満足度★★★★★
何れも頗る個性的で面白い
清水 邦夫さんの言葉に、台本というのは寝ている状態だ、というのが、あるらしい。だとすると起こすのは演出家で、実際に起きて働かせるのが役者の仕事ということになりそうだ。こういう意味では1)「真夜中のテント劇場」2)「秋雨」3)「上船」何れも、シナリオライター、演出家、俳優の個性を出した成功作と観た。(追記2013.11.12)
満足度★★★★★
洪明花さんとナギケイスケさん
韓国の若手作家の3作品を、小池竹見(双数姉妹)・金一世(世amI)・山田裕幸(ユニークポイント)が演出。
バラエティに富んだ作風でそれぞれ違ったテイストが楽しめた。
中でも、シンプルな二人芝居「上船」(ユン・ジヨン作・山田裕幸演出)に強烈な印象を受けた。
無駄のない台詞、ドラマティックな結末、舞台美術、ユニークな演出。
洪明花さんとナギケイスケさんの味わい深い演技が素晴らしかった。
満足度★★★★★
味わい深い!
精微に演出されて美しい空間。でも物語は3つ共に、どこか荒々しい。寂しくて苦しくて、哀しい。胸がザワザワして、久しぶりに味わう新鮮な感覚でした。韓国の気鋭の若手の中短編を日本語でまとめて堪能出来る贅沢な時間でした。全部で二時間弱位。
満足度★★★★★
どれも好み
特に最後の作品が好きかも・・。
どれも行間に想像力が溢れる作品ばかりだった。
一見シンプルな人情ものに見えるかもしれない。
でもそうではなくて、人の置かれた状況を想像するだけの優しさと底力、そして勇気がすべての作品にあふれていることが分かる。
満足度★★★★
演出が面白かった
韓国若手(30~31歳)作家の戯曲3作を、
小池竹見さん、金世一さん、山田裕幸さんが演出するという企画。
戯曲という観点からいうと、短篇・中篇だからかもしれないけれど、
それほど刺激ではなかった。
それでも、三作目の『上船』は、面白い構造の舞台だった。
むしろ、三作とも演出が興味深かった。
※☆4は、『上船』に対してです。他の二つは☆3の印象。