伯爵のおるすばん 公演情報 伯爵のおるすばん」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.4
1-20件 / 32件中
  • 満足度★★★★★

    哀愁漂う
    伯爵に感情移入しました。好きな人達との別れ。
    最初、無機質だった伯爵が徐々に人間味を帯びていく様子が面白かったです。相楽樹さんは可愛い女子高生を演じると「まんま」ですね。
    「すべての夜は朝へと向かう」を思い出しました。衣装は豪華で華やかでした。

  • 満足度★★★★★

    優しく壮大な物語。
    ロココのドレスが目に麗しく始まった物語でしたが、現代・近未来・遠い未来へとどんどん物語が進んで行き、あまりの展開の読めなさにワクワクし通しでした。中嶋さんの決め細やかでずっと温かい空気に満たされている脚本、そして岡野さんの人間味溢れる情緒豊かな演技。今村さんの出番が多くなかったのはちょっと残念だけれど、fictionsの良さを2時間超という長い時間堪能できてとても幸せな気分でした。あの年月の中で伯爵が心を寄せた人達との愛の日々・そして別れを目の当たりにして・・・大切な人を大切にしたい、好きな人とずっと一緒にいたいと思わされて。思うに、恋人にプロポーズをと考えている人は、是非お相手とこのお芝居を観るといいんじゃないかなと思います。きっと永遠の愛を誓えると思いますよ*

    ネタバレBOX

    演技がとても繊細で、ルックスも素敵な人がいるなと思ったら、ポップンマッシュルームチキン野郎の野口オリジナルさんでした。以前観たときはバリバリの女装(しかも美しい)だったので、終演後に当日パンフで確認するまで野口さんだと気付きませんでした。伯爵と一緒にいるときの優しい笑顔。そして監禁されて死ぬときの、本当にやつれて息を引き取ったかのような佇まい・・・素敵でした。またその笑顔と演技を観たいと思いました。ただし素顔で(笑)
  • 満足度★★★★★

    まさかそこまで・・・
    いやもうおよびもつかない展開が好きだしおもしろかった。

  • 満足度★★★★★

    大好きでした。
    チケットプレゼントでいただきました。単独公演は初めて観劇いたしました。
    観て、何日か経ったいまでも思い出してじんわりとした気持ちになります。
    ずっと死ななかった彼のこと。 というチラシの言葉も好きです。
    全部素敵でした。

  • 満足度★★★★★

    あなたに逢えてよかった。
    不老不死。大昔から語られてきた永遠のテーマ。誰もが一度は想像をめぐらせたことがあるけど、誰も経験したことはない境地。
    ずっと死なない伯爵のことばは、流されてきた後悔に苛まれてか少し陰をおびているけど、天然入ったとぼけっぷりは、やっぱりクスリと笑わされます。
    暗転で細かく切り替わる場面も、伯爵のボケをとても引き立ててくれたと思います。

    人との優しいつながりを手にしても、誰も伯爵のように永くは生きられず、気がつけば56億年。でも、そのあいだ「伯爵」はずっと「伯爵」で、「先生」や「アニキ」や「宇宙人」になったりはしませんでした。もっと愛してくれた人も、もっと永い時間を一緒に過ごしてくれた人もいたかもしれないけど、ブルボンと過ごした時間は特別だったんだね。

    そして最後の呑み会。
    そこでは、創り手の方々の、観ているぼくたちの「そうあって欲しい」という望みが結実していました。きっとみんな後悔なくお別れすることの難しさを知っているから。あのラストシーンでは、自分のこれまでの不実までも赦されたような、そんな救われた気持ちになれました。
    すべての出会いに「ごめんね」よりも「ありがとう」が交わされてたら嬉しいな。

    公演パンフで中嶋さんは「きっともうこんな楽しさと苦しさがパンパンに詰まったお話は書かないと思います」と書いていましたが、また書いてください。
    『伯爵のおるすばん』を、ぼくは涙よりも笑顔でうけとることができました。どんな寂しさもユーモアと優しさで包んでぼくたちに届けてくれる、そんな作品を待っています。

  • 満足度★★★★★

    面白い。巧い。また観たい。
    今週は非常に当たりの作品ばかりです。Mrs.fiction。前回に引き続き、楽しませて頂きました。伯爵の矛盾を抱えたキャラクターが非常に巧く描かれていていますね。様々な人間を巧く描ける脚本家は素晴らしい。最も複雑でとらえがたいものを書きとどめることは、技術だけでは困難だからです。人というもの(感情や行動など)に良くも悪くも敏感で、その微細な変化をよく観察することが必要だからです。

    実によくできたドラマでした。自然に流れるようなセリフとボケツッコミのコント技という全く異なるものを巧く混ぜ込む演出も素晴らしい。セリフの言葉選びは、さり気ないのですが、なかなかこう上手くは書けない。身分や性別や道徳を越えた普遍的な愛を、こうも見事に表現した作品はなかなかお目にかかれない。

  • 満足度★★★★★

    観終わった直後ですが、
    どんなふうに書いていいかわからないのですが、でも良かったです。自分なりに感じたことは確かにありますが、うまく言葉にできません。でも観て良かったです。ありがとうございました。

    ネタバレBOX

    (ちょっとだけ残念に感じたところ)
    序盤、上半身裸の上手寄りの男性が、腹式呼吸ちゃんと出来てるのかな?と思いました。声が客席前列あたりで失速してるように感じて、自分の席では、ぎりぎりセリフが聞きとれた感じでちょっと残念に思いました。
  • 満足度★★★★★

    しっとり、しんみり
    相楽樹さんの透明さが際立っていました。

    ネタバレBOX

    50億年生きて、宇宙の消滅とともに死んだ不老不死の男の話。50億年で真剣に恋した相手は5人、貴族の奥方、女子高生、他の組のヤクザの若いもん、宇宙人の娘、詳細不明の女性。

    命のこと、愛する人との別れ、宇宙にも寿命があることをしっとりと受け止めました。私も太陽の寿命があと50億年だと思うと、その頃には太陽系外の別の星に移住しているかもしれないと思いつつも虚無感にとらわれ憂鬱になります。

    思い出の人たちとのパーティはしんみりしますが、死の間際にそういう光景が浮かんだら幸せなことですね。

    最後の女性は地球人のように見えましたが、宇宙人と出会ったときには既に地球には他の生命の痕跡はありませんでしたから、50億年後のこの女性ははたしてどんな人だったのでしょう。

    相手役5人はそれぞれの時代にしか登場せず、とても贅沢な配役でした。
  • 満足度★★★★★

    (*^▽^*)ワロタ
    人にはいつも傍らに誰かがいるし、いなければならないんだなと思った。
    たくさんの感情を知るために。一人では心は動かない。

    一人でいたいと思う、幸福なのか不幸なのか解らない願いを持った自分にはちょっと煩わしいけど。

    すごく面白かった。見に行って良かった。



    死なないということは、いつまでも労働しなければならないことだと思い至って切ない。

  • 満足度★★★★★

    不老不死
    望む話はあるけれど、欲望と快楽だけを望むのであれば良いかもしれないけれど、ちゃんと人と向き合うと、必ず見送らなければならない宿命!壮大な時間軸にシリアスになりすぎない演出で、重くならないせつなさを感じました。伯爵の愛した女性がタイプはちがうけれどもそれぞれに魅力的で、伯爵への愛は逆に共通の母親的な見守る愛を感じました。

  • 満足度★★★★★

    面白かった
    話題の作品ということで観に行きました。伯爵の人物造形に拍手を送りたいです。完成度が高い、でも可愛らしい作品だったと思います。

  • 満足度★★★★★

    無題855(13-294)
    17:00の回(曇)。16:10会場着、受付は始まっていて、チケット裏に整理銀号。当日券の列は別にできていました。16:30開場。舞台は暗幕でみえず。楽日だからかガンガン詰めてお客さん満杯、真ん中の通路にも客席。17:00上演(暗幕にアニメ「1611」年をカウント、たぶん1秒ごと)。テーブルとイスとベット(基本形)~56億年を経て19:07終演。「15 Minutes」を除いて2作目。あと7千万年待てば弥勒が現れたかもしれないし、「エマノン」は30億年、「オーランドー」(バージニア・ウルフ著、映画版「オルランド」は1992年)は300年、バンパネラはもう少し短いのか。いずれにしても出会いと別れ。笑いと悲しみと慈愛、「時間もの」としてよくできたものだと思いました。

    ネタバレBOX

    遠未来、食事は自給自足なのか、いや光合成みたいなものか、岩を喰らうか、宇宙家族に日本語が通じるのか、宇宙人は男女で肌の色が異なるのか、それともファッションか、だいたい空気でいいのか、なんて思いながら楽しんでいました。レーザーガンや生命に反応するぬいぐるみ、オモチャの幼さがお話とよくあっていました。
  • 満足度★★★★★

    誰かと出会うために生きている。
    静かで切なくて、でも穏やかで優しい終末のおはなし。
    心に残るような台詞が沢山で、それを口にする役者さんたちも皆素敵だと感じました。
    世界が愛おしくて仕方なくなる。
    とても良い時間を過ごさせてもらいました。観に行ってよかった。

  • 満足度★★★★★

    相楽サンが好演
    やっぱり安定感の工藤さやサン他、楽しくて時折ホロリ・・・

    ネタバレBOX

    すごく庶民的であったり、壮大であったりの物語を伯爵・岡野康弘氏の抑え目の演技でずっと通した楽しい舞台o(^o^)o
  • 満足度★★★★

    不老不死
    時間軸の演出がわかりやすくて良かったです。
    ストーリーや世界観が凄く好みでした。伯爵や伯爵をとりまくキャラクター達も良かったです。

    ネタバレBOX

    伯爵のキャラクターが可愛くて良かったです。もの凄い年月生きているのに最後までピュアなままというか。それに伴い伯爵が好きになる人はみんな良い人ばっかりで、不老不死を哀れんだり、まったく気にしなかったり、不老不死を喜んだり、一緒に長生きするって言ったり、それぞれがそれぞれの形で伯爵を想っていて切ないんだけどあったかいストーリーでした。ラストもとっても良かったです。
    ひよ子役の相良さんとよっちゃん役の野口さんが凄く可愛かったです。
    随所に笑いをとる所があったのですが、私的にはあんまり笑えませんでした。もの凄く笑ってる方もいましたが。
    宇宙人のお父さんがマイクを使う演出は良いんですが、声がこもってちょっと何言ってるのか聞こえづらい所があったのが残念でした。
    あと、衣装がとっても素敵でした!
  • 満足度★★★★

    人に出会うための人生
    面白い。チラシの出来も前作並にいい。

    ネタバレBOX

    宇宙最期の日、コリスと会話しながら飲み会を待つ伯爵。何の才能もなく(いいともレギュラーだったけど)何もできなかったとごちる伯爵は、不老不死以外は普通の人だったんだなと。愛した人は56億年で5人の伯爵だけど、一般人は70、80年の人生で愛する人(宇宙最期の日にこの人に会いたいと思う人)がどれだけいるかしら。
    地位とかは一時的なものだとブルボンが言ったように、さまざまなポジションに立ってきた伯爵は、その心一つで永い人生を生きて、人を愛して愛されたんだなと感心した。

    5人のヒロインの描き方良かった。ひよ子エピソードも好きだし、変に明るくて愛情深いUHAのも好き。コリスを何者か描かずにおいたのも上手い。その普通な感じが非常の中の日常って感じで際立った。
  • 満足度★★★★

    巧みな言葉といい役者さん
    セリフの表現が面白い。
    それ以上に、役者さんの雰囲気がとてもよかった。
    (一番アクセントになっていたのは、メイドさんかなあ)

    いつくかの時期に分かれたお話だが、どれもWitに飛んでいる。
    かなり笑った。とっても笑った。

    全体を通して、強い何かを感じたわけではないのだが、観終わった瞬間なんかちょっと放心する感じだった。

    ネタバレBOX

    全体としてとてもいい作品だと思ったが、

    オープニングが、客席が明るいままですこし長く続いた感じがして、入りで少し緊張感が切れてしまった。

    また随所随所、「ショートコント」みたいに短いコマが繰り返されるので、全体としての流れが個人的にはぶつ切りに頭の中に入ってきたのが残念だった。

  • 満足度★★★★

    不老不死
    笑いの中に哀しみが横たわっていて。強烈に惹きつけられるわけではないがなぜか目が離せなくなる、そんな舞台でした。前半の2つは素晴らしかったですが、その分、後半が気持ち弱く感じましたね。

  • 満足度★★★★

    長編を初観劇
    ソワレ観劇。
    15minutes made vol.11「お父さんは若年性健忘症」、師匠の部屋「花柄八景」と、ご縁があって短い作品を拝見していて、今回はで長編を上演するということで、こりゃ逃しちゃならん!と行ってきました。

    ちらほらと評判を見て、せつなくてどうしようもなくなっちゃうのかと思って身構えていましたが、そんなことはありませんでした。
    せつないのは少しだけで、あとはあたたかくて空気よりも軽いいとしさと優しさが胸いっぱいに詰まって、気持ちが沈むこともしぼむこともありませんでした。

    伯爵にとっては一瞬だったかもしれないけど、その一瞬もこんなに鮮明に、しっかりと質量を持って二人の前にあったんだっていう記憶が、ぎゅーーーっと圧縮されて宝石になったみたいな。とっても心地よい時間をすごせました。

  • 満足度★★★★

    涙止まらなくなった
    置き去りにされることが怖くて、在り続ける事が苦痛で、でも。。。という不死ものの定番なのだが奇を衒う事がない演出と役者の上手さで涙止まらなくなった。時系列にストーリーを繋いで行く中でいい役者を贅沢に使っているのも素晴らしい。

    ネタバレBOX

    主演の岡野康弘は、コメディとシリアス両面できっちり仕事をしている。中でも小見美幸との絡みがやっぱり一番好み。あの別れは鉄板だが泣ける。そしてラストに彼女が再登場したところで涙腺崩壊。お互いに「ありがとう」って言ってるみたいで。

    本日出色は野口オリジナル。PMC野郎のコメフェスでの前作は「声なし」で一番の存在感だったが、今作は素晴らしい声で存在感抜群。発声技術高く聴き惚れる。確実にレベル上がってる。これは年末のPMC野郎も楽しみだ。

    志水衿子と浅利ねこには一体いつ出てくるんだ?と思うほど焦らされた(笑)志水衿子はこのところ観るたびに髪の色が違うがどんどん綺麗になって来てる。浅利ねこは大人の役が新鮮だった。二人とも別れのシーンがないのが物足りなく残念。

    少しだけ苦言。時系列の動きを表現する為だろうと思うが暗転多用し過ぎに感じる。どう回避するかが演出のうまさでは?あとエピソードが後ろにいくほど薄くなっていくのも残念。相楽樹は可愛くていいのだが、志水衿子と浅利ねこももっと観たい。

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