うちの犬はサイコロを振るのをやめた 公演情報 うちの犬はサイコロを振るのをやめた」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
1-20件 / 52件中
  • 満足度★★★★★

    面白うて、やがて悲しき...
    PMCで、楽しくノリノリの時は気をつけなくちゃ...と思ってたら、やっぱりハンカチがいるようになっちゃった。増田さんが、どんどこ成長している!そんな感じでした。ちょっと劇団が、大物になりすぎちゃって(もちろんいい意味で)そんな含みでなんだか、おいてかれてる感じの自分です。

  • 満足度★★★★

    雰囲気は変わらず
    いつもより下ネタ系は少なめながらも雰囲気は変わらずな感じ。どの目線で見るかにより物語の印象はガラリと変わってくるかな。女優陣の配役もなかなかよかった(ビックリもしたがww)。面白かった。

  • 満足度★★★★★

    圧倒されました
    テンポも良いのに、伝えるところはしっかり伝わりましたし、
    舞台の理想はこうなのだと
    思いました。
    いつも学んでばかりです。

  • 満足度★★★★★

    重厚な物語に目一杯のギャグ!
    本来ギャグなど寄せつけなそうな重厚な物語に目一杯のギャグを詰めこんだ、サービス精神MAXな一作。

    今作は戦争が絡んだお話とあって、ブラックなギャグ、体を張ったギャグがいつにも増して多かったような。。。

    中でも、とある役者さんが昭和史に名を刻む大物に扮して繰り出す笑いは体を張っている上にブラックでもあり、そのハチャメチャな可笑しさに爆笑!
    私は歴史に疎いのでよく分かりませんが、実はああいう人物だったという根強い噂でもあるのでしょうか?

    ネタバレBOX

    今作は戦中から戦後にかけての動乱期の話とあって、忙しない展開のなか忙しなく繰り出されるギャグが目立った。
    一編の独立したコントを観るようにゆったりした心持ちで気軽に楽しめるシーンがあると、メリハリがついてなお良かったか?

    例えば犬(加藤慎吾)と少女(増田赤カブト)が働くキャバレーでのダンスレッスンのシーン。

    これを本筋からもっともっと自立させ、もっともっとくだらなくしてよりいっそう寸劇仕立てにすれば、当該シーンは劇中で上述のような位置を占め、全体的に慌ただしい本作におけるいい箸休めになったかも。

    もちろん、少女に起きた悲劇が露呈するのがこのくだりなので、コント仕立てにできるのはその前段の部分までですが。
  • 満足度★★★★★

    やられた
    シリアスなシーンの中にも練り込ませる笑いが絶妙な作風なのは既に認識していたが、今回は特に好みであった。
    ラストシーン、主人公が何のためにあんこ餅を食すのかわかっていながらも、実際ステージ上に華やかなシヅ子が颯爽と出現したときに涙が湧いた。あまりこういう涙の出し方を経験したことが無く、貴重な経験をさせていただいたと思う。

    もはや素顔がわからない徹底したメイクと衣装による造形は毎度素晴らしい(もちろんそこにきちんとした演技が載るからこその造形)。
    客演陣、特に萩野崇さんは登場シーンでさっと空気がかわるほどの存在感、美津乃あわさんは美声・ダンス・芝居すべてため息が出そうにうつくしかった。藤田慶輔さんの骨太さと繊細さがあわさった演技もすばらしく、藤田さん演じる吉田茂の衝撃は一ヶ月経つ今でも忘れられない笑。

    自己犠牲モノ、とそう言えばそうなるのだろうが、彼(犬)が自らの望みを全て叶えたのだという見方をすればけして犠牲とは言い切れず、そのバランスもまた良かった。

    すごい舞台でした。今までのPMC野郎さんの公演で、ちょっと肌に合わないところがあるなという感じを受けることもあったのに、今回は全く気にならなかった。慣らされたということかもしれませんが。笑
    次回も楽しみです。遠征になるので全公演を観られるわけではありませんが、期待と応援をさせていただきます。

  • 満足度★★★★★

    心温まるヒドイ話
    まさに、心温まるヒドイ話でした。
    あんなぶっ飛んだキャラクター達がたくさん出て来るのに、悲しくて切なくて、だけど幸せで愛おしい物語。
    相変わらず、ブラックジョーク(今回は少しシモネタ少なめ?)が冴え渡っていましたが、最後のシーンでは思わず涙。
    「さっきまであんなに全力でふざけたことしていたのに、終わったあとのこの感動は何…?!」という感覚をPMC野郎の芝居でいつも感じるのですが、もはやその虜です。

    ネタバレBOX

    とても長くなってしまったのでブログに移動しました。

    ① http://ameblo.jp/yag-log/entry-11888351436.html
    ② http://ameblo.jp/yag-log/entry-11893771720.html
  • 満足度★★★★

    結果
    千秋楽に観劇。もはやPMC野郎は小劇場に収まり切れない。連日満員の盛況は実力に見合った結果なのだろう。
    あらん限りの要素を詰め込み、笑いと涙の両方を追求し、これだけの作品に作り上げられる吹原氏の手腕。それに応える役者陣。PMC野郎の天下は当分続きそうである。

    ネタバレBOX

    ゴルバチョフの最期がややわかりにくかったのが唯一の惜しい点。(シヅ子をかばって爆弾をくらった、とかならわかりやすかった)
  • 満足度★★★★★

    感動をありがとう!
    本当に楽しかったです。初日スタート前からドキドキワクワクして待ち焦がれ
    9日目マチソワと千穐楽を観てきました。
    あまりに観たかった為、違った意味で感動してしまって(笑)
    主演の増田赤カブトさんが歌っているだけで号泣していたという。。。。

    衝撃の始まりからジェットコースターのような展開の早さ。
    戦中戦後の話を扱っているので人が殺されるシーンが多いんだけど
    それでも多すぎ。かと言って、決して死を軽く扱っている訳でもなく。
    とにかく重いテーマもライトに笑いで包んで硬軟メリハリ
    はっきりしてて分かりやすかったと思います。
    ミラクルに溢れる感動のストーリー。

    ネタバレBOX

    動物実験、人体実験などの731部隊の史実を交えつつ
    満州からスタートし、ありえない空中戦を繰り広げて
    横浜に舞台を移した後は、戦後のドサクサの中のキャバレーが舞台。

    そこには動物実験から解放されたゴルバチョフ、コケコ、スネ松。
    そしてマッサージチェア。
    動物の存在が人を癒し、ささくれた空気を柔らかくしてくれていた。
    可愛い。
    そしてシヅ子の厳しい現実が徐々に明らかになり苦悩するゴルバチョフ。

    いきなり舞台は731部隊に戻る。全部が計算された未来だったと分かり
    錯乱するゴルバチョフ。しかし同じ境遇の四肢をもがれた男から
    自分を殺せと頼まれる。
    500年先の未来までを計算する男は、死にたくなるのは想像に難くない。
    そしてラストに向かうゴルバチョフの行動が、この物語のテーマ
    理想の死にざまなのだった。
    感動の涙を誘う、謳い文句通りのヒドイ話なのに
    胸が震えるのはなぜだろう。
    シヅ子の歌とダンスのせいかもしれない。
    そしてゴルバチョフの表情が、なんとも言えない晴れやかさ。
    余白を残したエンディングへ。
    最後のゴルバチョフのワン!の響きが心に残るのでした。
    どこに行ったのか。それともこの世を去ったのか。
    それは誰にも分からない。
    がきっとどこかに生きているような気がして仕方ない。
  • 満足度★★★★

    一炊の夢
    R18ステージを観劇。

    笑いもバイオレンスも感動も突き抜けた爆発力があって、
    その振れ幅のすごさに圧倒されました。
    自己犠牲モノは下手すると安直なお涙ちょうだいものに見えてしまうものですが、
    演出の妙もあって素直に感動できました。
    特にラストの結びの演出が素晴らしかったです。

    相変わらず濃いキャラクターのオンパレード。
    私のお気に入りはマッサージチェアと吉田茂です(笑)

    ネタバレBOX

    いつもは血しぶきやグロ描写があっても笑いを含んでいてカラッとした印象だったのですが、
    今回はあまり笑いにせず、ショッキングな印象を受けるような場面が多かった気がします。
    (冒頭の射殺シーンや、四肢切断など)

    -----
    脳を改造され、未来を計算・予測する能力を得た犬、ゴルバチョフ。
    爆弾の破片が脳に残り、失明、そして命をも失うことになるシヅ子のためにゴルバチョフは自身を犠牲にする。
  • 満足度★★★★★

    ディテールに神が宿る。
    BY黒澤明。


    ※千秋楽後に内容を書き直しました。

    ネタバレBOX

    といいつつとりあえず一つだけ。
    冒頭のチャゲアスの小芝居は、作家の趣味なんでしょうか?
    くだらないと思いつつも大爆笑してしまいました。
    青いうさぎとか芸が細かすぎる!!


    千秋楽おつかれさまでした。
    レビューを見るだけで「大当たり」だったことがうかがわれます。
    本当に面白かったです。
    私が見た今までの舞台の中で間違いなくベスト3に入ります。

    一言でいえば
    「しゃべることができるようになってしまった犬が少女を好きになってしまったばっかりに人と出会い人に飲み込まれて利用されながらも愛を貫こうとするラブストーリー」
    と、解釈しています。

    初見の団体さんだったので、被り物とか、決して上手というほどではないダンスや歌の時は「どうなっちゃうんだろう」といささか不安もありましたが、実はこの日、連日のワールドカップ観戦で完徹で伺ったのに、最後まで1秒たりとも眠気は襲って来ず、1ミリも目が離せない舞台でした。

    大まかなストーリーはオーソドックスすぎるほどのベタなラブストーリーで、
    その上に中国だのしゃべる動物だの戦争だのと、全く違う要素をてんこ盛りにし、早い展開で観客をぐいぐい引っ張り、あれよあれとという間に、ラストで出て来る「手足のない日本兵」でした。
    そこで当然展開は見えたのですが(夢オチ)、では一体ゴルバチョフはどこに戻るのだろうと思ったら、なんと、

    とくにうまくもないなあと思って見ていたキャバレーの踊りと歌ですよ。

    もう全くそういうつもりじゃなかったのに、思わず泣いてしまいました。
    結構ガーっと涙があふれてしまいました。これは快感です。
    ちなみに人の舞台で泣いたのは初めてです(笑)
    「よりによってなぜこのシーンで泣いてしまうのか」と思いましたが、隣の女性もかなり泣いていたので(というか、結構泣いてる人が多かった)、作家としては当然計算だろうと思います。


    面白いと感じる作品は、最終的にディテールがあることだと思います。
    今回の舞台では、「鋼鉄の卵を産むにわとり」「手足を欲するトカゲ」「椅子と結婚するマッサージチェア」という三人のキャラクターに、神が宿っていたのだと思います。
    この三人はストーリーに大きく関係しているわけではなく、にぎやかしな感じ、しかも被り物ですから、ぱっと見ると「あははは」で終わるのですが、実は全編通じてそれぞれが訴えていることがあります。
    「自信」「願望」「癒し」です。
    あえて被り物で観客の目をそらしていたとしても、作家の意図は十分作品に反映され、そこが最終的に感動に繋がっているのだと感じました。

    クレオパトラの妙な存在感も、舞台上にいるだけで笑ってしまったし、それに負けないカエサルも、ラストに衝撃の姿で登場して全部持っていく感の謎の男も、細部にわたって役者の魅力が光っていました。

    もう一度見たいと思いましたが、中日すぎたくらいでほぼ売り切れていました。評判ってすごいんだなあと思いました。
    またぜひ見たいと思います。


  • 満足度★★★★

    最初から最後まで
    舞台の魅力!というものが詰まってました。
    開場したその時から楽しませてくれ、本編もただ重いだけでなく、でも軽んじて捉えているわけでもなく。
    最後のシーンはハッピーエンドとは言えないけれど、こんな終わり方もありかと。
    楽しませていただきました!

  • 満足度★★★★★

    私の中で歴代1位になりました
    サプライズありの回もあり、2回観劇。
    今まで何度も見てきたPMC野郎さんの舞台ですが、
    2012年の「首無し乙女は万事快調と笑ふ!」が今まで一番好きな作品でしたが
    今回初めてそれを上回るものを拝見しました。

    舞台は演技を見るだけではなく、その場の雰囲気や役者さん、スタッフさんの想いのようなものも感じ取ることができた、とても良い舞台だったと思います。
    客入れから客を楽しませるだけでなく、自分たちも楽しんでいるのがとても伝わる、本当に良い舞台でした。
    次回はどんなものを体験させてくださるのか、本当に楽しみです。

  • 満足度★★★★

    凄い人気ですね
    平日の昼間に行ってきました。
    当日券だったで開場時からのイベントは見れませんでしたが
    今回も舞台の前後も全力でお客様を楽しませていますよー凄い
    意外な時代背景の舞台でしたが、いつもより常に不安な空気の世界で
    特殊なキャラ達が人間味(?)溢れる活躍で終盤へのドラマを盛り上げます
    いつものハッピーエンドより、今回は少し考えるラストも大人っぽくて好き
    誘ったのに体調不良で来れ無かった友人には勿体ない事したと思います。
    テンションが上がる、サイショさんのアクションシーン?が良かった
    別枠の娯楽作品として独り立ちさせて欲しい位でした。

  • 満足度★★★★

    PMC野郎テイスト満点
    毎回のことですが、
    どうしてこんなにもバカバカしくて非常識な設定なのに、
    ここまですんなりと受け入れることができるのでしょうか。(褒め言葉です笑)

    PMC野郎独特のテンポが本当にツボです。

  • 満足度★★★★

    ゴルバチョフ…!!
    一人(一匹)の犬の生きざまと最期の在り方にやられた二時間弱だった。ゴルバチョフ(犬)の笑顔が終演後も頭から消えない。

    ブラックな笑いも多い。想像だけど、脚本の吹原さんは「ここまでやったらお客はひくんじゃないか?」などと考えない気がする。お客に媚びてないし、かといって自己満足でもない。この辺がバランス感覚なのかもしれない。

    個性豊かな役者の皆さんも健在。サイショモンドダスト★さんの全力投球ぶり、萩野崇さんのドSぶり、増田赤カブトさんの健気なフルスロットルと、書ききれないインパクトだった。
    そして勿論、犬のゴルバチョフ役の加藤慎吾さん。
    私が犬好きだからという事を差し引いても、切なくてたまらない犬生をありがとう。

  • 満足度★★★★★

    アイデアが詰まってる
    ものすごいアイデアが沢山詰まってる芝居。
    芝居だからこそのジョークも満載。
    狭い舞台を大きく使う場面展開もすごい。
    最高の芝居でした。

    終了後、Tシャツ買おうとしたら買いたかった
    色が売り切れ。
    デザインがカッコ良かっただけに残念。

  • うちの犬はサイコロを振るのをやめた
    犬役の人はすごかった。上演時間が短く感じられた。

  • 満足度★★★★

    期待しすぎたかも
    FacebookでPMCのショートストーリーを見て興味を持った。
    その後、こりっちでも絶賛。
    こりゃどうしても観ないと損するぞと思い観てきました。
    当然面白いわけです。
    いわゆる面白い劇団の面白いお芝居を観させていただいた感じです。

    ただ皆さんが言うほど笑えなかったし泣けなかったのが残念です。

    ネタバレBOX

    とはいえ上手と下手に作られた廻り舞台には恐れ入りました。
    こういうことを含めて、演出が上手だなーと。

    あとすげえと思ったのは短い時間の転換でパッと出演者が変わり
    次のシーンに向かっていくところは手品のようでした。

    これを10年前に観てたら感動してたと思います。オッサンだからかな。
    詳しくは分からないけど、演劇弁当や拙者ムニエル、昔のネコホテあたりに近いと思うんです。笑いや構成に新しさを感じなかった。

    但し、めちゃくちゃ面白かったんです。演出がめちゃくちゃ上手でした。

    開場中の小芝居。マキハラにノリピーに美川憲一・・・。
    ちなみにチャゲに子供はいないかと。

    などと色々書きましたが、この世界は好きです。
    これからもがんばってください。
  • 満足度★★★★

    クール!!
    ブラックだけど最後には泣かせる、とてもニヒルでクール。
    人の心理をついたニクい作品だと思います。
    ファンタジーのはずがいつの間にかキャラに感情移入してしまうという、思いがけない罠にはまったようないい気分です。

    ネタバレBOX

    廻る舞台装置がとても効果的でした。
    劇中キャバレーのシーンでの歌が印象的です。
    「ピカ」とはあのピカですよね。面白い歌詞でした。

    ゴルバチョフ…着ぐるみメイクなのにものすごい情熱と表情が伝わってきました。最後の表情が印象的です。
    コケコ…コミカルなセリフとパンチの効いたアクセントのある演技が良いバランスでした。パンフレットの素顔がお綺麗なのが驚きです。
    クレオパトラ…重厚な演技で物語の厚みをアップされていました。登場するだけで目がいきます。歌の迫力も◎
    珍太郎…テンポとスピード部門を全てにぎっている役どころ。セリフの響きが良くてとても見やすい演技でした。

    シヅ子…学芸会というか児童劇団のような一本調子の演技が気になりました。新人の方の抜擢なのでしょうか?
    カエサル…キャラクターが定まっていないのか不安定な感じが。
    正田…重鎮の方っぽい扱いでしたが、お芝居が軽くて退屈でした。

    演出の妙と脚本の美しさには脱帽。
    今後が楽しみな集団です。
  • 満足度★★★★

    切ないね・・・
    相変わらずのPMC野郎らしいブっとんだブラック・コメディだけど、この切なさはたまらないね。満足、満足。

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