紫陽花の下に死体は眠る 公演情報 紫陽花の下に死体は眠る」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.1
1-20件 / 20件中
  • 満足度★★★★

    結構好き
    荒唐無稽でB級サスペンスっぽい設定ですが、こういう黒い展開は好きなので最後まで楽しめました。
    冒頭とラストのシーンが特に◎ ゾクゾクしますね。

    ただ、荒唐無稽であってもその設定の中でのリアリティは必要だと思うのです。
    個人的に一番違和感を覚えたのは、
    最後の一人以外は全員死ぬ、その1人も再挑戦させられる可能性が高い
    という絶望的な状況なのに参加者にあまり悲愴感や絶望感が感じられず、
    すんなりゲームが開始されてしまった点。
    1人目のかりんの「死にたくない!」という演技はとても良かったのですが、
    その後は粛々と抵抗もあまりせずに殺されていったのもマイナスかな。

    ネタバレBOX

    他に気になった点
    下のイニシャルが「K」というルールもちょっと無理があるかな。
    ネットで観ている人からの指令があるという設定があまり活かされていなかった気がする。





    [memo]
    金魚すくいで負けた方が殺される。

    母は昔このゲームの参加者だった。父も参加者で死亡。

    黒幕は賢司。
    彼女の浮気に感づいていた。
    彼女がこのゲームに参加しようとしていたのを知って、先に申し込む。

    支配人?の一寿は賢司と和也が昔いじめていた相手。
    世間では自殺したことになっていた。
  • 満足度★★★

    面白くは観れたものの・・・
    どっかで読んだことのあるような新本格ミステリ物の芝居。演技にこなれていないなぁと思いながらも,面白くは観ていたが,やっぱリアルじゃないんだよね。ミステリならば,それぞれ登場人物ごとに章を立てて,心理描写や動機,思惑など描くのだろうから,それなりに読めると思うんだけど,芝居で2時間にまとめちゃ無理でしょ。「なんで皆,素直に理不尽なゲームに参加するの?全員が協力して,支配人をぶち殺してでも足搔くでしょう!」って思ってしまう。それが解決されない限り,芝居は遠く,何も浮き彫りにはならなかった。

  • 満足度★★★

    犯人探しとしては面白かった!
    ただ、オリジナル性に欠ける。
    命をかけてるのに、生きることへの執着をみせたものがいない。
    現実的ではない芝居の中でのお話でした。
    紫陽花との関連性も希薄でした。

    ネタバレBOX

    命を懸けるゲームが金魚っ救いとは・・・。
    お祭りが設定とはいえ、他にもあったんじゃないのかなあ!
  • 満足度★★★★

    紫陽花が見えた。
    オープニングのインパクト。随所に展開するお洒落な演出。プロットは多少無理なところもあるが楽しめる骨格で、各人の言葉一つ一つから物語に引き込まれてゆく。少々残念なのは大事なセリフを観客にしっかりと届けられない幾人かの役者さん…。せっかくの演出もセリフ回しで死んでしまうのは残念です。
    力量、スキルアップを願うとともに、次回作にもに期待します。

  • 満足度★★★

    タイトルに惹かれましたが・・・
    残念ながら、ストーリー展開はあまり共感が持てませんでした。ラストも何だかすっきりしない・・・

  • 満足度★★★

    面白くなってはいたが…
    前回の『シロ』に比べて芝居としては、かなり面白くなっていました。ただ、多くの方がご指摘のように、リアリティのないストーリーにはがっかりしました。講演後、「半券をお持ちの方は、次回は1000円引きで…」とのアナウンスがありましたが、一度結末を知って観るのは無理なほど辻褄の合わないところも多かったと思います。
    それでも、演者さんたちの力量なのか演出力が上がってきたのか、強引ながらも描こうとする世界にうまく引き込んでいたようには思います。そこまではできていたからこそ、逆にリアリティのなさが目立ったんでしょうね。
    ミム・メモさんの脚本・演出として2本目のこの芝居、前回に比べて大成長と思いますので、今後を期待したいと思います。

  • 満足度★★★★

    役者の力量がものを言った熱演
    26日午後、池袋のシアターグリーンで上演された惑星クリプトンVOL.1『紫陽花の下に死体は眠る』を観てきた。これは、知人の若林美保が出演していた関係からである。

    ある日、睡眠薬を飲まされてある場所に集められた、賢司と、彼と関わり合いを持つ(母親、隣人、恋人、幼なじみ、同僚など)者合計10人。人間関係を壊す事がウリのとある会社のゲームに何者かが申し込んで集められたらしいのだが、集められた場所の周りには死体の埋まった場所に咲くという美しい紫陽花が。そう、集められた10人に課せられたのは、勝者が1人になるまで続けられる金魚すくいによって勝敗を決める殺人ゲームだった。
    ゲーム進行に合わせるように個々の抱える賢司に対する本心告白や、誰が10人をこのゲームに引き込んだのかの黒幕探しが。1人、また1人と集められた人間が死んでいく中、賢司の恋人である京子が賢司の幼なじみである和也を好きになり、賢司と別れたくてこのゲームに応募したことを暴露。そうか、このゲームを主催した黒幕は彼女だったのか・・・・、と思いきや、実はそんな彼女の浮気を察した賢司本人が最初にこのゲームに応募した本当の黒幕で、結果勝者となって1人生き延びたのであった。

    集められた10人の基準が、名前にKが付くことと、過去に賢司を傷つけたことのあることというのも、なかなか凝っている。が、この舞台の見せ場は死ぬ間際に見せる本心の告白シーンだろう。ここに個々の役者の力量が問われた。そんな中で出色のシーンを演じたのは、幼なじみ和也を演じた大対源(賢司の彼女の浮気相手でもある)、母親(過去に同じような殺人ゲームに夫婦で参加し勝者となった経験を持つ)・恵子を演じた若林美保、そして賢司の恋人京子を演じた徳永梓の3人であった。
    とは言え、総じて粒の揃った役者がよく集まったなぁと感心させられるぶたいであったことは確か。KARAふるというユニットが担当した主題歌もなかなか印象的だった。

    この惑星クリプトンという団体、公演ごとにメンバーを集めるシステムをとっているらしい。人選さえ間違わなければ、高い水準の舞台公演を続けていくことが出来るだろう。今後の活動に期待したい。

  • 満足度★★★★

    千秋楽、お疲れさまでした
    チケット頂きまして有難うございました
    主役の名前が自分と同じだったこともあり、また、以前4月に観劇した舞台に出演されていた加藤ユカさんがいたこともあり、観劇も楽しめました!
    舞台名が舞台の中でもっと強調されてもよかったのではと思いました
    そうすると、ストーリーがもっと映えたかも?しれません

  • 満足度★★

    不思議でした
    血生臭いという印象はありましたが、登場人物が従順にゲームをして、抵抗もせず殺されていくのが、不思議で仕方ありませんでした。人間が死に直面したら、こんな冷静であったり笑ったりしていられないかと・・。タイトルに紫陽花を謳っているのに、舞台上で紫陽花感がなく、深い関連性も無かったように感じました。全体的に、何となく消化不良という印象でした。

  • 満足度★★

    説得力に欠ける
    インパクトのあるオープニングで期待したものの
    見たことのあるようなストーリーと、リアリティが感じられないのが気になりました。

    こういう舞台はリアリティをいかに感じさせるか、そして追いつめられる人間の心理描写を客席に届けられるかが肝なのかと思うのだが・・・

    ネタバレBOX

    お祭り会場の意味、金魚すくいゲーム、脳内チップ、広大な敷地、デスゲーム、人の関係を壊す仕事、殺人動機、どれもリアリティがないからこそリアルに感じさせる演出、演技が不可欠であると思うのだが、そうは感じなかった。

    映像も流せる環境ができていたので、もう一工夫できそうだった。
  • 満足度★★★

    う~みゅ・・・説得力が不足気味に思えたですよ
    理不尽なゲームに従う登場人物達に、車の往来の無い横断歩道の信号機ルールを頑なに守る現実の人々の姿が重なりました。
    ゲームに集められた人々の行動とか状況の説明・設定の表現が甘いかなぁと思えた約100分。

    ネタバレBOX

    夏祭りのセットに拵えた会場に薬で眠らされた登場人物達が運ばれて、金魚すくいの勝敗に命をかけるという設定です。まぁゲームを承諾するのは構わないんだが、GANTZの脳内爆弾みたいなチップ話とがリアリティ薄く感じたなぁ・・・と。その上に敗者の殺害方法が会場内に居るゲームマスターの一人のシャベルによる撲殺・・・って何か納得がいかなかった。銃使うとか毒殺するとか設定に少々難が感じられた脳内チップでとか・・・何か方法とか無かったんかな?まぁスプラッター雰囲気出すには撲殺とかが合ってると思ったのかなぁ?
    んで、割と出尽くした感のあるデスゲーム話でありますが、設定と見せ方とかが弱かったですね~。
  • 満足度★★★★

    後半は見応えがありました
    前半はインパクトに欠けた感じがしましたが、後半は思わず身を乗り出すような展開があり、「血生臭い」という感じこそ薄かったですが、最後まで楽しめました。
    ただ、ここというところで、台詞に若干の言い淀みやタイミングが少し早いと感じたのは残念でした。

  • 満足度★★★

    サスペンスではあるが
    血生臭いサスペンスとの事であったが、少し設定に無理を感じてしまい、正直あまり集中できなかった。(何故、素直に参加するの?これが動機?等々)
    役者さんは皆さん熱演ではあったが、言い直し等が少し目についた。
    何となく全体的にボヤけてしまった印象で、オープニングとラストが好きな感じだっただけに少し残念でした。

  • 満足度★★★

    サスペンスとしては、物足りない・・・
    「暑い夏に血生臭いサスペンスをお届けします」という惹句であったが、
    サスペンス作品としては、少々物足りなかった。

    着想は面白いのだが、
    物語の根幹を成す設定に無理があったり、必然性が希薄だったりと、細部の煮詰めが甘いところが見受けられ、物語としての完成度が低いと感じた。

    全体を通しての世界観、ラストシーンの“どんでん返し”は印象に残った。

    次回作を期待します。。。

  • 満足度★★★

    確かに血生臭いサスペンス・・・
    悪くない芝居だとは思いますが、個人的にはバトル・ロワイアルやハンガー・ゲームのような話は苦手なんですよね。ちょっとブルーになってしまいました。あの効果音(どしゅ?)が頭に残ります。

  • 満足度★★★

    イチイマ
     3分程遅れてしまったので、オープニングのシーンは観そびれた。

    ネタバレBOX

    結論から言うと、何かが足りない。薄気味悪さはあるものの、人間の造形に深みがなく、殺害の動機が弱過ぎる。こんなことで殺人を犯すようなら、世界中が殺人鬼だらけになってしまう。それに、殺害時、スコップで一度頭を殴って死ぬ音響になっているが、科白では何度も殴っていた、という表現になっていたり、殺害シーンは、完全に観客からは見えない場所で行われ、音だけが聞こえるというのも、かなり舞台装置を作り込んでいる割には、工夫が足りない。もっと、紗のようなクロスを用いてシルエットを浮かばせるとかシャドウで表現するとか、血を飛び散らせる等の工夫があって良かろう。ゲームも陰湿なタイプの観客が居る、という割に単調過ぎるし、何十年も続いている組織にしては、ゲーム内容が余りにお粗末。
     紫陽花のイマージュも科白の中に出てくるだけで、役者達のヴィジョンにも、舞台上にも殆ど感じられなかった。唯一の例外が、赤紫の紫陽花についての久美の科白である。
     細部と細部同士の連携、シナリオライターの人間観察力、物語の構造を太くしっかりしたものに組み上げる為の構築力などが欲しい。
  • 満足度★★

    素朴な疑問
    ストーリーは最近よくあるやつだなあという感じ。
    しかし 素朴な疑問ですが、なぜみんな素直にあんな無茶振りゲームしてるの??

  • 満足度★★★

    もう少し新鮮さがあると…
    人はこんなに簡単に人を憎み殺意を抱くのか。その復讐場所…夏祭りに相応しい舞台を作り込んでいた。全体的な雰囲気は、中途半端に笑いをとることはしないで、あくまで狂気・猟奇を描こうとしていた。そこはブレずに一貫性を感じた。
    しかし、その物語は既に見慣れたシチュエーションのようで、新鮮さが無かったと思う。

    ネタバレBOX

    既にどこかで観たような生き残りゲーム...その意味で新鮮味がない。また、その観せ方も単調である。
    舞台セットは、上手に盆踊りの中心に設営されるような櫓、その下に「玩具金魚すくい」の水槽がある。中央は外に通じる通路等、下手は皮(破)幕が掛けられている。舞台セットは作られたが、櫓(上部)は使用しない、下手の幕には映写する予定であったが、初日は機械トラブルで出来なかった(最後のキャスト挨拶で謝罪していた)。セットの効果が活きていなかった。

    梗概は、夏祭り会場に無理やり連れて来られた男女が、生き残りをかけて一対一のゲームをする。このゲームを仕込んだ黒幕がいるが、表面的にはこのゲーム主催の会社・フロアー支配人が進行役になる。
    このゲームが「金魚すくい」のみで、勝敗は多く掬い上げた点とモニター越しに見ている会員と呼ばれる者たちの恣意的な評点の合計点で決まるという。夏祭りならば、射的、輪投げなどのゲームで変化を出しても良かった。

    また暗転時間が長く、観る集中力が途切れる。この間に歌が流れるが、主題歌を聞かせるためであろうか。

    この公演の最大の疑問が、先に書いた黒幕の動機である。あまりに単純で弱いような気がした。また、唯々諾々とゲームをするのか?このゲームを仕切っていた支配人の狂気と黒幕の狂気の落差について行けない。また、なぜ参加者の名前が「K」に拘るのか?

    舞台からは、広大な土地や紫陽花の彩りが感じられない。絶望感と妖美さがイメージできると良かった。
    プロローグの凄惨な姿が印象的だっただけに残念である。
    ちなみに、最初の一瞬の姿(作・演出 ミム・メモ さん)は、数十年後の母親・恵子(若林美保 さん)という繋がりでしょうか?
    本公演は、もう少し新鮮さと観せる工夫があれば…本当に残念である。

    次回公演を楽しみにしております。


  • 満足度★★★★

    後味悪い系
    最近、猛暑が続いてましたが、この作品を見て一気に涼しくなってしまいました。ダウナー系ステージ。

  • 満足度★★

    申しわけないが・・・
    “血生臭いサスペンス”確かに!それは感じた。しかし、答えはサスペンスの定番の犯人。その過程もドラマが感じられない。どこぞのドラマの2番煎じ、いやいや三番煎じか?申し訳ない、君達は人をちゃんと見ているのかと言いたい。緊迫感も人が壊れる感覚も感じられなかった。有り得ないは許しても、何故こんな作品を作ったのか?は理解できない。紫陽花が哀れに感じた。

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