ルドルフ 公演情報 ルドルフ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.5
1-10件 / 10件中
  • 満足度★★★

    楽しみました
    期待値が低かったので、予想外に面白く拝見しました。
    井上・笹本がとても瑞々しい魅力を放っていて、それだけで見る価値あったと思う。
    特にマリーの描かれ方に脚本上からすでに矛盾を感じるものの、それを自分の中で消化しきって強く愛らしいマリーを作り上げた笹本氏はとても輝いて見えた。

    対して、浦井氏に狂言回し役は少し荷が重かったみたいで。
    存在感が圧倒的に足りない!勿体ない。

    画的な美しさが考慮された演出で、ところどころハッとさせられるシーン有。
    絵画を大胆に使ったセットもカッコいい。


  • 満足度★★★

    人間ドラマ
    賛否両論を聞きつつの観劇。
    私は、悪くない♪の感想です。
    なにより、キャストが魅力的だし、物語として納得できたし。
    そして、楽しい♪と思えるダンスナンバーもあった。
    目を引かれたのは、浦井@ターフェ。
    ミュージカル役者としての今後に期待が膨らみました!

  • 満足度★★★

    うーん。軽すぎる。
    舞台には大きな絵画が一つ。

    そこから、始まる。


    以下はネタばれBOXに。。

    ネタバレBOX




    ルドルフは母エリザベートの影響により自由主義を信奉し、自らの出自にもかかわらず貴族に対して批判的な態度を取っていた。

    そのためルドルフはフランツ・ヨーゼフ1世の保守的な思想とは異なり、そのことからフランツ・ヨーゼフ1世と対立することが多かった。

    だがエリザベートはウィーンを嫌って旅行することが多かったため、彼女はルドルフの理解者とはなり得なかった。


    エドゥアルト・ターフェの二回目の首相就任以降は、自由主義を固持するルドルフの政治的立場は不安定なものとなっていった。

    ルドルフは、妻との性格の不一致は深刻なもので、二人の仲は冷え切っていた。

    その後、ルドルフは16歳のマリー・ヴェッツェラと出会った。小柄の美しい娘であった。やがてルドルフはマリー・ヴェッツェラに惹かれて、恋に落ちる。

    ルドルフは政治的にも孤立し、マリーとの結婚も叶わず、マリーと共に追い詰められていく。

    最終的に不倫の果ては・・・



    やがて、二人はステージの奥、大きな樹木の絵画の中に吸い込まれていく。

    そこで、2発の銃声が鳴り響き、舞台は終わる。。





    事実はルドルフの部屋から2発の銃声を聞いた執事が駆けつけたところ、部屋は内側から施錠されており、執事は斧でドアを破って入った。
    と言う事になってるから、演出の関係上、やはり、舞台だから美しく・・・に徹したのだろうか?

    しかし、ルドルフは結婚以前から、貴族専門の娼婦や女優たちとの関係があって、特にミッツィ・カスパルは、彼の一番のお気に入りの女性だったんだよね~。

    つまり、オンナたらしだった。

    で、ルドルフは自殺願望も色濃く持ってた人だったから、悲恋で自殺した訳じゃあないと思ってる。


    そこの追求をもっと、観たかったのだけれど、そういう深刻な場面や深層心理に触れる箇所が欠落してた。。



    そういう点でこの舞台の脚本は薄っぺらです。



    まあ、豪華な衣装と華やかな舞台を観たいなら○かも。。



  • 満足度★★★

    う~ん・・・
    ものすごく期待していたわけです。
    笹本玲奈さんは元々好きで、井上芳雄さんも人気・実力ともにかなりのお方と思っていましたし、帝国劇場でのミュージカルですし。

    でも、ちょっと「あれ?」という感じでした。
    期待が大きすぎたのかもしれません。それぞれの役者さんは素敵だし、舞台は豪華だし、演出も面白いと思うのに、舞台全体として何かが届いてこない、そんな気がしました。

    カーテンコールは良かったですね♪

  • 満足度★★★★★

    宮本亜門に何があったか?
    お気に入りの役者、新納慎也が久々の帝劇出演ってことで、
    「どない??」とばかりに見てきました。
    従来苦手だと思ってきた宮本亜門演出作品。
    でも、どうも今年は勝手が違う…
    何があったんや?宮本亜門。やっと演出センスが付いてきたか?

    ネタバレBOX

    本人のブログで新納慎也という怪優を、たった出番10分しか使っていない
    というのを知って、「所詮亜門演出やもんな…期待する方が馬鹿か」と
    思ってました。
    そう。わたしは宮本亜門演出作品がどうも肌に合わなかったんです。
    厚みがなくて表面的な楽しさとリリカルさばっかでさ。深みのない演出ばっかで
    妙に安っぽくて、わたしの中で「宮本亜門は名前ばっかで実の伴わないヘボ演出家」というレッテルが完成していました。

    それが…先月見た『トゥーランドット』で「悔しいけど面白かった…」と思わされ
    そして今日、『ルドルフ』でもぐっと来てしまいました。
    どうしたんや、亜門。
    やれば出来るやん、亜門。
    …と言う感じ。

    ただやっぱり、新納慎也が生かし切れていない気はする。
    まぁ、浦井健治に不満は全くないけど、あの魔術師の役を新納に欲しかったなぁ…彼でも見たい気がしました。
    エドワードも良かったけど…プレイボーイというよりも、世間知らずのおぼっちゃまに見えたかな。
    後半につれて周囲から問題視されても貫こうとするルドルフとマリーの恋を
    実際彼らを出会わせたエドワードはどんな風に見ていたのか…
    揺れ動く国家情勢も見つつ彼の目がどんな風にとらえたのか…
    言葉には出さなくても、シーンとしては描かれなくても
    パーティの場でエドワードを立たせておくだけで、
    新納慎也はそれを考えた無言の芝居をやってのけただろうに…
    全体の演出はよかったけど、やっぱり宮本亜門は役者を使いきれない演出家ということか。

    さて、ニイロ贔屓なお話はこれくらいにして。客観的な話。
    主演の井上芳雄はこれで2種類のルドルフ皇太子を演じたわけで。
    ルドルフ俳優ですね。(笑)
    見るたびに成長している感のある彼。まだ伸びるか?と言う感じですけど。
    ただ、彼の歌声は相変わらずめちゃめちゃ上手いしよく響いて素晴らしいんだけど
    相変わらず堅くてわたしはどうも苦手。
    愛しい歌詞も、優しいメロディーも、彼が声を張って歌うと怒ってるみたいに聞こえてしまって…
    彼の歌にもう少しまろやかさが出たら、ファンになるんだけどなぁ…
    という感じですね。
    で、もう一人ものすごくものすごく、ものすごーく気になったのが
    魔術師、浦井健治。前から何をさせてもかなりの高レベルを演じてくれる
    若いながら信頼している役者さんです。
    縁あって、彼のデビュー(仮面ライダーのラスボス)から見ていた彼。
    ほんっと、成長したなぁ…ってか化けまくったね。
    こんな役までこなすようになったとは。
    今回は緩急自在な演技で、うたも素晴らしくてすっごいよかったです。
    って、最初浦井君ってわかんなかったんです。
    顔全体にペインティングをして髪も緑で、あまりに彼のイメージとかけ離れていたから。
    歌もあんなに上手かったかな??本当にびっくりでした。
    曲もいいし、ストーリーも見ごたえもあれば他のキャストも誰一人不足のある人もいなくて、
    これはかなり素晴らしいと思いました。

    あ、いい意味での不満としては…知念里奈ですか。
    ルドルフの正妻ステファニー。
    わたしは知念里奈は本田美奈子の後を継げる実力を持つ女優だと思うのですが、
    ステファニーなりにルドルフを本当に愛しているというのが切々と伝わる曲が欲しかったです。
    きっと、彼女も王室の中でたった一人気を張って生きていて、
    本当はルドルフに弱みを見せたかっただろうにそれも出来なくて
    いっぱいいっぱいだったんだと思うんですよね。
    その孤独とか弱さも見たかった。

    なんか観てきた興奮のままに書きなぐってしまいましたが、
    本当に見ごたえのある秀作でした。
    大阪にも来ないかなぁ~…
  • 満足度★★★

    大爆笑なトークショー
    2回目の観劇。1回目よりも余裕を持って観劇できたので、
    曲の深さ、歌詞に含まれた意味をかみ締めることが出来た。
    でもやっぱり芝居としてはB級、ドラマで言えば、昼メロ、ソープドラマ、
    決して月9や金ドラのようなゴールデン枠、ましてや映画レベルでは、
    ありません。
    そんなでもリピートしたのはチケット代の殆どが、この意味と
    言ってもいい、アフタートークショーがあったから。
    Wルドルフの会話って聞いてみたいじゃないですか。
    (初代ルドルフの香寿たーたん入れたらトリプルルドルフだ!)

    「この作品への思い入れは?」と聞かれた井上芳雄は、
    「何も考えていません、仕事ですから。社会人なんですから」と
    訳のわからない回答をしている。
    井上芳雄は、どにかく浦井に対し攻撃的、トークショーの中で
    唯一優等生的な回答や発言をする浦井へ、揚げ足はとるわ、
    いちゃもんはつけるわ、完全ないじめ、やりたい放題。
    それだけでなく出演者に「河童」呼ばわりされている浦井、
    衣装も芝居も好き放題な岡、
    よく言えば役者の個性が活かされた芝居である、自由な雰囲気な
    作品と言えますが、
    「なんだ、適当にやってんだ」って、納得しました。

    40分以上におよぶトークショー、ミュージカルの裏話、
    ルドルフの裏話、
    なにより素顔の役者達が、帝劇の舞台の上にもかかわらず、
    キャピキャピって、
    おいおいここは飲み屋かよ!つっこみたくなるほど、
    楽しく、芝居よりもイキイキしている姿が見れたのが面白い。

    あぁ今週のレディストークショーも、行きてぇ、でも大阪遠征・・・残念

  • 満足度★★★★

    聞かせどころ多し
    歌、聞かせどころが多くて満足。

    昼メロ好きな人はルドルフも好きなんじゃないかと思う(自分も好き)。

    幕間や終演後、「よかった〜」という声が多かった。結構好評な様子。

    ネタバレBOX

    駅の場面、ベタな気もするけれど好き。
    照明が綺麗でした。
  • 満足度★★★

    ウィーン版「失楽園」?
    チラシに謳ってある程度の範囲で書きますと、
    皇太子ルドルフの道ならぬ恋を中心にした作品。
    まぁ所詮は不倫劇ですよ、不倫の行く先は悲劇と。
    こんな軽い印象を持ってしまったのは、甘酸っぱい脚本のせいか、
    亜門の耽美な演出のせいか・・・
    何だか下世話というか、いわゆる昼メロみたい。
    いろいろ美形ところも揃っているし。
    難しい政治の話、家系の問題、世界情勢など、
    ややこしいことは、あっさりめ。
    ハーレークィーン小説のように、わかりやすい、簡単な作り。
    キャラクターの内面なんて、殆どありません。

    舞台装置は「トゥーランドット」に続き派手です。
    出演者が安いせいか(!)これでもかと言わんばかりの、
    ダイナミックさがありました。
    あと照明の独特さは、これも亜門カラーなんだろうな。
    やっぱり「トゥーランドット」と一緒。
    似ているのは悪いことではないんですよ、
    蜷川や野田だって、全ての作品の雰囲気は一緒ですから。
    ただ僕が好きか嫌いかといわれれば、
    ちょっと大味すぎというか、垢抜けない感じ、苦手じゃないけど好きでもない。

    ワイルドホーンの音楽は流麗で起伏に富んでおり、
    聞き応えがありましたが、
    いかんせん時期が悪い、「レベッカ」には敵わないなぁ。
    耳馴染みしやすい、印象に残る、という面では
    クンツェ&リーヴァイのほうが僕的には強烈だった。

    これから始まる「エリザベート」へのプロローグとも
    見られる作品ですが、
    皇帝フランツ、壌晴彦の存在感は圧巻。
    お気軽、お手軽なキャラクターが多いなか、
    彼はじっと惹きつける締める貫禄がありました。
    これ見せられると、後に続く禅ちゃんや綜馬氏は、恥ずかしくて
    出演出来なくなっちゃいそう。
    ミュージカル俳優ではないので、決して歌が上手いわけではないですが
    心に染み入る歌声で、作品に重みを醸し出してます。
    あとは、ネタばれで。
    あと、香寿たつきは、相変わらずお歌が上手。
    笹本玲奈が、ケバケバしいビニールの洋服のような歌声なら、
    彼女は、しっとしとしたコットンのような歌声。柔らかくて、
    耳馴染みがいい。

    オリジナル版に、かなり手を加えて、
    全く新しい作品かのようになってしまったとの事。
    「レベッカ」同様、オリジナル版のままのほうが、
    良かったような気がする。見てないけど。

    ネタバレBOX

    井上芳雄と浦井健二、Wルドルフじゃないか!
    チラシの写真は、そんな感じだしって思って見に行ったら、
    浦井健二は狂言回しでピエロのような(マジシャンらしい)メイク。
    あぁこうやって素顔を隠せばわかんないか。

    絵画のような背景や額縁を利用したセットと
    浦井健二の歌が重なると、「オスカーワイルド」が、
    ものすごくオーバーラップするんですよ。
    彼自身も動きが久々の帝劇でもダイナミックになっており、
    歌も芝居も上達しているから、とっても存在感がある。

    2幕でチラっとでてくるエリザベートの様子(あれは、わざと
    同じようにやった演出だろう)、トゥーランドットの雰囲気、
    そしてオスカーワイルドが三つ巴になった印象が残り、
    「ルドルフ」という作品の個性が浮かび上がってこない。

    それは、もうマンネリ化した井上芳雄の皇太子姿と
    どんな役でも同じような熱唱で、あきあきしてきた
    笹本玲奈に魅力が出ていなかったからだろう。

    井上芳雄がカーテンコールの挨拶で
    「初日は作品として慌しく落ち着いていなかったけど、
    ようやく場当たりにもなれて役に専念するようになりました」と
    堂々と言ってました。
    決して安くはないチケット代で、未熟さを認めちゃダメだよなぁ。
    プレビュー公演でもないんだから。
    「金返せ」って声が聞こえてきそう。
    あと、舞台セットが、とても大きく、端が影になる部分が多い。
    S席でも端のほうからは見れないんじゃないかな。
    大きな劇場では、チケットでもっと区切って席種わけしてほしいなぁ。
  • 満足度★★★★

    井上君の輝き!
    ルドルフの苦悩も、恋も、井上君の輝きによって、納得。
    そのほかのキャストも芸達者ぞろい。
    ただ、全体の色調が暗くて、さびしい感じがしました。

    ネタバレBOX

    大がかりな舞台転換。人力部分が、ちょっと間に合わないかと、ドキドキしちゃうところもありました。
    まだ、初日から数日しかたっていないので、ここら辺は、改善されていくと思いますけど。
  • 満足度★★★★

    曲が好き
    前から観たかったので、かなり期待して行きました☆全体的には、良かったと思います。個人的には1幕より、2幕の方が好き。ルドルフとマリーについては、関連の本や宝塚版を見たことがあったので、より感情移入が出来ました。何も知らない方にも、ストーリーは分かりやすいと思います。物語もいいのですが、個人的には曲が好き♪綺麗なメロディーで、今でもルドルフの曲がグルグルと頭の中に流れています。もう一度、観たいなぁ。

    ネタバレBOX

    悲恋物と分かっていながら、二人が身分や立場の差で苦しむ姿、皇帝の苦しみ、心中するシーンは涙が溢れました。ルドルフ、マリー、ルドルフの妻・ステファニー、皇帝フランツ・ヨーゼフ、皆それぞれに苦しんでいて、でもお互いのことは理解しあえなくて…。井上ルドルフは、歌も演技も素晴らしかったです。笹本マリーは、綺麗で歌声が良い。一番良いなと思ったのが、皇帝フランツ。演技が素晴らしく、皇帝ならではの苦しみが伝わってきました。

    政治思想の違い、何も出来ない自分、愛する人とは一緒になれない立場。ルドルフは、やはりとても繊細な人だなと感じた。ハプスブルク家について、それぞれの登場人物について調べておくと、観た時にそれぞれの『苦しみ』が深く分かるので良いと思う。特に、ルドルフの妻・ステファニーは。

    曲は個人的に『愛してる それだけ』『ただ君のために』のラブソングが好きです。後、ラリッシュ伯爵夫人とマリーの、恋は戦争だと歌うシーンが楽しく、かわいいのでオススメです♪

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