満足度★★★★
初演
を観てない自分にとって、劇団代表作だという事で楽しみにしていた作品。
なるほど、重いテーマでラストも衝撃的で考えさせられる内容。
大量の服の着替えや主人公を代わる代わる演じる手法が印象的。
身近な人の死について思い出し、考えてしまう。
やはり代表作、観てよかった。
満足度★★★
重い気持ちを重いまま・・というのは
あまり好きではないかも・・(汗
何か過ちを犯したと思うのなら、
「復活」のようにすべてをなげうってそれに尽くさなければ・・
それこそ「人生の第二章」は決して始まらないのではないのかなぁ、と、思ってみたり(昨日宝塚を観たばかりなので余計にそう思ってしまう(苦笑
そういえば以前、学生時代の友達が列車に飛び込んで自殺して、
・・・なんでこんなみんな簡単に死んじゃうんだろうなって思ったら悲しくなって
葬式終わった後でふとソイツのカオ思い出して無茶苦茶悔しくなったりして
みんなで飲みながら泣いたり(苦笑
でも、今になってソイツのこと思い返すと・・・フシギなことに
葬式の日の教会の上の突き抜けるように晴れ渡った青い空のことしか・・
思い出せないんだよなぁ・・(笑
オヤジの死もずっとそばで見ていたから余計にそう思うのだけれど、
「死」とかいうものは自分にとっては凄く透明で、
それは自殺であってもそうで。
暗さというよりは明るさに近い気がしてしまう。
自分が男だからそう思うのかもしれないけれど、
自分が兄の立場だったら・・
自殺で死のうが死ぬまいが・・・妹を恨んだりはしないだろうなぁ、って思ったりするんだけどねぇ。
・・どうなんでしょうね?(苦笑
満足度★★★★★
2回目
1回目は客席中央で見た。何も感じなかった。
こりっちでの高評価を見て楽日に再見。
今度は語りをする主人公の正面で見た。
なるほど。良い芝居でした。
楽日だからか役者の演技も良くなっていた。
暗い芝居だけど、こういう芝居も必要ですね。
暗いけど、出演者が若い女の子だけだったり、笑いもあったりで少し救われてるのかな。
語りをする女優さんの位置をもう少しセンター寄りにしても良いかも。
でもそうすると上手端のお客さんが。。。
満足度★★★
心にズシンと。
場面の合間に壁に用意された服に着替えていく演出が印象的でした。
心のトラウマを描く作品として観劇後はズシンと重いものが残りました。
目を向けられなかった真実を知って、平穏が訪れるわけでもなくそのまま終わってしまったのも切なかったです。
パンフレットに震災が起こった今だからこそ再演を、と今回の公演になったそうです。
ツラいことも受け入れていかないといけないなと思いましたが、でも個人的な希望としては最後に少し光が見えるエンディングを迎えて欲しかったです。
満足度★★★
いい感じだけど消化不良
個々のエピソードはとても心に響いたり面白かったりするのだが、全体像としての作品の意図がいまいちつかめなかった。質はいいのに消化不良気味。しばらく咀嚼が必要かもしれない。
満足度★★★★
初演より
重さが緩和されたように感じました。
前回では、ついつい気になってしまった(ストーリーから外れてる人の)着替えてる姿が、照明の具合で気にならずによかったです。
生演奏もいい感じでしたが、最初にわざと間違えるところがいまひとつ解りにくかったです。
満足度★★★★★
再演ですごい進化した105分
再演、なおかつ、新演出でエレベーターも使う、横型舞台。ひとりの女性の生き方という表現で進化した、館そらみさんは、すごい奇才でしたし、再々演も待ちどおしいです。
満足度★★★★
「進化した」印象
事前情報通り話が変わっていたようだが、それよりも今回の会場を活かし「進化した」印象が強い。(初演にしても再演にしてもそもそも一番印象深いのはあの独特な(?)手法だし)
それで思ったのは、アウトラインだけを保ち、挿話を時勢に合わせ、装置・演出を会場を活かしたものにしてゆけば今後も演を重ね続けられるのではないかということ。是非そうして頂きたい!
満足度★★★★
今年、初観劇
「ガレキの太鼓」は初見。主人公の少女の危うさがたまらない感じ・・・独創的な演出でしたが、ストーリーに引き込まれました。舘そらみさんは、人間の孤独を描くのが上手いヒトなのかな・・・これから他の作品も観てみたいと思いました。
満足度★★★★
トラウマ
幼いころに兄の自殺未遂を経験した衝撃が大人になっても薄れることはなく、何かにつけて記憶が蘇ってしまうさまは観ていて痛々しかった。終幕にかけての主人公の行動は見ている観客にとっても衝撃でり、心に重くのしかかったが、演出効果は秀逸で役者の演技力も見事だった。脚本も素晴らしい。
満足度★★★★★
初演とは違った衝撃
初日を拝見。
初演も観ていて・・・。
比べると、特に前半の混沌がクリアになって
物語に広がりと客観性が生まれた印象。
その分、作品により普遍的なニュアンスが
生まれたように感じました。
満足度★★★
面倒くささ
独創的な演出でクルクル変わる衣装が楽しい、こうしたパフォーマンスをやりきる役者も演出家もすごいなーと思う。ただ、個人的にはせっかくの物語への意識が分散されるような見え方がして、勿体ない感じでした。物語はとても共感、この面倒くささが人間だなぁと思いました。
満足度★★★★
初演の時ほどの衝撃はなかったが
たぶん見る側もかなり冷静に見れたせいだと思う。
これから見る方は後方の席をおススメ。可動式の舞台も気にならず、上の方の芝居も良く見れる。
6日の日の夜の部のあとに鏡開きがあったが、えっと~、ちょっとさみしかったので、差し入れする方は花より樽酒を!でも、お酒はおいしかった。
満足度★★★
ある女性の半生
トラウマを抱えた平凡な女性の半生を描き、重い後味が残る作品でした。現在時制で語る主人公1人以外の7人の役者も入れ替わり立ち代わりで主人公を演じ、衣装および美術として大量の服が使われていたのが印象的でした。
舞台上手に置かれたパイプ椅子に座る女性が幼い頃から現在までの家族や友人との関係を語り、その様子が場面毎に役者を変えながら再現され、次第に自分のトラウマを見い出していく物語で、悪気はないのに人間関係が良くない方向へ進んで行く人生が痛々しかったです。
ラックに掛けられた大量の服を場面毎に着替え、床に巻き散らしていくのがビジュアル的に印象的でした。しかし、服を着替えて時間の推移を表す手法が一番効果的に使われていたのが、中心的な筋からは少し離れたシーンだったので、もったいなく感じました。
アゴラ劇場の構造を上手く使った演出が良かったです。中央に設置された可動式のステージは、その大きさに見合う程の効果が感じられず、むしろ視界を遮ってしまうデメリットの方が大きいと思いました。