満足度★★★★
よかったー
俳優と演奏家が一緒に舞台に立つアイデアは実に面白い。2回観ましたけど、いろいろな楽しみ方が出来ましたね。クラシックの旋律に早口の歌詞をむりくり乗っけているのはちょと違和感があったけど。
満足度★★★
音楽的実験
挑戦かな?クラシックの曲に歌詞をつけて歌い(ちょっと難しすぎた!)、モーツァルトのオペラのように4人が別々の歌詞で歌ったり(全然歌詞がわからず)、「誰も寝てはならぬ」を女性に歌わせてみたり(がんばっていたが、う~ん、かなり無理有り)と、無謀ともいえる音楽的挑戦・冒険・実験のような舞台であった。これを成功させるには相当な歌唱力の歌手(かつ、演技力のある俳優)が必要で、現在の日本の舞台のキャスティングのシステム(実力ではなく集客力)では難しい。演出家も歯がゆいところだろう。楽器の演奏家は全員素晴らしかった。物語も「ボレロ」のように徐々に盛り上げていきたかったのだろうが、頂点が低すぎて盛り上がらず。
満足度★★★★★
素敵で贅沢なクラッシックミュージカル!
艶やかで輝きあるクラッシック演奏でのミュージカル!
とっても素敵で通常の演劇とはまた違う満足感・高揚感でした。
どんなにか贅沢な時間になるか楽しみながらも
クラッシックで歌うのは難しいだろうな~合うのかな~と僅かな疑問も。
そんな疑問が再度頭をよぎる場面も多少はありましたが
それを上回るほどの歌声・芝居・演出でした。
ブレがない落ち着いたクラッシクの演奏に、主人公の若さ・ハツラツさ。次男故の?天津爛漫さや、優柔不断な父・しっかり者の母・イマドキな長女と
ハッキリしたキャラクターが良く映えていたと思います。
エハラさんの登場やバイクのシーンなど、クラッシックとはかけ離れた演出も舞台を活かした演出も意外性があり私はとても楽しめました♪
開くんとお父さんが見ていた星空もとても綺麗でした。
私は息子を持つ母なので、秋元さん演じる母に共感しながらも感慨深いものがありました。ママへも是非是非お勧めの舞台です。
満足度★★★★
クラシックは良い!
映画は観ていませんでしたので、今回初めて「カルテット!」の世界に触れました。
家族それぞれが胸に何かを抱え、それを互いに認め合い溶け合っていく様が観ていて心地よかったです。
幾度か歌のパートで役者さんが苦しそうだなぁと思うところもありましたし、4人がバラバラなことを歌う場面では何を言っているのかさっぱりでした。(家族の心がバラバラ…という演出でしたら流石です)
秋本さんはさすがの声量・迫力でしたね。圧倒されました。
他の家族もキャラクターがしっかりしていて好印象でした。
エハラマサヒロさんは一人で笑いのパートを全て持っていきましたね!
ボイパもまくし立てるような怒涛のネタも素晴らしかったです。すごいなあ。
しかし一番の見所は演奏の方々のパフォーマンスではないでしょうか!
對馬哲男さんのバイオリンや井上雅代さんのチェロが流れ出すと、途端に空気が艶やかになり、心地よかったです。
山根一仁さんのミニコンサートを聴く事もできましたし、満足です!
満足度★★★★
音楽の持つ純度の高さ
ストーリーとタイス、カノン、ボレロ、G線上のアリアなどの名曲が並走することで、話の展開が境界を踏み外すことなく、同時に本質的な展開を可能にして、心の洗われるような大団円に持ってゆく、そんな舞台であった。楽しめる。
満足度★★★★
新趣向のミュージカル!!
こういう生演奏のやり方のミュージカル,大変興味深く感じました。シンプルな舞台装置も上手く使い分けられて良かったです。馴染みのある曲の生演奏、とても素晴らしかったです!!
オートバイのシーンは残念ながら違和感がありました。
エハラマサヒロは二役共とても上手く驚きました。
満足度★★★★
演奏は素敵
ストーリー的にはベタではあるが,2人1役の趣向(演奏家は髪形とかも似せており,大変だったと思う。)や演出が工夫され,とても楽しめる舞台である。もちろん演奏は素敵で,この舞台を引き立てている。ただ,音楽に言葉を乗せるのはちょっと難しい。というよりも,秋本奈緒美と音楽教師を除いては歌が下手。特に主役はおいおい声がひっくり返っているよという部分が多くあり,これは聴いていて辛かった。唐突に出てきたモノと映像はやはり不要と思う。それ以外は満足いく舞台であり,自分的には好印象。そしていつも思うことではあるが,グローブ座はとてもいい劇場,もっと多く足を運びたい。
満足度★★★
2人1役
崩壊しかけていた家族が音楽を通して再生していく様を描いた作品で、ストーリーとしてはベタなホームドラマで新味はありませんでしたが、演劇ならではの手法を用いた演出が興味深かったです。
父、母、姉、弟の4人がそれぞれピアノ、チェロ、フルート、ヴァイオリンを弾く設定なのですが、変に弾き真似をしたりはしないで、演奏家が舞台上に登場して実際に演奏し、役者は演奏家の横に佇んでいたり、物語に即した歌詞で歌ったりする趣向が効果的で面白かったです。
家の中、屋外、店の中、音楽ホール等、様々な場所が出て来るのを敢えてそれと分かるような具体的な表現をせずに、椅子とワゴンの配置だけで示していたのもスマートで良かったです。
それだけに、クライマックスの場面で突然具体的な物と映像が出てきたのには違和感があり、残念に感じました(流れ的には感動する場面なのに客席から笑い声が上がっていました)。
音楽は楽器編成を変えて多少のカットをした以外は大幅な改編をしていないアレンジで、原曲を尊重していて良かったです。器楽曲に歌詞をつけて歌うのは、音域や音程の跳躍等が役者には負担が大き過ぎたみたいで、危なっかしい場面が所々にあったのが勿体なかったです。