保健体育 公演情報 保健体育」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.9
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  • 満足度★★★★★

    それ故、‘20歳の国’なのか・・・
    この劇団の舞台を拝見するのは二度目なのですが・・・・

    「花園」にも通底する若い人の幼稚で脆弱な部分を延々と見せられっぱなしなんだけど、下らない営みに辟易しながらも、最後は馬鹿馬鹿しさの中にもほっこりと人間賛歌で締めていましたね(★ ̄∀ ̄★)
    それにしても、湯口光穂さんを始め異儀田さん、田村さん他、下らないんだけど面白い、さすがの演技でした。

    ネタバレBOX

    ダイ&マユミによるデュエット「愛が生まれた日」が中盤でのクライマックスとして、とても楽しい。
  • 満足度★★★★★

    キス、キス、キス、キス
    若さいっぱい、ちょっと挑戦的な、少しとんがった作りでした。

    ネタバレBOX

    女子高生4人の放課後の恋愛、セックス事情の話。キス、キス、キス、キス、キスのオンパレード。カラオケ歌って彼氏を見付けて、遊びだったり、真剣だったり、可愛い女子高生たちの実態なのかな。

    最初っから若さが溢れていて、少し珍しい動きのダンスもキレがあって素敵でした。背の高い女子高生役の長井短さんは、名前だけでも十分変わってますが、おばちゃん顔なんだけどスタイルが良くてとても魅力的でした。

    ちゅぱちゅぱあーんの暗闇演劇(大川興業の登録商標)の後はちょっと恥ずかしかったです。

    ざっくばらんな男もいれば、口下手な男や見栄を張る男もいて、やっぱり男の方が手玉に取られていてこれで平和なのでしょうね。

    キモい先生は出番が少なく、終始キモいだけでした。そして二極分化の格差社会、彼は当面可哀想な状態が続きそうです。
  • 満足度★★★★★

    めんどくさいけど愛おしい。
    20歳の国の魅力は、誰にでも楽しめるキャッチーな作風なのかな、と「花園」に続いて2度目の観劇で思いました。高校生の女の子+保健の先生と、その同級生から先生に至るまでの男性達との恋愛群像劇。誰もが通る人生初期の恋愛特有の面倒くささや切なさが満載のお芝居に、終始心臓がときめきっぱなし。思うに、女の子ってやっぱり早熟だな、と。ウサギのように発情しっぱなしで、寂しくて死にたくないから浮気しちゃう。それに翻弄される男性達。5人の女優さん達の個性的な魅力で舞台がキラキラと輝く中、同時に男性の役者さん達が多少しょんぼりして見えたのは演出として成功だと感じました。

    ネタバレBOX

    私はもういい大人なのですが、面倒くさい恋愛は自然と(というか敢えて)避けてしまってて。恋愛は楽しいものだと思ってるし、面倒なことにはなりたくないので(苦笑)、気付いたら合理的な恋愛しかしてない。出会って愛し合って別れて・・・を繰り返す度に、傷付くことを避けるために、言葉や行動にこだわることのナンセンスさを身に覚えさせてしまってるんですよね。「あのときああ言ったでしょ」とか「なんであのときあんなことしたの」などと相手を責め立てることは無意味どころか逆効果。・・・だからこそ、そんな風に口にしてしまう恋愛人生初期の頃の彼女達に、懐かしい愛しさを覚えるのです。二股掛けたり浮気したりしても、恋愛がすべてで全力を掛けられているならそれは純愛。観ていてとてもピュアな気持ちになってしまう。これからどんどん大人になっちゃうけど、こんな頃の自分が愛しいといつか思えるよ、今のうちにいっぱい恋愛していっぱい傷ついて、心の豊かな美しい女性になってねとエールを送ります。

    女優さん5人とも自分の役を魅力的に演じてらして素敵でした。中でも川田智美さんがすごーくすごーく可愛かったです。長井短ちゃんの魔性は観る毎に増していく気がします。大人の美女に脱皮する頃にはきっと震えるほどの魔性を発揮すると思うのでそれが楽しみ。

    男性の役者さんでは、斉藤マッチュさんの繊細でキレのあるSな演技に、「花園」同様釘付けになってしまいました。演出家として大好きな池亀三太さんのがっつりとした役者の姿も堪能。まさかの男子高校生役、ピュアな役柄の演技で可愛かったです。

    そしてフライヤーではめっちゃトガッてカッコいい姿を見せてくれた竜史さんが、素朴・・・というかちょっとキモい役でした(笑) 竜史さんの作演出は早くも「間違いなく面白い」との信頼感があります。なぜが「花園」を見る前からその予感はありました。カトウリョウさんのフライヤーデザイン効果もイメージ戦略として大きいかと。色のセンスとかとても好きで、フライヤーを見るだけで観たい気持ちが何倍にも膨らみます、素敵。

    あああととても大事なこと・・・えっちでした!笑 キス多発しかり、暗闇の声しかり・・・ドキドキしっぱなしでした笑 素敵なお芝居をありがとうございました。
  • 満足度★★★★★

    危険なシャッフル
    新作ごとにDT度が低くなってきているような気がします。
    劇場の使い方、客席に至るまでの通路、ステージも面白かった。

    ネタバレBOX

    セックスの相手の危険なシャッフルに終始ひやひや。
    友達の彼氏、彼女に手を出しちゃダメだよ〜。
    浮気は全然関係ない人としなきゃ〜。
    ヤリチン、ヤリマンだらけの中、女子生徒への禁断の恋心を抱きながら手出し出来ないメガネバンカラジャージ先生(チラシの写真と全然違うじゃ〜ん)の動向が気になって仕方なかった。
  • 満足度★★★★★

    面白かった
    川田智美さんよかったです、以前もどこかでみてるはずですが、。役柄とあってたんでしょう。

    ネタバレBOX

    暗転セクロスの前のシーンがよかった。
  • 満足度★★★★

    バカバカしいけど、現実だよね♪
    飛び込み観劇♪受付の人の対応優しかった♪

    同世代のアルアル分かる♪的シーンが散りばめられている♪竜史さんの観察眼ヤバイ♪ タイトル何だよって思ったけど、作品観てなるほどって思った♪意外に深い♪

    レオゴンズのマッチュさん、ぬいぐるみの池上さん出てるから気になったけど♪女優陣がすごくキャラ立ってて良かった♪自分も翻弄されたい♪なんつって♪

  • 満足度★★★★

    客席と舞台のつくり
    いつもなら舞台になっている所に客席・・・

    ネタバレBOX

    それでも観やすかった。役者の皆さんも頑張ってらっしゃいました。でも、なんですかね、結構お腹いっぱいというか。つきあって、別れて、浮気して・・・・色々ありますがこの半分の時間でやってもらうならすごくいいと思います。他になんかないかな?と途中で思っちゃいまして。もっと違う話が出てくると飽きずに観れると思います。
  • 満足度★★★★

    キスはいいけど
    おしりはNGでした。女性陣の会話がリアルで思わず苦笑いしてしまいました。ステージの上で同時に喋るシーンは台詞が重なって聞き取りにくかったので残念でした。それでも劇場の使い方は斬新だったし演出も面白かったです。

  • 満足度★★★★

    久々の王子小劇場で
    中々骨のある団体を見つけました。

    新しい演劇の作り方だなと思いました。特に女優さん達は演技力があってとても良かったと思います。ただ、男性陣が弱く感じちゃいました。今後の課題にしてもらいたいですが、ちょっとこれからも気になっちゃうかもしれません。

  • 満足度★★★★

    楽しめました
    ぐだぐだでめんどくさいLOVE&SEX。この濃厚で狭い人間関係は地方ならではかな?歌もダンスもあって、視覚的にも楽しいステージでした。

  • 満足度★★★★

    結局、保険体育の授業って、
    作品のそのものに対する感想とはズレてきますが、結局、保健体育の授業とそのことに関する実践って、正解とかってないし、年齢を重ねていっても、恋に対する答えを出しやすくなるわけでもないし、以前うまくいったことが、次の恋でも応用が効くかなんてわからないし、そんなことを見ていて思いました。

    演技が印象的だったのは、田村優依さん、湯口光穂さん、異儀田夏葉さんでした。

  • 満足度★★★★

    人間性態図鑑
     とある高校の教師や生徒、彼らの行きつけのカフェのスタッフなど、総勢14人の男女の間で織り成される不安定で乱脈でドロドロした色恋模様をクールなタッチで描いた、「人間性態図鑑」とでも呼びたくなる劇。
     保健体育は人間の恋愛行動や性行動を客観的に捉え、体系化することを役割の一つとするが、本作も劇の書き手が特定のカップルに肩入れなどせず、現実に存在しそうなとてもリアルなカップルたちの有り様をできうる限り冷ややかに客観的に描いており、書き手のクールさは観客にも伝播するのか、こちらもクールに、冷静に、客席のあちら側の世界をまるで「観察」するような眼差しで見てしまう。
     映画で言うロングショットのような引きの目線で見るからこそ、性や色恋の不気味さ、おぞましさがかえって鮮明に見えてきて、そこのところがとても面白かった。
     しかし、痴話喧嘩を繰り返し、くっ付いたり離れたり浮気したりを繰り返すカップルたちを見ていると、一夫一婦制というものがいかに自然の摂理に反した人工的な制度であるかを思い知らされますなぁ(;´∀`)
     
     

    ネタバレBOX

     本作のクライマックスは、全キャストが揃い踏みしてつぎつぎ相手を変えながらチークダンスを踊り、それまでの色恋模様の変遷をダイジェストのように見せていく終盤のワンシーン。
     好きな子を前に男が緊張して上手く喋れず、いつも会話が弾まないことに女の側が苛立っている、コータロー&ノブコカップルの「でも、好きだよ…」「私も…」というストレートなやり取りに、ジィ~ン! 恋愛行動に見て取れる人間の醜さ、間抜けさ、おぞましさなど、人間の負の部分にフォーカスした作品だっただけに、男女とも朴訥なこのカップルのピュアな愛の語らいは胸に響いた。
     だ~れも知りたくない情報をあえてお伝えするならば、ノブコを演じていたあのオカッパの女優さん、もろにタイプです(*^^*)ポッ
  • 満足度★★★★

    オンパレード
    舞台の使い方が面白い。
    濃厚なシーンが多かった。

  • 満足度★★★★

    2時間、
    女子高生がカラオケして交合うだけ。だけってことないけど。でも、このスカスカなカンジわりと好きです。

  • 満足度★★★★

    3戦全勝
    当世わこーどの恋愛(いや肉体?)事情。前半はほのぼの、微笑ましい系なのに、ある歌の場面を境に一転、驚愕の事実の数々が明かされる…。
    昭和半ば生まれのロートル的には「キミらそーでもせにゃ信じられんのか?」「寂しさを言い訳にすんな!」とか内心でツッ込みつつ、イマドキのJK、こえー!な感じ?(爆)
    そんな高校生たちを中心としながらもオトナのソレも絡ませるのが巧いやね。
    巧いと言えば調整室の使い方や使用曲の選曲も巧みで、開演直前のパフォーマンスからニヤニヤ。
    また、スッと引いてゆくような幕切れも好み。
    で、前半でほのぼの系と思ったのは前作「花園」の印象もあるんだな。
    そして、同じく高校生を中心にしながらも「花園」は陽、「保健体育」は陰なのではないかと。あるいは男女の差なのではないかと。
    竜史国王ったら、策士…。(笑)
    ところで、どうせなら終演後に「相関図(どちらかと言えば別の「カン」か?(爆))」を配ればもっと良かったのに。
    ともあれ、ここまで3作品連続ヒットの20歳の国、次回も楽しみ♪

  • 満足度★★★★

    面白い
    オススメします。ベタベタしてました。

    ネタバレBOX

    入場通路がピンクの風俗店になってました。
  • 満足度★★★★

    魅力的な演技・演出
    役者の在り方がとても魅力的だ。
    (特に中心の女子5人:異儀田夏葉さん、川田智美さん、長井短さん、湯口光穂さん、田村優依さん)。

    最近、いつくかの若い劇団を観ていて感じることがある。
    新劇的な演技力でも、アングラ的な身体でも、現代口語的な自然さとも違う、新しい役者の在り方(強度)が提示されていると。
    この作品にもそれを強く感じた。

    当日販売していた『「保健体育」国王指定教科書』を読むと、作・演出の竜史氏は、理屈によってそれを方法論化している訳ではなく、役者でもある自身の感覚を基に、その方法論を見出していっているようだ。

    竜史氏の良い意味でガツガツしている、責めている感じが、舞台からも伝わってきて、とてもよかった。

    ネタバレBOX

    冒頭のカラオケのシーンから惹き込まれる。舞台の最上段にあるブースで行われている。
    芝居直前の前口上と出し物を兼ねたものかと思って軽い気持ちで見ていると、もはやそこから舞台は始まっている。

    そのカラオケも、どこまで演出したものかわからないのだが、ヘタではないが上手いとも言えない絶妙な感じこそが、とても魅力的なのだ。若いありのままのエネルギーを放出しているようなそれが。
    (『「保健体育」国王指定教科書』によると「ブースの中でアクトするっていうのが、王子小劇場創設以来初めてらしくて」らしい。この責めた演出も素晴らしい)

    このカラオケのシーンの面白さが、舞台全体の面白さとも重なっている。
    歌手が歌を上手く歌いあげるのとも違う、かと言ってヘタウマの魅力とも違う何か。
    役者が役を演じきることで生まれているものでもなく、素人が舞台に立つ魅力とも違う何か。

    『「保健体育」国王指定教科書』を読むと、「今回は本当に一緒にやってみたい人、自分的にワクワクする人を集め」たらしい。その基準も「器用な人とか、上手い人は集めたくない」というもだったようだ。これは竜史氏へのインタビュー記事からの引用だが、司会者の「演技がですか?人生がですか?」との突っ込みに、竜史氏は「演技演技。いや、まあ人生もかなぁ。」と答えている。

    いずれにせよ、このような基準で集められた役者さんの魅力は、所謂演技力とは違う在り方・魅力として舞台に現れる。その役も「基本的には、意外な役っていうのは振ったことがなくて」ということらしく、役者の実人生から漂うもありながら、本人自身のドキュメントではなく、演技したものでありながらも、どこか役者本人の手垢が残っているような、そんな絶妙の質感が生まれている。

    『「保健体育」国王指定教科書』では、女優陣の座談会も掲載されており、そこでは、まさにこの点に触れられている。生山サナエ役:異儀田夏葉さんは「あたしの役、まんまあたしだわ。」と語っている。神崎チホ役:長井短さんは「わたし、恥ずかしくてしょうがない。」「別にセリフとかは、そんなこと言わないっていうセリフは別にもちろんあるんですけど、なんかあの、いざやってみるとなんか、あまりにもそのまま過ごしている気がして。」と、二村ノブコ役:川田智美さんは「なんか、あ、私を見てから書いた本って感じは、する。」と語っている。

    この、役者さん本人のドキュメントのような質感と、演技をしている本人とのズレのようなものの中に、この作品の、この作品に出演している役者さんの魅力があるのだと思う。それを見事に竜史氏は演出している。


    これらの点は本当に素晴らしかったが、物語の内容的には物足りなさも残った。

    孤独や寂しさを紛らわすために、恋愛にその救いを求めようとし、それが性的な欲望と相まって、その依存関係は深まる。だが、そこで満たされているのは、刹那的な快楽でしかなく、根本的な部分にある孤独感や寂しさは満たされることがない。だから、簡単にその対象となる相手を替えて性行為に走る。それでも、本当はどこかで、身体的な快楽ではなくて、心が充足することを求めている。

    それは、実際に性の快楽に溺れるかどうかは置くとしても、
    その感覚は少なからず誰もが抱えている苦しみではある。
    だが、それが、より深いもの、普遍的な人間の孤独感や人間関係の空虚感、または依存の問題などと繋がり、私の人生に突きつけられるような感覚は起こらなかった。

    また、少し長く感じた。

    と不満も残ったが、面白かった。


    演劇の中で、ダンスシーンが出てくる作品は苦手なものが多いが、
    なぜかこの作品のダンスシーンはとても魅力的に見えた。


    女子がとても魅力的に描かれていたと思う。

    『「保健体育」国王指定教科書』によると、
    「挑戦的な意味合いで、ま、男の子を書くのはもう、結構得意だから、ちょっと今回は、裏テーマが、チャレンジだから、なんか、今までどおりのことをやっていると今までどおりの評価しか得られないから、自分的に難しい道を歩いていかないと思って。ちょっと女の子を書くっていうのはテンション上がるんじゃないかと思って、女の子を書こうと思って。」ということらしい。

    竜史氏のこの挑戦的な姿勢にとても共感する。このようなチャレンジによって舞台に躍動感が生まれているのだろう。

    役者としての竜史氏の演技もとてもよかった。
  • 満足度★★★★

    若い力
    若いっていいなあ、って素直に思ってしまうお話。

    軽い感じなんだけど、中身は詰まっていて、いろんな観方や感じ方ができるように思った。

    ネタバレBOX

    終わり方だけあっけなかったかな。
  • 満足度★★★

    女性の台頭
    男重視の芝居かと思いきや、女性陣の頑張りに支えられた感じでした。


    男ももっと頑張れ!

  • 満足度★★★

    田舎、こわい。
    やっぱり王子はいい劇場だなあ。とバナナ学園を思い出しながら客席に向かう。
    劇団がやりたいことにとても協力的だ。



    役柄に合わせて女優さんのパンツの色にも演出がされていたとのことですが、だったらパンツ、見たかった(真顔)

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