キミが読む物語2016 公演情報 キミが読む物語2016」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.7
1-19件 / 19件中
  • 満足度★★★★

    千秋楽
    座長の末原さんの挨拶です。
    「今この会場に何人のお客さんがいるのか分かりませんが、今日この時間を一緒に過ごした事を誇りに思います。ナイスコンプレックスと言う歴史のある劇団と、どこのうまの骨か分からない僕たちの集まりと言うのが今回のカンパニーです。いろんな人の集まりで、みんないろんな生き方やお芝居との関わりを持っているので、こういうカンパニーの場合
    ちぐはぐになってしまう事もあるのですが「キミが読む物語」では、脚本のキムラ真が伝えたいと思っている事を全員が強い思いで伝えたいと思いました。お芝居を作ると言う事は本当に大変な事なのですが、みんなでがんばって、伝える事ができたと思います。
    これからもいろんなお芝居をご覧になると思いますが、この物語がみなさんの心に残るお芝居のひとつになればこんなにうれしいことはありません」(全文正しくは書けていないかもしれませんが・・・)
    日頃カンパニー(って言うんですね)とか、お芝居に対する思いとかを聞く機会があまりないので、こんな挨拶を聞けて良かったです。

    楽日の最後の公演はまたキャストが変りました。初日=楽日と言うことで大変だったと思いますが、本を読む青年はひと事見たいにページをめくっているうちに物語が終わってしまった感がありました。

  • 満足度★★★

    親子というもの!
    経緯からみて、親の言葉に縛られるという理由だけで死んだ父親を憎み続けること自体無理。
    親を亡くした者にとっては、いつまでたっても死んだ事実とは別の所で生きていると思っているし、親の良かった所しか思い出さない。そんなものではないでしょうか。
    癌で死んだ母をもつ水葉の言葉がすべてでしょう!
    ドラマティックさに欠け、単調な場面が続き、冗長に流れた感がある。

  • 満足度★★★

    私には合わなかったです。
    いくつかの物語を詰め込んでいたけど、うまく纏まった気がしない。プレッシャーを感じていた娘がそれを払拭するために取った行動に共感できるところがなかった。ちょっと唐突というか。感動する人はいると思うけど、私には合わなかったかな。
    この舞台が何を言いたいかというメッセージは受け取りました。最後の舞台挨拶でも仰っていましたし。挨拶はもっとシャキッとして硬い感じでも良かったかな。身内に挨拶してるみたい。舞台作りがどれほど大変かみたいな話はいらないです。

  • 満足度★★★★

    よい作品だけにちょっと惜しいかも・・・
    素晴らしいヒューマンドラマで感銘受けたけど、多少気になるところがありました。広い会場なので、後方の席にいると聞きづらいセリフがあります。しっかり聞こえる役者さんもいるから、これは力量の差でしょうか。2時間を超える上演時間もちょっと長い。冗長に感じるシーンもあるから、少し詰めてスッキリさせてもいいのではないのかな。あとこれが一番気になったのですが、患者がセカンドオピニオンを受けたいっていうのを拒む医者ってのがよくわかんない。患者と病気のことを誰よりも理解していて、セカンドオピニオンを受けることは患者のためにならないって、自分一人で判断する自己陶酔型の医者は極めて危険です。

  • キャストが・・・
    昨日からかわりました。ダブルキャストと言うのはAキャストとBキャストが入れ替わるのが普通だと思うのですが、水葉のお母さんが替わったら、そのお母さんは秀雄のお母さんになり、秀雄のお母さんだった人はお医者さんになって、じゃあお医者さんはどこへ行ったのかと思ったら本の読者である青年にと、連日見ている者にとっては大変興味深く、しかし役者さんは大変だろうなと思わされました。私はその替わったキャストさんのおかげでさらに泣かされてしまったのでした。

  • 満足度★★★★

    命の重さと愛の深さを思う
    本は、昨今のネットや電子書籍の普及でその接し方も多様化してきている。通勤、通学の電車の中は、多くの人に囲まれていても、一人で過ごす場所でもある。ボッーとすることも出来る(ラッシュ時は大変)が、集中して何かを感じ取ったりすることに向いている場所と時間であろう。本公演は、同じ一人と言っても、その人を想って書かれた本が中心に物語が展開する。観客層は幅広い世代が見ていたようだが、あちらこちらですすり泣きの声が聞こえた。瞼という堤防を簡単に乗り越えて洪水するが、そんな降水なら歓迎であろう。
    なお、一部キャストの声が聞き取りにくいところがあったのが残念。

    ネタバレBOX

    映画「あなたはいい子」(2015年・呉美保 監督)では、小さい時のトラウマで外面は良いが、内面は葛藤の日々、というものであったが、この公演も自分のことが真に理解されず、勝手(虚像)に作り上げられる不自由、窮屈さというジレンマがよく表されていた。

    舞台セットは、紗幕に開いた厚手の本が描かれており、場面によって舞台の前後(奥)が仕切られる。基本的には奥スペースでのシーンは、主人公女性・水葉(田上真里奈サン)の母親の入院(癌闘病)生活・妊娠し産む決心ををするシーン。

    客席側は、紗幕前のメイン舞台では、生まれた水葉が周りの目を気にしている自暴自棄の姿。そして亡き母が子への想いを綴った本をゴーストライター・佐藤秀雄(末原拓馬サン)が執筆しているが、こちらも訳ありの人生を送っていた。こちらは、小学生の時に父親が病死し、約束したことが果たされなかったことへの拘り・憤りという感情が整理できない。その思いと仕事で書いた記事へのトラウマ。

    プロローグで先の母親が娘・水葉を想って書いた本を求めにやってきた少年。この重層したような話が本筋である。一見複雑そうな展開に思えたが、その演出は、物語を分かり易く観せるために紗幕を使用している。

    母親の想いはベストセラー小説になるが、その描かれた少女は逆に”いい子を演じなければ”という世間体、自分という人間が理解されないという悩み、その悩みに同化するようなゴーストライターの執筆姿勢。本当の自分とは、その向き合うまでに成長する姿の感動する。

    次回公演を楽しみにしております。
  • 満足度★★★

    ユウ
    何しに日本へ

    ネタバレBOX

    癌に罹った妊婦が成長後の我が子のためを思い自費出版で言葉を残しました。その編集に携わったために母娘の人生に深く関わってしまったライターが、本に縛られ苦しむ思春期の娘のために新たに本を書くことで、娘とライターがそれぞれ立ち直っていく様を描いた話。

    本をめくる青年が良く分かりませんでした。ライターの将来の息子なのかなどと考えながら観ていましたが、ホームページによるとライターが書いた『キミが読む物語』の読者ユウということでした。何者かと色々考えただけ時間の無駄でした。読者の代表など要りません。観客席にいるじゃありませんか。

    医者のお守りの件はがっかりでした。できることは何でもやるとのことでしたが、無害ならまっいいかという考え方が、金の棒で身体をこするような人を生じさせたり、パワーストーンからの水子供養詐欺へつながるような結果を生むのだと思います。無害ならまっいいかではなく、非科学的なことは排除する姿勢が重要だと考えます。
  • 満足度★★★★

    伝わる物語
    思いが伝わる良い作品と思います。ドキドキはない,ハラハラもないけれどジワジワと,特に後半の展開では気持ちが伝わってきました。素直じゃない自分だけど,良いなぁと思ってしまいます。惜しむらくは,音響,楽曲はとても良かったのですが,台詞が聞き取り辛い部分があったこと。ハコがデカいからかなぁ。でも,寒い日に暖かい気持ちになれる良い観劇であったと思います。

  • 満足度★★★★

    3重構造
    いやあ、泣けました。心が洗われるような物語でした。ピアノの旋律も効果的だった。大外に本屋で本を読む物語があり、その本の内容は本を執筆する(子どもの頃の思い出の挿入もある)という物語で、一番内に執筆中の物語が作中劇として進行するという3重構造も面白かった。その構造がカーテンの開閉で表現されて分かりやすかった。

  • 満足度★★★

    感動的なお話
    親子の絆、命と愛を描いた感動的なお話ですね。
    隣の席の方が涙でむせるくらい号泣しててちょっとびっくりしました(^_^;)

    時間軸が頻繁に入れ替わるので、もう少し分かりやすい演出、構成になっているとなお良かったかなと思いました。
    3つの視点とも時代が違っているなら良いのですけど、
    幸子と秀雄は同時間、水葉だけ数年後なのでたまに戸惑うことがありました。

    ネタバレBOX

    ・秀雄の感想文のシーン。過去の傷から解放されるくだり
    ・お守りの中の「家族が一緒に暮らせますように」のくだり
    ・「お母さんに会いたい」
    ・「お母さん生んでくれてありがとう」
    ・本の編集が秀雄であることに気付く母親
    のシーンが特に良かった。

    全体的に?が頭に浮かぶところが多かったです。
    ・会話の返しがなぜそのセリフなのか?
    ・お母さんが犯罪者?(殺人なのかお金を盗んだのか?)
    ・本に入らなかったエピソードがある?
    などなど。単に見落としているだけなのかもしれません。
  • 満足度★★★★

    初日を拝見
     折角いいシナリオなのに、声が届かない役が結構居た。勿体ない。同時にゲネプロでは本番会場を使っているハズだから、音響調整でも科白のよりよく通る演出に心がけて欲しかった。惜しい。(追記後送)

    ネタバレBOX


     イントロが、古本屋で子供が古本屋のオヤジからイニシエーションを受けるというスタイル。時に応じて、多くは病室として使われる舞台奥とフロントを隔てるように紗の幕が掛かるのだが、この紗幕に描かれているのが丁度中ほどで開かれた大部の本であることによって、観客をも舞台のメタ空間に引きずり込むような仕掛けが施されているのも気に入った。
  • 満足度★★★★

    キムラ演出
    始まってしばらく、なんか“ナイコンらしくない”と感じていた。しかし、キムラマジックはすでに始まっていて、こちらが気づかないだけだったと、途中気づいて“あっ”と驚かされた!“ゲスト”という文字に騙された!そして後半どんどん強くなる“キムラカラー”。心の棘は、やがて茨の鎧になり、自ら身に付けた者も、着せられてしまった者も、内側にも刺さるその痛みに絶えず苦しみ、どんどん締め付けられるその圧迫に身動きが取れなくなる。その辺りの心情が良く感じられた。そして、それを解くのはたった一粒の涙だったり、心に引っかかって声に出ないたった一言。近い感覚を持ったものにはとても痛い舞台でした。

  • 観客から見た物語
    他の方も書いているけど、音響的に、ピアノ曲の選曲は物語に相応しいしものだったものの、聞き取れない台詞も多々有って残念。
    プロットは良いが、全体が単調に感じ2時間20分は長く感じた。これも他の方が書いているけど、後半になって物語の全体像がわかる構成だったので、前半の物語は絞り込んで2時間くらいにした方が、芝居にメリハリが出たのではと思う。
    カーテンコールの座長さん?のこの芝居に対する想いを込めた挨拶には好感。

  • 満足度★★★

    最近本を読んでないなぁ
    こんなに一冊の本でたくさんの人の人生変わるんだなと改めて感じました
    あらすじを読んでいったのに最初は正直よく分かりませんでしたが
    話が後半に進むにつれ少しずつ全体像が見えようになってきました

    評価が☆3なのは
    どうしても個人的に演技の苦手な役者さんがいたからです。
    内容・演出的には問題ありませんでした。

  • 満足度★★★

    BGM??
    BGMと台詞のバランスが悪く、聞き取れない台詞が多々ありフラストレーションを感じ、物語に入り込めない2時間20分が、と~っても長く感じた舞台だった。

    もうちょっと何とかならなかったんでしょうかね~・・・。

    せっかくいい物語なのに勿体無い。

  • 満足度★★★

    観てきました
    末原さんが楽しみで、末原さんの演技は良かったです

    他のかたが劇場が声が通りにくいので、前半 あまり聞こえないか、逆に怒鳴り声みたいで疲れる部分も 後半は怒鳴り声って感じの役者さんもあり発声心配です

    前半1時間がテンポが悪くて後半怒涛によくなるということで1時間半くらいですっきりみせてもいいかと思いました。

    二時間二十分は長く感じる舞台でした。

  • 満足度★★★★★

    物語、伝わりました。
    想像以上に良くて、号泣してしまいました。
    まりもが本を引用したセリフ、響きました。
    私も悲劇のヒロインぶってないで、1歩でも2歩でも前を見なきゃ!と思いました。

  • 満足度★★★★★

    うるさいなと思った。
    みんなが鼻をすするからうるさいなと思ってた。
    そうやって自分は鼻をすするのを我慢していたら涙が溢れていた。

    結局泣くなら鼻をすすっておけばよかった。

    感動した。

    ネタバレBOX

    人の死はいつだってどうしたって泣けてくるものだけど、それだけじゃない前向きな気持ちに心打たれた。

    おかあさーん!の言葉に泣いた。
  • キミが読む物語
    昨日見ただけでは時空列がいまいち分からなかったので、今日は確かめたいです。キャストさんによって声の大きさに違いがあるので、今日は後ろの方に座ってちゃんと聞こえるのか確認してみようかと。あ、そしたら話が分からなくなる?

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