満足度★★★
音楽的実験
挑戦かな?クラシックの曲に歌詞をつけて歌い(ちょっと難しすぎた!)、モーツァルトのオペラのように4人が別々の歌詞で歌ったり(全然歌詞がわからず)、「誰も寝てはならぬ」を女性に歌わせてみたり(がんばっていたが、う~ん、かなり無理有り)と、無謀ともいえる音楽的挑戦・冒険・実験のような舞台であった。これを成功させるには相当な歌唱力の歌手(かつ、演技力のある俳優)が必要で、現在の日本の舞台のキャスティングのシステム(実力ではなく集客力)では難しい。演出家も歯がゆいところだろう。楽器の演奏家は全員素晴らしかった。物語も「ボレロ」のように徐々に盛り上げていきたかったのだろうが、頂点が低すぎて盛り上がらず。