僕たちの町は1ヶ月後ダムに沈む *TypeA* 公演情報 ソラリネ。「僕たちの町は1ヶ月後ダムに沈む *TypeA*」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    ダムから原発再稼働まで
     保証金を貰って、故郷を離れる人々と残った人々の話と言えば言える。この手の話の現実面を様々な類似ケースで聞いている。一時的に大金が入った結果、ギャンブルや酒色に溺れ、家族離散の憂き目を見た、とか新規に慣れない事業を始めたが失敗したとか、移り住んだ土地の人々との折り合いが悪く、学校で子供達が苛められ、親子共に精神的な苦痛を受けた等々、マイナス要素も多々ある。
     その辺りの事情をかなりリアルに再現して居る分、自分にとっては、ちょっと物が言い難い作品でもある。

    ネタバレBOX

      話の内容が、重いので考えさせられはするが、芝居としては良く出来ている。演技、演出にも登場人物たちの抱えた問題の深刻さをキチンと伝えるだけの内容があった。殊に、最後迄、ダム建設地を去ろうとしないキャラクターを設定することで、この作品に重力が生まれていることも重要な点だろう。このような問題は、実際、日本中至る所でインフラ整備という名の下に産出され、蓋をされてしまった問題である。建築物の耐用年数の問題から、今既に、そして今後暫くの間は、補修や新・増設の話も出てくるであろう。時代がそれを望まないなら、別の形で。
     原発の再稼働を強行したがるのもゼネコン救済、ひいては銀行救済かも知れないのだ。例えば、原発関連の工事に鹿島が圧倒的に強いのは、中曽根 康弘の妻が、鹿島一族出身だからではある、が。工事の発注さえあれば、受注は、建設界の得意技、談合でどうにでもなろう。腐りきったこの「国」の「お偉方」など、この程度のものだ。

    0

    2013/03/18 14:14

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大