満足度★★
舞台に入り込めず。。
リオのスラムが舞台で貧困の現実とかのテーマ自体は面白いとは思ったが、全体的に違和感があり、スラムとか登場人物の感情とかが、自分には伝わってこなかった。
もっと重い感じのやつって思ってたから、軽いエンタメ要素とかもあって拍子抜けしてしまった。
最後の捜査官が銃を使わずに殺してたのは何だったんだろう?
舞台に入りこめず残念。
満足度★★★
どちらを主にしたかったのか
中盤まで物語やキャラの見せ方に違和感を感じていたが、途中で過去と現在、二つの話と言う事だったのねと納得。
納得はしたが、どちらの話を主にしたかったのかは、見えづらかったかな。
満足度★★★★
エンタメ!
私の最も信頼する脚本家の一人である南慎介さん。その脚本力はさることながら、今回はエンタメ度がぐんと上がって、挑戦と共に未来への展望が見える公演でした。初日とあって今ひとつ固い手触りがあったように思いましたが、これからのAmmoをまた観たいと思える変化ではありました。
ブログに感想を書きました
http://ameblo.jp/kangeki-jyoshikai/entry-12118387366.html
満足度★★★
もっと掘り下げて欲しかった
社会の抱える矛盾と個人の自由についてと受け取ったが、個々のキャラクター描写が浅薄な印象。社会的必然を表現したいのか個人の葛藤が感じられず、皆状況を受け入れている。それこそが社会の闇であるという事なら、そこをもっと掘り下げて欲しかった
満足度★★★★
貧富の差と社会情勢
成功と挫折、生きる術、それぞれの価値観と色々なモノが絡み合い、現在もどこかにあるであろう社会の闇という難しいところをテーマにした作品。ただ暗いのではなく、どんなところでも夢を持って生きる力強さも感じた素敵な作品やった。
まぁ、幾つか伏線回収出来てないなぁと思う部分もあったかな・・・
満足度★★★
違和感あり・・・
残念ながら私の眼前にはリオのスラムは立ち上らなかった。リオのスラムと言えば個人的なイメージでは子供たちは裸足でサッカーをしてる。が当作品では靴をしかもいいシューズを履いていたし、いいシューズを履いてるコがナイキに憧れるのも全体的に服装がきれいなのもそこが日暮里であることを明かす。サスペンス仕立てにしたことは客を惹きつけることに成功はしていてもこの重いテーマを扱うには軽率だったと思う。後半の非現
実的な殺戮のシーンはおかしみすら帯びていた。当たり前だが作者は観客同様傍観者でしかない。資料を漁るのではなくせめて現地取材はすべきで、己が目で見て己が肌で感じたことを劇化すればもっと真に迫れたはず。
貧困の着目は良い。
日本はなんだかんだ安全で裕福である。そういう事実を考えさせられるテーマとしても良いと思います。ただ役者さんに飢えを感じなかったのが正直なところ。性表現も露骨だった。
動き回る躍動感や、サッカー選手というか、ヒラメ筋は素晴らしい。貧困に因んでかわからないけどフロアに10円落ちてた。
無題1717(16-007)
19:30の回(晴)
18:30受付(整理券あり)、18:58開場、ミニ椅子+椅子の客席、2列目に座ります。
左右に階段、壁に格子窓、中央にはテーブルと椅子、2階建ての舞台。
19:24前説(南さん、110分)、19:34開演~21:29終演、アフタートーク21:34~21:55。
ブラジル...BRICs、レアル、サンバ、オリンピックくらい。フッチボールという言い方も映画も小説も知らない国なので舞台となったスラムをイメージするのが難しく、以前観た「闇の列車、光の旅(2010/6)」..メキシコ映画を思い出しながら観ていました。
「死の部隊」。
サスペンス要素もあり最後までどうなるのかと思いながらもたくさんの人が死ぬ世界...アフタートークでもそれが普通に語られていた世界...ただ、なかなか想像力が追い付かないのと、どういうわけか「渇き」を感じなかったのが気になりました。石井光太さんのルポと比較するのではないのですが、もっと渇いたものが。
かなり観ていました:石塚さん「落伍者、改。(2015/9@南大塚)」。中村さん「看板娘ホライゾン(2012/5@王子)」「ワンダーランド(2015/2@王子)」。霧島さん「 きみがみむねに(2015/8@ここ)」「僕らの心象風景~(2012/2(眼科画廊)」他。楓さん「空想、甚だ濃いめのブルー(2013/12@眼科画廊)」、「ミロウのヴィーナス(2014/8@吉祥寺)」こちらでは藤田さんも。斉藤さん「ごきげん!?アキラ(2014/3@ポケット)」。安田さん「くれない博徒(2014/12@BOX in BOX)」。菅山さん「狂犬百景(2014/11@Vacant)」。津田さん「空中散歩とメンソール(2015/5@戸野廣)」。田村さん「きみがみむねに」「消失点(2015/5@雑遊)」。鈴木さん「誰がための笛は鳴る(2015/5@吉祥寺)」。桑原さんはもちろん桟敷童子の諸作品。西川さん「失われつつある物語(2013/7@DECO」「看板娘ホライゾン」「グッドモーニング・ブルーバード!(2012/10@エコー)」。そして前園さんは「今、出来る、精一杯。(2013/3@駅前)」「20年安泰。(2011/6@水天宮)」。
満足度★★★★
スラムを出ることの意味!
スラムで生まれ、そこで生きていくことの絶望感と自分たちがダウンタウンに住む人たちとは違うということを思い知らされる。
ブラジルではサッカーこそがスラム脱出の唯一の手段。
成功者がそのスラムの為に金銭や施設などの援助する気持ちがよく伝わる。
満足度★★★★
グッときました
リオのスラムを舞台にしたサスペンス群像劇。ステージを広く、高く使っての躍動感に唸らせられ、やるせないストーリーには涙しました。ブラジルの光と影、堪能しましたね。
満足度★★★★★
必見
利己主義で保身で我関せずの現代人に突き付ける。困難はすぐ隣にある。人がそれを見ないようにしているだけ。混沌の世界。富裕と貧困、光と影は隣り合わせなのに、相容れない世界。それを飛び越えようとした純粋な心を持つ少女たち。友達を、友達との関係を大切に思えばこそ、隔てる壁や溝に苦しむ。彼女たちが望んだ未来はサッカーの栄光よりも遠い。地球の反対側にある国が抱える問題は、地球全体の縮図のようだ。それを倫理観だけでははかりきれないこととして抉り出す秀作。年の初めに、素晴らしい作品に出会えた。
満足度★★★★
畜生のライン
マリアさまは見捨てない、ときに怒り、ときになだめ、ときに諭す。それでも人間社会に争いは絶えず連鎖し、信仰は必要とされる、マリアさまは見捨てられない。スラムという‘戦場’の自由が五感にもっと訴えかけてきたら一層好ましい。垣間見える冷酷非道な眼光にゾクッと緊張、みたいな。
満足度★★★★
人間的視点と社会情勢
ブラジルであった、実事件をモチーフに描いたようなサスペンス劇。
当日パンフに劇団Ammo代表の南慎介 氏が今回(本公演)はある、矛盾の話...と記していたが、さらに根深い不条理のようなものが感じられた。
この公演は、観客の視点を自然に転換させる巧みな観せ方が見事。冒頭の凶悪シーンから物語が進展するにしたがい、いつの間にかストリートチルドレンの側に立ったヒューマニズムを思わせるような...。人間の中に潜む狂気のような感情と、そうならざるを得ない政治・社会情勢を上手く融合させる手腕が素晴らしい。
描くは、今の日本では想像し難いため、異国の地の出来事としつつも普遍的に感じるであろう、「富裕」と「貧困」の間で現れる人間の本性を...。
満足度★★★★
素晴らしい!
たいへん満足です、むいと べん
ブラジルは、貧富の差が世界一だという。インドなどの方がそのイメージは強い。ブラジル映画では、政府の腐敗も良く取り上げられる。何で、このようなことになったのか、気になることだから参考にはなる。
ラテンアメリカのスペイン系に比べ大学の設置も遅れた。イエズス会を追放した時期は、学校が衰退した。奴隷制を廃止したときは、そのひとたちがスラム街に吹き溜まろうが放置された。
ブラジル音楽は、たいへん魅力的だ。現代的なポップスでは、間違いなくトップランナーになっている。サンバ、ボサノバの音楽が演劇でも効果的に使われていた。とても楽しい企画で、問題意識も芽生える。
ポルトガルでは、eがチと、ならずエだ。ところが、ブラジルでは、フチになる。フチボールの選手になると、貧民街から脱出できるのだろうか。少しばかりのお金ができても、心の中には苦い記憶が残るものだ。
若手中心の躍動感ある劇団で好印象だった。惜しいのは、真ん中あたりで少し退屈になったことくらいだ。最後に思いきり盛り上がって幕となった。さらに、手がはいると、もっと見ごたえのある傑作に変身できそうな作品だったと思う。
満足度★★★★
充足感
女性記者の追う連続警官殺しと、十数年前にあるスラムで起きた事件を交差させ、重い題材を描く1時間50分。
2つの物語がしだいに呼応していく展開と、個性の強い登場人物を成立させる俳優陣の熱演に魅了された。