狂おしき怠惰 公演情報 狂おしき怠惰」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.7
1-20件 / 20件中
  • 満足度★★★★

    観た
    (なぜか感想を書き忘れる。当時のメモ)
    相変わらずセットとセットチェンジがお見事。
    社会派エンターテイメント作品で医療業界の裏側が見事に描かれていて、3時間あっという間。
    ただ「背水の孤島」ほどの説得力は無かった。

  • 満足度★★★

    話題だったので
    今年の演劇賞で話題になっていたので観に行きました。流石社会派劇団というだけあって内容はかなり重く専門的であった。かなり主張を強く観客へとぶつけてくるのは燐光群の作品とも共通しているかなとも思えました。でも最初の病院での設定がなんだか無理にドラマ性を作ろうとしていて少しだけあやふやだったかなとも思いました。後はやはり3時間休憩なしはお尻が割れそうでした。役者さんと舞台装置はとても良かったです。パンフレットのボリュームも凄かったです。
    勉強になりました。ありがとうございます。

  • 満足度★★★★★

    凄くよかったです。
    休憩なしの3時間5分も全く問題なしでした。席は最前列で・・どっぷりハマってしまいました (T_T)。なんか・・リアル。
    セットもリアルでびっくり。途中一度幕が下りてナレーションと同じ文字が数分間流れるのですが、その短い時間での大道具さんの仕事にも感動 。病室・廊下・トイレ・給湯室もリアルな病院から古いビルの中のある会社の応接室へと舞台が変わりました。神業ですよ。
    自分が同じ立場になったとき、どうするだろう。 それに生きていれば、明日なにがあるかわからない・・今日劇場で地震があり、焦りました。

  • 満足度★★★★

    初トラッシュ
    3時間、という長さは特に感じなかった。

    医療、政治、分厚いテーマに引き込まれました。
    演劇というものの、姿、忘れていたものに再会した、というか・・・。
    こういう分野の演劇、ほんとうに大事だなっと痛感させられました。

  • 満足度★★★

    初見
    約3時間5分、社会派の力作は、美術や場面転換も素晴らしく、引き込まれたが、、、 やはり長く感じてしまった。

    ネタバレBOX

    医療現場と製薬会社、官庁と昨今事情が抱える問題を主軸に描かれていた。
    よく練られていて、納得できる本に、役者さんも好演だった思います。ただ、テーマがテーマだけに、物語上の事実の積み重ねが、色濃く出ていた分、心情描写や、観客に忍び寄る心理的な感覚は、薄く感じてしまった。
    それ故に、作為を強く感じた部分が、冗長に感じてしまい、第一幕は想定内に収まった感じでした。

    湊さゆり(林田麻里さん)が、久松外科医を恨み、復讐の為に久松を誘うのは、理解できるし、清純なさゆりが、女の武器を使い、妖しい色香を放つ姿は見事でしたが、下着の中に手を入れる姿は・・・二人とも私服姿だが、密室ではなく、帰り道か病院かわからない場所での、行動にしては、過ぎると思ってしまいました。
    父臨終の際、司が心情を告白するシーンも、さゆりに対する恋心について話す姿が、あの状況にしては長過ぎると思いました。

    第一幕、入院病棟の病室から通路、タイル張りのバストイレ、その横の給湯室の奥には、ナースステーション?と、奥行きを感じさせる、素晴らしい美術でした。

    第二幕に入る時、字幕の映像と早口のナレーションで、数年後を見せる。その間に、製薬会社の美術セットに変わるのも、見事でした。

    TPP参加後の懸念等の、着眼点は良かったと思うが、司がスピーカーで、窓から叫ぶ姿等が、やや子供っぽ過ぎるというか・・・イマイチ感情移入できなかった。
    霞製薬んの専務(山崎直樹さん)が、窓から身を乗り出している時に、司の兄に止められた際、『お前は、下ばっかり見てるんだなぁ~』から続く言葉は、数々の現実を乗り越えてきたならではの実感が、とても響きました。
  • 満足度★★★

    うーん…
    「背水の孤島」でTRASHMASTERSを初めて観てものすごく感銘を受け、
    この作品も観る以外の選択肢はなかった。
    んだけど…
    明らかに言えることは今回の「狂おしき怠惰」より「背水の孤島」のほうがはるかに好きだ、ということ。

    ネタバレBOX

    「背水の孤島」で“唯一”違和感があったのが、人間関係の狭さ。
    何年経っても同じメンツでつるんでるような「世界せま!」という感覚に違和感を抱かざるを得なかったけれども、後半になって初めて出てくる役もあったので、まだその違和感は最小限に抑えられていた、あるいは、その違和感を上回る展開&内容だった。
    でも…
    「狂おしき怠惰」は、その違和感が全面的に出てきてしまっていて、人間同士の関係性をムリヤリ当てはめていった感が否めなく、だからそこ「え、そこも?!」「え、またこうなるの?!」という意味で、笑いが起こらないようなところでも笑いが起こってしまったりして、シリアスな雰囲気がぶち壊しになったんだと思う。
    後半でも、ほとんど座ったお芝居でメリハリがなく、社長室と応接室の間にある秘書室(?)もほとんど使われない。
    まぁタイミングよく社長室から人が出て応接室に集まり、電話が鳴って応接室から人が捌けていく。そのちょっとした電話にもお芝居の中で意味があるのならまだ許せるけど、明らかに捌けさせるための要因として何度も使われていて、正直「また電話かよ」と何度も思った。
    3時間もやるのなら、観てる側を飽きさせないようにもう少し工夫して欲しい、という素人な私の意見。
    テーマ・役者の方々の演技・見応えだけを考えれば満足度はかなりあることは否めないので、おまけで+★1つで★3つ!
  • 満足度★★★★

    緊張と集中
    大学病院で繰広げられる人間模様。
    仕事の倫理観は職種により様々だろうけど、今の日本を取り巻く濃い現場が痛い位伝わってくる。
    女は嫉妬と逆風の断片を跳ね返したら、より一層強くなると実感。
    一幕終了間際〜司の発言挿入シーンが一番響いて印象に残ったかな。

    演じてる役者さんの年代が見事にその年代を生きて来たような造形で更に驚く。

    ネタバレBOX

    誰でもお世話になるであろう病院現場。
    ストレスを溜めない為にいろいろ発散しなければと発言する医師の本音。あけすけな発言に聞こえず、ごく自然に言っているので、なんか妙な説得感があり、納得するやら感心するやら。

    医療現場や製薬企業の倫理観、昨年の震災後からの甲状腺がん患者の増加を思わせる話が進む二幕より、翔と司兄弟の父親の看護・臨床実験、湊の仕事と心の逃避の仕方とかの一幕の方が入り込めやすかった。

    終盤、司の行動は正しいとは思う。ただ現在からこの先の日本にかけて、そのメッセージは悲しいかな絵空事のように空しく聞こえる。
    湊の行動から退職する行為は自業自得に寄るものだけど、仕事に対しては真面目に接していたと思いたい。
    一幕で自己顕示欲が強いのかと思った(名誉)教授だけど、二幕の湊に「命の尊厳」を問いかけた場面は、医師と父親の両方の発言からなるものなんだろう、と思った。
  • 満足度★★★★

    ヘヴィー!
    休みなしの3時間超の社会派問題作。頻尿者にはちょっとツライが、エンターテイメントとしても実に面白く、大いに満足です。しかしこれだけ凝った作品なのに、病気や医療の設定がかなりズサンで、この点は興醒め。

  • 満足度★★★

    重いテーマてんこもり
    初めてTRASHMATERSを観ましたが噂通り重いテーマで、しかも色んな話が詰め込まれて充実の舞台。しかし幕間にああいう演出?するなら休憩にしても良かったのではないだろうか。思ったほど疲れなかったけど、パイプ椅子で3時間越えの休憩なしは厳しいです。

  • 満足度★★

    みた
    社会問題を扱い、声高に批判してみせれば骨太と呼べるわけではない。肝腎なのは人物造形の方だと思う。



    ネタバレBOX

    実は女の子目当てで見舞来てましたって告白するところとか、窓からさけぶところとかその中身とか、ああいう場面を目の当たりにした後でリアリティという言葉を使う気にはなれない。

    終盤、病におかされているという事実が、主人公の独りよがりな行動の免罪符に見えてしまう。一幕では他人の心情を思いやれる描き方をしつつ医者を批判してみせて、二幕では叔父に贖罪を迫り、相手の心情を無視して追い込む。その叔父がぎりぎりで踏み止まるとか、主人公に都合良すぎる。あそこで飛び降りて、主人公の本当の物語が始まる気がした。

    何より、三時間もかけて最後に言いたいことをそのまま台詞で言わせるくらいなら、演劇じゃなくていいと思う。
  • 満足度★★★★★

    190分 1本勝負!!
    「Convention hazard~奇行遊戯」 「背水の孤島」 に続いて3回目となるTRASH MASTERS 本公演。

    毎回 あのガチな舞台に虜になっている今回も観ていてひとつとして息を抜けない濃い作品でした!!!

    昨年の作品は あの震災へのメッセージ色が濃かったように思えましたが、今回も最後の最後に福島の原発が事の発端だった・・・という伏線がありました。

    休憩なしの3時間10分、いつものスタイル、一幕は大学病院を舞台にしたエピローグ的なお話し。中津留さんらしく細部までリアリティを追求した見事なセット。

    病室、廊下、流し台、トイレなどなど・・
    トイレでの会話にはエコーを効かせてましたよ、それとカゴシマジローくんが30万円くらいの札束を数えるシーンでは、多分本物の万札。

    がん患者の家族と大学病院、そして製薬会社という 医療の現在と製薬会社の抱える問題を扱った

    社会派としての作品性と 人間の"エゴ" をうまくMIXされたものだと感じました。

    いつもながら 中津留さんの おそらくかなり調査をしたであろう 台詞や事実 が 難しい単語が多い割には とてもわかりやすくなっていて 難しさを感じませんでした。

    人間の”死” と そこには必ずあるであろう 営利的利害 表裏の立場を旨く 表現されていたことに

    やっぱり すごいぞ!!!! と思ってしまいます。

  • 満足度

    うーん。。。
    飛び込みでいきました。なんとなくタイトルに惹かれて。 当券を購入してから「終演22:05」の貼紙にビビリながら、開場時刻まで暫し待つ。  開場時刻も過ぎ劇場に着いたらごった返す人々。手狭な劇場なのだからうまくサバいてよ受付さん。売り子、受付の声、モギリの声が飛交いクロストーク状態で全然伝わりませんけど(-_-;) 狭いロビーで演出おぼしき大柄な男性が挨拶してるが、私、後ろでタバコ吸ってるんだから灰皿ふさがないでよー。なんだか開演前から萎えることと多々。
    着席したら、他の方も言ってますが豪華なパンフ。いや、確かに有料のようなつくりで立派です。でも、欲しいとは思いません。置き去りにしました。

    内容は、いたって普通なのでしょう。骨太ではありましたが。他の方も絶賛している装置については、同意です。但し、後半の社長室前。秘書室と応接室の作りが頼りないのでグラグラだし、社長室のドアを閉めると絵画がグラグラ。こういったところでも「説得力」て無くなるもんです。 はい、おかげで途中から集中力が切れました。内容とまるで関係無い箇所に目が行ったきりです。だって、座ってる演技が多くて(特に後半)、前の人(大柄男性)で視界が遮られちゃったんだもん。しかも、その人もユラユラするから私も避けてユラユラ。途中から諦めました、観劇を。

    総合的に、私の肌には馴染まない舞台でした。装置と集中力が高い役者陣に「☆ひとつ」です。

  • 無題305(12-058)
    19:00の回。今夜も急に決めたので最後列(指定席)。長いのはいいとして、とっても普通。前半/後半のセットの転換は面白い、けど、だからあれだけ解説が長かったのかと意識はそっちに行ってしまうのでした。病室、廊下、トイレ、流し。オフィスも古めかしさがよくでているし、時間の経過具合もわかりやすい、役者さんはいいし、セットの中での「位置」もよく練られているんだと思います。でも、お話しは普通…医療に関する小説は多いし、薬害、遺伝子治療、臓器移植、生命などテーマも多いのに…話の展開がゆっくりとしていて、22:13終演。

    ネタバレBOX

    何組かの関係が並行し、これは「複雑な人間模様」を現しているのかなと思いながらも、よくありそうなものの組み合わせに見えてしまうのでした。これがなければこのお芝居は成り立たないものって、何だったんだろう…と、見方が浅いのでしょうかね。

    M&A決裂の場面はちょっと薄味、あの程度の拒絶理由だったら最初から本格的な交渉には入らないんじゃないかなと思ったり、NDAがあってデューデリなんかもやったうえでの結論(?)にしてはやはり弱いし、上場してなくて、役員が大半の株式を保有していれば、他に有力な株主はいないだろうし2/3まで買い占められることはないので敵対的な買収は無理だし…とか。
  • 満足度★★★★★

    超近未来
    よくできたセットに感心してしまった。こんなの観たことない。
    病院を舞台に次々露呈する人々の裏事情、それを辿れば霞が関につながるという現代の暗部がてんこ盛り。
    その設定とスピーディーな展開が素晴らしい。
    全ては抽象的な言葉ではなく、取材のたまもののようなリアルなデータで語られ、その説得力に圧倒される。
    この話は超近未来のシミュレーションだ。
    ゆっくりと落下していく「生」の重み。
    生きているうちにそれを感じる人は、ごくわずかかもしれない。

    「やるべきこともやらないで、たらたら生きてんじゃねーよ!」
    その声を背中に聞きながら、私は劇場を後にした。




  • 満足度★★★★

    硬派ながらも楽しめる作品
    前作で様々な賞を獲得し、現在岸田國士戯曲賞にもノミネート中とのことで興味を持ち、今回初めて観ました。
    病院と製薬会社の関係を描いた物語から、医療のあるべき姿を考えさせられる作品で、休憩なしで3時間を超える上演時間を長く感じさせない静かな迫力がありました。

    末期の癌で新薬の投与を受けている男が入院する病院を舞台に、男の家族や医師たちの様々な思いが描かれる前半と、その数年後、製薬会社の応接にて政治や経済との関係の中で医療はどうあるべきかが議論される後半との二部構成で、変に笑いを取ったりしようとせずに重いテーマを物語と演技の力だけで進めて行きながらも、社会派ドラマとしてただ問題点を掲げるだけの堅いものにはなっておらず、観客の心を引き込むエンターテインメント性も感じられるバランス感覚が素晴らしかったです。

    丁寧に造り込まれたセット、分かりやすいストーリー展開、芝居掛っていない演技等によってすんなり物語の世界に入り込めましたが、リアリズムに傾き過ぎていて、見立てや省略といった舞台芸術ならではの表現があまり用いられておらず、演劇でなくむしろ映画やテレビドラマ向きな作品に感じられのが勿体なく思いました。

    日常の会話と変わらないような抑えた声のトーンでありながら、はっきり聞き取れる台詞回しが耳に心地良く、絶叫するときとのコントラストも際立っていました。パンフレットを見ると役者たちの年齢はあまり離れていないのに、親子に見えたりとビジュアル面の作り込みも良かったです。

    ナレーションと字幕が流れる数分の間に完全に別のセットに転換していたのが圧巻でした。どのような仕組みになっているのかとても気になりました。過度に劇的な効果を用いず、滑らかに明るさや照射位置が移行する照明も良かったです。
    当日パンフレットも有料でも良いくらいのとても立派な作りと内容でした。

  • 満足度★★★★★

    感動しました
    3時間5分と言う時間が、長く感じないほどドラマに引き込まれました。
    脚本も無駄なく分かりやすく様々な問題(ものすごくたくさんありました)をさらけ出していて、それを演じる役者たちもみな真剣勝負で、ハイレベルのお芝居だと感じました。

    知らず知らず息を詰めていましたが、見終わった後は大きな深呼吸とともに温かい気持ちになれました。
    いえ、けっしてそういう温かい(だけの)話じゃないと思うのですが、がんばって生きなきゃという気持ちになりました。

    司役の役者さんの熱演素晴らしかったです。
    お兄さん役や、他の役者さんたちもみんな素敵でした。
    良いお芝居をありがとうございました。

    ネタバレBOX

    舞台セットも素晴らしかったです。病室のリアルさにも驚きましたが、暗転後にがらりと変わったのには目を瞠りました。

    あれだけ長いお芝居で、場面転換の為の暗転がほとんどないというのも、すごいですね。

    個人的にTPP参加後の保険医療について危惧していたので、あれだけはっきり言いきってくれるとスッキリしました。
    友達にも勧めたいです。

    お芝居と関係ないのですが、Tシャツ購入させていただきました。安いのにすごく立派で(生地が厚くてしっかりしている)、いい買い物しました(笑)
  • 満足度★★★★

    休憩はほしいかも
    とはいえ、緊張感の続く芝居。途切れることなく最後まで堪能した。こういう系統だったのか。。話題の劇団だったので見れてよかった。次の作品も期待したい。

  • 満足度★★

    長かったです。
    1幕と2幕のあいだのスクリーンに字幕が映るところで、休憩を入れて欲しかったです。お化粧室にいきたくて辛かった。
    さまざまな問題をあまり深く鋭く抉らないで表面的に描いていたのは、幅広い層にわかりやすい形にするため?エンターテイメントとして楽しめる範疇にとどめておくには仕方ないのかなとも思いましたが、もうすこし突っ込んだ鋭い視点と主張が欲しかったです。
    男女の絡みが、意図的にそうしていたのかもしれませんが、とりあえず入れておいた感が拭えなくて、なんとも表層的で滑稽で、いまの男女関係をそういう形で捉えていてそこに問題があると言いたかったのかな、とか、悩んでしまいました。
    製薬会社の社長の伯父役の方や、主人公の兄役の方、厚生省の方が、とても魅力的でした。

  • 満足度★★★★★

    スケールの大きな
    日本の抱える諸問題を取り込んだ超大作!感激!!

    ネタバレBOX

    早口の格好いいナレーションがあって、そろそろ終わりかな、意外に3時間早かったなと思っていたらセットも入れ替え数年後、第二幕が始まりました。

    医療界と製薬会社の在り方を問う問題作!

    配役の属性がしっかりしていて骨太で、新薬開発の問題点、医者のストレス問題や患者への心のケアが行き届かない現状を中心とした話かと思いきや、TPPに加盟後の日本、原発事故で甲状腺癌が多発しているという前提に立ったスケールの大きな近未来の話でした。

    甲状腺癌治療のために新薬の認可に手心が加えられていたこと…、混合診療には国保が利かないという現状を踏まえ、それがアメリカの意向を受けたもので、TPP加盟で高額医療と民間保険依存がさらに進み、国保が崩壊寸前になっていること…、製薬会社が医療機関などにばらまいている金の流れを規制し、社会貢献するよう法律が改正されたものの、その法律が裏金作りをしていた当該製薬会社を追い詰めることになるなど、ホント凄かったです!!

    癌細胞とタンパク質を結合させレーザーを照射する治療が再発には効かないというストーリーに、プリオンにみられるようなタンパク質の持つ不気味さがクローズアップされ印象的でした。
  • 満足度★★★★★

    構成も鋭い分析もいつも通り
    現代の恥部をあばきだした後に近未来を鋭く予測するのはいつも通り。脱帽。
    「怠惰」として非難されるべき人間の中には私も。叱られに行ったようなものでした。これこそプロテスト演劇。

    ネタバレBOX

    前半から後半にうつる時のわずか数分の間に大きな音を殆どたてずに行なうステージセットの転換。いつかタネあかしして欲しい。

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