ローザ 公演情報 ローザ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.5
1-15件 / 15件中
  • 満足度★★★

    みた
    「ローザ」って響きがよいな。

  • 満足度★★

    「誰かが誰かを演じる」ことを信じられるか。
    予備知識無しでも楽しめる、とはあったが、予備知識皆無では、難しい印象の方が強いのでは、と思った。
    この時代に、理想に燃えていた共産主義・社会主義革命の話を上演する、その意図を考えたくなった。演出家には、何らかの意図があったようにも感じたが、演者側はその意図をもっていた(共有していた)のだろうか。

    ネタバレBOX

    お話の肝は、ローザの周りの人たちが、ローザを演じていくことで、彼女が自分にとって/相手にとってどういう人だったのかを改めて理解していく、というものだったと思う。しかし、エーベルトやツェトキンやカウツキー夫人が、「ローザを演じよう」と言い出すこと自体が、私は残念ながら信じられなかった。
    その場にいる役者が、「エーベルト他を演じよう」と言う→「さらにローザを演じよう」と言う、という段階なら、信じられたようにも思う。誰かを演じようとする衝動は、役者にとっては自然なことだが、そうでない人間にとって果たして自然なことなのか。話を観賞する前に、それを考えさせられてしまった。
  • 満足度★★★★

    面白かった。
    格差社会とか言われてる現状だと、社会主義とか革命とか妙に魅力的に聞こえたりして、あ~ファッションや文化だけじゃ無く、思想や社会も少し形を変えて繰り返しちゃたりするのかな?なんて事を感じたりしながら、手を変え品を変え、笑いも交えて楽しませて貰いました。

  • 満足度★★★

    信じられたものと信じられなかったもの
    ポーランド生まれのドイツで活動した革命家ローザ・ルクセンブルグをめぐる物語。彼女の死後、親しかったものたちが墓場に集い、ローザとは一体なんだったのかを、それぞれがローザを演じることによって検証する。

    ネタバレBOX


    ジャスミン革命以降、アラブの春をへて、変革後の新たな体制づくりの難しさが語られる今日、興味深い題材ではあるが、見ていて一番気になったのは、ロシア革命時代のドイツにおいて、非常に大きな影響力を持ったローザ・ルクセンブルグという人間が見えてこない点だった。
    作者は、偉大な革命家ローザ・ルクセンブルグではなく、ひとりの女性としてのローザを描き出そうとしているのかもしれないが、役者たちの演技からは彼女の人生を垣間に見ることができなかった。もちろん、現代の若い日本人俳優が100年前のドイツ女性革命家の人生を舞台上で生きるなんてことはできるはずもないことかもしれない。しかし、いまを生きる人間の肉体を通して、一瞬でもいいから彼女のリアルな生を見ることができれば、劇として信じられるものも生まれたのではなかったか。今回の芝居を見て、信じられたのは俳優たちが等身大の自分を生きているということであり、俳優が演じている役を信じることは最後までできなかった。
  • 満足度★★★★

    観た。
    ドイツ革命の指導者の女性の物語で、時代背景がイマイチ分からず物語に入り込めなかった。
    亡くなった人物の登場のさせ方が面白かった。
    会場外の自動車や通行人の声が気になった。

  • 満足度★★★★

    抽象的なようで,史実のようで...
    ある程度の歴史考証の上に成り立っているとは思いますが,現実にあった話のようなそうでないような...何だか夢の話のようでもありますが,登場人物の言動には正確な精神力動があるような気がしていました。私の集中力がトロいのかもしれませんが,暗転は真っ暗のこととすれば,沈黙は無音の事?会場が道路沿いで,もう少し静まった例えば地下の劇場みたいなところ(横浜のSTスポットみたいな...?)だったら,印象違ったかもしれないと思います。

  • 満足度★★★★

    2回?
    まったくの予備知識もないまま観劇。幕が開いてしばらくはどんな話なのか?目と耳を集中させて、なおかつ脳をフル回転させて観ていたが、特に驚きや感動は沸いてこなかった。むしろ外から聞こえる音が耳についたりした。が、話が進むうちに徐々に入り込んでいけた。前説で聞いた上演時間90分、は長いかな?と思ったが気付けば終演で、ほんとに時間を短く感じた。好みが別れる舞台かもしれないし、2回観たほうが面白いのかもしれない。舞台美術はシンプルで、ほとんど素舞台だ。出演者も稽古着のような衣装を着た4人だけ(女性3人、男性1人)。しかも全員が最後まで板の上。これは大変だろうなぁ。過去に見た作品でも黒澤氏の演出は面白いと思う。フライヤーにもあるとおり、各種の色々なチケット割り引き(8種類)を用意するなど演劇ファンを増やそうとする努力も伺える。チケット代も最近の相場からすればもともと安い設定だと思う。また、素人の客をアフタートークに出演させる意欲的な試みは、スゴイというか意欲的だ。

  • 満足度★★★

    上演時間が
    長いかな、この感じでは。集中力が途切れ気味になった。

  • 満足度★★★★

    ダブルコールでした。
    新劇団員の女優さん3人+菅野さんの4人芝居ということで、前作に未消化を感じた身としては実はかなり心配でした。しばらくは確かに、うーん、と思いながら観てたのですが。後半、菅野さんが(演技的に)主導し出してからは凄い勢いで芝居が回り始め、他の女優さん達の演技まで底上げするその役者力に夢中になって観てしまいました。世莉さんの演出の狙いは伝わってくるので、前半は正直、過去に時間堂に出演した他の女優さんだったらどのように演じただろうと考えながら観てしまっていましたが、終盤の女優さん達の声の心地よさは実に心地よく胸に染み入り。やはりこの方達で全国ツアーを成功させてほしいなと思いました。それにしてもこの繊細さ。時間堂の優しさが凝縮された蒸留空間で、劇中劇に入るときの呪文にはこちらの精神も研ぎ澄まされるよう。良い演劇はやはり場所を選ばないものだなと実感しました。以前WIPを観た王子スタジオで、道路の雑音もかなり聞こえるはずですが。すっかり芝居に入り込んでしまい、当然のダブルコールに感動。

    ネタバレBOX

    3人の女優さんが立ち代りローザを演じるときは、ヒザイさんの力が突出していたせいか、誰がローザを演じてもヒザイさんが主役に見えてしまい、肝心のローザ像が浮かび上がって来ないことに、うーん、と。

    しかし菅野さんがローザを演じ始めたら、最初は諧謔的だった演技に徐々にローザが浮かび上がってきて。相手役の女優さんの背の高さも手伝って、あのがたいの良い菅野さんが驚くほど華奢に見えて吃驚しました。やはり素晴らしい役者さんだなぁ、と。素敵でした。
  • 観てきた
    5/19

  • 満足度★★★

    やりたいことはわかるが
     消化不良を感じた。狙いと演技の方向付けは正しかろう。然し、詰めが甘く結果消化不良を起こしてしまった、という印象だ。まず、狙いであるが、ローザ・ルクセンブルグの生涯をローザの非在という点で捉え、登場人物の各々が、自分のローザ像を提示するという形なのだ。狙いは明らかであり、それ自体は、分かり易かったし視点としてはそれでよかろう。然し、それをスタニフスラスキーのtransparent effect or action によって表現しようとするなら、鍛錬も勉強も全然足りない。方向性は正しいのだが、実態が伴っていないのだ。今後もプロとしてやってゆくつもりなら全身全霊を賭けて挑んで欲しい。才能豊かな人々が必死になってもマスターできるのは、ごくわずかだ。然し、これをマスターした俳優は世界的名優としてはばたくだけのレベルに達する。そのような理想の俳優術を目指して欲しい。

  • 満足度★★★

    よくわかる解説付き
    どんとがボーカルでいたバンド、ローザ・ルクセンブルクについてではなく、ドイツの女性革命家ローザについての歴史検証パフォーマンス舞台。
    個人的に、ドイツ人に限らず海外人名を一度に覚えるのは複雑思考回路状態の持ち主な為、解説あってホッとした。
    演者4人しかいないのに入れ替わり立ち替わり、時には男優もローザを演じたりする。女性の闘士家、革命家といえばジャンヌダルクをイメージしてしまう自分だが、この方は独立独歩の精神が漲っていた。
    見終わった時、芸術点の高い舞台を観たという感じ。

    ネタバレBOX

    部屋から一歩外に出れば交通量の多い一般道。客席数80位?の小さな一室で繰り広げられた誇り高い女性の話。灯りが白壁に奇麗に映え、身近にある物で音を奏でる。

    クララ(共産党党首)、ゾフィー(ローザの親友)、ルイーゼ(思想家カールの妻、後に「ローザからの手紙」出版)、エーベルト(男、当時のドイツ大統領)がローザの墓前に集まり話が始まる。
    理想、理念に立ちはだかる政治の壁に生きる力が跳ね返され、結末は悲惨。ローザと関わった人達による回顧懺悔録と言った印象。
    絶叫する訳でないが、内容故混沌とした台詞使いに聞こえたシーンもあった様な気がする。
    それぞれローザを演じてた、小柄なヒザイさんは身体の小ささの為かややロリータチックに見えたけど指先までキレイに見えた、窪田さん官能的でも清潔感あり、直江さん時折妖艶でクール、菅野さんあの中でローザ演じるのはある意味リーサルウエポンにあたりそう。
    アフタートーク解説がなければ補完出来ない部分もあったけど、それらを含めて興味深い舞台だった。
  • 満足度★★★★

    「演技」
    2回観るべきなのか。

    ネタバレBOX

    ローザが惨殺されてから3年。友人3人が墓参りをしているところに、やはり墓参りにやってきた社会民主党党首フリードリヒ(菅野貴夫)が鉢合わせ、言い争いになる。フリードリヒの提案で4人はローザとの思い出を再現する…。

    再現と劇中の現在を交互に提示し、いまは亡き「ローザ」、それだけでなく、フリードリヒほかの4人の人間性や関係性をも浮かび上がらせる構成。歴史やイデオロギーの話はよくわからないけども、変革期を体験したローザ含めた5人の、大きな話のような人間くさい小さな話。
    4名がかわるがわるローザを演じることで、ローザと自分を再確認する4名。特にルイーゼ(ヒザイミズキ)は、フリードリヒに近い人間であるのも最初だけ、スレたような性格でいい存在感を放ち出す。
    ローザの墓参りの資格が~なんて話してた序盤に対して、こんなふうに、自分らの演技を鏡にして自分らを見つめる4人は何を思っただろうか。

    傍からみれば、いい年した男女(一人は大統領)が墓の前で演劇しているという、シュールでコミカルな舞台なのに、時間と空間を離したりくっつけたりして、音響と照明を加えて一体的な緊張感で、客席含めた会場を満たした良い作品だった。
  • 満足度★★★★

    場所
    すごくこの話と劇場が合ってた。
    迫真。

  • 満足度★★★★

    ライブのよう
    外を歩く人の声や車の音が聞こえるのは、
    京都のSOLECAFEとかそういったところでのライブを思い出されたりして。

    夜公演だったので、
    最初わりと外が騒々しかったのが、
    公演が進むにつれて静かになっていくのが、
    物語とシンクロしてるみたいで良かったです。

このページのQRコードです。

拡大