迷光、あるいは、残照。 公演情報 迷光、あるいは、残照。」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.8
1-13件 / 13件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    これは見応えのあるサイコサスペンス。初っ端から伏線を見落とさないようにと、集中して観ていました。スタイリッシュでノスタルジックな味わいもありますね。ラストはそう来ましたか。お見事です。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    誰もが持っている違う私を掘り下げ、深く考えさせられる作品でした。どんどん前のめりになって行き、劇場の造りのせいか? 自分も物語に入ってしまっているかのような不思議な感覚になりました。
    次の作品も楽しみです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    サイコなんだけどなんとなくノスタルジックで既視感ありつつも、重く見ごたえのある作品だった。
    多重人格という設定も誘拐も全ては親子の愛ゆえか。
    人格の変わる瞬間は少し微妙だったが、演じ分けはとても良かった。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    印象的だったのは、丁寧で自然な演技と余白を残したセリフ回し。解離性障害の深淵や人間関係の揺らぎが表現されていました。また、楽園の舞台中央の柱を現実と空虚を分断させるよう活用していて余韻を深めていましたね。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    「大人の鑑賞に堪えうる上質な洒落た切ないサイコサスペンス」という言葉どおり、落ち着いた雰囲気の中に緊張感が続く舞台でした。
    役者さんたちの演技がとにかく丁寧で、登場人物達の内面が少しずつ見えてくる感じに引き込まれます。
    多重人格の名前を『源氏物語』から取っているところも、個人的には洒落ていて印象に残りました。
    驚きの展開よりも、人の心の奥にある痛みや孤独を丁寧に描いていて、観終わったあと、静かに余韻が残る舞台でした。

  • 実演鑑賞

    観てて、凄い懐かしさをおぼえた。
    世紀末のころ、こういう精神世界を扱った作品が凄く多かったんだ。
    精神分析医が花形ってのも、あのころのテイストそのままだって。
    でも、初演は2022年なのか……テイストとしては25年くらい前に流行った感じで。

    充実した力作だと思います。
    最近のスピーディなドラマと比べると、ゆったりとしたテンポに感じたけど。
    丁寧に事件の真相を、分析していく展開。
    結果、事件にかかわった人たちの内面も描かれていきます。
    セリフ回しやキャラ設定が時代がかってる印象は持ちましたね。今風では無いかな。

    劇場の楽園は、かなり癖の強い劇場なんですけど、Ⅼ字もあの太い柱も、なかなか良い感じで使ってるなって感心。
    役者も充実してたけど、やはり、”下平久美子”さんの演じ分け、切り替えが圧巻でした。

    ※今回、チケットプレゼントで観劇しましたので、自分のポリシーとして星評価はつけません。
    充実した力作で見応えありました。ありがとうございました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    多重人格ものは小説でも映画でもいろいろ鑑賞していますが舞台は舞台でいいですね。演者のキャラもみな立っていてすごくよかったです。しかも、主役の人だけじゃなく脇役の人もみんな心に闇を抱えていて誰一人ハッピーじゃないのが人間臭くていいなーと思いました。あと、今回はサラウンドスピーカーを駆使されていたのかいつもの楽園より音響がすごくよかったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

     板上センターに円形の白いカーペットを敷いてセンターを示し丸テーブルを置いてある。テーブル周りには椅子が4脚、観客から演技が見やすいように配置されている。コーナーの一角にスタンド式の衣文掛け。オープニング時点では白衣が掛けられている。精神科医療施設という設定だ。

    ネタバレBOX

     今作で扱われるのは1人の人間の中に幾つものキャラクターが存在する解離性同一性障害である。この病の多くは、子供の頃に受けた虐待や耐え難い苦痛・苦難によって、未だ親元から逃げて自立できないという環境下、難を避ける方図も無く深く魂を傷つけられた経験により身体のみならずその心、魂に深く抜き去りがたい傷を負った経験に因って発症するケースが多い。今作は、幼少時飛び降り自殺してしまった母の体がクッションになり奇蹟的に生き残った少女が、この時のショックで解離性同一性障害を発症し成人後は娘を産んで現在は娘に面倒を見て貰いながら生活を営んでいるという状況の中で起こった不可解な連続事件で5歳の男児が死亡していた件を巡り捜査一課の刑事たちが動き出し幾つかの証言からこの解離性同一性障害の女性を容疑者として追い始め、精神障害の疑いもある為件の病院に勤務する天才精神科医師とされるひかるに、捜査協力を求めたことで展開してゆく。無論、医師には患者情報に対する守秘義務があるが、警察には、犯人と思しき者に関する情報を市民に提供して貰う権利もある。このような事情からこの病院でも可能な限り警察に必要な情報を提供することが現実となった。
     ところで、ひかるの天才性を示す場面は一場の取っ掛かりで描かれるが、シャーロック・ホームズシリーズの第一巻「緋色の研究」で有名な冒頭シーンそっくりな受け答えで少し鼻白んだ。無論、この点もひかるが警部に「殺人を犯している」旨指摘するシーンの解釈の仕方を上手く利用することで先に指摘した鼻白む印象は払拭された。流石に脚本化である。更に今作はホームズ以外の文学作品「源氏物語」に登場する光源氏ゆかりの女性が何人も登場する。無論、天才医師ひかるの名は光源氏に重ね合わされている。その為被疑者の多重な人格総てに源氏物語に登場する女人の性格が反映されている。源氏物語は読んでいて当たり前の書物だから誰しもその内容を可成り深く知っており、今作に深みを添えている。 
     但し、今作それだけでは終わらない。では、どのような展開を見せるのか? それは今作を観てのお愉しみだ。唯一つ指摘しておきたい点がある。今作で描かれる病院の院長の娘と婚約していたひかるは事件解決後、この病院を去ることになる。婚約者の妾腹の兄で副医院長を務めてきた医師が医院長に就任、ひかるは自分を捨てた母を探す旅に出る模様である。天才の抱えた自身の厳しい魂の傷が、彼の脱いで掛けた衣文掛けの白衣に憑依しているかのような感慨を齎すシーンは実に印象的である。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2026/02/12 (木) 19:00

    多重人格と源氏物語を繋いで犯罪を扱うサイコサスペンス。面白い。107分。
     風雷紡の吉水恭子が下平久美子の求めで2022年に作・演出した作品のリメイクだが初演は観てない。解離性人格障害(解離性同一性障害、いわゆる多重人格)の箒木美都子(下平)が児童誘拐容疑をかけられ天才精神科医・速水ひかる(川島拓矢)の精神鑑定を受けるが…、という物語。終始タイトで緊張感の溢れる場面が続くが、興味を持って最後まで面白く観ることができる。彼らを取り巻く人々や刑事たちが物語をふくらますが、メインは箒木と速水の対峙するシーンということになろうか。「天才精神科医」という言い方にちょっとばかりの違和感。また、刑事役の一人の暴力的な演技はちょっと心に痛い。多重人格を演じる下平の演技力は凄い。推しの吉水雪乃が美しい。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    張りつめた臨場感に始終、どきどきして目が離せませんでした。面白ろかったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    面白い、お薦め。
    心地良い緊張と緊迫感に溢れたサスペンス劇。説明にある「児童誘拐容疑で逮捕された箒木美津子、警察から精神鑑定を依頼される若き精神科医速水ひかる」を中心に物語は展開するが、登場する1人ひとりにも何らかの苦悩や葛藤を背負わせることによって解離性同一性障害という特殊性を浮き彫りにする。彼女の中で源氏物語に登場する姫達の立ち位置や性格などを多重人格の様相に重ね、照明と音響を巧みに使って人格変化を表す。

    少しネタバレするが、事件を始め人々の背景にある心の深淵、その伏線をすべて明解に回収するのではなく余白というか余韻に浸らせるような紡ぎ方が好い。すべてが解明しきれるわけではない心の病、どうして解離性同一性障害を発症することになったのか という原因や過程をサスペンスとして観せつつ、根底にはヒューマンドラマが息衝いている。

    劇場 楽園には中央に柱があり、それをどう使うかといった演出が試されるところだが、本作では 過去の記憶や情愛を表しつつ、現在の別空間を表現し表出させる妙。
    (上演時間1時間55分 休憩なし)

    ネタバレBOX

    舞台美術は国見総合病院の速水医師の診察室。丸絨毯に中央に丸テーブル、2組対になった椅子が4脚。奥のスタンド衣桁に白衣、その横に飾棚と小物。中央の柱には多くのアルバム写真が飾られている。柱を境に過去と現在が分かれているようだ。

    都内で児童誘拐が頻発し 箒木美津子がその容疑者として浮かび上がる。警察から彼女の精神鑑定を依頼される若き精神科医速水ひかる。物語は解離性同一性障害に表れる人格を源氏物語の姫達に、そして精神科医を光源氏に準えている。登場(声だけ)しないが病院の跡取り娘 葵と婚約している。 美津子は子供の頃、母に連れられてデパートの屋上にあるミニ遊園地で遊ぶのが好きだったが、或る日 母が美津子を道連れに飛び降り自殺をした。幸い美津子は母の上に落ち一命を取り留めた 悲しい過去がある。

    美津子には2人の子(年子の男と女)がいたが、男の子は5歳の時に亡くなり、今は娘の秋子と2人暮らし。今 美津子の1人の人格が誘拐し、別の人格が迷子として戻す(届け出る)ことを繰り返していた。亡くなった息子への愛着、それを嫉妬した秋子。或る日 美津子が誘拐した男の子を…。警察は 秋子を逮捕しDNA鑑定(秋子の手首傷と男の子の爪の間にあった皮膚)をするが、肝心なことは黙秘していると…犯人か否か明らかにしていない。

    一方、速水は若くして精神科医師として有名、しかしそれには訳があった。父は旧家の家柄で母は父亡き後、祖母から家を追い出された。自分が有名になることで母が訪ねて来てくれることを期待。また刑事の藤原匡は、仕事に没頭し妻 夕美子との団欒を後回しにしていた。事件が解決したら旅行でもしよう が口癖。しかし 夕美子は藤原の事件の件で風評被害に遭っており、それが原因で自殺していた。今の時代、個人情報なんてすぐ知られ、嘘と噂が拡散される。

    公演は、人にはそれぞれ痛みや悲しみがあるが、それに立ち向かうために多重人格を作り出すか、人格崩壊しないよう耐えるか を登場人物に担わせている。人格統合の良し悪しではなく、どう生きていくかといったところに<光>を当てている。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    舞台セットは丸ガラスのテーブルに
    2種4脚の椅子を配し
    柱には額に入れた写真等と
    壁際に棚とハンガーが1つづつの
    シンプルな感じでした
    アンケート用紙にミニペン付き
    全席自由で2方向どちらから観ても
    差は感じないかなぁと
    心理サスペンスであり
    緊張感の切れなかった
    約2時間の作品でありました
    自分の思うマイナス要因が無かったなぁとも

    ネタバレBOX

    説明とはチョイ異なり
    児童誘拐容疑で警察がマークしているのが
    箒木美津子(ははぎきみつこ)であり
    受診している国見病院の担当医である
    若き天才精神科医と称される速水ひかるが
    警視庁の警部藤原より捜査協力を依頼され
    守秘義務からと いったんは断るも
    診察を続けて知った美津子の亡くなった
    5歳の長男の状況を教えて貰うのを交換条件に
    協力をする事になり 段々と美津子の症状や
    児童誘拐不明事件の真相などが
    詳らかにされる展開であります

    人格交代時には音などで表現されてました
    実際は眼振が起きるそうですね
    そんで 大抵の人格数は普通に2桁ぐらいだとか
    今回は源氏物語の女性になぞらえて7名ほど

    解離性同一性障害は自らの心を守る為に
    受けた衝撃的な出来事を他人格に受けてもらい
    精神を守るらしいが今作の美津子さんの
    精神衝撃は凄いものでしたわ

    話に突っ込み何処も無く
    納得の出来で満足しましたわ
  • 実演鑑賞

    面白かった。
    滅多に上演しないのはもったいないので、ぜひ他団体での上演や映像化などもしてもらえればと。

    ネタバレBOX

    よく知る風雷紡の作品群とは違いフィクションのサスペンス、ミステリー。

    本当は恭子さんが主演したかったのでは?なんて想像しちゃいました。

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