満足度★★★★
有意義な公演
中編一幕もののD以外の3つはそれぞれ「裏テーマ」があるような気がしたりしなかったり。(深読み・誤読は得意だ)
初期作品から近作まで幅広く取り揃えられていて、企画としても面白かった。音楽業界で例えれば「アーリー・ベスト」みたいな?
なお、BプログラムのDラえもんとSザエさんのキャスティングに大いにウけ、Dラえもんのブラックなオチにはビックリ。青☆組ではもう決して観ることができないであろう作品たち(Aの「青ずきんちゃん」も含む)も知ることができて有意義な公演であった。
なお、Bプログラムを9日、それ以外を10日に観て全プログラムをコンプリート。
満足度★★★
もっと観たかった
都内にこんな静かな民家があるとは。
入場すると畳の部屋に座る。
天井が高くて古い民家の匂いが田舎を思わせる。
ここは都内なのに。
主催の吉田小夏さんが飴を配っているので、
一つ貰います。
それにしても吉田小夏さんキレイでした(^_^;)
あと民家の井戸水で入れたお茶を振る舞われて、
寒い雨で冷えた体が温まりました。
最初の『スイッチと野菜ジュース』はト書きを吉田小夏さんが朗読。
彼氏と同棲を解消して一人暮らしをする始める女性。
そこに運び込まれるピザ屋の懸賞で当たったTV。
でもTVは人型という少し不思議な物語。
TVを演じる荒井志郎さんのPUFFYの愛のしるしが頭に残ります。
チャンネルを変えるごとにTVが、
歌ったりドラマを演じたりニュースを読んだりと、
ちょっとSFな感じです。
次な『押しかけ女房』ですが、
タイトル通りに独身女性の家にある日突然、
女房がいるというお話。
最初はほのぼのな感じで、
世話を焼いてくれる女房のありがたみを感じていたのですが、
主人公の女性が不倫をかつてしていて、
その奥さんが失踪していると。。
少し世にも不思議な物語になるというお話。
なんといっても女房を演じた大西玲子が圧巻。
『スイッチと野菜ジュース』では等身大の女性を演じていたと思ったら、
『押しかけ女房』では大人しい女房から不倫を問い詰める迫力ある女房に変貌してと、
演技の幅の大きさに感服です。
A、B、Dと他の演目も観たかったのですが、
時間が(^_^;)
でも、こういう企画は美味しいので、
今後もやって欲しいですね。
満足度★★★★
総合力のある企画
初めてゆうどに行った。奇麗な日本家屋。リーディングの雰囲気を盛り立てる。
雨降りの日だったけど、お茶とアメ、吉田小夏の弾き語りでリラックスして開演をまった。
満足度★★★★
2本観てきました
目白から程近い場所。そこには昭和の香りがする、古民家が会場。
A.・Dの2本を鑑賞。
吉田さんの世界を、かいま見れた感じかな。
久々のリーディング。たまにはいいものですな。
満足度★★★★★
AとB鑑賞
すてきな場所とすてきな音読会でとてもいい時間を過ごしました☆
AもBも全く違ってどちらも甲乙つけがたい(笑)
こなつさんの書く話どれも好きです!
また機会があればぜひ観てみたいな★
満足度★★★★
Cプロ、面白かったです
Cプロ。2編リーディング。一人暮らしの女の部屋への奇妙な訪問者、というモチーフ、現実感が揺らぐような感覚は共通しつつ、物語への回収のされ方に作者の成熟も感じる。2編とも面白かった。この回が一番気に入りました。
今回の企画はとても面白かったです。是非またこのような機会を作ってください。
満足度★★★★
AプロとBプロ
Aプロは白基調。「幸福の王子」が面白い。4人の女優たちによって童話の世界が鮮やかに立ち上がった。場所も味わい深く、(案内にあったとおりの)贅沢な大人の絵本の時間でした。衣装も素敵。
Bプロは黒基調。戯曲もダーク面を描く。「恋女房」が面白かった。
プログラムごとに色彩の変化が鮮やか。作者の幅を示してますね。
満足度★★★★★
バス通り裏 に音読の命 あふれて
今回は、話し言葉の味わい深さを堪能できてよかった。何気ない台詞が 心に沁み、時に 恐ろしさも秘めていた。時代から忘れさられたような佇まいにも春は芽吹き、音読の命が生々しくあふれ出ていた。この時期にふさわしい優れた企画だと感心した。
満足度★★★★★
ファンにはたまらない企画!!
優れた戯曲と魅力ある役者がつくる独特な世界に、
しばし時を忘れ浸りました。
プログラムの合間に学習院の桜も愛で、とても幸せな一日でした。
満足度★★★★
D 観劇
朗読劇なのですが、作品内容に似た会場が、舞台背景を彷彿とさせてよかったです。あと、細やかな仕草などの演出が、普通の芝居上だと流して観てしまいそうなのが、朗読がゆえに感じられたのが新鮮かつよかったです。ただ、歳の離れた兄弟が、どうしても視覚から入ってしまってイメージしずらかったです。
満足度★★★★
かくかくしかじか。
Aを観てきました。
会場になっている『ゆうど』・・・民家をギャラリーにしたこの場所、雰囲気がとてもよかったです。
柱の傷はなんとやらといった具合に年月を感じ、それと同じように年代ごとに書かれた脚本が紹介されていく感じがとてもよくマッチしていました。記憶を辿っていく感じなのでしょうね。ブルージーンズメモリーなんでしょうね。マッチしていました。
満足度★★★★★
穏やかな空間で紡がれるオトナの童話
青色文庫Cプロ観劇。
青☆組さんって、自分が役者である事を忘れて観れる、
数少ない劇団の一つなんですけど。本当に面白かった。
繊細で、透明な空気感の中で感じる、
「人の皮膚」薄皮一枚の下に流れて澱むオリの様な
「業」とか「性」そして、それを包んで余りある
「やさしさ」を素直に見せて感じさせてくれる。
満足度★★★★★
幸福な王子
自分も大好きなワイルドの物語を
なかなか素敵にリメイクしていて、聞きごたえがありました。
・・そういえばこの作品、トルストイの「復活」に似てる気もする
(発表された年代を見ると、トルストイが似たというべきなのか
10年の時を挟んだ、上演された3作品。
聴いていると、
どうも、34歳のときに書いたという「幸福な王子」、
これは23歳の時から13歳に戻ってきたみたいな・・
童話チックという意味で(笑
・・なんかそんな気がしてしまった(根拠は特にないけど
王子は・・幸せだな(笑
だって、自分の馬鹿に命がけで付き合ってくれるツバメ(友達)がいるから。
男子というものは、真っ直ぐなバカと、それに付き合ってくれるバカな友達がもう一人いれば、
無敵みたく(いや、実際にはそんなことは全然ないんだけど、心のハナシで(苦笑
強くいられる、シンプルな(残念なことに女子はも少し複雑であるようだ)生き物で、
そのことは、女子には容易には理解しがたいんじゃないかと、ずっと思ってきたけど・・
この美しすぎる童話(美しすぎるがゆえに、自分はトルストイを好むのだけれど)
を、こんなにも優しく柔らかに具現化するところを見ると、
どうやら自分も考えを改めないといけない、とか思ってしまう(苦笑
どちらが先に死ぬかなど、二人にとっては関係ないのだろうな。
「墓場で会おう」とでも、王子とツバメは命を失う前に約束していたのかな?
満足度★★★★
和やかな空間でのリーディング
個人的には、とても良い時間を過ごせた!
作品だけでなく、スタッフの皆さんの対応がとても良く、気持ちよく過ごせた。
会場のゆうどは、古い民家のような空間であり、田舎の家に招かれた感じがした。私はB公演を観劇。
【演目】
『さよならドラえもん』、『磯野家の夜』、『恋女房』、『燈籠』
上演時間60分。