【初ツアー公演終幕致しました!】都道府県パズル 公演情報 【初ツアー公演終幕致しました!】都道府県パズル」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
21-34件 / 34件中
  • 満足度★★★★

    イライラしたのですが
    『会議は短くグラフは長く』という会社で育ったので、個人が好き勝手に発言する会議を見せられることに、かなりストレスを感じました。

    それぞれの事情も、出身地や職業でなんとなく察せられたので、よけいに言ってることにイライラしました。
    しかし、イライラさせることも目的の一つだったとしたら、まんまと引っ掛かったという感じです。

    私個人は、道州制には賛成できません。県を残したうえでインフラの共有や公務員の削減はできると思っています。
    そんなことを考えるきっかけになる良いお芝居だったと思います。

    ネタバレBOX

    現実問題として、福島出身だからと言って結婚を断られることがあるのでしょうか。
    昔の「部落」教育を思い出しました。

    どうでもいいですが、九州宮崎出身としては西海と南海の括りっぷりには異論を唱えたい(笑)
  • 満足度★★★★

    ん、12人的?
    客席に入り舞台美術(これもステキ)を目にして「ん、12人?」と思ったのが的中。
    前半は優しい日本人風で笑えるが、次第にシリアスに転じて問題を提起、それに対する希望を示して幕を引く構成が心地良い。
    70分程度の上演時間も程よく、後味爽やか。

  • 満足度★★★★

    日本のレベル 自らの立ち位置
     アイロニカルで面白い。あちこちでボトムアップでは無い代表の連中の話を聞かざるを得ないようなことも経験してきたが、実際、レベルは、この作品に描かれている代表と同等もしくは低い連中が多い。建前社会のこの国で、「代表」なるものが、3つの看板をしょっているに過ぎない能無しであることは、誰にでも分かる道理だろう。
     シチズンシップを持たない人々が、このような「代表」を居座らせることに一役買っていることも、また。
     従って、北京蝶々が、このシナリオをこのような形で演じたことの意味を、観客は自らの立ち位置の問題として考える必要があろう。我々、故郷喪失者への問いかけでもあるであろうから。その上で、論じるべき主題であり、テーゼであるという具合にラスト部分を解釈すると、活きる作品と見た。

  • 満足度★★★★

    楽しめました
    会議がちゃんとエンターテインメントになってましたね。動きの少ない会話劇ながら、話題がいろんな方向に行ってくれて、飽きずに楽しめました。しかしよく知らないけど、道州制って十把ひとからげなんですね。これじゃ郷土愛がわかないよー。

  • 満足度★★★★

    都道府県愛
    面白い。物産展も○
    てか、大阪公演の主催は大阪市なのか。さすが。

    ネタバレBOX

    道州制推進のためのフェスの内容を話し合う実行委員9人。おでんの中身でほんわかな話し合いが始まったが…。

    瀬古(森田祐吏)と鴨下(田渕彰展)のビジネスな要素とか、阿久津(岡本篤)の雇用の要素とか、峰(中村靖)の田舎と都市論とか現実な視点を含めつつ「道州制」を語る舞台に、序盤からピリピリしてる福島出身の宗像(高橋悠)をぶっ込むことで熱い舞台に昇華した。
    イメージによる差別(迫害?)から、フクシマの名を消したいと言い切る宗像の涙がグっと胸に迫り、「道州制」議論を超えた想いに熱くなる。そこからの、長崎出身の峰とニコニコ顔の鶴巻(渡辺樹里)と阿久津のアシストでフクシマの(ナガサキやヒロシマのような)生まれ変わりを暗示させる〆もいい。

    薦田(村上誠基)と鶴巻のほんわかした雰囲気とクスッとさせるしゃべりが全体のバランスをきれい保っていた。

    何をすれば日本が地方が良くなるのか、なんて難題をもって、75分の素敵な舞台に作り上げたセンスが良い。てか、南海地方はドッキングさせ過ぎだろう。
  • 満足度★★★

    出入りがない
    道州制について予備知識がさほどない私にも判り易い身近な題材から入り、興味深く観てました。こういう題材を芝居に挙げるのには好感が持てます。が、人の出入りがなく、動きもないので単調さはあり。上映時間が短めなのですが、議論ももっと新たな展開を期待してしまいました。

  • 満足度★★★

    傍観者的立場にて
    道州制なるものに興味がなく郷土愛もない私にとってこれを題材にした理由が分からない。なぜ観たかと問われれば北京喋々だからだ。前作のイメージが強く残っているのと予備知識不足で勝手に道州制実施後の戦国時代的群雄割拠の世界を想像してたため、予想に反した静的な世界はパンチ不足(帯金の不在も一因か?)となった。時々クスクスしながら舟を漕ぐ隣人を気にしながら何で南東北の人はなまってないんだろうと疑問に思いつつ愛ってなんだよおと一人つっこみをして、地味ながらもホンのおもしろさを損なわせない演出の労苦に思いをはせた。

  • 満足度★★★★

    初・北京蝶々
    噂に違わず、上質なエンタメ作品だったなあ、と。

    設定的に「県民キャラVS県民キャラ」的な、ケンミンショー的な感じだったら嫌だなあという事前の不安は全くの杞憂。一人ひとりの登場人物が生き生きとしてて面白かった。

    また最近の演劇界で「(言葉は悪いですが)トレンド」なネタを扱った作品でありながら、その向こうへの目線がちゃんとある、というところにも(自分としては当たり前であってほしいことですが)好感を。社会を語ることが最終目的じゃない芝居はやっぱり楽しい。

    役者陣の身体性の違いから、それぞれの生きる土地がにじみ出てくる、そんなキャスティング&演出が見事。
    堅牢な質感でありながら空間に歪みや裂け目を感じさせる美術、照明も印象的。

    個人的な好みで言えば、腹八分目すぎてものたりなかったり、もうちょっと締めかたはシニカルでもよかったんじゃとも思わなくもなかったりけど、これはこれで。

    ネタバレBOX

    「フェスティバルで何が変わるのか」というセリフとその後の展開は、作り手の「演劇で社会的なメッセージを発して何になるのか」という自問自答と「それでも演劇を信じてみる」という想いのようなものを感じて、印象に残る。
  • 満足度★★★

    地方活気の在り方
    僕は千葉で比較的都会の方なのでしょうが、考える作品。地方や都会、発展と衰退。そんなことを考えます。本当はもっと高評価ですが、以下感想にて。コンパクトにまとまっていると思います。

    ネタバレBOX

    方言は実際の出身役者さんたちによってのものなのでしょうか。実際はもっと噛み合わなさそう。妙なグダグダ感のリアルさは良かったですが、もっとまとめられると思います。公演時間は好きな長さでした。各地方代表の甲子園ネタなどは、作り込みを細かくしないと出来ないもので素敵だなと思いました。
    大方予想でいいから予算額を出すとか、賛成反対のパーセンテージ推移、総務省地デジの策略、シャッター商店街に失業率など、もう少し国が絡んでるという大きなスケール感、衰退についての詳細が欲しかったです。福島さんのヒステリックな声が、役作りや後の背景の反映としてならよいことなのでしょうが、どうも馴染めなくて、途中から聞いてて辛いものがありました。僕がただ疲れが溜まっているのもあるかもしれません。だけど良い役者だとしても、届かせる相手についての考察は必要ではないかと思いました。逆に大阪さんの愛については、何かくるものがあります。
    談合や各地方と都会、地方と地方の価値観、まとまるとは思わなかったですが、原発など排他的な見方と希望。各々考えさせるという結果で締めたのは効果的なのかも。弁当は結局黒板もあまり見えずわからなかったです。ズレた空気というんでしょうか。あれは好きです。
  • 満足度★★★★★

    考えさせられました。
    「オーシャンズ・カジノ」とは打って変わって、ストレートな会話劇。社会派の大塩さんのメッセージが、様々な立場の登場人物達により問題提起とともに多角的に語られていました。
    リアルタイムで思いが交錯し個々の心が動いていく様を目の当たりにしながら、こちらの心も高揚。沢山の様々な想いが胸に溢れました。
    それは、自分の中の郷土愛を振り返ることだったり、日本の未来のためにどうすべきかということだったり。
    道州制について議論する様を観ていて、人が集まって未来について考えるって素敵なことだなと感じ、このように議論する人達があるなら、そしてこのような演劇を上演できる人達がいるなら、日本の未来は明るいなと思わされました。

    ネタバレBOX

    福島の名前を無くしたい、と涙をこぼしながら訴える福島代表を見ていてとてつもなく悲しい気持ちになったあとの、「広島出身の人達は今も元気」との言葉を聞いてハッとしました。北方領土問題は私が物心ついた時から何も変わってないけれど、広島長崎の件では希望の持てる展開に心がふわっとしました。
    福島が元気になるには、そして日本が元気になるにはどうしたらいいのか・・・「愛」という言葉がキーワードで出てきて、実に都合のいいアバウトな言葉だと思うとともに、この言葉があるからこそ人間は前に進めるのだとも思いました。私の一番好きな言葉です。愛。終演後の大塩さんのにこにこ笑顔にも愛を感じました(^-^)
  • 満足度★★★★

    日本人
    それぞれの地域の代表者。喜んで代表になった人、観光がてら軽い気持ちで参加した人…それぞれの事情を抱え故郷を郷土愛を語り合う。だけど日本人。されど日本人。観ている自分も日本人。なんか切ないなぁ。やるせないなぁ。

  • 満足度★★★★

    郷土愛なら
    いきなり引き込まれた。道州制フェスティバル実行委員会の会議のテーマがおおなべおでんだったからだ。どう展開していくんだろうとわくわくした。その後お弁当に転換し,迷走する過程も面白かった。ただ,フクシマと自治労に至ってはちょっと・・・最後はみんないい人で会議は続くけど・・・福島はまだまだ生々しいです。とはいえ,75分,コンパクトにまとまっていて面白い芝居でした。あと,個人的郷土愛から,山陰・山陽がは四国と一括りにされるのはちょっと違和感を覚えます^^;

  • 満足度★★★

    会議メンバーのごとく(笑)
    郷土愛を感じれる物語。
    テーマがテーマだけに、所々思わず熱くなってしまった(笑)。
    面白いと思う。
    上演時間75分。

    ネタバレBOX

    日本を「道」と「州」に分ける「道州制基本法」をめぐり、 国民の意見が推進派と反対派の真っ二つに割れている 近未来の日本。
    道州制のメリットを若者にアピールする為、 推進派は「道州フェス」を企画し、 各地から実行委員を選抜する。
    その実行委員による「道州フェス」の内容を巡る、会議(会話)劇。

    構成は「12人の怒れる男たち」に、ちょっと似ている感じがしたかな。

    実行委員の中には使命感を感じているものばかりでなく、、
    「早く会議を終わらせて帰りたい、自分の仕事や生活を優先したい」
    という面々も。
    一方、「もっと話しましょう、納得がいかない」と熱くなる実行委員も。

    何が正しいか分からない答えを見つける過程が、
    紆余曲折しながら描かれていた。
    組織の会議であれば、役職上位が決定権を持つが、
    フラットな者同士だと”会議参加者の納得”という曖昧なものとなり、
    迷走しやすくなる。
    郷土の問題となれば、いっそう拍車がかかる(笑)。

    演出では、蝉の鳴き声(小さい音声で)や夏の日差しを感じる照明の使い方が、お盆時期の会議設定に合っていた。

    役者陣は、皆さん好演していた。
    南東北代表(福島出身)の役者さんが特に印象的であった。
    「女性ならではの感情表現だけではなく、自分が悔しい思いをしたことに対して他の人に同様の想いをさせたくない」という強い感情がダイレクトに伝わってきた。

    近未来の日本、あながち無い話とも言えないなあと思いながら観劇したが、
    神奈川代表として、郷土弁当にはシュウマイは入れて欲しいところ(笑)。

  • 満足度★★★★

    日本はいいなあ
    平成の大合併があったり、道州制が導入されても故郷は故郷。
    郷土愛は不滅です

このページのQRコードです。

拡大