満足度★★★★
巧みな言葉といい役者さん
セリフの表現が面白い。
それ以上に、役者さんの雰囲気がとてもよかった。
(一番アクセントになっていたのは、メイドさんかなあ)
いつくかの時期に分かれたお話だが、どれもWitに飛んでいる。
かなり笑った。とっても笑った。
全体を通して、強い何かを感じたわけではないのだが、観終わった瞬間なんかちょっと放心する感じだった。
満足度★★★★★
面白い。巧い。また観たい。
今週は非常に当たりの作品ばかりです。Mrs.fiction。前回に引き続き、楽しませて頂きました。伯爵の矛盾を抱えたキャラクターが非常に巧く描かれていていますね。様々な人間を巧く描ける脚本家は素晴らしい。最も複雑でとらえがたいものを書きとどめることは、技術だけでは困難だからです。人というもの(感情や行動など)に良くも悪くも敏感で、その微細な変化をよく観察することが必要だからです。
実によくできたドラマでした。自然に流れるようなセリフとボケツッコミのコント技という全く異なるものを巧く混ぜ込む演出も素晴らしい。セリフの言葉選びは、さり気ないのですが、なかなかこう上手くは書けない。身分や性別や道徳を越えた普遍的な愛を、こうも見事に表現した作品はなかなかお目にかかれない。
満足度★★★★★
優しく壮大な物語。
ロココのドレスが目に麗しく始まった物語でしたが、現代・近未来・遠い未来へとどんどん物語が進んで行き、あまりの展開の読めなさにワクワクし通しでした。中嶋さんの決め細やかでずっと温かい空気に満たされている脚本、そして岡野さんの人間味溢れる情緒豊かな演技。今村さんの出番が多くなかったのはちょっと残念だけれど、fictionsの良さを2時間超という長い時間堪能できてとても幸せな気分でした。あの年月の中で伯爵が心を寄せた人達との愛の日々・そして別れを目の当たりにして・・・大切な人を大切にしたい、好きな人とずっと一緒にいたいと思わされて。思うに、恋人にプロポーズをと考えている人は、是非お相手とこのお芝居を観るといいんじゃないかなと思います。きっと永遠の愛を誓えると思いますよ*
圧倒的な短さで編む大河ドラマ
手塚治虫氏の『火の○』に劣らない、壮大な物語を造ってしまった。
ツッコミの炸裂する「笑い」が暗転を効果的に生かしてリピートし、全編で いつの時代も変わらない「愛」を映す。
身分だとか、社会的なモラルだとか、男だ女だという性差だとか、人種だとか…。
生涯5人の人間を愛した、1800年代生まれ の男爵には、時代ごとで愛すべき対象との大きな障壁があった。
満足度★★★★★
哀愁漂う
伯爵に感情移入しました。好きな人達との別れ。
最初、無機質だった伯爵が徐々に人間味を帯びていく様子が面白かったです。相楽樹さんは可愛い女子高生を演じると「まんま」ですね。
「すべての夜は朝へと向かう」を思い出しました。衣装は豪華で華やかでした。
満足度★★★★★
観終わった直後ですが、
どんなふうに書いていいかわからないのですが、でも良かったです。自分なりに感じたことは確かにありますが、うまく言葉にできません。でも観て良かったです。ありがとうございました。
満足度★★★★
楽しめました
Mrs.fictionsの単独公演観るのは初めて。短編でのキレの良さがそのままで、長編でもタレるところがありません。時空を超える壮大な物語なのに、かなり卑近で庶民的。シニカルに笑えて、ホロリときます。相楽樹さん演じる女子高生のキュートさがいい。出演者全員の正装もゴージャスでした。
満足度★★★★
爽やかの中に懐かしさ
何故、こんなにも懐かしいような感じがするのだろう? 確かに爽やかな中にも心に沁みる作品ではある。然し、それだけでこれ程、懐旧の情を催すだろうか? 無論、そのようなことは無い。