福島真也×ブラジリィ―・アン・山田「酔いどれシューベルト」 公演情報 福島真也×ブラジリィ―・アン・山田「酔いどれシューベルト」」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.7
1-12件 / 12件中
  • 満足度★★★★

    伺いました。
    舞台奥にせり上がったオーケストラBOX?サイドは天井近くまでのセット、床も・・あきらかに前回と違う・・ワクワク。然而・・今回はマニアックな書を読みバッチリ事前学習をしすぎたせいか・・結果、違和感を覚えながらの観劇・・「フランツ・ペーター・シューベルト」の半生を綴る芝居では無く、別物のエンタメ作品なんだと頭を切り替えるのに時間がかかり・・終~幕。(☆3つ)声楽家さんを登場させるには必要なストーリー展開であったと、後で納得した次第・・。オーボエの音色が聞けただけでも良かったのかも・・アンさんの演出に+☆1つ。

  • 満足度★★★★★

    新しい世界
    であった。
    オペラでありミュージカルであり、いろいろな素材が融合してまったく新しい世界が誕生した。歴史上の人物を素材として製作されることは珍しいことではないが、今回の目の付け所ははすばらしいものであり、芝居の世界のに取りこまさせてくれ、楽しくすばらしい時間を堪能させていただいた。
    引き出しの中にまたひとつの宝物が増えた。。

  • 満足度★★★★★

    独自のスタイルをほぼ確立
    作曲家の評伝…もとい、偽伝シリーズ(笑)の第2弾。
    今回は会場も広くなり楽器もピアノに加えて4管1弦1打の「東京スザンヌ」が務め、本編も前作より「架空度」は増したものの、むしろよりしっかりした感じ?
    途中で何曲か歌が入る小劇場系芝居も増えてきたが、知っている範囲内ではポピュラー系が大半であり、クラシックは珍しい上に声楽家を迎えて伴奏も生という本格派は稀有で、しかもそれがミュージカルのように唐突でない(笑)のが見事。
    本筋についても突拍子もない人物(?)を出したり、シューベルトの「多作のとんでもない秘密」を描いたり現実離れしながらもフィクションとして筋が通っているというか、娯楽作品として上出来で楽しかったなぁ。

    なお、昨年秋の「活動再開」以来、作曲家の偽伝シリーズ(「イッヒ リーべ ディッヒ」は偽伝(評伝?)+現代劇)となった東京イボンヌだが、以前のような「現代劇にクラシック音楽を練り込んだ」スタイルもまたいつか(再演も含めて)観たい気がする。
    また、アンケートに書く時点では思い付かなかったけれど、伊福部昭などの邦人作曲家や、演奏家・指揮者を題材とするテもあるんじゃないかな?

    ネタバレBOX

    本来ならオーケストラによって奏される交響曲などの「東京スザンヌ」版編曲も面白く、魔王(役)に「魔王」を歌わせるなんてアイデアも愉快だった。
  • 満足度★★★★★

    より洗練された歌、芝居、演奏!
    シューベルトの酔っぱらって言う台詞”ダメだーおれ”の台詞が頭から離れません。
    歌、芝居、演奏、照明が見事に融合された洗練された舞台でした。
    馴染みの曲が多いこともあり、とても分かり易く飽きさせないそして、クラッシックに興味が持てるようになる内容でした。
    強いて言えば、もうちょっとだけシューベルトの違った部分が見られるとより良かったです。

    ネタバレBOX

    シューベルト(オーストリアの作曲家)が相思相愛だった幼馴染クラウディアを成り上がりの金持バロンに金銭的な家庭の事情で奪われることから、悪魔に寿命を売り作曲を頼んでしまうという妄想に陥る。寿命と引き換えに1000曲以上も。死の直前にその妄想からクラウディアが解放し、自分が作曲してたことを自覚。
    31歳という若さで息を引き取る。
  • 満足度★★★★★

    2度美味しい
    音楽と演劇、ミュージカルとはひと味違った雰囲気で、なおかつそれぞれが生きる演出良かったです!優雅なひとときを過ごせました。ひとつ、暗転時などで演奏家の出入りの時のカーテンの引く音が気になったのが少し残念でした。

  • 満足度★★★★★

    見応えがありました
    シューベルトの人間像には、諸説あるようですが、その中でしっかり演じられていました。声楽も迫力があって良かったし、演奏も上手く連携されていましたが、役者さんの演技も「ほとばしる」ようなお芝居で見応えがありました。久々に力演といえる演技を楽しめました。

  • 満足度★★★★★

    楽しめました
    約二時間があっという間に過ぎた感じでした。クラシックと演劇大変初めての観劇良かったです。

  • 満足度★★★★★

    ネホリーとハホリー☆
    (^^)/木曜の夜、中野で
    [東京イボンヌ]の
    【酔いどれシューベルト】を観てきました☆
    面白かったです。
    クラシック+演劇という、
    他の劇団に真似の出来ない舞台☆
    高尚なコメディと感動♪
    クラシックファンは大喜び、
    そうでない人はきっと、
    クラシックが大好きになります♪
    観劇日記をブログに書きました。

  • 満足度★★★★★

    楽しかった!!
    多分、脚本も良かったのだと思いますが、演出が格別に良かったのだと思います。客席も物凄く盛り上がっていました。

    ネタバレBOX

    音楽とお芝居が乖離することなく、声楽とお芝居も乖離することなく、ぶっ飛んだところはぶっ飛んで、オペレッタのように肩の力を抜いて楽しむことができました。

    全てがこなれていて本当にいい感じでした。ブラジリィー・アン・山田さんの演出が素晴らしかったのだと思います。

    当日パンフレットの中にバレエダンサーの募集用紙が入っていました。今後はバレエの要素も加わるような予感もしますが、広げ過ぎについては少し心配です。

    シューベルトは悪魔に魂を売って600曲も作曲したのではないことが、永遠の憧れの女性クラウディアから天使も悪魔も自分の心の中に存在するのだという言葉によって明らかにされ、死の直前の彼も心穏やかになり本当に良かったと思いました。
  • 満足度★★★★

    今作で、更なる雄飛も期待できる
    音響効果は兎も角、舞台で使われる音楽は生。ピアノ、打楽器、弦楽器、木管、金管など、技術体にもレベルの高い音楽スタッフの演奏に合わせて、オペラ歌手達が、歌う、演劇とのコラボレーションである。これからの更なる伸びに期待しているので、少々、厳しく★は4つだが、伸びシロ大。演劇好きにもオペラ好きにも楽しめる。無論、クラシック好きにも。(追記2014.10.10)

    ネタバレBOX

    序盤、役者にちょっと、音楽陣に気押される場面が無いでもなかったが、追々、良くなってゆこう。芸術の中で最も、数学的な音楽家と最も身体的な役者との闘争の場でもあるから、互いにその辺りは頭の片隅に入れておいて貰いたい。
     何れにせよ、作者が悩み乍ら作り上げた、一曲に集約する方法というのは、型としての普遍性を持つ。今作ではそれが”セレナーデ”ということになるのだが、この曲を中心に据える為に、物語は書かれ、他の名曲もセレクトされた上で歌われているのである。それも、生演奏を伴奏にしたオペラ歌手の歌で。音楽好きにも演劇好きにも堪らない。
     無論、ジャンルは異なっても、舞台上で演じ、歌い、演奏するのは、総て、プロの表現者たちである。そして、本物の表現者が、一様に持つ願いは、共通している。それは、一篇でも一行でも良い。自分の表現が百年後、千年後にも、矢張り、人の心を打つことである、表現する者は、何も、時代の偏見との戦いや、政治的イデオロギーや自由だけを追求しているのではない。矢張り、人々の心を撃つ作品作りを目指しているのだ。それえが、千年、2千年後のまるで違う文明の下でも生き抜いて居てくれることを。即ち、彼らは永遠と闘っているのだ。
     今作に戻ろう。今一度、言っておくが、真の表現者にとって、自らの創作が、例え1行の詩にせよ、一篇の曲にせよ、千年の時を越え、場所も越えて人々の心を鷲掴みにすることこそ、望みである。だが、シューベルトは歌曲だけで600曲を超える。その他に交響曲8曲、弦楽四重奏、ソナタなどを残した。31歳で他界するまでに編んだ曲である。無論、並大抵の数でないばかりか、その叙情性に富んだ曲想と多様なイマージュで初期ロマン派を代表する音楽家だが、生前は、今作でも描かれているように、一部に高い評価を与える者が居たとはいえ、長く不遇の時代を過ごした。それも、高い評価を与える者からは、ベートーベンの後継と目され乍ら、世の多くからは理解されなかったのである。その埋もれかけた才能を陰ながら支え、愛したのが、幼馴染でもあったクラウディアだ。無論、シューベルト自身も彼女を最愛の人とし、自分が売れた暁には結婚するつもりであった。然し、彼女には、病身の父と幼い弟、妹があり、稼ぐことができるのは彼女だけであった。而も、彼女は、成り金のバロンから結婚を申し込まれてもおり、生活の為に、いつ売れるとも分からないシューベルトとの結婚を断念する。彼女の窮乏は短い間ではあったものの、街に立つほどのものであったのである。
    一方、シューベルトは相変わらず、彼の才能を正しく見抜いた酒場のマスターの温情もあって飲んだくれていたが、終に彼の才能を評価し、楽譜を出版してくれる者まで現れて、クラウディアに指輪を贈ろうとするが、時既に遅く、彼女は、バロンのもとに嫁いだ。こんな時、ハプスブルグ家大公の娘、エリザベスが、彼の曲を聴いてファンになり、場末の酒場に訪ねて来る。これをきっかけに貴族からも評価を受けるようになったシューベルトであったが、書いても書いても売れない彼の曲への世間の冷遇は、彼の精神を追い詰め、終には、バロンがふともらした「金持ちになる秘訣は、悪魔に魂を売ることだ」との言葉の暗示もあり、売れる曲の為に、1曲につき寿命1カ月を悪魔にさし出す、という契約に結実する。従って、シューベルト自身には、自らの作品が悪魔というゴーストライターによって書かれたものとの認識が生まれ、才能の無さを嘆くことになるが、そんな彼が、たった1曲、本当の自分が書いた物として、永遠の恋人、クラウディアに捧げたのが、この“セレナーデ”だというのがイボンヌ流解釈である。
      彼は、死期をさとったのだろうか? 何れにせよ彼の幻想に現れた天使に、クラウディアとの逢瀬を願った。それが叶えられると、クラウディアの為に作った“セレナーデ”を捧げるが、クラウディアは、言う。彼に現れた、悪魔も天使も彼自身なのだ、と。このお告げは、彼の苦悩故に分裂した魂をアウフヘーベンする。当然のことながら、世知辛い世にあって、果たせなかった二人の愛も、求め会う念も、純粋な形のまま天上の愛という永遠に結実。彼は、呼吸を止めた。通い慣れた酒場のカウンターで!
  • 満足度★★★

    演出は流石
    演出が素晴らしいが役者がついてこれてない、と言うのが作品を通した印象でした。エンタメとしては良い作品にまとまっていたとは思います。ストーリーは、ところどころ、不必要な飛躍として登場人物の感情が断絶する感じの場所があり、それが気になってしまったのが残念です。

    生の音楽でBGMと言うのは豪華で素敵でした!

  • 満足度★★★★★

    気持ちが。
    お芝居とても笑えました。構成が良かったですね。それと見ていて素敵な気持ちになりました。いい時間だったです。ありがとうございました。

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