吐くほどに眠る 公演情報 吐くほどに眠る」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.9
1-20件 / 41件中
  • 満足度★★★★

    再演
    初演を見逃していただけに、今回観に行けてよかった・・・過去に苦しめられるというのは一番辛い。

  • 満足度★★★★

    初演
    を観てない自分にとって、劇団代表作だという事で楽しみにしていた作品。
    なるほど、重いテーマでラストも衝撃的で考えさせられる内容。
    大量の服の着替えや主人公を代わる代わる演じる手法が印象的。
    身近な人の死について思い出し、考えてしまう。
    やはり代表作、観てよかった。

  • 満足度★★★

    重い気持ちを重いまま・・というのは
    あまり好きではないかも・・(汗

    何か過ちを犯したと思うのなら、
    「復活」のようにすべてをなげうってそれに尽くさなければ・・
    それこそ「人生の第二章」は決して始まらないのではないのかなぁ、と、思ってみたり(昨日宝塚を観たばかりなので余計にそう思ってしまう(苦笑

    そういえば以前、学生時代の友達が列車に飛び込んで自殺して、
    ・・・なんでこんなみんな簡単に死んじゃうんだろうなって思ったら悲しくなって
    葬式終わった後でふとソイツのカオ思い出して無茶苦茶悔しくなったりして
    みんなで飲みながら泣いたり(苦笑
    でも、今になってソイツのこと思い返すと・・・フシギなことに
    葬式の日の教会の上の突き抜けるように晴れ渡った青い空のことしか・・
    思い出せないんだよなぁ・・(笑

    オヤジの死もずっとそばで見ていたから余計にそう思うのだけれど、
    「死」とかいうものは自分にとっては凄く透明で、
    それは自殺であってもそうで。
    暗さというよりは明るさに近い気がしてしまう。

    自分が男だからそう思うのかもしれないけれど、
    自分が兄の立場だったら・・
    自殺で死のうが死ぬまいが・・・妹を恨んだりはしないだろうなぁ、って思ったりするんだけどねぇ。

    ・・どうなんでしょうね?(苦笑

  • 満足度★★★★★

    2回目
    1回目は客席中央で見た。何も感じなかった。
    こりっちでの高評価を見て楽日に再見。
    今度は語りをする主人公の正面で見た。
    なるほど。良い芝居でした。
    楽日だからか役者の演技も良くなっていた。
    暗い芝居だけど、こういう芝居も必要ですね。
    暗いけど、出演者が若い女の子だけだったり、笑いもあったりで少し救われてるのかな。
    語りをする女優さんの位置をもう少しセンター寄りにしても良いかも。
    でもそうすると上手端のお客さんが。。。

  • 満足度★★★

    心にズシンと。
    場面の合間に壁に用意された服に着替えていく演出が印象的でした。

    心のトラウマを描く作品として観劇後はズシンと重いものが残りました。

    目を向けられなかった真実を知って、平穏が訪れるわけでもなくそのまま終わってしまったのも切なかったです。

    パンフレットに震災が起こった今だからこそ再演を、と今回の公演になったそうです。

    ツラいことも受け入れていかないといけないなと思いましたが、でも個人的な希望としては最後に少し光が見えるエンディングを迎えて欲しかったです。

  • 満足度★★★

    いい感じだけど消化不良
    個々のエピソードはとても心に響いたり面白かったりするのだが、全体像としての作品の意図がいまいちつかめなかった。質はいいのに消化不良気味。しばらく咀嚼が必要かもしれない。

  • 満足度★★★★

    初演より
    重さが緩和されたように感じました。
    前回では、ついつい気になってしまった(ストーリーから外れてる人の)着替えてる姿が、照明の具合で気にならずによかったです。
    生演奏もいい感じでしたが、最初にわざと間違えるところがいまひとつ解りにくかったです。

  • 満足度★★★★★

    再演ですごい進化した105分
    再演、なおかつ、新演出でエレベーターも使う、横型舞台。ひとりの女性の生き方という表現で進化した、館そらみさんは、すごい奇才でしたし、再々演も待ちどおしいです。

  • 満足度★★★★

    幸せでない展開の意外性
    初演と多少変えてるとのことだが。自分はよくわからなかった。

  • 満足度★★★★

    「進化した」印象
    事前情報通り話が変わっていたようだが、それよりも今回の会場を活かし「進化した」印象が強い。(初演にしても再演にしてもそもそも一番印象深いのはあの独特な(?)手法だし)
    それで思ったのは、アウトラインだけを保ち、挿話を時勢に合わせ、装置・演出を会場を活かしたものにしてゆけば今後も演を重ね続けられるのではないかということ。是非そうして頂きたい!

  • 満足度★★★★

    今年、初観劇
    「ガレキの太鼓」は初見。主人公の少女の危うさがたまらない感じ・・・独創的な演出でしたが、ストーリーに引き込まれました。舘そらみさんは、人間の孤独を描くのが上手いヒトなのかな・・・これから他の作品も観てみたいと思いました。

  • 満足度★★★★★

    やっぱりすごい
    脚本すごい、演出すごい、演技すごい。笑って泣けて、考えさせられる。

  • 満足度★★★★

    トラウマ
    幼いころに兄の自殺未遂を経験した衝撃が大人になっても薄れることはなく、何かにつけて記憶が蘇ってしまうさまは観ていて痛々しかった。終幕にかけての主人公の行動は見ている観客にとっても衝撃でり、心に重くのしかかったが、演出効果は秀逸で役者の演技力も見事だった。脚本も素晴らしい。

  • 20120107
    (^・ェ・^)

  • 女だらけの人間讃歌
    女だらけ=男性不在。
    サイコドラマを思わせるストーリー。

    ネタバレBOX

    幸せな子ども時代を描く幕開けに、悲劇的な結末が来るんだろうなぁ…という予感。
    役者として男性は登場しないけれど、描かれるのは男性との関わりが軸になってます。

    ナオちゃんが関わる男性は、みんなやさしい。
    そしてその男性たちとはみな別れてしまう。
    憧れの兄、高校時代の恋人マエダくん、今の夫。

    憧れの兄の自殺未遂、そして家からの離別に
    自分の言動が大きく関わっていると傷つく、小6のナオちゃん。
    思春期の時代を穏やかに生き延びることは難しいことだなぁ、と。

    ナオちゃんを演じる役者は固定していなくて
    複数の役者がさまざまにナオちゃんを演じる。
    ナオちゃんはいろんな人格性格をもっていること、
    いろんな女性の中にナオちゃんがいることを示しているのかな。

    どこかで見落としたのか…、
    父親は幼少の頃しか出てきていない。
    物語の中には出てくるが、演じられる存在ではない。

    去っては行くけれども、どこかで生きている、ときどき電話でその存在を知る兄。
    兄がこの場には不在であるけれど、どこかには、いる。

    〈死なせてしまったかもしれない〉という、
    不在を招いた、中途半端な状態から
    〈殺してしまった〉という確定的な状態に移ったことを
    結末は示していたのかなぁ。

    テキストででももう一度見てみたい、と思った作品でした。
  • 満足度★★★★★

    初演とは違った衝撃
    初日を拝見。

    初演も観ていて・・・。
    比べると、特に前半の混沌がクリアになって
    物語に広がりと客観性が生まれた印象。

    その分、作品により普遍的なニュアンスが
    生まれたように感じました。

    ネタバレBOX

    初演のときにも感じたけれど、
    一人の女性の人生が
    光も影も含めて
    本当にしなやかに観る側に伝わってくる。

    幼いころの記憶、
    高校生のころのビビッドさ、
    家庭のことや友人のこと、
    さらには夫のことも含めて
    シーンごとに観る側に手渡されていきます。

    興味深いことに
    作品からやってくるものが
    初演とまったく同じかというと
    そういうわけでもなくて・・・。
    脚本には若干手が入ったようだけれど
    初演と物語の骨格が変わっているわけではない。
    でも、語り部的におかれた女性から、
    他の役者たちが紡ぐ物語を受け取る感覚が
    かなり変わったようにも感じられました。
    たぶん、それは、
    演じられる場が圧倒的に広くなり
    役者それぞれの動きがクリアに見えるようになったことや、
    シーンの重なりにノイズが減って
    彼女の人生の道程がより整理されて
    伝わってくるようになったことなどにもよるのでしょうけれど・・・。
    初演時には 役者達が交互に語る記憶が
    語り部役の女性の内から湧き上がり、
    観る側で形になっていったのに対して
    今回は、彼女の表情とともにある、
    内心にほどけ浮かぶ記憶が
    そのまま流し込まれてくるようなような感覚があって。

    功罪ということでもないのですが、
    初演のときのほうが
    場の質感や表現が混沌としていた分、
    うまくいえないけれど
    その女性が内心に抱く思いに
    よりリアルな温度を感じることができたかも。
    一方で、今回のほうが
    物語に透明度がある分、
    彼女自身の思いからの理を感じることが出来
    その分、浮かび流れていく記憶に対する
    女性の表情に
    よりゆすぶられ、引き込まれたように感じました。
    さらにいえば、
    人が生きることに流されていく必然のようなものは
    今回のほうがよりクリアに伝わって来たように思います。

    もちろん、初演にしても今回の公演にしても、
    観終わって、彼女が歩んだ半生を
    そのまま受け取ったような感覚は観る側に
    しなやかに残るわけで。
    不安感にも、高揚にも、閉塞感にも、記憶が解ける感覚にも・・・。
    作り手のこの表現だから伝わってくるものが
    間違いなくあって。
    時間を忘れて、舞台に惹かれ、
    積み上げられた女性の記憶の広がりに取り込まれて・・・。、
    終演後もしばらくその感覚にとらわれ続けた。

    もっといえば、初演と今回を見て、
    演じる役者達の色や演じ方の個性を
    作り手の表現方法が封じ込めるのではなく
    むしろ生かしていることにも気がついて。
    また、同じ作品を再び演じるということではない
    作り手の作劇の引き出しがさらに広がったような感覚もあり、
    初演と今回の両バージョンを観ることができて
    本当に良かったと思う。

    なにはともあれ、作り手のメソッドに
    再びがっつりと嵌ってしまったことに間違いはなく・・・。
    初日の観劇ということで
    作品にもっとグルーブ感が生まれる予感もあり、
    思わず再見を予定してしまったことでした。

    *** *** ***

    楽日にもう一度観ました。

    初日のちょっとしたぎこちなさが払拭されて、
    刹那がさらに豊かになっていて。

    物語を知っていることが
    さらなる舞台の新鮮さに繋がっていくことに驚き。

    この舞台の奥深さを感じました。
    (よって★もひとつ+)
















  • 満足度★★★

    面倒くささ
    独創的な演出でクルクル変わる衣装が楽しい、こうしたパフォーマンスをやりきる役者も演出家もすごいなーと思う。ただ、個人的にはせっかくの物語への意識が分散されるような見え方がして、勿体ない感じでした。物語はとても共感、この面倒くささが人間だなぁと思いました。

    ネタバレBOX



    主人公のナオが言う「本当に優しい兄」がどうして、自殺未遂をして彼女を苦しめるのだろう。「本当に優しい母」がどうして、彼女の元を一時去って苦しめるのだろう。そして何より、病の様な家族というしがらみから、どうして彼女は逃れられないのだろう。病気といったり、弱いと一蹴するのは簡単なんだけれど、ひざまずいて許しを乞う彼女を救う術はないのかなぁと思ってしまう。それは、ひっくり返して自分自身が救われたいのかも、などと自分の弱さを見透かされてるようでもあった。
  • 満足度★★★★

    初演の時ほどの衝撃はなかったが
    たぶん見る側もかなり冷静に見れたせいだと思う。

    これから見る方は後方の席をおススメ。可動式の舞台も気にならず、上の方の芝居も良く見れる。

    6日の日の夜の部のあとに鏡開きがあったが、えっと~、ちょっとさみしかったので、差し入れする方は花より樽酒を!でも、お酒はおいしかった。

    ネタバレBOX

    トラウマ(兄に「汚い!」と言った後に彼が自殺したという罪悪感)というものは大人になってから何かのきっかけで(この場合は老人施設での老人の自殺?)また現れるものなのか・・・高校生の時は「兄はいない」とその存在を無視していたのに。母親が兄に会わせなかった理由もよくわからない。
  • 満足度★★★

    ある女性の半生
    トラウマを抱えた平凡な女性の半生を描き、重い後味が残る作品でした。現在時制で語る主人公1人以外の7人の役者も入れ替わり立ち代わりで主人公を演じ、衣装および美術として大量の服が使われていたのが印象的でした。

    舞台上手に置かれたパイプ椅子に座る女性が幼い頃から現在までの家族や友人との関係を語り、その様子が場面毎に役者を変えながら再現され、次第に自分のトラウマを見い出していく物語で、悪気はないのに人間関係が良くない方向へ進んで行く人生が痛々しかったです。

    ラックに掛けられた大量の服を場面毎に着替え、床に巻き散らしていくのがビジュアル的に印象的でした。しかし、服を着替えて時間の推移を表す手法が一番効果的に使われていたのが、中心的な筋からは少し離れたシーンだったので、もったいなく感じました。

    アゴラ劇場の構造を上手く使った演出が良かったです。中央に設置された可動式のステージは、その大きさに見合う程の効果が感じられず、むしろ視界を遮ってしまうデメリットの方が大きいと思いました。

  • 満足度★★★★

    考えさせられた
    結構考えさせられました。
    でも結果足をはこんで良かったと思える舞台でした。
    舞台は演技だけが良ければってじゃないな。。

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