春の花びら3回転!! 公演情報 春の花びら3回転!!」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
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  • 満足度★★★★

    それぞれすべてに見ごたえがあり、特に一本目の作品は奥深さを感じさせられました。
    また、思わず笑いが出てしまう品のある下ネタも最高でした。
    お薦め、シモのスペシャリストです。

    ネタバレBOX

    ・現代社会のスマホを手離せない依存症を捉えたこれからAIの目覚しい進化とともにそうなりうると想定できそうなストーリーで感心しました。
    スマホ役好演:男女の別れ話を思わせるように切なく、、
    しかし、下ネタを織り交ぜて訴えるひっしな姿が笑えてしまう。
  • 満足度★★★★★

    下ネタも満載しつつ和やかな前説からの本番突入。
    思っていたよりも下ネタが前面に出る訳ではなく見ているとどれもこれも涙をポロリとさせるいいはなしの三本立てでした。
    直接的な感じじゃなく小学高学年、中学生がゲラゲラ笑い合う下ネタなのでいやらしい雰囲気や不快感はないと思います。
    幕間の背伸びや空調の調整を促すのはとても優しく感じました。

  • 満足度★★★★

    オムニバス3短編で、共通テーマが”下ネタ”ということらしい。もっとも下ネタというよりは、身の上・身の下相談という「人間」観察したような物語で、笑いの中に感情_その悲喜交々が紡がれている。タイトルはもちろん通俗性を意味しているのだろう。
    (上演時間2時間強)

    ネタバレBOX

    基本は全て素舞台。物語によって小道具(Box椅子)が運び込まれる。3つの話の間に1~2分のリラックスタイム(単に少し体を動かすだけ)がある。

    3つの話(タイトル)は次のとおり。
    ①「おめこ星」
    人付き合いが苦手なサラリーマン、それが電子機器(スマートフォンか?)で検索・調査をさせているうちに、頼りきってしまう。一方、電子機器も男に彼氏のような感情を抱きだし…という物理的には非現実的であるが、人間心理の悲哀、狂気、恐怖が観える。そして生身の彼女との関係が絡んで嫉妬、懐疑という機械が人間並みの感情を抱き…。

    ②「じ まんげ~自慢気~」
    もっぱら男性が持っているであろうアダルトDVDの所在、その隠蔽方法に観る男女の駆け引きを面白可笑しく描く。その男女は「母と息子」という親子関係であり「彼と彼女」という恋人関係という観点の違いを用い上手く表現している。演出では隠すベット下、本棚等の場所を擬人化させているが、これが体力演技で笑える。

    ③「うんKO」
    便秘という生理的現象…現実(シチュエーション)場面において”便秘”がもたらす悲喜交々を面白可笑しく観せる。もちろん便秘は歓迎(排便はオートメーション、人の意識はあまり関係)されない、だから簡単に「うん KO」などという肯定した言葉は出ない。むしろ感覚的には「う~ん固」に近い描き方だった。

    3回転とも人間の生きる姿を描いている。「おめこ星」は電子機器(AI搭載?)という”性能”に依存したサラリーマンの”知性”の不足。「じ まんげ~自慢気」は”性春”時におけるエロ媒体を巡る”理性”の不足。「うんKO」は”生理”現象という習性のコントロールの不足といった描きであろうか。普遍的な行為のようだが、その日常にある、またはありそうな情景・状況を笑いと甘酸っぱい感覚で観せるところは巧み。人間は完璧ではない、それが共通の”不足”であり、その特徴的なことを下ネタ(材料)として観せていると思えば頷ける。

    素舞台であるにも関わらず、情景描写が上手くとても楽しめた。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 満足度★★★

    鑑賞日2018/04/13 (金) 14:00

    他の方々のコメントにあるように、3話とも結構、まじめなテーマを扱っています。
    下ネタを謳っている劇団ですが、下ネタとして過剰さはなく、むしろそれを強調して、話のバランスを崩すこともあるのではないかと、ちょっと心配。

    例えば、1話目の「おめこ星」での、ラストのカップルでの会話。
    男性が女性にお願いをするだけれど、ピー音で隠しながらも、意味は十分推測できます。でも、この件必要かなあ、とか。

    3話目の「うんKO」は、ちょっと生理的にはダメでした。何とも話が粘着質で、消化器系や便の擬人化や、排泄の流れの演技はちょっとなあ。無理くりな感じがして。

    私的には、一番ツボに入ったのは2話目の「自慢気」。いやあ、良い話だ。
    年頃の男の子2人を持ち、自らの経験と照らし合わせると、説得力バツグン。
    こちらの子供部屋の家具の擬人化は、もの凄くツボに嵌りました。
    親子の話だけではなく、カップルの話も、よく判りますしね。

    下ネタ期待には、ちょっとおとなし気味かな。

  • 満足度★★★★

    過激な団体名の「まん〇」は、ツッコミ待ちの欲しがり君の様で可愛げを感じる。
    開演前のフリートーク大喜利で、自虐的にかまってちゃんを更に発揮。
    しかし、物語は相反して結構まじめな内容に驚かされる。
    下ネタといえばそうかもしれないが、
    現代社会の過剰労働と過度依存。永遠のテーマである母と息子の攻防。人体の不思議さと個のアイデンティティ。などなど目を見張る秀逸な物語が展開される。
    ショートストーリー3本立てと贅沢な構成なれど、やっぱり少々長くなるのは判る気がする。
    幕間で身体伸ばしタイムを設けるなど優しさにあふれるところも魅力。
    (でもその前に桟敷の狭さは一考お願いします。昭和の天幕興行のよう…)

  • 満足度★★★★★

    3編とも、パターンの違う、ほどよい加減の下ネタに心地良さも感じつつ、楽しく観させてもらいました!

  • 満足度★★★★★

    下ネタを織り交ぜた楽しい、そして人で魅せる。
    観ている時は全力で作品の世界に引き込まれ時を忘れる(前説最初から入れると2時間半)程ですが、凄く身近なテーマだったり、忘れてた気持ちだったりを思い起こさせてもらえる作品揃い。

  • 満足度★★★★

    笑わせて戴きました。初めての劇団だったが、開演する迄の舞台での前説からして笑いてんこ盛りの公演を予感させる。案の定、3本ともベースは笑いとジョーク(?)。楽しませて頂いた。ストーリー(テーマ?)がしっかりしていた2本目、「じまんげ」が好みだったか。1本目「おめこ星」の熊野氏の疾走シーンの表情が印象的。良かった。ただ、3本ともベースは同じテイストなので、ムードが全く違うものを入れて抑揚をつけた方が良かったか?
    演出家が同じなので難しそうだが。

  • 満足度★★★★

    “チームまん〇”初観劇になります。
    下ネタに節度があり、お話も真面目な内容でしたが三作品とも面白く仕上がっており、とても楽しめました。“下ネタ全開”を期待すると物足りないかもしれません(笑)。

  • 満足度★★★★

    下ネタをネタにしたオムニバス三本立て。まあお下劣なのですが、結構まっとうなことを言ってますね。擬人化されたキャラに笑わせられながらも、かなり考えさせられます。上映時間2時間越えはちょっと長かったです。

  • 満足度★★★★

     “下ネタは世界を救う”を標語にぐぁんばっている劇団だが、お客さんには、若く美しい女性も結構多い。花四つ☆

    ネタバレBOX

    今回は短編3作のオムニバス公演で、当初90~100分位を考えていたのですが120分と長くなりました、と前説の時に説明があったより長くなった。が、全然退屈などはせず、最後まで楽しませてくれた。というのも、下ネタというのは、生命現象にそのまま結びつくので、結構哲学的な傾向を持ち易いと同時に羞恥心など社会的・文化的問題とも深く関わる為、社会学、心理学、社会心理学等々にも結びつき易いのだ。その上、社会ヒエラルキーの上層、下層を分けるメルクマールにもなり得る。当然、タブーとも結びつくのだ。
    上演順に作品タイトルを挙げると
    花びら①:おめこ星 
    花びら②:じまんげ 
    花びら③:うんKOである。
    ところで硬いことを言った序でに“下ネタというのは案外哲学なのである”という事を実証するのも面白かろう。16世紀ヨーロッパを代表する知識人であったフランソワ・ラブレーの書いた「ガルガンチュワとパンタグリュエル物語」には、エスプリ・ゴロワがふんだんに登場するから下ネタがかなり作品中に描かれるのだが、それはルネサンスの光であると同時にそれまで中世キリスト教によって散々抑えられてきた人間性解放の讃歌でもあったことは明らかであり、そこに描かれる教育論など当に天才の発想そのもの。医学者としても超一流の医者であったラブレーの人間性を余すところなく描く傑作であるから、時間の在る方は一読されたい。岩波文庫で絶版になっていなければ入手可能なハズ。但し、注釈がごまんとついているから覚悟して読むべし。注を入れて2500~3000ページくらいだろうか。もう何十年も前に読んだのでハッキリページ数までは覚えていないが大体その程度である。
     他にも能書きを垂れれば「金環蝕」という小説はご存じだろうか? このタイトルは無論、天体の美しい現象ではない。初代芥川賞受賞作家の石川達三が、政治の世界を汚穢そのものとして描く為に敢えて天体の美しい現象を穢す下司としての政治屋を糞に例えたのである。糞を黄金に例えるスラングは誰しも知る所だ。つまりアイロニーである。蝕の使い方が何とも微妙ではないか。「生きている兵隊」で発禁処分を喰らった石川 達三の意地が見えるような気がする。因みに「生きている兵隊」に描かれていることは、日本軍が中国で行った戦争犯罪行為である。
     閑話休題。①は、スマホに代替されているAIと我々人間存在の正しく現在に於ける対比である。利便性に侵食された我らの人生は、更なる利便性を求めて自己崩壊してゆくのか否か? 更にこの先他の技術とも結びつきつつ進化・深化してゆくであろうテクノロジーに、支配される可能性の高い我らヒトの存在をも根本から考え直させる契機を含んでいると見た。
    ②は、性に目覚める頃の男の子と母との関係を面白おかしく描いたものだが、男の羞恥心と女性の現実的な生々しさがすれ違う滑稽味が見所か。
    ③は、ストレスと胃腸との相関関係を心理学的なレベルを中心に追った作品で、自律神経失調と便意との関係が分かり易く描かれて示唆的である。
    だが、何れの作品も密接に生きるということに関わっている点で実に人間的であり、エコロジカルな視点で描かれている点が良い。
    これに対し我々・ヒトが発明してしまった核などは、暴走すれば、人間だけではない。死滅するのは。地球上の総ての生き物である。この責任は我ら、人間にこそある。

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