僕たちの町は1ヶ月後ダムに沈む *TypeA* 公演情報 僕たちの町は1ヶ月後ダムに沈む *TypeA*」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.4
1-9件 / 9件中
  • 14:00。
    後ほど。

  • 満足度★★★

    若さがいいけど・・
    1つの脚本を3人の演出家がそれぞれの解釈と演出で創り上げるというもの(TypeA,B,C)。
    その先陣を切るTypeA公演より そしてダブルキャストの【空】公演の回に行きました。。
    登場キャストは皆さん若い方ばかり。。
    将来性があるっちゃあるかもしれないけど・・・
    お芝居全体のレベル感からすると まだまだ未成熟な演技が目立った と感じてしまいました。
    ストーリーはというと とある田舎町の分校。 10数年ぶりの同窓会、懐かしい教室、当時の思い出、 それに反比例しているかのような 今の自分たち。。
    とまぁ よーくあるシチュエーションと展開も ストーリーに引き込まれて行くような雰囲気でもなく 2時間以上がちょっと しんどく感じてしまいました・・・
    お話的には ありがちなテーマだったので もっと大胆な展開や 予想を裏切るようなサプライズ演出がほしかった!! という気がします。
    出演キャストの知り合いには それぞれには 均等にスポットもあてられていて良かったかもしれませんが・・・
    純粋に いいお芝居を観たい!!  という人のはちょっと物足りなく思えたんじゃないかなぁ・・

  • 満足度★★★★

    ダムから原発再稼働まで
     保証金を貰って、故郷を離れる人々と残った人々の話と言えば言える。この手の話の現実面を様々な類似ケースで聞いている。一時的に大金が入った結果、ギャンブルや酒色に溺れ、家族離散の憂き目を見た、とか新規に慣れない事業を始めたが失敗したとか、移り住んだ土地の人々との折り合いが悪く、学校で子供達が苛められ、親子共に精神的な苦痛を受けた等々、マイナス要素も多々ある。
     その辺りの事情をかなりリアルに再現して居る分、自分にとっては、ちょっと物が言い難い作品でもある。

    ネタバレBOX

      話の内容が、重いので考えさせられはするが、芝居としては良く出来ている。演技、演出にも登場人物たちの抱えた問題の深刻さをキチンと伝えるだけの内容があった。殊に、最後迄、ダム建設地を去ろうとしないキャラクターを設定することで、この作品に重力が生まれていることも重要な点だろう。このような問題は、実際、日本中至る所でインフラ整備という名の下に産出され、蓋をされてしまった問題である。建築物の耐用年数の問題から、今既に、そして今後暫くの間は、補修や新・増設の話も出てくるであろう。時代がそれを望まないなら、別の形で。
     原発の再稼働を強行したがるのもゼネコン救済、ひいては銀行救済かも知れないのだ。例えば、原発関連の工事に鹿島が圧倒的に強いのは、中曽根 康弘の妻が、鹿島一族出身だからではある、が。工事の発注さえあれば、受注は、建設界の得意技、談合でどうにでもなろう。腐りきったこの「国」の「お偉方」など、この程度のものだ。
  • 満足度★★★

    【*TypeA*空キャスト】観劇
    青春群像劇としてはそれなりでしたが、不要な部分が多過ぎました。

    ネタバレBOX

    演技はなぞっているだけ、ストーリーは中学校卒業から12年後の青春群像劇としては、世間の荒波に揉まれて思うようにいかない苦悩を表現した部分はそれなりに良かったのですが、タイムカプセルを探す部分は、ことさらストーリーを複雑化、長時間化しようとした作家さんの魂胆がミエミエでくだらなく思いました。

    地域の思い出を守るために、あえて建設会社に入って桜を移植したり、歴史的建造物を移築したりを推進した女性には、会社に入って数年で上司を動かした力量に敬服しました。

    それにしても、女優志願だったあんな可愛い子が30前にアル中とは恐れ入りました。

    五十音を数字に置き換える暗号から発展して、いろはを数字に置き換える暗号を当時の少年は考えたようですが、観客の誰が気付いたでしょう。そして観客の誰が謎解きに挑戦したでしょう。黒板に書けば観客も考えたかもしれませんが、そして確かに何かを黒板に書いていましたが、廃校から12年も経てば黒板も色褪せてあれが正しい姿なのかもしれませんが、ホワイトボードに白いチョークで書いているようで全く読めませんでした。舞台の隅の方から女性が分かったーといきなり叫んで出てきても、なんだかなーと思いました。

    未だに立ち退かない人に対して強制執行を知らせる文書を役場の人が一人で届けに行って不在だから置いてきたって、そして読まないお前が悪いって、そんなことあり得ないでしょう。裁判所の仕事のようにも思えますが、せめて複数で行くとか、もう一度出直すとか、内容証明郵便を配達証明付きで送付するとか、相手に確実に届く方法を考えるのではないでしょうか。

    そもそもこの同窓会がいつ開催されたのかは明示されていませんでしたからまあいいのですが、てっきり今現在の話だとばかり思っていたのでカバンからカセットテープ対応のウォークマンが出てきたときには、あまりのご都合主義にビックリしてしまいました。
  • 事情通に聞く! 『変わらない人と地』




    今回の舞台、どうでしたか?

    「ダムに沈んでしまう街。そういう設定だけで、泣ける舞台が要求される。演出にとってみれば胃が痛くなる思いだろうね」

    中学校の同窓会というシチュエーションだけあって、全員20代の役者でした。


    「小劇場の世界って、男優も女優も背の低い人が多い。テレビなどの映像中心の俳優と、最も違う点といってよい。だって、駅前劇場に阿部寛いる?(笑)
    キャストの男優の背が高い、それだけでも、特徴的だよ。男優は、普段モデルとかもしてるんだろうけど」

    地元に対する意見の対立、(中学生時代の)校舎への立て篭もり、など社会的な面も感じられました。


    「今の若いひとは、上に従順だよね。例えば、1960年代の安保闘争のような、目的のために団結して闘うようなことは しないでしょう。東大安田講堂の占拠ばかりが歴史の教科書に記されているけど、国会周辺のデモが より激しかったら、現在の国に形さえ変わっていたかもしれない。でも、安保条約は延長され、岸信介首相が辞任し、安保闘争自体にも熱が失われた。
    だから、日本人にとって、上への闘争というのは、負け覚悟のスパイラルから抜け出せないんです。

    秩父事件しかり、刀で銃に立ち向かったが、官軍に負けた。もちろん今までの農民一揆とは異なり、それを指揮した人物は白い袴(死をいとわないことを表す)を着用していたので、彼らとしてはアピールではなかった。むしろ戦争を意図していたのですが、官軍と対等に闘う武器は調達しなかったのです」


    中学校での籠城も、結局、負け戦になってしまいました。


    「日本人にとって上への闘争とは、頭で闘うことではない。2011年にアラブの春が吹き荒れたでしょう。きっかけは、チュニジアです。大統領を反対する政治グループが結集し、チュニジアの市民をも巻き込みました。多くの国家では、上への闘争の際、様々な主義主張を持つグループが連合体を作るものなのです。
    ところが日本人の場合、闘争が  より分裂化する方向があります。
    安保闘争もそうですし、成田空港反対同盟も  そうでした。
    脱原発もポリティカル性では  今あげた闘争と似たところもありますが、脱原発を標榜する政党が乱立したことは記憶に新しいでしょう」

    舞台の話もお聞かせ下さい。中学生たちのダム建設反対も、大人になり、分裂化したといえるのではないでしょうか?
    沈没一ヶ月前だというのに畑を耕す男性いれば、ダム工事の建設に携わっている女性もいる…。


    「それは一概には言えない。ポリティカルなテーマとは、また違うから。
    長野県の田中康夫知事時代は、脱ダム宣言を発表した結果、ダムの工事はストップした。ところが、彼は二期目の選挙で保守系の候補に敗れたね。
    ダム建設の凍結だけが理由ではないが、要するに、工事関係者も潤わないし、その場所にいた、あるいは今いる住民も過疎に悩まされるわけ。
    工事してくれた方が、ダム湖畔という観光スポットも出来る。たまに地方に行くと、風力発電の風車が観光地になっている。自然を損なう代わりとして、県の観光課や商工課がバックアップしてくれる。
    そういう、蜜が味わえるわけだから、やはり一度、工事が進んだらスピードを上げてやってもらった方がいい。八ッ場ダムの反対派も、このインセンティブのため開発を求める方向に替わった。
    やはりポリティカルなテーマではなく、地域の経済と環境の問題なんだ。

    関西電力は、北陸の黒部ダムを作った。延にして数百万の人が建設にあたっている。過酷な現場で多くの人が亡くなったことは、NHKの人気番組でも放送されたことにより、社会的に認知されていると思う。

    都市に電力を融通するため地域へ補助金を流し、現場は過酷労働。どこかの構図と、同じなんだよね」


    ああ、原発ですか?ぜひ、舞台の話も聞きたいのですが…


    「銀行マンや教師、広告代理店、公務員がいたね。あれは、日本の平均点な状況を考えると、違和感が。
    過疎の村は、それほど  機会を得ることはできない。
    一方、妹の女の子は、可愛かったね。舞台後方のドアを開けるシーンさ、眩しい光が差したでしょう。このシーンは、女の子を別の次元に上げる象徴的な意味合いだったのかな。
    お兄さんも、変わらない笑顔が良かったよ。時々、そういう青年いるよね、僕の周りにはいないけど」

  • 満足度★★★

    よくできている物語
    <私が観たのは TYPE A:奥村拓さん演出のバージョン>
    よくできている物語だった。

    ネタバレBOX

    これは福島などのことも視野に入れて書かれたものなのだろうか?
    たんに開発の問題を扱ったものだろうか?

    勿論、どちらなら良いとか、悪いとかは全くない。

    その点が気になったというのは、作家は何を問いかけたいのかが解らなかったからだ。
    勿論、答えの出ない問題を扱っているのはよくわかるし、特定の立場のヘタなメッセージなど受け取りたくはない。だが、「色んな立場の人が、それぞれの立場で葛藤している」というだけでは、なにかがもの足りない。
    その点を描くならば、ラストで所謂「物語」としてキレイにまとめてほしくはなかった。

    人は全く分かり合えないんだと破綻して終えるか、
    本当のなんらかの解決の可能性を見出そうとしてほしかった。


    そういう意味では、最後の最後の終わり方は、素晴らしかった。
    物語に回収されそうになった問題を、そんなキレイゴトではないと、悲痛な絶叫で終わる。

    個人的には、悲痛な絶叫の先の話をこそ観たかった。
  • 満足度★★★★

    TypeA
    僕たちの町は、一ヶ月後、ダムに沈むという悔しさよりも

    ネタバレBOX

    失った同級生の存在が忘れられないというシンプルな物語だったように思います。ダム建設と闘った自分達が大樹を巻き込んでしまった結果、大樹が死んでしまうというショックな出来事。高校生の彼らが背負うにはあまりにも重すぎたのだと・・。

    これらの気持ちに一旦、終止符を打ちたくて、そして変わってしまった自分達の現況を思いながら、彼らはここに集まり、タイムカプセルという、12人の思い出話に大樹を混ぜようと・・。そんな気がした物語でした。

    アンケート用紙に誰の演出が一番良かったか?との記入箇所がありましたが、これは3通り観ないと書けないですね。

  • 満足度★★★★

    【追記あり】若々しく自然な、しかし奥村氏らしい演出。
    奥村拓氏の演出バージョン(TYPE-A)を観る。

    奥村演出は、衒いのない、若い出演者の感性を生かした自然な舞台を心がけた、とお見受けした。

    しかし、俳優は常に舞台の横や奥にいて、着替えなどもすべて舞台上で行う、等の独特の演出もあった。

    これまでの「オクムラ宅」での演出作品からすると、さらにもっと捻ったアプローチをされるかとも思っていたが、これはこれで素晴らしい出来だったと思う。



    以下、ネタばれ。

    ≪3作品を比較して≫~いち素人の、勝手な感想です~
    ●Aバージョン≪奥村拓演出≫舞台空間を、「演劇」としていかに構築するか、に心が配られ、それが成功していたと思います。3つの中で最も、キャスティングや衣装等で登場人物の性格設定などが細やかに考え抜かれていた。

    ●Bバージョン≪加藤真紀子演出≫若々しさを前面に押し出した印象の演出。細かいことにこだわらず、俳優たちの若さをそのまま舞台に乗せようと意図したのか。躍動感が出ていたと思います。

    ●Cバージョン≪福地慎太郎演出≫物語の分かりやすさは第一位。その分、平板な印象となり、演劇的醍醐味を求める向きには、物足りない結果になった感、あり。

    ネタバレBOX

    一ヶ月後、ダム建設のために水の底に沈む田舎の小さな町の中学校が舞台(タイトルが、この設定そのままなのはgood。細かな解説抜きで、ストーリーに入れる)。

    すでに廃校となっている中学校で、12年ぶりの同窓会が開かれる、という話。

    以下、私が感じた点を、いくつか。

    ●一見、元気で幸福に暮らしているが、実はそれぞれが悩みや問題を抱えている、というのがストーリーの幹の一つになっている。
     だが、これらが、やや類型的、並列的で凡庸な印象を与えた。「女優をあきらめた」という話などはカットしてもよかったかも、

    ●12年前の回想シーンになる時、舞台背後で登場人物たちが学生服などに着替える。ここは「回想」というイメージがさりげなく強調されていて、とてもよかった。
     

    ●全体として、照明がよかった。奇をてらうことなく、下品にならず。
     特にラスト近く、大樹の手紙を読むシーン。静止したかつての級友たちの周囲を歩きながら、大樹がその手紙の文面を語り歩く、その時の照明の感じが印象に残った。

    ●出演者は、年齢的に若いこともあって、演技にばらつきあるのは仕方ないことか。大樹の妹役の里美黎は、今回儲け役ということもあるが、好演していた印象。
     大樹役の田谷野亮は、力演だったが、「解説」っぽい感じで客席に向かって語る時、もう少し観客への押し出しが強い方がいいのではないかと感じた。説得力、という意味で。



  • 満足度★★★

    ノスタルジックな雰囲気や
    同窓会らしさは感じられず、生まれ育った町がダムに沈む悔しさなどほとんど感じていないシチュエーション。 単に旧友が集まっただけで、話に深みを感じられなかった・・・。

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