さらに/ハイ・クオリティー 公演情報 さらに/ハイ・クオリティー」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.3
1-13件 / 13件中
  • 満足度★★★

    『ハイ・クオリティー』を観劇。。。
    終始ナンセンス&カオスな展開で押しまくるパワーは凄いの一言。あまりのバカバカしさにさすがに笑ってしまうけど、正直ちょっとクドイかなぁ。。。

  • 『さらに』を観劇。。。
    これはさすがに無理でした。。。

  • 満足度★★★

    哲学的SFな『ハイ・クオリティー』
    馬鹿馬鹿しくて騒がしい内容でありながら、人間とは何かを考えさせる要素もあり、ただ笑えるだけではない作品でした。

    ペットとして扱われている掃除機/掃除機を操るロボ/人間の3つのクラスの境界があやふやになって行く展開で、精神異常者/正常者やロボ/人間といった2つのクラスで同様のモチーフを扱った作品は良くあるのですが、3つのクラスにしたことで混迷の度合いが高まっていて物語に深みが出ていて良かったです。

    激しい口論中に第三者がポロッとこぼす台詞のとぼけた風味が楽しかったのですが、その手法を多用し過ぎていて、後半ではくどく感じました。

    篠原正明さんの映画の吹き替えの様な声色と台詞回しが魅力的でした。川上友里さんの壊れた演技も強烈でした。

    交互上演の『さらに』は下品過ぎてあまり楽しめなかったのですがこちらの作品は興味深く観ることが出来、敢えて異なるテイストにした作風の広さ(しつこさは共通していましたが)が印象に残りました。

  • 満足度★★★★

    ハイ・クオリティー
    ほのぼの系のシュールかつナンセンスなコメディ風に始まりつつも思わぬ方向に転換するのが鮮やか。

    ネタバレBOX

    まさか掃除機を散歩させている出だしから、誰が人間で誰がロボットなのか?というSFサスペンス・ホラーに転じようとは。
    また、そのオチの付け方(ある意味お約束的?)がアメリカのTVドラマ(←しかも吹替え版)のパロディのような篠原さんの演技と相俟って大変愉快。
  • 満足度★★★★

    ハイ・クオリティー
    面白い。90分。

    ネタバレBOX

    一般市民が掃除機を飼う(ロボが掃除機を操る)というSF物。

    眼鏡(加瀬澤拓未)…一般人と見せかけて実はロボ。
    市兵衛(篠原正明)…上子の元彼。実は上子のロボで300テラバイトのハイ・クオリティーロボ。
    ロボ1(左近道代)…市兵衛のロボ。実は人間で市兵衛に洗脳されてた。
    上子(日野早希子)…市兵衛に洗脳されてた。
    常彦(帖佐寛徳)…上子の彼氏。写真家。終盤、掃除機を自在に操るくらいに意思を通わせる。
    るる子(三上ナツコ)…市兵衛のゆきずりの女。実はロボ。
    ロボ2(佐伯さち子)…るる子のロボ。実は人間。
    ロボ姉(飯田こうこ)…8ギガバイトなロボ。壊れた。
    ロボ妹(鳥原弓里江)…8ギガバイトなロボ。
    成生(成瀬正太郎)…実はルーシーを洗脳したロボ。
    ルーシー(川上友里)…本名ハシモト。両耳を同時に折れと叫ぶ。
    女ロボ(丸山夏未)…ロボ。眼鏡の飼い主でありロボ。
    ショップ店員(岡本唯)…掃除機。

    掃除機と戯れるというウォーミングな調子からロボの存在と人間との関係に移って、さらにロボが洗脳をして人間になりきるというホラーめな話へ突き進む。SF作品にありがちな感じではあるけど、そんなことはどーでもよくなる味付けのなされた舞台。
    特にルーシーのくだりは最高に笑えた。川上の素晴らしい表情や発声が粘っこく光ってた。
    掛け合いになってないセリフの応酬とかも好き。

    ナカゴーらしいクドクドしい展開が続いたかと思えば、爽やかでちょっとだけハートウォーミングになる空気で幕が下りる。よくわからんが、ハイ・クオリティーという言葉に恥じない作品だった。
  • 満足度

    「さらに」 観てきました
    いや~ 参りました。。  すごいものを観ちゃいました。。

    まあ  あえて星をつけると  最低です。。

  • 満足度★★

    さらに
    往年のにっかつロマンポルノ、中でもK子S介監督が得意とした(?)ブッ跳び系のものに通ずる内容で「エロ楽しい」が、途中で中だるみし、終盤が(例によって)クドくダレてしまい、体感時間が実時間の95分よりかなり長く思われてしまうのが残念。(敢えてこの順で記述)
    良くも悪くもナカゴー丸出しといったところか。

  • 満足度★★

    下品さが際立つ『さらに』
    ひたすら下ネタが続くナンセンスな物語を癖の強い演技で描く、低俗で酷い内容ながら、台詞の文体や間にセンスが感じられ、最後まで飽きること無く観ることの出来る作品でした。

    ある出版社の社長・副社長の兄弟が恨みを持つ者達に襲われるというストーリーですが、全然中身が無くて擬画化されたセックスシーンが何度も繰り返されるだけで、あまりのくだらなさの徹底ぶりに逆に潔さを感じました。
    終盤の展開はゾンビ物やアクション物の映画を彷彿とさせる盛り上がりがありましたが、中盤で冴えていた台詞のセンスが弱まってしまっていて残念でした。

    映画の台詞を思わせる文体が会話に終始ぎこちなさを感じさせていて印象的でした。他の人が話している時に台詞を被せるタイミングが絶妙で、妙な間が楽しかったです。

    素舞台に椅子とテーブルだけで小道具も紙製の安普請な美術と、赤と青の悪趣味な色合いのまま変化の無い照明がチープさを強化していました。

  • 満足度★★★★

    「さらに」
    いつもナカゴーさんはこんなの小劇場じゃないとできないだろう感がでててよい。

    ネタバレBOX

    わたしも「Robby」途中でやめた。つうか私のペースでは注文させてもらえないしくみだった。
  • 満足度★★★★

    「ハイクオリティー」
    「黛さん、現る!」を観た時にも感じた脚本とは思えない、いっちってる感がとてもいい!前半、台詞の間合いが絶妙で爆笑。

  • 満足度★★★★

    ここまで貫いていただければ
    2日に分けて両作品を観劇。
    いろいろと突き抜けていたなぁ。でも、どちらの作品にもその設定のナンセンスさや下世話さが人間が原点にもつ何かを温度や高揚感とともに組み上げていくことに瞠目。
    ナカゴーワールドにどっぷりと浸されてしまいました。

    ネタバレBOX

    ☆ハイ・クオリティ

    以前阿佐ヶ谷の公演などでも登場した掃除機ペットが更に進化して再登場。実はこの設定、個人的には結構ファンだっりもして。

    それが、フンをしたり、交尾したり子供ができたりという展開も、なかなかに楽しいのですが、それを維持する掃除をする側がロボになっていて、メモリーの容量がギガからテラへと進化してことでの展開が、次第に観る側を惹きつけ、進化の禍々しさにも強かに捉われて。

    舞台の熱というか表現の執拗さが、ロボと人の乗っ取りあいにボリューム感を作り、その貫きが観る側をさらに舞台にがっつりと閉じ込めて。
    冷静に考えると、素敵に薄っぺらい話なのですが、役者たちの豊かな力をさらに解き放ち物語に充足感を与える作り手の作劇に舌を巻きました。

    ☆さらに
    まあ、ひどい話ではあるのです。戯画的であってもしっかり猥雑だし、あからさまだし、露骨だし。阿部定の如くあれを切り取ってしまうあたりの血の色も妙にリアルだし・・。
    でも、その設定の中で、役者たちがキャラクターの個性を献身的に編み上げていて、物語がペラペラにならず、ちゃんとその奥への階段を作り出していく。

    気が付けば置かれた劣情や不快感が、人間のコアにある欲望のありようを引き出し、仮初の連帯感や高揚感に観る側を取り込んでいく燃料になっていて。終盤の舞台全体の熱にもろに取り込まれてしまいました。

    ほんと、癖になるなにかをもった2作品でありました。




  • 満足度★★★★★

    両方観劇
    いやーこれはひどい!
    セックス&バイオレンスといえばいいでしょうか。
    特に「さらに」の方は気にするかたはお気をつけて!
    まあ、面白かったです。
    コスパ最強、二本とも観るつもりならば一本無料で割ると\1,100と破格です。
    そもそも一本分でも安いですよね。

    前の時も思ったけど、こういうのがいつもやってて、仕事終わりとかにふらりと行けたら最高だと思う。


    どちらも独特の台詞というか単語の繰り返しが癖になりそう。

    アンケートは無し。
    DM送らなくても客は来るのでしょうし、ぶれない作品作りをしているのでしょうからいらないというのは分かる。
    潔くて好き。

    ネタバレBOX

    「さらに」
    あからさまに卑猥です。
    色々な芝居があるのだなあと。
    全く求めていなかった方向性なんですが、内容関係なし、それでも単に面白いと思う作品てのはあるのだなと。

    最高に茶番だったと思う。
    ヤる時の表情とか、一人一人細かく分けてて、腹立つくらい(笑)

    あのラストのぐるぐる回ってるあたりの熱気(狂気?)はワケわからないながら面白かった。

    たまに蹴つまずいていた入り口の枠、よく考えたらいらない気がした。


    「ハイ・クオリティー」ああ、こちらの方が話しは好きですね。
    分かりやすい、面白い。
    掃除機がペットというところから転がって行くワンアイデアスタートが無性におかしい。
    海外ドラマの様なリアクションもツボでした。
  • 満足度★★★★

    さらに
    面白い。90分。

    ネタバレBOX

    社長(金山寿甲)…デアゴスティーニ社長。母の件でSEXで女を殺し続ける。ギャルソンにチンコ切られた。
    副社長(中澤功)…社長の弟。社長とともに女を3000人程殺してきた。文子と結婚を考えるが…。
    雅江(菊川恵里佳)…社長らの妹。
    脇谷(小林義典)…D社社員。ウケクチで何しゃべっているかわからない。
    ギャルソン(北川祥昇吾)…D社社内のサイゼのウェイター。D社への恨みを晴らすため潜入している。
    クレーマー(佐竹リサ)…D社の創刊号罠に嵌りクレームをつけにきたが、社長のテクでSEX中毒になる。
    まこちゃん(田島冴香)…社長らによってSEX中毒になった女。
    太一(畑雅之)…ダイアモンド社からの引き抜き。副社長の友人。
    富由美(上田遥)…太一の妻。副社長のテクで中毒者に。
    筆子(佐瀬恭代)…殺された妹の復讐のためD社に乗り込む。整形に失敗した方。
    文子(鈴木潤子)…殺された姉妹の復讐のため副社長に近づく。SEXテクは副社長と同格。
    刺客(高畑遊)…ギャルソンの妹。手裏剣をなげる。

    D社社長らへの復讐劇から、男も女も副社長のチンコの虜になり、果ては神のように崇め、その復活(勃起)を促す…という話。
    序盤のD社ネタも笑えるが、終盤の連続Fの妙な盛り上がりがウケる。いい感じの押し寄せ方。バカな内容でヘンテコな高揚感を付加する舞台展開にヤラレタ。満足。
    社長と副社長の言葉回し(発声)が気に入った。二人の演技もキャラも良かった。

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