ルドルフ 公演情報 東宝「ルドルフ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    うーん。軽すぎる。
    舞台には大きな絵画が一つ。

    そこから、始まる。


    以下はネタばれBOXに。。

    ネタバレBOX




    ルドルフは母エリザベートの影響により自由主義を信奉し、自らの出自にもかかわらず貴族に対して批判的な態度を取っていた。

    そのためルドルフはフランツ・ヨーゼフ1世の保守的な思想とは異なり、そのことからフランツ・ヨーゼフ1世と対立することが多かった。

    だがエリザベートはウィーンを嫌って旅行することが多かったため、彼女はルドルフの理解者とはなり得なかった。


    エドゥアルト・ターフェの二回目の首相就任以降は、自由主義を固持するルドルフの政治的立場は不安定なものとなっていった。

    ルドルフは、妻との性格の不一致は深刻なもので、二人の仲は冷え切っていた。

    その後、ルドルフは16歳のマリー・ヴェッツェラと出会った。小柄の美しい娘であった。やがてルドルフはマリー・ヴェッツェラに惹かれて、恋に落ちる。

    ルドルフは政治的にも孤立し、マリーとの結婚も叶わず、マリーと共に追い詰められていく。

    最終的に不倫の果ては・・・



    やがて、二人はステージの奥、大きな樹木の絵画の中に吸い込まれていく。

    そこで、2発の銃声が鳴り響き、舞台は終わる。。





    事実はルドルフの部屋から2発の銃声を聞いた執事が駆けつけたところ、部屋は内側から施錠されており、執事は斧でドアを破って入った。
    と言う事になってるから、演出の関係上、やはり、舞台だから美しく・・・に徹したのだろうか?

    しかし、ルドルフは結婚以前から、貴族専門の娼婦や女優たちとの関係があって、特にミッツィ・カスパルは、彼の一番のお気に入りの女性だったんだよね~。

    つまり、オンナたらしだった。

    で、ルドルフは自殺願望も色濃く持ってた人だったから、悲恋で自殺した訳じゃあないと思ってる。


    そこの追求をもっと、観たかったのだけれど、そういう深刻な場面や深層心理に触れる箇所が欠落してた。。



    そういう点でこの舞台の脚本は薄っぺらです。



    まあ、豪華な衣装と華やかな舞台を観たいなら○かも。。



    2

    2008/06/04 00:40

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  • えっとね・・不倫のほうに殆どの視点がいってたような・・。

    元々ヨーロッパの貴族って、不倫も浮気も娼婦も男同士も、何でもありの世界なのよ。
    貴族ってお金を持ってて暇だから、そうなるんですねー。

    ですから、男性は半ば公然とオンナ遊びをしていたのよ。
    貴族の中には自分の城の離れに囲ってたし・・。


    だから、オンナ遊びの方に視点を注ぐのではなく、もっと違う場面の展開がほしかった!
    ルドルフが自殺願望が強かった背景や、当時の家庭教師との関わり・・。

    ワタクシ、思うのだけれど、マリーを愛してた訳ではないような気が。
    心中する作家もそうでしょう?
    愛してるから、一緒に死ぬ。ではなくて、一人で死ぬのは寂しいから心中するのよねー。
    誰でもいいのよ。一緒に死んでくれる女性なら、誰でも。




    そうゆう意味で軽い舞台でした。


    2008/06/04 01:37

    う~ん・・、ちょっと追求が甘かったんでしょか・・。

    題材は、とても魅力的な時代と世界だと思うんですけどね・・。

    2008/06/04 01:24

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