満足度★★★★
ゴルバチョフ…!!
一人(一匹)の犬の生きざまと最期の在り方にやられた二時間弱だった。ゴルバチョフ(犬)の笑顔が終演後も頭から消えない。
ブラックな笑いも多い。想像だけど、脚本の吹原さんは「ここまでやったらお客はひくんじゃないか?」などと考えない気がする。お客に媚びてないし、かといって自己満足でもない。この辺がバランス感覚なのかもしれない。
個性豊かな役者の皆さんも健在。サイショモンドダスト★さんの全力投球ぶり、萩野崇さんのドSぶり、増田赤カブトさんの健気なフルスロットルと、書ききれないインパクトだった。
そして勿論、犬のゴルバチョフ役の加藤慎吾さん。
私が犬好きだからという事を差し引いても、切なくてたまらない犬生をありがとう。