パブリック・リレーションズ 公演情報 パブリック・リレーションズ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
1-20件 / 23件中
  • 満足度★★★★

    初JACROW
    初めてJACROWを観た。 売り文句にあったように、とても濃密 な空気感。

    クインテットPRというPR会社と、東京テレビというテレビ局の双方の人々を描く。
    クインテットPR設立から始まり、会社が、人間関係がどんどんと壊れてい く様はなかなか重みがあった。
    濃密な会話劇に引き付けられたが、自分の好みが、リアルよりも、より演劇的な物を求める方向に行ってるのだな、とも思い知らされた。

    東京テレビの衿川プロデューサー(寺十吾)が、ぶっ壊れた人物ながらとても魅力的で、
    この芝居はこの役が回している、と言えるくらいの存在感を放ってい た。

    真実が何なのか、様々な人が様々な事を語るが、
    結局、その人が信じた物が真実となる。
    実際にはどうだったにしろ。

    その中で、企画の面白さだけをとにかく追い続ける衿川プロデューサーの、心意気に打たれた。

  • 満足度★★★★★

    2013年観劇初め
    2011年の観劇初めもJACROWだった気がする。そして「冬に舞う蚊」の時の様に、1月の段階で今年のベスト5に入りそうな作品に出会ってしまった。TVプロデューサー役の寺十吾さんがたまらなく良い。

  • 満足度★★★★★

    心地よい嫌げ感
    逆説的な表現ですが、今回も安心と安定の不穏で禍々しい世界感を堪能させてもらいました。イヤだけど嫌いじゃない息が詰まるあの濃密な空気は、この劇団の戯曲でないと味わないなあと改めて実感しました。

    ネタバレBOX

    自分としては、起業と業界話はピンと来ず、幾らなんでもカリカチュアされすぎではと思いましたが、聞くところによると無い話では無いとのことで少し驚きました。ただ、理想や理念が、足かせと言うか寧ろ「呪い」として会社や個人に圧し掛かるのは、この世界だけの話でなく、普遍的に何処の世界にも有るし自分にも身におぼえあるので納得しました。
    しかし、それ抜きにしても、正直この企業はそもそも崩壊するべくして崩壊したという感じがありますね。コリッチでの説明とチラシのあらすじとで何となく分かってましたが、中の人たちの志もベクトルも動機もバラバラですからね、いくらなんでもどれか一つは同じじゃなくちゃダメでしょ。
    だもんで、本筋よりもTV局の話の方が、社畜として生きている私としては、刺さりましたね。打ち合わせと言う名の吊るし上げのシーン、圧倒的有利な立場から、言葉尻を捉えて攻撃し、論理的かつ高圧的に追い詰めていって言質をとる。あの永遠にも感じる時間を経験している身としては胃が痛くなりました。また上司の咳払いが演出なのかマジなのかわかりませんが、一咳払いがボディブローの様に効きましたよ。

    こちとら、会社の鈍らとは言え歯車として生きる覚悟を決めた身としては、あのADの選択に救いと癒しをみました。


  • 満足度★★★★

    濃厚
    人間関係、会社関係をビシッと描き出しているところはなかなかの腕前ですね。

    ネタバレBOX

    雰囲気が箱庭円舞に似ていると思ったのは私だけ?
  • 満足度★★★★

    「企業内百鬼夜行」あるいは「明けない夜はない」
    途中までは「これだったら誰かを殺してくれた方がまだ楽」と思われるほどの居心地の悪さ(笑)があるが、終盤でやっと光明が見える、的な?
    それほどまでに脚本、演技・演出、配役がかっちり組み合い「退路を断っている」と言えよう。
    一方、前言を翻すようだがハラスメントその他の「悪事」は、ベタと言おうか類型的と言おうか「ありそー!」なあまり頬が緩んでしまうのもまた事実だし、ある人物の見せ方も後から考えるとかなりベタ(笑)。
    その見せ方に遊川和彦の手口(笑)を想起したりも。
    そんな中に「理想論はおろか正論だけでは世渡りはできない」的なことも盛り込んであれこれオトナの味わい、堪能しました。
    【勝手にキャッチコピー】「企業内百鬼夜行」「明けない夜はない」

  • 満足度★★★★

    濃厚・濃密な時間
    PR会社側の危機感表現がもう少しあってもよかったかなとも感じたが、今回も濃厚・濃密な時間でした。

  • 満足度★★★★★

    となりの上司は…
    評判通りの力作。起業。夢と現実。仕事。金。コネ。人間関係。見応えがありました。ほぼ初めましての役者さんでしたが、寺十吾さんはクセになりそうな俳優さんですね。

    ネタバレBOX

    他部署の上司って優しく見えるんですよね。わかるわーって思っちゃいました。

    それにしても、たった5人しかいない会社で、社長が部下と、らぶちゅっちゅしてたらダメだと思います!(苦笑)
  • 満足度★★★★★

    今ある世界
    観ていて胃が出そうになるくらいこたえた芝居だった。
    人間のエゴ・欲求・欲望や願望などすべてが織り交ざった息も詰まる展開。
    見事だった。
    雪のせいで電車が止まり、振り替えで何とか来たが、10分ほど開演を遅らせてしまい、迷惑をおかけしました。

  • 満足度★★★★

    がっちり&がっつり
    よくありがちな(と思われる)現在のビジネスシーンなので、(個人的には)内容はおもしろみに欠けるしそれゆえ脚本もビジネスで使う言葉が中心なので取り立てて印象的な言葉はない。にもかかわらずビジネスの渦中で蠢く人間模様(心理)を巧みにあぶりだす演出にぐいぐいひきずりこまれる。何度喉をごくりとさせたことか。役者がすべてよい。もちろん役者の資質もあるだろうが演出の手腕あればこそと感じた。中村×寺十、また観たい。

  • 満足度★★★★★

    企画が全て
    権限のある者の悪知恵や役得が見え隠れしましたが、企画が全てという点では納得しました。

    ネタバレBOX

    テレビ局のプロデューサーのパワハラ振りには辟易しました。実際にありそうな光景で、そんなテレビ局が桜宮高校の体罰教師の報道ができるのかと本当に心配になりました。

    起業したばかりの会社が放送局と直接取引できるのか疑問ですが、社長の前職の関係で口座が持てたのでしょうね。

    設立に当たってどれだけ資金を準備できたのか知りませんが、何一つ成約しないのによく資金が続いたものです。

    社員全員の会社だと言っても出資者が社長だけだとしたらやっぱり無理があると思いました。

    枕営業は本当にあったのか、どちらかが嘘を付いているのですが、カッコつけのプロデューサーが自慢げに大ぼらを吹いているのか、彼女が堂々と嘘を付いているのか分かりません。昨日と同じ服装で出社してるからということで判断しようともしましたが、全員同じやんということで肩透かし。いずれにせよ、数字のために動いているのであってやはり企画が全てということでは納得しました。
  • 満足度★★★★★

    幸先よい今年の初観劇
    上司だけど働き盛り、上司と部下の間で自己スキルの計りあい、性差の適性を見誤ったチームの仕事具合とか、見入れば見入るほどどこか合致する部分も多く、自分とは縁もゆかりもない業界のお仕事だが、仕事をする職業の根底はどこも同じ。理想と現実の狭間で仕事をする事がいかに普通で大切な事であるかを見せてくれた舞台でした。面白かったです。
    上演前と終演後のスタッフの細かい対応や、もちろん役者さんも全員が上手過ぎて素晴らしかったです。

    ネタバレBOX

    どの役柄を見るかによって、結末がサッドエンドやバッドエンドになってしまうけど、それもまたそれぞれの人生の道程なんだろうなー。
    地震の箇所は、話の区切りみたいなものなのかな。
    ハーフ肉まんの件、面白かった。帰り、つい肉まん購入してしまいました。おばちゃんなんで!
  • 満足度★★★★

    濃密な空気感
    説明どおりの濃密な空気感。重ーい沈黙が続いたり、罵声を浴びせかけたりする緊迫感のあるシーンが満載。組織が崩壊していく過程がリアルに描かれていて身動ぎせずに見入ってしまった。

    ネタバレBOX

    上司が部下に対して説教をするシーンが何度かあるのだが、自分もその類のことを言われたり言ったりすることがあると共感する事しきり。素晴らしくリアルな描写で会社で別部署の説教シーン見てるみたいな緊張感。

    とりわけ寺十吾の"衿川"が出色。いきなり部下を足蹴にするなど傍若無人な人柄だが、そこには情熱と愛情があって。。という類型的になりがちな役柄を魅力的に個性的に演じていて良かった。

    混乱しないよう駅前劇場のお客さんにまで丁寧に対応されている制作の皆様に頭が下がる。座席も結構大きな椅子を設置していて楽だった。素晴らしく配慮のある劇団だと感心。
  • 満足度★★★★

    ちょっと雰囲気が変わったかな
    今回はいわゆる業界が舞台だけあっって、いつもの濃密な雰囲気に加えて、ちょっとスタイリッシュな感じがしましたね。笑える部分も多くて、いつもよりは多少リラックスして楽しめました。しかし役者さん達みんな個性的で、ホントにうまい。

  • 満足度★★★★★

    最初がこれで良かった
    年始最初の観劇がこれで良かったと思える、素晴らしい芝居でした。さすがです。
    役者の皆さん全員力量が凄く、芝居の空気感を見事に作り出していました。脱帽です。特にパワハラとセクハラの権化のような襟川Pは本当に怖い。ここまで感情を揺さぶることができるのは凄いです。

    ネタバレBOX

    蒻崎さんは今回、弱い立場の役。こういうのも出来る幅広い方なのですね。素晴らしいです。

    あと、40割というのは良いですね。(これで歳がバレてしまいますが)
  • 満足度★★★★

    ハーフ肉まん
    いつも通り、楽しめました。

    ネタバレBOX

    QUINTET PRは、事業計画の不備と成長戦略が無いな! 当面、儲けなくとも会社が続けて行けるくらいのクライアントを確保しての、起業じゃないとね(笑)あと会社を大きくする夢もあるなら、その為の会社の強みみたいのも無いと、ただの夢だしね。 強みの部分を、社内の人間関係で潰れて、創業から会社を支えてクライアントを、江渡さんが引き抜いて競争他社に行くって展開だと、よりぽぃかな(笑)
  • 満足度★★★★

    今年初観劇!
    観劇しつつも出社して一日仕事した感じがした。
    無理強いをするのも受けるのも毎日の事だし、頭を下げるのも下げられるのも毎日のこと。
    決して重くならずニヤつきながら面白く観劇。

    ネタバレBOX

    寺十吾さんが「立川談志」に見えた。(笑)
  • 満足度★★★★★

    これぞJACROW
    役者全員がリアル。
    特にプロデューサーのリアリティと迫力に目を奪われた。

    ネタバレBOX

    後味も良く、すがすがしい。
    このクオリティで2500円は素晴らしい。

    ただ地震の意味がわからなかった。
  • 満足度★★★★★

    こっちの胃がキリキリ痛くなる
    午後が急に暇になったので、このサイトをサーチして発見。しかも、40割なんていう粋な割引制度もあるじゃないですか。年齢を証明できるものを持参したのに、受付でチェックしてもらえず、そのまま割引後の金額を言われてショック。見た目は実年齢より若いつもりでいたのに〜(平日昼間なので、証明書を確認する必要がなかっただけなのかも)。まあ、こういう素晴らしい作品を作り続けている劇団だけあって、スタッフの皆さんの人を見る目も確かだということですね。

    私はぼ〜っとしててトロイので、こんな仕事場で働くのは絶対に無理。テレビ局、広告代理店に行った友人が何人かいるけど、うまくやってるのかどうか心配になりました。「それも吐き気がするほど濃密な」は看板通り。

  • 満足度★★★★

    ディテールが的確ゆえ濃密な舞台となった
    小さな会社の創業と挫折をリアルなタッチで描いていて見応えがあった。

    私も30代に入ったばかりの時に自分の会社(広告制作・編集会社)を設立し、幸運にも倒産することなく推移したが、その頃のことを思い出しながら面白く観た。


    以下、ネタばれ。

    ネタバレBOX

    何よりも素晴らしかったのは、登場人物のそれぞれのキャラが明確に確立されていて、ディテールも的確で、一段とリアルな雰囲気を出していたこと。

    特に、テレビ番組の女性アシスタントディレクターを35歳に設定しているあたり、作者の巧みさを感じた。凡庸な作家であれば、もっと若い女性に設定したかも。しかし、それではつまらない。現実にも、30代半ば以上のアシスタント女性は案外いるものだ。


    また、競合会社と裏でつながっていた社員・古元ののらりくらりした感じは、ビジネス社会にいれば「ああいう奴、いるいる」と誰もが思うところだろう。

    若手社員・江渡の、もうひとつ正体がよく分からない感じも、いまどきの若い世代を実にうまく体現していて、オミゴト。


    作者が解説で目指したという、「濃密な空気」の感じは実によく出ていたと思う。



    ただ、業界を知る者としては、PR会社は、ほとんどの場合、年間等でクライアントと契約するので、一つ二つの企画が飛んだからと言って、PR会社の存亡にかかわるようなことはない(もしそうなら東日本大震災の時に多くのPR会社は倒産したはずだ)。

    ドラマとして許容される範囲だとは思うが、一寸気になった。


  • 満足度★★★★★

    創業・操業戦国時代
     こういった状況の中でこれまでのしきたりと新しい価値観や倫理観の対立を、男女関係の微妙な綾や、社内の人間同士の野心、傾向の差、利害関係に絡む謀略などと絡み合わせ、アーサー王の円卓の騎士よろしくラウンドテーブルを囲み、夢を同じくし、理想にすら燃えたはずの新会社の理念を破綻させてゆく展開は、スリリングでリアルだ。日々、社会で体験していることの裏にあるであろうと皆が感じていることを、きちんと想像力で紡いで見せた力作。
     シナリオも役者のキャラが立っていた点も、ふっと見せる目つきの寂しさなど、細かな点にも注意の行き届いた舞台であった。惜しむらくは7カ月以上の時を扱っているのに、衣装が基本的に変わらなかったことだ。予算にめどがつけばこういう点は、改善してほしい。内容的には、隙のない、だが、こせこせせずに本質をぐっと掴んだ良い舞台であった。

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