青色文庫 公演情報 青☆組「青色文庫」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    【C】鑑賞
    乙女チックな21歳の作品と女の執念がにじみ出る33歳の作品、良かったです。

    ネタバレBOX

    『スイッチと野菜ジュース』1998年(21才) 同棲していた男と別れ引越したばかりの女性の話。不思議な人型テレビは過去作品にも見られるドラえもんの影響でしょうか、別れた男への執着心の故でしょうか。

    実家へ呼び戻そうとする親の影もちらほらする中、お互いの瞳にお互いが映っているという妹との会話は歯の浮くような乙女チックさを感じました。

    『押しかけ女房』2010年(33才)  本当に押しかけ女房でした。凄い発想です。OLが家に帰ったら押しかけ女房がいるという、SFチックであってSFではないところは小松左京の女シリーズの短編のような味わいでした。

    目立たないけど家事全般に実力を持つ女房、夫を取り戻したい一心での所作、椅子を激しく倒す行動は向田邦子に出てくる女性のようでもありました。

    不倫関係の男はカッコいいはずだという頭があるので、ト書きを担当した荒井さんぐらいがやった方がもっと感情移入できたのではないかとも考えました。

    朗読劇よりはやはりお芝居を観たいという気持ちが強いですが、60分で帰るのは後ろ髪引かれる思いでした。

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    2012/04/13 11:38

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