ドグラ・マグラ 公演情報 ドグラ・マグラ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.4
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  • 満足度★★★★

    難解な作品と言われていましたが、舞台化された本作は意外に取っ付きやすかったですね(ただしどの程度理解したかは自信がありませんが)。ビジュアル的にも優れていて、やや長尺でしたが、大いに堪能できました。

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2017/06/11 (日)

    座席1階1列

    演劇企画集団THE・ガジラ『ドグラ・マグラ』SPACE 雑遊

    凄かったなぁ。2時間越えと聞いて身構えていたのだけど全く気にならず。
    圧倒的な迫力で、最初から最後まで作品の世界にどっぷりと浸ることが出来ました。

    演出も素晴らしかった。
    劇場の特徴を存分に活かした演出の数々をはじめ、音響、照明全てが素晴らしかった。
    前説の「最前列は水や物が飛んでくることがあります」のアナウンスどおり、
    最前列はド迫力でした。

    ネタバレBOX

    原作では『ドグラ・マグラ』という小説の入れ子構造のような構成になっていたはずだけど、
    舞台版なので舞台と戯曲の入れ子構造という形にアレンジされていました。
  • 満足度★★★★★

    難解な原作ですが、理解力と感性の乏しい私でも感動の震えが止まりませんでした。特に岩野さん演じる正木教授(松本俊夫監督の映画ではあの怖い桂枝雀が演じたことで有名)の怪異性とアフリカン寺越さんの感情を抑えた演技の対比が素晴らしかったと思います。

  • 満足度★★★★

    11日のソワレを拝見。上演時間2時間15分。

    ネタバレBOX

    「入れ子構造」や「無限ループな話の流れ」「中国・唐代と現代(大正)との、時の錯綜」「主人公たる『私』の位置づけ」等々…原作を難解ならしめている諸々の要素を、饒舌に語ることなく、大胆に整理・放置した感覚の『ドグラ・マグラ』。
    凡庸な観客であるワタシにとっては、孤高の頂にあった原作を、理解は到底及ばぬまでも、手の届きそうな辺りまで書き下してくれたな、という思いが強い。
    それから、主要な登場人物と演ずる役者の性の反転…とりわけ男性の役柄を女優に担わせたことで、原作の持つカオスな空気感がより一層引き立ったのではないかとも感じた。

    役者陣。
    まず、「私」役・松田佳央理さん、正木教授役・岩野未知さん、若林教授役・加古みなみさんのお三方。2時間を越す上演時間を忘れさせてくれるほどの熱演が印象的だった。
    次に、助手役のアフリカン寺越さん。無表情な面差しと、歩く度に鳴るカギの束のジャラジャラという音のシンクロ具合が、個人的にはツボだった?かな。
    最後に、(ネイティブのワタシが耳にしても及第点な)愛らしい博多弁を操る渕上夏帆さん。脚・演が意図したかはともかく、緊迫したシーンが続く本作品において、フッと一瞬、肩に力の入り過ぎた観客をリラックスさせてくれる役割を果たしていたようにみえた。
  • 満足度★★★★★

    10代の頃、難解さに小説を上巻で投げ出した本作。
    初めて観た演劇版は、スタイリッシュな大正ロマンを土台に、遺伝の学説や20年にわたる恩讐をボリューミーでありつつコンパクトにまとめてあり、作品を理解しやすかった。
    演出はどこ・いつから開演したのか(すでにしているのか)あえて判別できなくし、薄暗がりの中に響き続ける1つの音によって観客の緊張を高めて、作品世界にいやおうなく引きずり込む。

  • 満足度★★★★★

    闇、水、叫び。誰が正気で誰が狂気?分からなくなる。圧倒されたなぁ〜って感じ。綺麗な女性が狂気を演じると恐怖が倍増。狂気の論理が正常に感じられてきたら、危ないってことかな。気を付けねば今の世の中も。

  • 満足度★★★★★

    難しいお話でしたが、みなさんの演技に引き込まれて、あっという間の2時間15分でした。読むと発狂するといわれる「ドグラ マグラ」今のところ私は正常です。よかった。ただ最前列に座ってしまったのは失敗。夢中で観てて、今日も首が痛い。。。でも私は正常です。

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2017/06/08 (木) 19:00

    奇書と言われる原作の異様な世界観が色濃く出ていて惹き込まれた。
    長台詞の合間に差し込まれる、流しの「水」、照明の切り替え、効果音、
    それに雑遊の造りを活かした演出が作品全体にメリハリを持たせている。
    それが作品理解を助けてくれる感じ。
    緊張感と”狂気“の2時間15分。


    ネタバレBOX

    拘束着のような白いツナギを来た男が目覚めたのは
    九州大学医学部精神病科の独房。
    記憶を失って自分が何者なのかも判らず混乱する彼の前に教授が現れ
    「自分で思い出さなければ意味がない」と告げる。
    男は殺人者呉一郎なのか、中国の猟奇殺人者の末裔なのか、
    さらに、研究のためには手段を選ばぬ教授たちの犠牲になったのか、
    次々と繰り出される過去の再現シーンは夢なのか現なのか…。

    全体像を把握することが出来ないまま引きずり回される感じが不快ではない。
    男と判らなさを共有し、伴走しながら同じ景色を見る感覚が面白い。
    「ドグラマグラ」は理解しようとするより、所々で展開する論理に感心する方が楽しい。

    例えば「犯罪者の記憶は遺伝子に組み込まれて連綿と受け継がれる」、
    「死人の腐敗する様を克明に描くことで、楊貴妃に溺れる皇帝を諫めようとする」、
    また「そのために了解を得た上で妻の首を絞めて殺害する」、等々。
    作品が発表された1935年当時の、夢野久作の想像力と狂気の表出方法に驚く。

    記憶を失い、今や存在そのものが危うくなった男の絶望的な孤独が
    もう少し見えたら良かったと思う。
    台詞を噛む場面が散見され、せっかくの緊張感が途切れてしまったのが惜しい。

    その中でアフリカン寺越さん演じる助手が不気味な空間を体現していて素晴らしかった。
    何度も観ている役者さんだが、しばらく気づかなかったほど。
    例えば鍬を振り上げる教授に無言で近づく時の緊張感あふれる動きや
    鍵束の音をジャラジャラさせて歩いてくる姿勢など
    座っているだけで強烈な存在感があった。

    呉一郎より、教授陣の方が狂っているような気がしてくる。
    照明と効果音が強い印象を残す演出はさすが。






  • 満足度★★★★★

    青空文庫で原作をちょこっとだけ読んで、難解だけど面白いな~と感じましたが、
    当公演、脚本・演出・キャスティング等々、演劇としてとても面白く仕上がっていましたね~。
    原作を最後まで読んでみようと思います。。。

  • 満足度★★★★

    濃密な時間でした。

    ネタバレBOX

    劇場に入った瞬間、ひとりの登場人物の様相から異様な雰囲気が出ていました。水が効果的に使われていました。要所要所で緊迫とした場面になるので、ほどよい緊張感をもって観ることができました。心の中の葛藤、現実と非現実の世界の右往左往絶妙に感じました。ただ、男性が女性の役どころ、女性が男性の役どころを演じているところが、どうもしっくりこなかったのです。
  • 満足度★★★★★

    かなり気合を入れて席に座ったが、思いの外、訳が分からぬものではなかった。
    刹那刹那で何かが見えた気がして、しかし、次の瞬間には遠い所に行っている。
    そんな揺さぶられ続けた2時間15分であった。
    そして、最近になく短く感じた2時間15分であった。

    こういう作品だと、難解な言葉を駆使して語りたがる御仁も出てくるだろうから、自分はひと言にとどめておこう。
    この作品の主役は、音と光。そう感じた。

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2017/06/07 (水) 19:00

    「生きていたのか呉青洲!」という、まんまの舞台でした。そこが凄いですよね。「ドグラマグラ」は一旦、読み手の解釈を加えたとたんに破綻してしまうような作品です。一生、直には見られない自分の顔のような、掴むことのできない雲のような、逃げられない影のような作品。作品との距離を付かず離れず、微妙なバランスで保ちながら演出するのは大変だったろうなと思います。忠実に忠実に、そのためには削除も厭わず、「ドグラマグラ」の神髄を抜き取り見せるような舞台でした。
    (えっ?何を言っているか判らないですって。私はまだ胎児ですので許してください)

    ネタバレBOX

    壁掛け時計実際の時刻を示しているのですが、机の上の時計は止まったままで動いておりません。まさに止まった時間の中で、観客には明確に時間の経過を感じさせるということですね。
  • 満足度★★★★★

    ドグラ・マグラといえば、うつうつとして陰々滅々という印象をもって臨んだのですが、ガラリと違って、どちらかというと体育会系、無理やり人を挙げるとすれば、東尾理子と松本薫の親子バトルのような、メト美のような、元気いっぱい。尿意も忘れる2時間20分でした。
    ロマンス、人情、勧善懲悪などに興味のない人には、面白くてたまらない、オススメと思います。

  • 満足度★★★★★

     原作の骨子をキチンと押さえながら、ドグラ・マグラという作品が奇書のレッテルを貼られる原因、

    ネタバレBOX

    即ち人間存在の裸形を深く穿ってゆくときに必ず立ち現れる、いわく言い難いもの・こととの対峙を、別の言い方をすれば、ハイデガーが述べた“ダーザイン”の意味する所へずり落ちてゆく時に見る、人間存在の根底に横たわる不如意の不気味を提示し得ていよう。舞台美術も、奈落の使い方も気に入ったし、柱の横に据えられた梯子、水場も良い。何より、気を引き締めようとする時や、テンションの上がる時に水が介在する点もグー。この水は我らの存在自体がアモルフであることを象徴してもいるだろうから。
     役者陣の熱演も気に入った。劇化することが極めて難しいと考えられる今作を、極めて印象的な舞台に仕上げてくれたのは、脚本、演出、そして役者陣であるのだから。
  • 満足度★★★★

    原作小説でシュールな作品を、より「具体的」な演劇にするのは難しい。字で読む想像力と、俳優によって見せられる世界の落差とでも言おうか。この小説はもともと人間の想像力について疑義を呈しているので、さらに難しい。鐘下脚本は原作の「名せりふ」?を生かしながら、その分明ならざる世界を、若い俳優たちを抽象的な舞台で演出する。その自信たっぷりな展開に引き込まれてしまうが、結局は、とても二時間では読めない原作を、久しぶりに引っ張り出してぱらぱらとめくった感じである。それを良しとするか、苦痛と感じるかは、観客それぞれの「脳髄」による。

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2017/06/04 (日) 18:00

    価格3,500円

    原作の出だしと結末の「あの構造」も舞台用にアレンジして「あー、そうしたのね」と納得したし小難しい理論/理屈を捏ね回して煙に巻くのはまんまだし雑遊のあの機構や照明も効果的に使うし、とあの手この手で原作の雰囲気をよく表現し「ちゃんとドグラ・マグラ」していて満足満足♪

    なので原作を知っているとより楽しめるし、知らなくてもあの薄暗い中を引きずり回された挙げ句に放り出されるような感覚(笑)を味わえるのでは?
    あ、結局何が何だかワカらなくて大丈夫、そもそもそういう原作ですから(爆)

    レトロな柱時計が終始カチコチ音をたてていたり鏡のサイズに合わせた照明で反射光を使ったりと舞台演劇ならではの小技も効いていたし、「私」の一人称語りで始まりながらも途中で論文/講演内容やら調書やら新聞記事やらさまざまに変化する文体を可視化(?)する工夫も感じ取れたし、演劇表現的にもお見事。

    ネタバレBOX

    現実の観客を、劇中で「講演している気になっている人物」だけに見えている「幻の聴衆」に見立てるという「観客の芝居への取り込み方」も面白かった。

    ただ、「キチガイ地獄外道祭文(←いわゆるアホダラ経)」が出てこなかったのはちょっとだけ残念。
  • 満足度★★★★

    二十数年経って、当時見逃した映画がDVD化されてTSUTAYAの棚に並ぶ。『ドグラマグラ』を手に取ったのはつい昨年のこと。松本俊夫監督特集でよく掛っていた『修羅』『薔薇の葬列』も一昨年、大森でようやくお目見え。生きてる間に観られた幸運をかみしめた。
    さて、夢野久作の原作は、文庫本が長らく本棚に並んでいるが開いていない部類。従って本作の印象といえば映画の印象、即ち医師正木役・桂枝雀の怪演であった。
    今回の舞台をみて「原作」への関心が首をもたげてきた。怪奇なミステリー作品には怪奇な人物像が似合う。「私」役はその強烈さに翻弄され、受動的であやふやなまま事態を観る者として存在し、最後になって中心的な謎に迫る構成が可能になる。それが今回の舞台は全般に挑戦的な演出が施され、熟練とは言えない俳優たちがこの趣向と素手で格闘しているという印象である。終盤に至って「鐘下節」が炸裂するが、これが大胆な脚色なのか原作を踏まえた台詞なのか・・原作を知りたく思った所以。
    隅に向かって「闇」が深まる地下劇場space雑遊の利点が照明ともども発揮され、装置・音響への注力も加減なし。

  • 満足度★★★★

    セリフもはっきり聞こえ、言葉自体はわかりましたが、なにを言わんとしているのか学術的でついていけませんでした。みなさんと同じですが、もう一度観るとわかっているのでしょうね。
    なんとも言えない配役。
    壮絶なる会話劇で圧倒されました。

    ネタバレBOX

    ネタばれではないですが、公表すべき内容ではないので、こちらに記載します。
    CORICHの募集案内には上演時間は約2時間でしたが、劇場に入ったとたんに2時間15分と言われ、客待ちなどで約10分の遅れ。もう少しお客様のことを考えていただければと思いました。
  • 満足度★★★

    難解な舞台でした、そういうお芝居だとは想像してはいましたが甘かったです。一度見たくらいではついていけなかったのが正直な感想です。演出も配役も初体験の世界観で、いつもは観劇後にすぐコメントするのですが、悪夢にうなされそうで少し時間を空けてしまいました。

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2017/06/06 (火) 19:00

    壮絶なアイデンティティ・クライシスとかなり苦痛を伴う自分探しを描いた、かなりハードルの高い作品。生物学だったり哲学だったり猟奇的犯罪だったり、とにかく一筋縄ではいかない難解な文学作品の舞台化という冒険に挑戦した劇団にはブラボーを贈るとともに、私のほうは複数回見る必要ありか。

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