満足度★★★★
日本語字幕だが観れる(ら抜きで悪いか)
うまい。演技が的確でシーンが端的で無駄がなく、ステージ上部の字幕を見ながらの観劇でも、伝わる。観れる。
兵士とはどのような存在か・・犠牲者の観点から、望まぬ加害者という観点から描いている。だから「哀れ」な存在。
舞台処理がうまく、俳優が必要な芝居をきちんと(笑わせるタイミングも)やっている。
劇団コルモッキルは日本との演劇交流の実績のある劇団(私は初見)だが、若い俳優が一回り年上の母役をやったりもしていて、「若い集団」の印象が強い。若い作演出家が、年上の俳優を使うのは韓国では難しいのかな・・などと想像したりしたが、堂々たる舞台だった。
満足度★★★★★
正攻法の舞台
韓国にとって、過去から現在まで切実な、戦争・軍隊・兵士についての物語。
この具体性から、国家や会社などに従い、制度や規律を遵守して生きなければならないあらゆる人間の苦悩が見えてくる。その普遍性に至っている。