あんかけフラミンゴ11【ご来場ありがとうございました】 公演情報 あんかけフラミンゴ11【ご来場ありがとうございました】」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.1
1-20件 / 28件中
  • 満足度★★★★★

    激しい
    過激なシーンが多くて、観ていて自然と心身を消耗する。
    初めて観る劇団だったけど、終わってしばし放心した。
    心をえぐられた。価値あるお芝居でした。

  • 満足度★★★★★

    サイケデリックな純愛物語。
    演劇を観て、終演後にこんなに大号泣したのは初めてです。観ている途中から首から肩に掛けて震えてきて、それが徐々に降りてきて終盤には足の指先までが震えて。カーテンコール後も席を立てなくて、ロビーに出てから大号泣。心臓が痩せる思いでした。何にこんなに心を震わされたのかなと考えると、実際明確な答えは出ません。薄暗い照明の中、互いへの思いを必死に伝える恋人達の姿、妊娠を巡る様々な愛憎、それらがこちらが正気を失うギリギリのラインで、空間を斬り裂く様に表現されていて。脚本の巧みさと、困難な表現に役者さんの精神を引き上げる演出を観ていて、ああ、島田さんて物凄い天才なんだなと思い知りました。物語的に、女性としてお腹が痛くなる舞台でしたが、演じる女優さん達はもっと精神を削っていることでしょう。命懸けの舞台を見た結果が、あの号泣だったのかななんて振り返って思います。

    ネタバレBOX

    最初に着ぐるみで前説をする島田さん、その後に同じ着ぐるみのもさもさ頭で登場する皓太くん・・・「ああ、また元カノへの未練たらたらのお話なのね」なんて思ったのが大間違いで、序盤こそそんな流れで始まったものの、同じ言葉を何度も繰り返す果てしないサイケデリックな愛の物語へと展開する様に、壮大なミスリードをさせられたことに気付いて、なんだかしてやられた感(笑)

    主人公は、母親を難産で亡くした男。その死のきっかけになり障がい児として産まれた妹を憎み、首を絞めながらも勃起をする小児性愛者であるため、恋人(あかり)が女児を産むことを恐れてセックスが出来ずにいる。しかし、心の底からあかりを愛していて、セックス以外なら何でもするからと懸命に愛を伝えるけれど、あかりはその言葉では満たされず、セックスがしたい、子供がほしいと願い、果てはレイプのように精液を奪い、妊娠してそれが女児であったためにその子供を堕ろし、狂ってしまう・・・。

    舞台上ではオーラルセックスや半裸、そして経血等のエグいシーンが続きますが、それらの刺激的な表現を陵駕するような、心が引き裂かれるばかりの二人の純愛・・・。それを見事に演技に昇華させた笹木皓太くん・井上千裕さんが素晴らしかったです。皓太くんの眼光は同世代の追随を許さない鋭さ。色々な劇団で彼を観る機会がありますが、やはりホームでの芝居が彼の良さを一番引き出してくれるなぁと感じます。

    そして女性として痛みを伴うのは、やはり妊娠を巡る女性達の思い。妊娠と婦人科系の病気では口に出せない不安や悩みを抱える人はかなり多く、実際に悩んでいる方に迂闊に声を掛けられないほどのメンタル的なファクターなので、そこにLINEという現在HOTな媒体を通して描くことの難しさ・・・そこを乗り越えられたのは、内海詩野さん・大森茉利子さんを始め、やはり命を削って真実を演技に載せている方達の力が大きいなと思うのです。若干24歳の男性である島田さんがこの物語を説得力あるものとして表現できることが出来たのは、間違いなく周囲の女性達の影響かと。

    あんかけフラミンゴの作品は第2回本公演から観ていますが、ここまで島田さんの作家性に焦点を当てて観させられた作品は初めてです。これからも女性に脚本を書かされ、生々しい感情を演劇にぶつける作家さんなのかもしれませんね。次回作も楽しみです!
  • 満足度★★★★★

    女の子
    パンフレットに「女の子」の話と書いてました。
    本当に、女の子に向けられた話。
    あんかけフラミンゴに女の子を可愛く描いて欲しくなんてないと思って観てましたけど、予想通り(?)突き抜けた物語でした。しびれました!

  • 満足度★★★★★

    うーん
    まあ、きっと賛否両論あるでしょうな。

  • 満足度★★★★

    体を張った割には
    なるほど11でした。

    ネタバレBOX

    女の子の話、女の子の日の話、不妊治療を受けている女性の話、そして妹を出産したときに母親を亡くした男性とその恋人の話。登場人物は女性10人と男性1人、合わせてあんかけフラミンゴ11(イレブン)という訳なのでしょう。

    子供がほしくて何にでもすがる女性がいて、そんな心情につけ込んで金儲けする女性がいる、でもってその女性もまた子供をほしがっている、複雑な心理状況が良く描かれていました。

    男性は母親を死なせた妹を憎み殺害、それでいてロリコン。恋人に対しては、女の子が生まれることを極端に恐れ、妊娠を恐れ、セックスそのものを拒絶していました。

    男性は全裸になったり、恋人役も下着姿になったり、妊娠を企てた恋人が精子を入手する手段を実行したり、女の子の日を強調するシーンなどもあったりと体を張った演技が多数見られましたが、さほどドキドキ感はありませんでした。

    LINEに集まる女性は切実な者、利用する者、揶揄する者などがいて複雑で良かったのですが、男性に関わるシーンは彼の精神状態が終始変わらないため、結局はチック的愛情表現など同じことの繰り返しばかりになりとても退屈でした。
  • 満足度★★★★

    無理解
     何とも辛い作品だが、実りの無い純愛の一つの形であろう。DNA変異の可能性など、産む性として生まれた形態を持ちながら、アイデンティティーが、本能や社会的常識とは相反する条件・優生保護法が当たり前とされる生活圏に暮らす人々と反対に産む性としての機能は完全乍ら、恋人が、特殊な傾向を持ち、通常の交わりができない関係の地獄を描いているからである。(追記2013.10.29)

    ネタバレBOX

     妹の難産がもとで母は死亡。重い障害を負った妹は、兄に言わせれば「生まれて来なければ良かった、肉の塊」である。妹の所為で母が亡くなったと思い込んでいる兄は、優生保護法的発想に縛られ、笑うことができない。おまけに極度のロリータコンプレックスを持つ為、小さな女の子を見ると襲い掛かって悪戯をしたりする。妹に対しても性的悪戯をしている節がある。
     一方「恋人、あかり」は、愛の証として彼の子を欲しセックスをしたがるのだが、彼の方では子を望まない。子供が女の子だったら、彼は娘を追い回して悪戯しかねないとの強迫観念からである。2人の関係は、互いに強く惹かれ合い乍ら性を仲立ちにできないことで崩壊する。あかりは寂しさから、仕事先のヌードカメラマンと付き合うようになるが、カメラマンはレスビアンである。カメラマンの仕事場に不妊で悩む女達のグループにライン参加している女がモデルとして入って来たり、あかりがラインに参加したりということが描かれるので産めない女達の問題も提起される。偶々、グループメンバーから人工授精の話を聞いたあかりは、久しぶりに逢った彼から採取したスペルマを用いて妊娠することに成功。然し、「堕ろせ」と言われて中絶、女の子だったが、この事件を契機に精神に失調をきたす。壊れた精神が妹の障害と交響し挙句妹はあかりの首を絞め、妹の首を兄が締め、終に殺してしまったようだ。然し、事実そうだったのかどうかは定かでない。というのも、これは兄に対して問診をしている精神科医との話の中で語られることだからである。あかりが、実際に子を産んだのか堕胎したのかについても、兄の錯乱を描くことが主眼ということになれば、判然としない作りになっている。兄の不幸は、出産事故を妹の悪胤問題にすり替えてしまうコンプレックスと幾重にも屈折して入れ子構造化してしまった狭く深く苦い、彼の精神世界の手応えの無さに対する底なしの不安。これらが、彼の精神世界を四六時中脅かす要素である。為に彼は笑えない。「好きな人に暴力を振るわれると、口角が吊りあがって笑っているように見えるが泣いているんです」とくどい程繰り返されるフレーズが、その精神の危機を表す。と共に、くどさは、粘着質を表してもいよう。だが、この笑いに関する描き方はロートレアモンを彷彿とさせる。更に、この物語全体から立ち上るアトモスフィアは、「ドグラマグラ」をも想起させた。
     何れにせよ妹を殺害したと見える場面で、堕胎させたあかりと共に在る彼が笑っているように見えるのを「泣いているの?」と問われ「馬鹿、笑っているんだよ!」と答える科白にこの作品の地獄が、客体化された瞬間が表現されていると見て良かろう。
  • 満足度★★★★

    祝・大学中退!
    『つまんなかったら言ってね、死ぬから』がまったくピンとこなかったんだけど、今回は良かったですよ。相変らず過激な題材を並べただけ感は否めないけど、けっこうグッとくる瞬間が何度か。主宰は慶応を中退して演劇に専念するようなので、今後も期待したいですね。

  • 満足度★★★★

    観劇の、感想です。
    初めてみたので、劇団名から想像できないすべり出しでした。
    お話しは、暗く、やな奴も沢山出てくるのですが、迫力と熱演に引き込まれました。
    おもしろいばかりでなくてもいいです。お芝居は。
    主人公男子の方がすばらしいので、次も是非見たいです!
    ダンスよかったです。

  • 満足度★★★

    よかった
    あんかけらしい舞台であった。迫力があり、熱演も光っていた。次のあんかけが見たくなりました。

  • 満足度★★★

    黒いコード
    「女神のSEX」を観て以来の観劇。御互いの求める証が違うと精神に破綻をきたす様が観ていて怖い。それでいてどこか切なく物悲しい気分になった。

    ネタバレBOX

    マチネ観劇。小学生位にしか見えない女子が親と来ていたけど、見せて良いのかなあと気になった。R‐15かR‐18指定でもおかしくない内容だけに。
  • 満足度★★★

    想像とは違いました。
    面白い部分もあれば長く感じる部分もありました。好きな人は好きだし、嫌いな人は嫌いだろうな。僕はどうだろう。正直わかりません。むしろ演劇がわからなくなってきました。でも観れて良かったです。ありがとうございます。

  • 満足度★★★

    オトコの尻はそんなに見せんでヨロシイ
    言葉の上では同じ悩みを持つ女性たちを縦軸と横軸それぞれに据え、ミステリー風味も加えた力作にして意欲作。
    その意欲は買うし主題(と思ったもの)もワカる(気がする)が、性表現が微妙。
    そこまで露骨に見せずに暗喩などでマイルドに描くこともできるだろうに…てかそれがオトナだろ、と思う一方で、過激で露骨な表現ができるのも今のうちだけだし、という気もする(ただし決して容認・擁護する訳ではない)。
    いずれにしても、オトコの尻はそんなに見せんでヨロしい(爆)。(王子小劇場で2演目続けてだしな>オトコの尻(更爆))
    また、全体的に重めのトーンでの2時間超はややしんどい上に、男女による違いもあろうが「うん、ワカるワカる」でなく「こういうことなんだろうな」な隔靴掻痒感が免れずで、何だかいろいろ惜しい。
    そう言えば前週の20歳の国を観ながら「キスに証を求めるのか?」と思っていたら、こちらでは「子供を愛の証と思っていませんか」だったかの台詞があり、(オトコの尻だけでなく)これも偶然?

  • 満足度★★★

    前作と代わり映えのしないフォーマット
    ダンスも相変わらず好きだし、いらっとさせる演技が癖になる笹木氏も俳優として嫌いではない。
    今作に関しては、芸術性を多少盛らないと、見るに堪えない作品に成り下がってしまう典型だと思う。

  • 満足度★★★

    劇団初見
    良かったですよ。面白かったかって聞かれれば,考えてしまう内容だったから,素直に面白いとおススメはしないだろうけど,観てみる価値はあるものだと思います。この劇団の作風なんだろうなぁ,前作で評価が分かれていたのも,わかるような気はします。ダメな人はダメかもしれない。自分もちょっと引いてしまった部分もあります。でも,最後まで観ればわかったような気にもなるかも。ちょっと気になる劇団と位置づけ,次回作も観てみたい気がしています。ダンスも良かったです。

  • 満足度★★★

    こどもはみちゃだめ
    女子小学生が観に来ていたことで話題のあんかけ11を観劇。

    う〜ん、いまいち乗り切れなかったのは僕が男の子だからか。

    ネタバレBOX

    ネタバレではないが、小針改め転さんは化粧薄めのほうがいいな。
  • 満足度★★★

    踊りが救ってくれた
    客席の端っこに座ってしまったので、舞台の逆側のほうのエリアが見えづらくて(見えなくて)、ストレスたまった。これから観る人は、なるべく真ん中の席で観るのがいいかも。

    回り舞台の回り方がね、仕方ないだろうけど、もどかしくてさ。

    服を脱ぐと、物語と関係ないところが気になったりするよね。たはは。服を脱ぐのはチャレンジなんですかね。いつもああなのかな。初観劇なので、その辺がよくわかりませんでした。

    くらーいお話で、そんでもってずーっと暗くて、ずーっと繰り返しで、ぼくが芝居に期待してるものとは違ったような。踊りで、ほっと一息ついたというか。ついてないけど。

    でも、お隣の席の女性は、おっきな拍手を送ってたから。世界に入り込めた人には、面白かったのかも。
    女性だと、感情移入しやすいのかな。

    ネタバレBOX

    トイレと食事がいっしょになってて。クソミソな芝居でした。いや、けなしてるわけではなくて。ぼくには評価しづらい芝居でした。よくわかんなくて。
  • 満足度★★

    精神疾患
    見にくい上によくわからんかった。100分。

    ネタバレBOX

    「えっちしてますか?」
    「失礼します」
    のくだりは笑った。
  • 満足度★★

    初本公演観劇
    鬼フェスで拝見していたのと、キャストが魅力的だったので本公演に一歩踏み出してみました。…全部ネタバレになってしまいますが、あえて言うなれば…自由席の意味がないくらい、見切れ席がたくさんありました。これからご観劇の方は中央をオススメします。下手はじだったのですが、全く見えないシーンが多々…ストレスでした。途中で声だけでなんとかついていこうと思いました。
    内容は…想像している内容から遥かにかけ離れてました…
    こうゆう感じは想像して無かったです。面白かった!と手放しに言えない感覚。題材が題材なだけに、脚本の粗がすごく気になった。ネット上での知識だけなんだろうなっていう。10人の女優さんを使い切れてない感が否めません。出演者半分で一人ずつ濃厚なものが観たかった

    作品、演出の若さが、いい意味でも、悪い意味でも浮き彫りに出てました。とはいえ、今後が気になる劇団のひとつです。

    ネタバレBOX

    後ほどまた追記しますが…


    とにかく、とにかく。
    役者さん達の熱演に支えられた作品だなと感じました。

    台本上で、提示されていない余白を埋めて
    その役の密度を役者がおぎなっているという感じ。

    メインであろう、あかり、いっちゃん、妹。

    このストーリーに全ての登場人物がリンクしている構造なんだろうけど
    それにしても、メイン以外のストーリーが顛末が悲しいくらいに描かれてなかった。
    女性に見てもらいたいとユーストで主宰さんが、言ってましたが…
    ???
    女性でアラサーに近い私は、不妊治療していたグループのストーリーに心が動いていたのに、最終的にモブのような効果で登場していて、謎でした。

    個人的に役者さんでとても輝いてたのが、
    内海さん、大森さん、笹木さん、酒井さん、

    特に内海さんと大森さんの演じる川瀬と橋本のシーンは
    演劇としてシーンとして安心して見れました。
    若い出演者がたくさんいる中、安定した芝居を求めてしまうもんなんだな。
    ちゃんと舞台と作品に存在しているというのはこうゆうことなんだろうな、というの冒頭で余白を埋めている俳優さんというのもこの2人が特にそう。騙される女、騙す女。電話のシーンとお金を渡すシーンでは鳥肌が立ちました。

    内海詩野さん。初めて拝見する女優さんでした。貫禄があって、舞台冒頭のシーンから釘付けでした。人の隙間にぐいぐいと入り込んで行く姿は思わず息を飲みました。前半の悪担当ですかね。その悪が姉に寄って突き落とされるシーンでは女ならではの色気すら感じました。当てがきなんですかね、この出演者陣の中で川瀬を演じられるのは内海さんだけだろうと思わせてくれました。相手役をたてるのが本当に上手な方でした。

    大森茉利子さん。何度か拝見したことがありますが、毎回違った顔を見せてくれます。メインをはる華と実力がありながら、作品の横軸をちゃんと支えています。今回確信したのは、誰かを演じるというよりは、ご自身の中で捏ねくり回して役を生きている役者さんなのかなと。とても感情が素直で、素直過ぎて心にグサグサ届きます。嘘の感情に誰もお金は払いたくないですから。指先まで血が通った芝居。
    『なんでもしたよ!』というシーンでは、橋本の今までの想いが溢れ出て気付いたら涙が溢れてました。シーンがとびとびの作品の中、背負っているドラマがちゃんとある役者さんで、舞台劇の良さを改めて教えてくれました。


    笹木皓太さん。若いですね。いい意味で。演技力はもちろん、身体能力と声。どれも同世代の男優さんの中でズバ抜けていると思います。これからが本当に楽しみな俳優さんです。歪んでいてまっすぐなあかりへのたっぷりな愛情はとてもとても切なかったです。作品の中で、お互いの愛の証について悩むもがく『いっちゃんとあかり』でも、作品中で2人はお互いのどこが好きというのは描かれていません。わたしが見落としていただけなのかな…でも、それが無くても伝わるあかりちゃんへの愛。そして、愛さずにはいられないいっちゃん。笹木さん以外では、この説得力は持ち得なかったと思わせてくれます。『笑ってんだよ、バカ!』最後の最後にやられました。

    酒井桃子さん
    鬼フェスで拝見して、可愛らしい女優さんだなぁと思っていた矢先の今回の役。衝撃でした。独白から伝わる人としての嫌悪感。悪でした。まさに。あかりへの愛情。妹への愛情。ゆがんでいることすら、正当化してしまう。
    細い身体からは想像できない程の熱量が最後尾の私までバシバシ響きました。作品での自分の役割と作品が表現したいであろう繊細な部分まで体現してくれる女優さん。いつかメインでのお芝居も拝見したいです。

    何日か経ったら、
    また思い起こすことがあるであろう作品かなと思うので、また追記します。

  • 満足度★★

    着目点は悪くないが・・・・
    どうなんでしょうか。性的描写なしでは作れないものなのでしょうか。
    2回も男の尻や同じFシーンは観たくないです。
    精神的な表現に徹底して欲しかった!

  • 満足度★★

    救われない
    愛の証の話。すごく露悪的で、怨念を感じる気持ち悪い内容だった。そういう感情逆なでられる舞台は好きな時もあるんですが、この公演は僕には合いませんでした。好きな人は好きなのかなぁ。

    ネタバレBOX

    回転する舞台美術、カッコ良かった。群舞も好き。キレイな女優さん達が群舞してるだけで、エロを想像させる直接的な振付も含め。、もうこれ見れただけで良いやと思っちゃう。役者は皆上手いし、テーマや物語も面白いなと思う。バナ学で何度も拝見してた浅川千絵さんも見れて感激!

    でも、現実を斜めに見て、人間の一面だけを切り取って、ほら人間ってくだらないといった物語はモッタイナイなぁと思う。妹を殺すとか、精神疾患とか、役者のセミヌードとか、衝撃的なものを野次馬根性で見たい観客心理はあると思うけど、それだけな感じ。繰り返し同じ台詞や同じシーンが出てくるのも冗長だし、軽いなと思う。

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