カゲキ・浅草カルメン 公演情報 カゲキ・浅草カルメン」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
1-18件 / 18件中
  • 満足度★★★★★

    カゲキ・浅草カルメン
    ドガドガの世界観がとにかくすごい!


    浅草東洋館、役者、衣装、台詞、歌、ダンスそして熱い芝居!


    全部揃うのがドガドガ!


    めちゃくちゃ面白かったあ!!10周年おめでとうございます!


    舞台好きな方に、観たことないなら一度観てみてほしいと思わせられる
    浅草の劇団ドガドガプラス。


    古き良き日本と現代が融合した浅草芝居が本当に面白い!


    歌にダンスに芝居にと笑いあり情緒あり、そして体当たりな芝居ありと
    見所満載!すげーわ!

  • 満足度★★★★★

    2度目 今回は女性中心に
     一回目は主に男たちのことを書いたから、今回は女性たちについて書いておこう。そうでなければ片手落ちになろう。

    ネタバレBOX


     ヒロイン、カルメンを始めとして「はした女」として生きる女たちの哀しさ、辛さが描かれている点を評価したい。己の意思を通す前に汚された女たちの哀しさは何によって癒すことができただろうか? 実は癒しようが無かったということではないのか? だからこそカルメンは干という自滅型純情を愛したのであり、自分のマブという立場に置きたがらなかったのではないか? 散々悪を担ってきたその道のプロ、我流とは異なり自らの汚れを浄化してくれるような、憧れを持ち続ける可愛らしいペットとして、干を愛することができたからである。
     一方、カルメンほど斜に構えた訳ではないが、勝 小吉に入れあげた芸者、照古満も泣かせるではないか! 小吉を二度まで救って命を落としたが、自ら「はした女」として迷惑を掛けぬように亡くなってゆく。分限思想は大嫌いな自分だが、人の知恵は己を知ることにあるのもまた事実である。自らが自らの頭で考え抜き、社会の不条理の中で納得できたなら、悲しいかなそれは上意下達ではなく実存としての己の選択の結果である。逆に言えばそれだけ深く自らの人生を背負って生きたということである。このような見方をする時、照古満の人生は内面から輝きを放つ人生なのである。
     カルメンの妹分も同様である。上方から流れてきた沢村との逢瀬で、自らを「はした女」として一歩下がった所から自己規定している。如何に女性が公式的立場からは被差別的に扱われていたとはいえ、若い女性が、己の社会的位置を一歩下がって認めるということは、並大抵のことでは無いように思うのは、現代に生きる我々の性からだけだろうか?  
     さて、どん尻に控えしは、小吉の妻、信である。小吉の本人にすら思いつかなかった魂の迷いを見事に見抜き、小吉を遊ばせて更に自由に奥底への旅に向かわせている。真に頭の良い女性であると共に紛れもない女傑であろう。小吉は信故にこそ、自由に羽ばたくことができたと言いうるからである。
     社会性で男を立てた世界を描くと共に女性のこのような強さ、存在の深さを描いている点でも優れた作品だいうことできる。
  • 満足度★★★★

    みてきた
    小玉さん、圧巻でしたね。

  • 満足度★★★★

    楽しい
    元ネタのカルメンを知らないこともあってストーリー的に追いきれないところもありましたが、日本の夜明け前、何かが変わりそうな時代の空気に触れた人々の人間模様として楽しみました。

  • 満足度★★★★

    面白かったです
    ダンス、歌、殺陣と、いろいろな事があって、面白かったです。

  • 満足度★★★★

    看板女優の成長
    本劇団を観るのは二度目となるが、主演のゆうき梨菜さんが、名実共に看板を張るようになったことを強く感じた。今回は客演陣も充実しており、豪華絢爛なステージを堪能することが出来た。目指せ浅草公会堂!

  • 満足度★★★★★

    哀艶!
    革命前夜を舞台にカルメンとドンホセ、後の黙阿弥、勝麟太郎を中心に差別を受け、世間の影で生きる人たちを絡ませた望月氏の個性的な脚本と演出には美しさの中に悲しさを感じます。
    演じる俳優陣の熱い芝居、特に女優陣の迫力が他の劇団とは違う凄さを感じます。
    軽女(カルメン)と弾左衛門の演技と衣装に痺れました!

  • 満足度★★★★★

    ドガドガさん特有の雰囲気
    劇団創立10周年おめでとうございます。
    前説からドガドガさんを観に来た!っという雰囲気に包まれ、ダンス、歌(アカペラから演歌まで)、そして殺陣や剣さばきまで見どころ満載で終演まであっという間だった。
    歌やダンスではお客様との一体感溢れる舞台づくりにものすごく活力をいただいて観に行ってよかったなと実感。
    素晴らしい役者様ばかりで、特に小玉久仁子様の存在感にはしびれました!

  • 満足度★★★★★

    元気でた~
    軽女(カルメン)を中心として物語を引っ張る三義兄弟は、幕末という時代に翻弄された傾奇者もしくは弱き立場の者。この者たちが実に魅力溢れるように描かれる。それを更に引き立てる周りの人々。

    少しネタバレだが、ここ浅草東洋館は浅草弾左衛門が仕切っている。日が当たらないような立場の人々から見た幕末という時代。そこには、今までの常識が非常識になり、非常識が常識に変わるという不条理がまかり通るが、それでも逞しく生きる。そして単なる”愛”という言葉では片付けられない、耽溺、愛欲から肉欲まで激しさを増していく男女の仲。破滅的で救われないような恋々、それでも軽女のしたたかで芯の強さの先に希望が見えたが...。

    ネタバレBOX

    幕末時代、国内外の社 会情勢(黒船来航、清国・アヘン戦争など)を背景に、江戸市井、いやもっと場末での人々の生き様、さらには破天荒な耽溺(薬物)愛。その結末は、小説やビゼーの歌劇「カルメン」を準えるもので哀切を感じる。「人を憎んでいる時が幸せ、亭主より”色”」、その刹那的な台詞が心にしみる。

    吹き溜まりのような場所で、もがき苦しむ、それでも生きる者達の奇想群像劇。その観せ方が、世情に疎い人々にも言い聞かせる、そんな場面(禁制の肉なべ)をさりげなく織り込んで、いつの間にか絢爛豪華な物語を紡ぎあげる。極彩色に相当するのが、劇団の特長である優美・耽美・エロチシズムが漂うダンス・パフォーマンスである。

    その舞台セットは、昔写真で見た遊郭の花街、色街にあったよ うな家屋、その建築様式は唐破風の曲がりがある。こうした屋根は、ここから先は「極楽浄土」(他に銭湯、霊柩車にも見られる)の世界か。その夢(ユメ)か現(ウツツ)の不思議感覚が芝居内容と相まって脳裏に刻まれる。他の公演同様、上手に螺旋階段や客席側から登場・退場するという臨機応変なスタイルが躍動感を生み出す。もちろん、歌、ダンスの時の音響・照明技術は効果的である。

    最後に演技、特に軽女カルメン(ゆうき梨菜サン)の妖艶、獏連(バクレン)振りは迫力あるが、それでもチャーミング、千愚鈍=ドン・ホセ(的場司サン)の薬物に侵されながらも一途な恋慕、浅草弾左座衛門(小玉久仁子サン)の強欲・慈悲という両面を持つ、その3人三様のキャラクターの立ち上げ、その演技は圧巻であった。

    次回公演を楽しみにし ております。
  • 満足度★★★★★

    浅草 弾左衛門の宴
     幕末の江戸、人外の頭、浅草 弾左衛門の支配地で繰り広げられる無礼講の宴、

    ネタバレBOX

    供されるのは士農工商には禁じられた獣肉、大蒜、韮、葱、生姜など禁制の野菜を用いた料理。当然、酒も振る舞われる。語られるのは、当時鎖国の価値観では禁じられていた海外の情勢・事情など禁制の情報である。集まったのは、世の中では変わり者、反逆者、余計者と看做されるような人々。即ち体制の枠になど収まり切らない自由な人々であった。勝 海舟の父・小吉、海舟、水戸藩出身の尊王攘夷派、干 愚鈍、そして河竹 黙阿弥と後に称される劇作家等々。三人は義兄弟の契りを結ぶが、その内実がちょっと変わっていると同時に洒落ている。酒では無く、時代の空気を呑んだのである。もし誓いを反故にしなければならぬ場合、誓った空気を吐き出してしまえばよい、という遊行の精神をも取り入れながら人倫の掟にのみ従う誓いであった。
    かくして各々は、各々の道を選ぶ。愚鈍は、カルメンにアヘンを盛られて彼女に魅入られてゆき、黙阿弥は、商家のぼんぼんから人外を仲間とする河原者になり、勝は蘭学を学んで時代の荒波を乗り切る先兵となった。愚鈍は、結果、未来を見通そうとする意志を失って走り、意味も無く散ったが、時代の動く時には悪が一瞬仇花を咲かせることを予言し予言に殉じた。勝は、先見の明とその聡明さによって黒船来航以降その本領を発揮する。そして黙阿弥は戯作者となって現代にもその名を作品と共に残した。
  • 満足度★★★★★

    満足度高い
    初日、2日目と連チャンで行ってきました。ドガドガファンとしてはたまらない公演です。お約束の歌、エロ、ダンス、幕末に加えてドガドガ初期のヒロイン2人+唐組(ゼミ), ボブジャック、そしてホチキスからといった大物応援団あり。見所満載でとても一度では見切れない。ということであと2回は行かねば〜

  • 満足度★★★★

    浅草東洋館へ初潜入
    喜劇の聖地・浅草は漫才の常設小屋・東洋館、その入口には「客引き」をやる作演出・望月氏の姿あり、客席をみれば五十がらみのおじさんおばさん、はたまたオタク風の者ら、「場末」的演出に総出で一役買ってるよな劇場にて、これも浅草の地に似つかわしい歌あり踊りあり、サービス精神に徹した芝居が飲食自由・嬉しい休憩付きで上演されていた。
     ドガドガプラスは昨年唐ゼミに作品提供したのが望月六郎氏(観れなかったが)、「芝居もやってるのだ」と知って今回初めて観劇できた。
     序盤は劇団が擁する若い役者がキャッキャと元気にやってる、、とだけ目に映っていたが、中々どうして徐々にそれぞれの役柄が見えてくると、それぞれがうまい。出はけも多くテンポの早い芝居だが台詞は澱む箇所一つなく、役にハマり切って小気味良いシーンも多々。もっとも皆、艶やかな着物を召して「女」を売り、男もホスト並みに化粧と仕草で「男」を売る、女郎に悪党のダークヒーローな演技の範疇に留まるとは言えるが、華ある役者にしか出来ないとも言える。 
     「お話」は一本筋が通って破綻は無いが、幕末とカルメンというイメージの飛躍ぶり、舞台に漂う雰囲気は唐十郎に近い。

    ネタバレBOX

    カルメンの物語が幕末を舞台に展開。主な登場人物が、悪党弾左衛門一味、島流しから戻ってくるガルシア(我流史荒)、その妻である軽女=カルメンと女郎仲間、彼女に虜にされた男ドンホセ(干愚鈍)、彼を慕う弟分、江戸一喧嘩の強い勝小吉一家、彼の息子勝驎太郎(後の海舟)・・といった具合。物語の箱をひっくり返したような多彩さは、堅気とヤクザ、体制と反体制、幕府側と尊王側といった判りやすい図式には全く回収されない。人物の殆どがアウトロー的であり、彼らへの批判的視線(説教がましさ)を入れずして物語を語り切っている所が私などには新鮮だ。テーマは個々がそれぞれの道を生き切る事であり、それが呪われた宿命であれ個人の欲求であれ、行動こそ尊ばれ、正当化こそすれ後悔せず、道を全うした果ての死に際は潔い・・要は皆が皆格好良いんである。屈折の極みにして妖気漂うカルメンがやはり中心にあって迫力満点。その屈折したあり方が、終盤の本人の語りで明らかになり、屈折しているにも関わらず観客の理解する所となる。
     従ってこの芝居は「分かる話」だが、雰囲気は唐十郎を彷彿とさせた。舞台崩しも短調の音楽と照明の頻繁な変化による転換もないのだが、今回ガルシアに唐組の久保井研、他にも唐ゼミの役者が客演しているのは自然に思われた。
     産休で離れていたらしい女優が子を産んだ女として登場し、1歳位の赤子を抱いて出ていたが、劇団事情を知っているのだろう、少なくない客から自然拍手が起きていた。この赤子が天然に快活で子役ならぬ赤子役が存在するなら、十分タメを張っていたのが笑えた。
  • 満足度★★★★★

    華やかでかっこいい!
    2日めを観ました。初日よりさらによかったです。
    丸山さん的場さん渡辺さんの三人の掛け合いが楽しくてカッコいい!
    ゆうき梨菜さんの小気味のいいカルメンも目がはなせません。女性陣の衣装も素敵だし、登場するすべての演者から元気をもらえる。いつも思うのですが、ドガドガは女性にも、もっと観てもらいたいです。

  • 満足度★★★★

    めざせ!浅草公会堂
    久々の新作。ドガドガの持ち味が十分生かされた艶のある舞台になっています。良かったなぁ。劇団員の皆さんも劇場内を走り抜ける躍動感にあふれる活気ある舞台でした。しかし,小玉久仁子さん,ドガドガの芝居ということで,キャストをよく見ていなかったんだけど,出てきた時から圧倒的存在感,流石だなぁ。あれ以上出番があると,ドガドガを喰っちゃうくらいです。あと,ドガドガ退団組,良かったです,さすが10周年記念,華やかでした。途中休憩10分で約2時間半の舞台。ドガドガを満喫できるオススメの舞台です。

  • 満足度★★★★★

    カゲキにお祭り!
    劇団ドガドガプラス十周年記念公演カゲキ「浅草カルメン」を初日に続き2日目も観てきました。
    記念公演に相応しく歌、ダンス、演技ともどれも素晴らしく楽しめました。
    特に劇団初の男性ソロで中瀬古さんが歌うシーンが心に沁みます。
    受けている古野さんの演技も秀逸です。
    カルメン役のゆうきさんも艶やかで儚くてとても素敵でしたね。
    豪華な客演陣や元劇団員も駆けつけパワー溢れる舞台でした。
    とにかく見どころ満載で最後まで楽しめます。

  • 満足度★★★★

    初ドガドガ
    芝居はもちろん、歌も踊りもグッドでとても楽しめた舞台でした!

    ゆうき梨菜さん(カルメン)、良い雰囲気出てました。
    小玉久仁子さん(禅左衛門)、凄い存在感。
    丸山正吾さん(勝麟太郎)、表情が豊か。
    戸田佳世子さん(勝信)、色っぽ~い。

    素晴らしい!!

  • 満足度★★★★

    観てきました!
    主役級の2人の降板が実はあったそうですが唐組 久保井研さんホチキス 小玉久仁子さん観たさでいってきたのですが、ほかの劇団員さんたちも個性がそれぞれあって良かったです。

    東洋館は舞台が高く女性がとても綺麗に眺められます。
    舞台構造がこっている東洋館を上手く生かしていると思います。小玉久仁子さんもっと観たかった!

  • 満足度★★★★

    面白かったー
    幕末志士と歌舞伎者がカッコよく、カルメンが艶やかでした!
    10周年記念公演で懐かしい面々やビッグな客演陣に目新しくお祝い気分もありましたが、三人の若者とカルメンを主軸に社会の裏側に生きる人々の姿をがっつり楽しめました。歌、踊りにお茶目な笑いもあって、明日からもまた進化していくんだろうなー。楽しみです!

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