺さりました。男と女の話でありながら、女と女、男と男の対峙も描きだされておりとても見応えがありした。性別とらわれるのもとらわれないのも個性、そんなふうなメッセージを感じる舞台でした。「ここから後半」と線引きされたことで、逆に時間を意識してしまったのだけが残念。

  • 満足度★★★★

    性別と役割。
    とりかへばや。男女の役割がなぜ入れ替わったのか。なるほどそういう発想でくるかーありえそうな話だなと思った。
    格子の向こうに役者が控え、場面転換に拍子木の音が小気味よく響く。粋ですね。見ごたえのある作品でした。
    よし乃と兼義のやりとりをみて、自分をどう捉えるかとは違うところで、性別に対する変えようのない意識があるのかなと思った。

    ネタバレBOX

    噺は女のものだった。それがなぜ男のものになったのか。
    芸事で生きるには色が絡みやすいということか。
    女が舞台にたつことを取り締まることで、乱れをなくそうというのは奉行の考えそうなことだ。事実ありえそうな話。
    しかしその発想は寺の女人禁制と同じで、解決にはなってない気がする。
    とくに役者や踊り子などは、色を売らねば生きていくのは困難だったろうし、それは女に限らない。芸のために身を売っていたのは男女問わないはず。ならばなぜ女だけが守られるのか。守られたといえるのか。そのために女は舞台から退けられる。

    「本当はどちらなのかわからなくなる。私は男なのか、本当は女で男が好きなのか」
    男なのか女なのか生まれついて体は違うものの、どちらとして育つか、生きるかで揺れ動き、幅のあるものだと思う。

    いまでこそ性別ではなく個人の得手不得手でいろんなことを選べるが、性別と役割は決まった組み合わせのようなものとして捉えられてきたから、そこから外れようとするなら、それこそ性別を替えることを選んだかもしれない。

    算術が得意な女と、噺の上手な男の、逆転した役割を、変えられぬならばいっそ性別を入れ替えようと。
    けれど。彼は算術が苦手でも男で、裁縫が苦手でも彼女は女。
    「私が女だったということでしょうか」「いいえ私が男だったということでしょう」
    なにがそれを決めるのだろう。己の性自認かな。

    けれどこれが真理だと思いました。
  • 満足度★★★★★

    面白かった♪
    話の展開に障子一枚で場面が切り替わるところなど
    わかりやすく、粋な舞台といった感じです♪
    もしかしたらこの時代やお着物での
    お芝居が結構好きかも〜と思いました♪

  • 満足度★★★★

    ☆★巧みに構成されたお芝居★☆
    なかなか巧みに構成されたお芝居!
    福岡公演を控えているので詳しくは書きませんが
    現代と過去の話を繕っていくような
    重なる話しが組み込まれていてる展開が面白い♪

    役者さんも丁寧に演じて展開されるので見応えあります
    自然な演技が本当の噺家のようにも見えました!
    中でも北川竜二さん、笠井里美(アマヤドリ).工藤さやさんの
    ベテラン?の役者さんのガッツリとした演技が目を引きます♪

    男女が入れ替わってから得意な部分が強調されたらもっと説得力が感じたかも⁈

    舞台のセットからキャスティングまで魅せ方や構成はなかなか計算されたお芝居!


    ☆印象に残った役者さん
    貫禄の演技の笠井里美(アマヤドリ)

    ☆印象的なシーン
    男女が入れ替わる場面


    PS:残念だったのは劇場の座席が狭くて
    後半、隣の人がこちらに寄ってきて気になり集中切れてしまった(ーー;)

  • とりかえばや
    観てきました!

    もととなる、とりかえばや物語をイメージしてたら、まったく予想がつかない展開と、面白い演出で二時間があっという間でした。
    今回観に行けて良かったです。
    福岡公演もあるそうなんでぜひ劇場に足を運んでみてください(*^^*)

    はまち

  • とても良かった
    良く解る解説、物語の中の人物とのやり取り、とても面白かった。

  • 満足度★★★★★

    素晴らしかったです!!!
    役者、演出等々諸々、いろんな意味で面白い♪どんどんどんどん前のめりになりながら見入ってる自分がいました。ここまで前のめりに観る舞台はひっっっさしぶりかもです♪

  • 満足度★★★★★

    スバラシイ
    設定・話し・役者・音すべてよかった。どんどん地方に来てください。福岡の人は要チェックしてね。

  • 満足度★★★★★

    観ました(^_^)v
    先程観てきました(*^ー^)ノ♪
    チケットプレゼントありがとうございました。
    とても感動しました( ☆∀☆)
    いままで観てきた舞台は、若い団員さんが多く…今日は、とても安心して観ました(*^^*)
    一人一人の演技がとても上手く…はっきりと台詞も聞き取れ…話にずっと引き込まれて観ました(^_^)v
    とても良い舞台を観させていただきました。
    ただ…一番乗りで受付の階にエレベーターが開いたら、とっても大きな男性が着物で立ってて…びっくりしました!!(゜ロ゜ノ)ノ
    また、観たいです\(^o^)/
    また、大阪に来てくださいね_(._.)_

  • 満足度★★★★

    バッグギャモン以来
    主人公のこだわっているところが理解出来ず、中盤だれてしまったように感じましたが、最後の部分でまた引きつけられた。

    柿をサンケイホールで13時に観てからの15時ウイングで、行くのに迷ったが見に行ってよかった。

    また地方遠征お願いします。

  • 満足度★★★★★

    面白い
    着眼点が面白い。
    じっくりと魅せられた。
    良い芝居に出会えた。

  • 満足度★★★★

    上手い!
    まず、時代設定が上手い。そこか!成る程。と来て、話が進んで行くのだが、なんだかグタグタで上手くまとまらない。何だ?と思っているともう一巡り謎解きが始まる。推理サスペンス時代劇。着想と構成の妙。結構無理はあるのだが納得できる。

    ネタバレBOX

    存在感は、笹井里美が抜群。最後まで効いてくる設定を見事に推し進める技量の高さ。姐御肌全面に押し出してくるが、何か愛らしいというのも魅力的だった。小柄で大声で気風がいい。でも、そこは女性で、という演出にきっちり答えを出していた。


    最も難しいのは主役の小島明之で間違いなかろう。一番ハードな役柄を熱演。ししどともこも、逆側の役柄で難しい部分をこなしてて好感。小林樹や辻貴大は、客演を観た事がありあれぐらい出来て当然。声がいい好きな役者。やっぱり重要なところを任される。
  • 初カムヰでした
    面白かったです。

  • 満足度★★★★

    変わり玉
    上演時間2時間。一つの物語でありながら変わり玉のように彩が変わっていく。

  • 満足度★★★★

    新境地
    物語を追わせるのではなく、語られる顛末が観る側に歩んできてくれるような感覚が舞台にあって。

    作り手が、物語る新しい術を身につけたように感じられました。

    ネタバレBOX

    昔話というか古典を、
    伝統芸能である落語の世界に落とし込んで、風情をそのままに
    どこかコミカルに、でも芯をしっかりとつくって描き出していきます。

    原典、落語の世界の時代、その歴史と、創作の重なりが、
    ひとつのトーンにしたたかにまとめられていて。
    観る側も、さして戸惑いを感じることなく
    幾つものシーンを渡っていくことができるのです。
    そのひとつずつの世界に、役者達それぞれの醸し出す味わいがあって、
    観ているうちに、自然に物語がすっと手のひらに乗っかっていく。
    下敷きの2冊の物語から落語を紡ぐ態があるから、
    その展開がバラけることがない。

    原典のコアの部分を受け継いで、
    組みあがり、さらに語られていくことで
    噺の展開から、突飛さや奇想天外な感じが薄れ、
    遊び心が顔を出しても
    金さんや有名女子大創立者出生の秘密までが差し入れられても、
    それが場の肥やしにともなり、やがては繋がって、さらなる物語の広がりと歩みに編みあがっていく。。
    物語のなかの、父のロールに、ぶれがなく肌触りがあって、
    取り替えられる兄妹それぞれに、
    いくつもの引き出しで紡がれるロールの育ちがある。
    女師匠には、その風情に芸の確かさを信じさせる空気があって出色の出来。、
    お女郎さんにも観る側が引き込まれるに十分な華と汚れと醒めた感じがあって。、
    女席亭の貫禄や雰囲気が舞台の密度を織り上げて。
    学友にしても、北町奉行にしても、物語の勘所にしっかりと刺さる。

    舞台に紡がれた顛末が、
    ジェンダーや人が授かった才能などに対しての
    既存の価値観や禁忌から解かれ、
    新たな表現を歩みだしていく姿に
    ボリューム感をもった充足を感じ、心を掴まれる。

    舞台美術や音、さらにはそれらの使い方もよく研がれているし、
    舞台全体としてみても、初日の硬さもあまりなく、完成度も高い。
    観終わってなにかとても満ちた感覚が訪れたことでした。。

    ただ、その上で、舞台には更に進化するような余白を感じたりも。
    それは、舞台に未完成な部分があるということではなく、
    完成の先にさらなるものがありそうな気がするというか、
    作り手が、この作品において役者達とともに至った物語る手法のようなものが
    公演中、さらに洗練されていく感じがする。
    作り手に従前からあった作品の骨格の組み方と
    前回公演あたりから生まれてきた、
    物語を追わせるのではなく物語が観る側に入り込んでくるような感覚は、
    受け取ったことのない感覚としてひとつに束ねられ、初日から訪れていつつ
    公演期間中にも、そして次回公演以降にも
    さらに研がれていく予感がしたことでした。
  • 満足度★★★★

    物語とは何か
    チケプレで観劇しました。
    現実で起きている物語と、劇中劇である架空(であるはず)の物語がリンクしていく作りがとても素晴らしかったように思います。
    男女の違いについてだけでなく、物語とは何か、現実とは何か。
    舞台セットや音の使い方もとても上手く、舞台作品として本当に素晴らしく、よく出来ていたのではないでしょうか。
    ただ、物語の内容自体は少し複雑にしすぎていたような気はします…。

  • 満足度★★★★

    問いかけのある
    男・女の役割を入れ替えるという話をめぐって、
    社会にある制度や構造のことを考えさせられた。

    正直に言えば、作品としてはそれほど惹き込まれなかったが、
    やはり、問いかけのある作品(作風)は素晴らしいと思う。

    ネタバレBOX

    男・女を取り替えるという『とりかへばや物語』を、
    それを語る噺家の物語へと書き換えている。

    更にこの『新説』では、
    古くは噺家は女性だけの世界だったという仮説をつくることで、
    現在にも続いている男性中心の噺家の世界と、その構造を「とりかへ」て物語を展開させている。
    (ある意味では『家畜人ヤプー』のような反転)

    そこから見えてくるのは、男・女という性によって別けられている制度のことなど。社会全体の構造についても考えさせられた。

    ただ、物語としてはそれほど惹き込まれなかった。
    それでも、このような問いかけを持った作品は素晴らしいと思う。

    私がカムヰヤッセンの作品を観るのは3作目。
    3作とも、観客に対して(時代に対して)の問いかけのある作品で、とても素晴らしいと思っている。

    この作品の中でも、
    噺家が「語るべき物語とは何か」「意味のある物語とは何か」というようなテーマが何度か出てきていたが、それに対して私は、観客に対して、時代に対して、「問いかけのあるもの」こそが、優れた作品の条件だと思っている。
    (「メッセージ」ではなく、「問いかけ」。)

    それがある作家の作品を観たいと思っているので、カムヰヤッセンの活動に注目している。
  • 満足度★★★★

    現代的な視点で見事に再構築された舞台作品
     子育て、人材育成、ジェンダーなどの盛りだくさんのモチーフを内在させながら、女の執念、運命などドラマ性を織り込み、なぜ師匠は女性の弟子を頑なに拒否し続けたのかの謎が解き明かされてゆく物語は、現代的な視点で見事に再構築された舞台作品になっていたと思います。

    ネタバレBOX

    (遠山の)金さんや(津田)梅子の母親を登場させるなど極上のエンターテインメント作品にもなっていると思います。

  • 満足度★★★★

    もっとシンプルでも…
    元の古典は「左大臣が2人の子どもの性別を『取り替えたいなあ』と思って
    ほんとに取り替えちゃったらそれぞれ出世したが最後は元の性に戻った」という話。
    オリジナルをストレートに舞台化しても十分センセーショナルでインパクト大なのに
    それを落語界に置き換えてからの構成がちょっと“複雑にし過ぎ”の感あり。
    創作落語を練る噺家が作中人物と会話しながら論理を展開することで
    役者陣のキレのいい江戸弁が醸し出す“時代の空気”を中断しているように感じた。

    ネタバレBOX

    舞台奥にぐるりと優美な格子戸がめぐらされていて、
    開演直前、その向こうに役者さんたちが入って来て座った。
    開演後は、ハケると格子戸をあけてそこに座ることになる。
    この出ハケ、部屋の出入りがリアルだしスピーディーでとても良かった。
    客入れの際に流れた噺家の出囃子も、落語好きには面白くて好き。

    ある噺家のところへ女性が熱心に弟子入りを希望して通うが、
    彼の師匠は「女の噺家など認めない」の一点張り。
    そこで彼は、新作落語で大胆な仮説を立て、男女の差など意味はないと主張する。
    「喋り」は本来女の仕事だったのにいつの間にか男が取って代わったのだと…。
    その創作落語とは…。
    女の世界だった落語に「向いている」と息子を送りこみ、
    男ばかりの藩校に勉強好きな娘を入学させる父親。
    二人はそれぞれの世界で評価を得るが、恋愛問題で本来の性と葛藤することになる。
    そして結局は元の性に戻って居場所を得る、というストーリー。
    この創作落語完成の後、師匠は女弟子の存在を認める…。

    身分や職業による言葉づかいが変なところも散見されるがツッコまないでおこう。
    ついでにフライヤーの写真、着物の合わせ方が“死人”になってないか?
    男女とも右手が懐に入るように合わせる“右前”が正しいと思うのだけれど…。
    そういった時代考証の甘さはともかく
    師匠(北川竜二)や女噺家(笠井里美)、男女の入れ替わりを提案する父親(太田宏)、
    それに創作落語をけしかけ、途中からリードする男(辻貴大)らの
    江戸弁の台詞に勢いがあってとても魅力的だ。
    女になり切る為の所作その他を教えるよし乃を演じた工藤さやさん、
    たたずまいも仇っぽくて優しく、とても素敵だった。

    個々のキャラクターは確かにインタビューしてみたくなる奥行きと魅力がある。
    想いを同じくする登場人物が2人で同じ台詞を唱和するなど
    力強く惹き込まれる演出は秀逸。
    お上の締め付けや、先細りの業界を憂える新旧の考え方の違いなど
    社会的背景も説得力がある。
    だが“性別にとらわれない生き方”を問い、“幸せを感じる居場所”を探すなら
    シンプルに“女が学問をし、男が噺家を目指す”構造でも良かったのではないか?
    作り手の迷いや疑問がいちいち顔を出すと流れが途切れてもったいない。

    息子が女を装って落語家になるところも、
    客や席亭など周りに“実は男である事がバレている”という設定が中途半端。
    周囲を完全に欺いてこそ、自分のアイデンティティへの悩みが深まる気がする。

    今の時代に、北川さんのこのテーマへの着眼点とアプローチは素晴らしい。
    作家の、また観る者の想像力をかきたてる「とりかへばや物語」、
    改めて、古典の大胆な発想に驚かされる。

このページのQRコードです。

拡大