切ない。
四人のお芝居ということで、
普段よりは若干大人占め、
でも天幕旅団のらしさは失われず、楽しめました。
一度目がチケプレだったのもあり、
初めてリピートしてみたのです、
何度見ても面白かったです。
満足度★★★★
お見事!
初見の劇団でしたが、これは見事な本歌取り。ダーク・ファンタジーにしてミステリー・サスペンス。コビトが7人のビリー・ミリガンというアイデアは実に秀逸。シンプルな舞台も効果的。白雪姫には見惚れました。
満足度★★★★
4人芝居
本歌取りファンタジーを得意とするらしいが、この白雪姫、たしかに独特味付けで面白かった。4人でちゃんと奥行きのある舞台を創造していた。主宰の人柄が想像できるような、当日パンフのあいさつ文もよかった(ラーメン屋)。
満足度★★★★
無題424(12-167)
19:30の回( 曇)。18:40受付、19:01開場、入って左右に座席、四角い舞台の2辺にパイプ椅子席(座布団2枚)、客席と対面する壁一面に這う葉、緑の照明に不気味なほど映えています。天井からも葉が伸び、その先に電球。2辺には紐が張られ、劇中、これが何かが明らかになります。足元にも太めの紐。正方形の舞台、客席との間を役者さんが通ります。黒いテーブル、2種の椅子が2脚ずつ。こちらの劇団は初めて、白雪姫で知っているのはリンゴくらい(終演後、Wikipediaをみる)。なんとも(心情的に)ダークなお話。19:26前説(場内アナウンス)、トイレ確認、19:35開演〜21:08終演。赤い糸、黒い紐などで情景を描写(食器には紐を巻き付けている?)、役者さんはみな白い衣装。
満足度★★★★★
もう一度観たい
ファンタジーかつサスペンスミステリー。そして、様々な形で姿を現す切ない愛の物語。
渡辺望さんの演出が遺憾なく発揮された舞台だと感じた。
狭い劇場と、どの席からも舞台が近く感じられる客席、そしてわずか4人の役者によって繰り広げられる濃密な芝居。
とてもシンプルな舞台、少ないセットと小道具の中、役者自身の体と道具を交えた身体表現で、次から次へと物語の世界が浮かび上がってくる。
最初はその様が興味深く、いちいち「ああ、この道具でこれを表現するのかぁ」と感心しているのだが、だんだんその表現法に慣れてくると、いつの間にかすっかり物語の方に引き込まれている。
そこからラストへ向けて、穏やかだけど着実に高く積み上げられていく積み木のような、静かな恐怖の予感。そして……。
観終わった後、しばらく声が出ないような、そんな、何とも言えない空気が立ち込めていたような気がする。もう少しこの空気を味わっていたい、そんな風に思った。